僕はこの度○○大学に入学し、新たな生活をスタートさせた。
○○大学は昔からの幼馴染で高校からの彼女でもある七海と一緒に通いたいが為に受験した大学で、ギリギリなんとか、学部こそ違うが同じ大学に合格でき、私は晴れて七海とともに大学生になったのだ。
一一一一一一一一一
七海は勉強部活も真面目で容姿も端麗、こんな僕とは不釣り合いな女の子だ。昔からの縁でも無ければ会話をする事もなかったはずなのに、そんな雲の上の存在が何故か僕の彼女である。
しかし、七海はこんな要領の悪い僕の事を昔から大切に接してくれていた。いつもそばに居ては、事あるごとに私を助けてくれた。まさに私から言えば天使とも言える存在だった。
そんな活発な彼女は大学入学後は高校から引き続いて、演劇サークルに入って日々活動に精を出し、充実した毎日を送っているみたいだった。
一方僕はというと、入学当初は講義も上手く取れずに四苦八苦している毎日だった。そして最近になってようやく慣れてきた6月に入った頭の事。
七海のサークル活動で忙しく、最近は会う機会が減っていたのだが、久々に七海と会った休日。
僕は七海をアパートに招き入れ、お茶を飲みながら他愛もない話をしていた。
話に花も咲き、時間も過ぎていくと窓の外も暗くなってきた。
「ねぇ、七海。久しぶりに、その……。」
やはり僕も男なので、そういう気分になる時もあるわけで。恥ずかしさを隠すように顔を背けながらそう言うと、察してくれたのか、笑顔を浮かべた七海は僕の手を取り受け入れてくれた。
そして、しばらくお互いの温もりを感じ合い、流れるようにベッドへ入るのだった。
七海は昔からセックスがあまり好きではなく、本人曰く「濡れない、セックスの気持ち良いが分からない。」とよく話ていた。
そんな行為の中、
「…………あれ?…………えっ!?七海、今日は凄く濡れてるよ?」
普段とは有り得ないほどの濡れ方で僕は驚いた。
「えっ!?な、なんか今日凄く感じちゃって。久々だからかなぁ。」
七海も顔を背けて顔を赤くしていた。
「そうなんだ!じゃあ、僕も頑張るね!」
「うん。期待してる……」
七海の始めての相手は僕だった。高校2年の夏の事だった。初行為に際しては僕自身で色々な雑誌から知識を勉強して挑んだものだが……七海が濡れる事はなかった。
雑誌には若い時は性感を知覚する器官が成長しきっておらず[濡れない、感じない事など良くある事]とそう言う物だと理解していた。
しかし、以降のこれまでの行為でも七海が濡れる事や声を出したりする事はなく、挿入の際はローションを使用することが恒例となっていた。
僕自身は七海との性行為はどんな形であれ幸せな事だったが、七海はセックスを嫌がっているのでは無いだろうか?優しい七海の事だから無理して合わせてくれているのではないか?と心底心配だった。
そんな中での今日の七海の性行為に対する積極的な姿勢や濡れ方は過去からは考えられない事態と言っても良いのだが、僕はそんな七海の光景が嬉しくて仕方なかった。
と、そうして行為を終え、お互いに裸のままベッドの中で抱き合う形で横になり、僕は幸せな時間を堪能した。
七海は同じように幸せだと思ってくれているだろうか?僕はそんなことを考えていた……。
すると突然、七海が口を開く。
「ねぇ、将吾?あのね、私たち、もぅ別れようか?」
七海は急に、目に涙をいっぱいに溜めて僕に話てきた。
「どうしたの急に?」
「うぅん。何でだろう?もぅ私、将吾と一緒に居れないよ。」
ポロポロと溜めた涙が溢れ出す。
僕はあまりに突然の事で何がどうなっているのかも分からないまま混乱する。
「そんな……納得出来るわけない!理由を説明してくれよ?」
僕は自分の中で混乱する気持ちを押し殺し、泣きじゃくる七海に声を掛ける。
「ごめんね。本当に、ごめんなさい。」
七海はそれだけを言うと立ち上がり、服を着て帰ってしまった。
僕はただ呆然とする事しか出来ずにいた。
それから一ヵ月程経ち、七海とはあの日以来連絡が取れないまま日だけが過ぎていく。
大学で七海に会う事もあったが、周りの話だとここ最近は授業を欠席する事が日に日に増えているとの話を聞いた。
ここ数日だと七海は大学にさえ来ていないようだった。
「あの真面目な七海が学校を欠席か……」
連絡をしても、全く反応もないし七海のアパートにも姿がない。そんな日が続くと僕自身も、(もぅ七海とは元の関係には戻れないのだろう)と、無理矢理ながらも少しずつ、頭の中で七海との関係を整理し始めていた。
しかし、生活をする中でふと七海の面影を見つけてしまうと、整理していた気持ちが崩れそうになる。
胸が苦しい。辛い。
こんな気持ちになるくらいならいっそ七海の事なんて忘れてしまいたいと思うが、それでも七海への想いを大切にしたいと思う気持ちもあり、感情の矛盾のなかで苦しみが続くまま、どうにもできない自分がいる。
僕は、七海に会いたくて会いたくてもぅ堪らなかった。
そんなある日、未だにサークルに入れないままでいた僕の元にサークル勧誘のチラシが配られた。
『○○大学動画同好会』
その名前を見た瞬間にハッとした。
通称動同会はTik○okやInstag○am、Twit○erなどの個人動画から、演劇会と共同活動での短編映画作成まで幅広く活動を行なっているらしい。
そんな七海は演劇会に所属していたが「今度短編映画を作成するとの事で動同会にお世話になっている。」と言っていたのをふと思い出した。
僕はそのチラシを手に取り、勢いよく駆け出した。
そして、その足で動同会の活動教室の戸を叩いた。
「あ、えっと。どなたですか?」
中からはスラッと容姿の整った、七海に負けず劣らずの美人が現れた。
「あ、す、すみません。このサークルでお世話になった1年で、○○七海さんって……」
「あぁ、もしかして七海ちゃんの彼氏くん?話には聞いてたよ!私は2年の○○美穂。で、どうしたの?」
どうやら七海の事を知っている先輩のようだ。
僕は大きく息をつくと、良かった。と少し安心する。
「はい。実は七海さんについて聞きたい事があって来たんですけど、七海さんは最近来てないですかね?」
「うん。もぅ一週間ほど来てないかな。たしか、将吾くんだっけ?」
「はい。そうです。七海さんの居場所とか知りませんか?電話にも出なくて心配で。」
「そうだよね。私も心配だよ。七海ちゃんったら撮影の途中だったのに……。まぁ、また七海ちゃんに会ったら伝えておくね。それと、良ければ私の連絡先教えとくよ?」
僕は七海の事を聞くと、早速美穂先輩に連絡先の交換をしてもらい、七海の事をお願いした。
「近々連絡入れるから、よろしくね!」
美穂先輩に相談できて良かった!
これで七海の事が少しでも分かるかもしれない。
僕はそんな期待に胸を膨らませていた。
それから数日後、美穂先輩から連絡があった。
「七海ちゃんが昨日撮影に来ていたみたいだよ!動画も撮り終えたみたいで、動同会には顔を出さなくなるかも。あと、会って話したい事があるんだけど。」
僕はすぐに美穂先輩に礼を言うと、すぐさま美穂先輩のいる活動教室へと向かった。
「ごめんね。急に呼び出しちゃって。」
「七海が撮影に来てたんですね!?」
「うん。そうなんだけど。」
何か言いにくそうに美穂先輩が言葉を濁す。
「ん?何かあったんですか?」
「えっと……将吾くんのこと伝えたんだけど、会いたく無いし関わらないでって。」
「そ、そんな……」
「あと、大学も辞めるみたいよ?」
僕は目の前が真っ暗になり、その場に倒れ込んだ。
七海に嫌われてしまった。
あの真面目な七海がなぜ大学を?
僕はショックを隠しきれずにいた。
そんな様子を察したのか、美穂先輩が優しく声をかけてくれた。
「七海ちゃんは、きっと何か事情があるのよ。せっかく心の整理をつけてきたんでしょ?。」
「はい。そうですね。」
僕は力なく、その場にしゃがみ込んでしまう。
「大丈夫よ。七海ちゃんがもし大学を辞めても、楽しいことなんていくらでもあるわよ。ほら、元気を出しなさい!」
美穂先輩の励ましの言葉に涙が溢れる。
「ありがとうございます。ここ最近ずっとツラくて……。」
僕は泣きそうになるのを必死に抑えながら答えた。
「七海ちゃんの事は、少しずつ忘れると良いわ。ツラい時は私に言いなさい。相談に乗るからね?」
「はい。本当に、ありがとうございます。」
私は立ち上がって深く頭を下げた。
「また連絡するわ。今日はゆっくり休みなさい。」
「はい。失礼します。」
美穂先輩に挨拶すると、僕はその場を離れた。
帰り道、七海の事を考える。
(七海、どうしてなんだろう。)
七海の事を思い出すとやはり胸が苦しくなった。
それからしばらくしたある日、美穂先輩から連絡が入った。
「今日、少し良いかな?どこか二人で会いたいんだけど。将吾くんのアパート良いかな?」
美穂先輩の声が以前とは比べものにならないくらいに暗く、なんだか不安に感じた。
「はぃ。僕は大丈夫ですが、先輩の方は大丈夫なんですか?」
「うん。大丈夫。色々あってね。」
僕はとりあえず美穂先輩にアパートの場所を伝え美穂先輩を迎えいれた。
「適当に座ってください。今お茶用意するので。」
「あ、お構い無く。それで、七海ちゃんの事なんだけど……。」
「はい。」
美穂先輩は暗い表情で口を開いた。
「実は七海ちゃんが動同会のメンバーと関係を持っているたいなの。」
「え?どういう事ですか?」
僕は美穂先輩の話を聞いて混乱していた。
「だから、七海ちゃんがメンバーと肉体関係を持っていて、大学を辞めたのはそのせいみたいなところなの。」
美穂先輩は僕の反応を見ながら話を続ける。
「七海ちゃんのその相手が、私の彼氏。4年生の秋山って言うんだけど。」
「七海が……そんな……。」
「七海ちゃんは、もう完全に壊れてる。」
僕の中で何かが崩れていくような気がした。
「でも、七海の相手って美穂先輩の彼氏ですよね?美穂先輩は…。」
「ううん。違うの。私の彼氏って言うか一方的に私が好きなだけで……。秋山は次々に女の子に手をだすタイプで。」
「そんな奴と七海が!?」
僕は驚きを隠せなかった。
あの真面目な七海に限ってそんなはずは無い。しかし、秋山先輩との関係が
原因で僕と別れた。美穂先輩は一体どんな思いで僕にこの話をしているんだ?
「ごめんなさい。将吾くんにこんな話して。七海ちゃんのことこんな結果で……」
美穂先輩は涙を流しながら話してくれた。
「美穂先輩……泣かないで下さい。美穂先輩だってツライはずなのに。」
僕は美穂先輩の背中をさすりながら慰めることしかできなかった。
しばらくして落ち着いたのか、美穂先輩は涙を拭き取り笑顔で僕に向き返る。
急に美穂先輩の綺麗な顔が僕の方に向いた事に動揺してしまった。
「将吾くん、ありがとう。私になんて優しくしてくれて。」
「いえ……そんな……」
僕は照れてしまい顔を背ける。
「ふぅ。じゃぁ将吾くん、私がお礼に一つ良いことしてあげる。」
「はい?」
どことなく艶っぽい表情の美穂先輩がゆっくりと僕に近付いてくる。そして僕の唇に柔らかい感触を感じた。
それは一瞬の出来事だったが、とても長く感じられた。
(え?何が起きた?)
頭がパニックになる。
美穂先輩の顔を見るとますます色っぽい表情で僕を見る。
「将吾くん、七海ちゃんのこと忘れさせてあげようと思ったけど……どうする?もっとしたい?」
僕は言葉が出なかった。ただ呆然と立ち尽くしてしまう。
「あれ?返答が無いのは、肯定とみなすよ?」
美穂先輩が更に一歩踏み込んで来る。
「えっ!?み、美穂せん、ぱい?」
僕は美穂先輩から視線を外せない。
「フッフーン♪将吾くんは、可愛いねー。七海ちゃんもこんな風にしてくれたのかな?」
美穂先輩の手が伸びてきて僕の頬に触れる。僕はされるがままになっていた。
「ねぇ、七海ちゃんのこと忘れて、このまま私と……。」
美穂先輩がどんどん迫ってくる。僕は動けずにいた。
「じゃあもう一度キスから。今度はじっくり……」
美穂先輩の甘い香水の匂いと、優しい言葉に酔わされる。
美穂先輩はゆっくり唇を僕に被せてきた。柔らかくて温かい。
「んっ……ちゅく……。将吾くん、舌出して?」
僕は言われるままに舌を出す。すると美穂先輩は僕の舌に自分のそれを絡ませてくる。
「はむ……。じゅる……。」
美穂先輩の吐息が耳にかかる。
こんな濃厚なキスは七海ともした事がなかった。僕は抵抗もできず、その甘いキスに夢中になっていた。
「んっ、ぷはぁ。将吾くん、私のこと好きになってくれた?」
「え?いや…その…。」
「もう!素直じゃないなぁ……。まあ、これからだよ。これから……。」
美穂先輩はそう言うと再び身体を密着させその温もりを全身に伝えてくる。「えっと、その……先輩?え?」
「さぁ、七海ちゃんを忘れて、私と楽しみましょう?」
美穂先輩は僕に馬乗りになると僕の服を手際よく脱がしていく。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「いいじゃん別に。お互い初めて同士でもないんだしさ。大丈夫。ちゃんと気持ち良くしてあげるから……。」
美穂先輩は妖しく微笑む。僕は身動きが取れず為すがままだった。
「あれ?なんだか硬いものが……。まさか将吾くん、嫌そうにして本当は期待してるの?」
僕は恥ずかしくなり顔を背けた。
「へぇ〜、そうなんだぁ。でも、これで良いんだよ。七海ちゃんも今頃秋山とヤッてるよ。」
「そんな事……。」
「あるかもね。だって、七海ちゃん不感症だったんでしょ?それって、秋山とのセックスで感じちゃった自分が許せなかったんじゃない?だから、将吾くんと別れたんでしょ。」
僕は美穂先輩の言葉を聞いて、何も言えなかった。確かに七海は不感症で悩んでいると言っていた。それが秋山先輩と関係を持った事で、性行為に感じてしまった自分に対する怒りだとしたら……
「将吾くん、七海ちゃんの事なんか忘れて私だけを見て?七海ちゃんの分まで私が愛してあげるから。」
「え?そんな……、でも、僕は。」
するとその時美穂先輩のスマホが鳴る。美穂先輩は面倒くさそうに電話に出る。
「もしもし……。あー、はい。わかりましたよ。連れて行けば良いんでしょう?はいはい。行けばいいんでしょう。」
ブチッ!!と話終えるかどうかのところで通話を切る。
「将吾くん、七海ちゃんに会いたい?」
美穂先輩が僕の目を真っ直ぐ見つめながら問いかけてくる。
「はい……会いたいです……。」
「じゃあ、ついて来て?」
美穂先輩は立ち上がると僕に手を差し伸べる。
「あの、どこにですか?」
「動同会の活動教室。あの頃の七海ちゃんにも会えるし、今の七海ちゃんにも会える。」
「どういう意味ですか?」
「すぐにわかるよ。ほら、早く立って。行くよ!」
美穂先輩は僕を引っ張るように立たせると、そのまま手を繋ぎ歩き出す。
僕は訳がわからなかったが、とりあえずついていく事にした。
大学までタクシーであっという間だ。美穂先輩が運転手さんに行き先を告げると、車は走り出した。
「将吾くん、私ね……。」
車の中で美穂先輩は何かを言いかけて、止めた。
そして、しばらく沈黙の時間が続く。
「着きましたよ。」
運転手さんの声で我に帰る。
美穂先輩とタクシーを降りると、僕は一目散に動同会の教室へ向かった。
夜の学舎は不気味な雰囲気が強い。
これから何が待ち受けているのか、息を整えて、扉を開ける。
が、そこには人は居なかった。
机に置かれていたのは3枚のDVD。
美穂先輩を見ると暗い表情のままで僕を見つめていた。
「そのDVDの中に七海ちゃんが居るわ。あまり見るのはおすすめしないけど、どうしても会いたいなら……。」
美穂先輩はそう伝えると、近くにあった椅子に座り、そのままスマホを触り始めた。
僕は美穂先輩に言われた通り、DVDを手に取ると動同会のデッキのスイッチを入れる。
美穂先輩が声を掛けてくる。
「本当に見るの?後悔しない?」
「はい……。大丈夫です。」
僕は覚悟を決めて、再生ボタンを押す。
一一一一一一一一
画面には、裸のままベッドの上に大の字で横たわる七海の姿が映っていた。
「いやぁ、七海ちゃんって本当に可愛いよねぇ。しっかり演劇の練習しないと、撮影が長引いちゃうよ?」
カメラを持っているのは誰なのだろぅ。ベッドがしっかりと写る様に、七海に声を掛けながらカメラを設置すると、画面に男が現れた。
「もぅ、嫌だ……帰してください。」
七海の手足を良く見るとベッドの四方にロープで縛られているようだった。
「や、やめろ!」
僕は意味もなく声を出した。画面の中の男は七海に近づくと胸を揉み始める。
「七海ちゃん、今まで何人と経験したの?綺麗な身体だけど、感度はどうかなぁ?」
「いやっ!嫌ぁぁ!!やだっ!将吾!助けて!」
七海はガタガタと手足を動かそうとするがロープがピンっと張るばかりで全く動けない様だ。
「ん?将吾?彼氏の事かな?じゃあ彼氏には人質になってもらおうかな。」
男は七海の胸を揉みしだきながら話を続ける。
「動同会って結構繋がりが広いからさぁ…。彼氏くんなんてすぐに大学に居られなくなるかもね。」
カメラが切り替わると七海は涙を浮かべながら顔をイヤイヤと振っている。「お願いします。もう、許してください……。」
「いいじゃん、別に減るもんじゃないし。それに、七海ちゃんの事を好きな男が一人増えて、彼氏くんも喜ぶと思うよ。」
「なに言ってるの!秋山先輩、こんな人だなんて思わななった……」
この秋山ってやつが美穂先輩の彼氏だって言ってた人か。
「あーあ、また将吾くんの話?まあ良いか。ほら、質問に答えないと、将吾くんどうなるかな?」
僕はただただ画面を見ているしかなかった。
「わかりました……。だから、将吾だけは……、」
「わかれば良いんだよ。じゃあ、まずは経験人数を教えてくれるかな?」
「くっ……。そ、それは……言わなくてはダメですか?」
「次いらない事言ったら……。」
「ごめんなさいっ!一人っ!一人だけです。」
「解りゃ良いんだよ。初体験の場所と年は?」
「高校2年の時に、彼氏の家で。」
「ふーん。じゃあ、次はオナニーの回数教えてくれる?」
「月に1回、するかしないか。」
秋山は質問の最中もずっと胸を揉み続けている。七海は何の反応も無く、質問に答え始めた。
「えー。少ないね。でも、七海ちゃんは感じにくいみたいだよね?」
「はい……。そうです。」
「じゃあさ、俺がいっぱい気持ちよくしてあげるから、これからは毎日オナニーしようね。」
「いやっ!そんなのイヤです!」
七海は涙を堪えて秋山に向き合っています。
「じゃあゲームをしようか。このエッチで七海ちゃんがイカずに我慢できたら七海ちゃんの勝ち。もう俺は七海ちゃんにも将吾くんにも手は出さない。そのかわり、七海ちゃんがイッちゃったら、次回も俺とセックスだ。」
「はい……。わかりました。約束、してくださいね。」
「よし、じゃあ早速始めようか。」
「はい……。」
画面を見ながら美穂先輩が言う。
「秋山先輩は毎回そうよ。こんな手口で女の子を堕としていく。七海ちゃんも、逃げられないわ。」
僕は言葉が出なかった。七海の身体が心配だった、七海は僕との行為では濡れることも無かったからきっとこのゲームも大丈夫。
微かに、そんな甘い考えがあった。
しかし、七海が犯されているこの現実は、僕に重くのしかかってくる。
「じゃあ、最初はキスからだね。」
「はいっ……。」
七海の顔に秋山が近づき、二人の唇がくっつく。
七海は縛られたまま身動きも取れず、抵抗も辞めている。
「んちゅ……、れろぉ……。」
七海の舌と秋山の舌が激しく絡み合う。七海の目からは大粒の涙が流れ出していた。
「うぅ……、ひぐっ……。」
「泣いているのかい?七海ちゃん。今からもっと凄い事するのに、大丈夫?」
七海は秋山によって身体も心も拘束されている。抵抗すると僕の身に危険が及ぶ。優しく真面目な七海だからこそ、抵抗はしないのだろう。
「じゃあ今度は乳首いこうかなぁ。」
秋山は胸を揉んでいた手つきを少し変え、触るか触らないかのいやらしい手つきで乳首周辺を掠める。
「あっ……やだっ……。」
七海の口から少しだけ喘ぎ声が漏れた気がした。そして、秋山の手はついに胸の中心へと向かっていく。
「ああぁ……。いやっ!」
七海の声が部屋中に響き渡る。
「じゃあ、まずは舐めちゃおうかな。」
「んむっ!?」
秋山は七海の胸に吸い付いくといやらしい音を立ててその突起を舐め上げる。
「いやぁ……。やめてっ……。」
七海はあまりの嫌悪感に身をよじるが、縄がピンっと張るだけで全く意味が無いようだ。
「おっぱい美味しいよぉ。七海ちゃんの胸って意外と大きいんだね。彼氏くんにも見せてあげたいなぁ。」
「そんなこと言わないで……。お願いします。」
七海はプルプルと身体を震わせて秋山の攻めに耐えている。
張りのある白い胸は秋山に揉みしだかれて、赤く色づいてしまっている。
僕はそんな乱暴に扱ったりしない……。
「じゃあ次はこっちだな。」
反対側の胸も同じように刺激される。七海は必死に耐えるように歯を食いしばっている。
「七海ちゃん、感じにくいって本当?おっぱい、すごく気持ちよさそうに見えるんだけど……」
「そんなことありません……。早く終わらせてください……。」
七海は虚勢をはるが、秋山にはバレバレのようで、秋山はニヤリと笑う。
「へぇ……。じゃあ確かめさせて貰おうかな?」
そう言うと秋山は七海に顔を近づけていく。
「いやっ!やだっ!やめてっ!」
「唇をしっかりと閉じておくんだよ?感じてないなら、唇開いたりしないからね。」
そう言うと秋山は七海にキスをする。
それと同時に胸に刺激を与えていくと、七海はビクンッと身体を跳ねさせる。
「んっ!ふぅっ!」
息継ぎができないのか苦しそうな表情で耐え続けるが、次第に顔は赤くなり、目もトロンとしてきていた。
胸の刺激に負けて七海は息を漏らす。
その間に秋山の舌が潜り込むと舌を絡ませながら再びの胸の刺激で七海は声が漏れてしまっていた。
「んふぁっ、ぁんふっ」
明らかにその声は快感からくる嬌声に聞こえる。
秋山は七海の乳房の突起をカリカリと爪先で刺激しながら舌の出し入れを続ける。
七海の身体が時折ピクンと痙攣する様な動きがあるが、やはり感じているのだろうか。
「あぁ…ふぅんっ…だめっぅっ……。」
キスが続けば続くほど、七海のそれは明らかに快感を堪える声に変わっていく。
秋山がさらに強く乳首をつまんで引っ張ると、七海はビクンッと一際大きく身体を痙攣させた。
「んふっんっ!!」
七海は涙を流しながら秋山の愛撫とキスを受け止める。
秋山の手の動きが止まり、唇が離れると、七海の呼吸が激しく乱れ始めた。
「ハァ……、ハァ……、フゥ……。」
荒い息遣いで七海は必死に酸素を取り込もうとしている。
秋山が手を離すと、七海の胸はブルンと揺れた。
「ずいぶんと感じてたんじゃないの?」
「そんなこと、ない……です。」
明らかに七海の顔は困惑している。
僕からの愛撫では感じた事のない快感に戸惑っているのだろうか。
「まぁ、まだ始まったばかりだからね。」
そう言うと秋山は七海の隣に横たわり、再びその胸に手を這わせる。
七海は視線を胸元に向けて、次は何をされるのかと不安そうな表情を見せる。
手足の自由が効かない事もまた快感を高めているのかもしれない。
「じゃあ今度は胸を揉みながら……ここ、舐めちゃうよ?」
「えっ!?そんなところ、汚いっ!」
七海が悲鳴を上げるが、秋山はお構いなしに七海の脇に舌を這わせる。
「んっ!あぁっ!」
その瞬間、七海の身体が大きく仰け反る。
僕はその光景を見て、怒りと興奮が抑えられなくなる。
「七海ちゃんの腋って綺麗だよね……。こんなに汗かいてるのに全然臭くないし……。」
「やめてっ!!そんな所、舐めないでくださいっ!」
七海は涙を浮かべて懇願するが、秋山は容赦なく腋に吸い付き、舌を這わせていく。手は乳房を搾り上げるように揉みしだく。
「あぁ……ぁあっ。」
七海は抵抗する事もできずにただされるがままになっている。
時折ピクンピクンと七海の白い身体が電気を通されたかの様に小刻みに跳ねている。
秋山は指先を使って七海の胸の突起を弄ぶ。
「ひぃっ!いゃっ、あぁぁ!」
その度に七海は大きく身体を震わせる。
「どう?感じるようになってきた?」
秋山が耳元で囁きかけると、七海はビクッと身体を強張らせた。
「感じてなんか、ないっ!」
必死で気持ちを持ちこたえる七海も、既に披露しきっているのは目に見えて明らかだった。
(七海、僕のせいでそんな目に遭ってごめんよ。)
何も知らず、何も出来なかった自分が悔しかった。
この3枚のDVDの中には、このまま七海が秋山の彼氏になるまでの様子が写されているのだろう。
僕は、ふと虚しくなり後ろを振り返った。
そこにはまだ美穂先輩が居た。彼女は無表情のままこちらを眺めていたが、僕の目線に気がつくと微笑んだ。
その笑みが、妙に恐ろしく感じた。
彼女の笑顔が、まるで悪魔のように思えたのだ。
僕の股間がビクリと反応する。
その事に気がついて、僕は慌てて前を向いた。
すると画面では秋山は七海の太ももの間に手を伸ばしていた。
「ふふ、イヤでイヤで仕方がないかな?それとも気持ち良いのを認めたくないか。」
「ち、違います……。」
「素直じゃないなぁ……まぁ、そういう子は可愛いくて好きだけどね。」
秋山はニヤニヤと笑うと七海の胸と秘部の湿りを交互に愛撫していく。
「んっ……ふぅ……。」
「ほら、声我慢しないでも大丈夫だよ?」
秋山は簡単に七海を追い込んでいく。
「……っ!!」
七海は必死に口を閉じているが、その顔は真っ赤に染まっていてまさに限界を迎えようと苦しそうだ。
そして秋山の指先が陰核に触れた時、遂に七海の口からハッキリとした喘ぎ声が漏れ出した。
「ああぁ……んっ!だめぇっ!」
「おぉ、ここが良いんだ?」
「そこっ……だめぁ、ああっ!」
ここにきて、初めて七海は喘ぎ声と言える声を発していた。
僕との行為では発することの無かった声が、秋山の前で曝け出された。
「まさか、イキそうなんじゃない?」
「そっ……そんなこと、ないっ!」
「いいんだよ?無理しなくっても。」
秋山は更に激しく七海の敏感な部分を攻め立てていく。
七海の身体はもう秋山に触られ続けて陥落寸前なのだろう。
七海も初めての快感に戸惑いが隠せない様子だった。
「ダメっ!あぁっ!いやっ!やめっ!!」
身体がビクビクと跳ね上がる。
七海の秘部からは秋山の指に合わせて、湿った音がハッキリ聞こえ始めていた。
「うわぁ、凄い音だねぇ……。聞こえる?これ全部七海ちゃんのお汁の音なんだからね。」
「い、言わないでっ!やだっ、」
「もっと焦らしてあげようと思ってたのに、我慢出来なくて触っちゃったよぉ。」
部屋中にぴちゃぴちゃくちゅくちゅと水っぽい音が響く。
「いやっ、いやっ、あぁっ!」
七海は顔を真っ赤にして目を瞑り、必死に首を横に振っている。
だが秋山はそんな七海に構わずに、より一層責め立てた。
「ははぁっ。これで不感症だなんて笑わせてくれるね。」
一度快楽を見つけてしまった身体はこんなにも素直なのだろうか。
僕は七海を見ながら、その綺麗で美しい姿が未知の快楽に汚れていく様に、異様な興奮を覚えていた。
秋山はここまでひたすらに七海の乳首を刺激していたにも関わらず、いつの間にか乳輪の周りをコソコソと円を描きながら刺激しているだけになっており、七海はピクピクと切なそうに自身の胸元に視線をやる。
その間も秘部の割れ目に沿わせた指はぴっちゃぴっちゃと卑猥な音を立てさされており、七海の思考力を削っていく。
「はっ、はっ、んっ、はぁっ、」
七海の身体は自身の呼吸に合わせて、腰元がカクカクと無意識に動いていた。
「どうしたの?気持ち良くて堪らないって感じの顔になってるけど?」
あんなに凛としていた視線はもぅ初めての快感にトロんと力を無くし、身体を這う指先と舌を追いかけては与えられる感覚に溺れそうになっている。
その証拠に秋山の問いに答える力も奪われていた。
「はっ、ぁぁっ、ぁはっ、はっ、」
七海が変えられていく。あの優しかった七海が、こんなヤツに良いようにされてしまう。
「イッたら、ちゃんとイッたって言うんだよ?」
七海の目がキッと少しの光を灯り直した。
秋山はニヤリと下卑た笑みを見せると、乳首と淫核の両方へ刺激を開始する。
「ああぁっ!?ダメっ!んっ、あっ、はぁっ、」
七海がビクンッ!と大きく跳ね上がった。
秋山が与える的確な快楽は、七海の様な性に疎い女の子には強すぎたのだ。
「ほらほら、どうかな?まだこんなのじゃ感じないのかな?」
「やだっ!もうっ、んくっ、んぐっ!ヤダァっ!!!まだっ!!イッてっないっ!」
ガクガクと腰が揺れる七海の股からは水飛沫が散る。
秋山はニヤニヤと七海を見ながら、刺激を続ける。
「ほぅ、まだまだイカないかぁ。七海ちゃんは凄いなぁ!」
画面越しに見ていても、明らかに七海はイッている様にみえる。
七海の必死の抵抗なのだろう。秋山は更に激しく七海の敏感な部分を弄び始めた。
「やめてぇっ!ああぁあっ!!」
七海の身体が痙攣を始める。
「そろそろ限界じゃない?イク時はちゃんと言うんだよ?」
「んっ、いや、だっ!イ、イキたく、なぁっ!!」
身体が跳ね上がり、再び秘部から潮が吹き出す。
それでも秋山は手を止めずに攻め続けた。
「やめっ!もうっ、やぁっ!やぁあぁぁぁぁっ!!」
七海の身体が一際大きく跳ね上がる。
僕はそんな七海と秋山を見ながら、画面に向けて声を放つ。
「もぅ、やめてくれ……。これ以上は、見てられないよ。」
画面の中で七海がピクピクと痙攣している。再び秋山が七海に顔を近づけて確認する。
「今のはイッたんじゃない?」
秋山の言葉に、七海は身体をビクビクさせながら涙目で訴える。
「イッ、て、ない……。気持ち、よくない。」
そんな七海に秋山は笑いかける。
「嘘つくなよぉ?これだけ身体を震わせておいて、今更何言ってるんだい?」
このまま続けても、七海に勝ち目なんてない。もっと酷いことをされるだけなんだ……。
僕はそんなことを思いながらも、七海の痴態から目を離すことができなかった。
「じゃぁ仕方ない。少し方法を変えてみようかな?」
そう言いながら秋山は七海に再びの愛撫を開始する。
一度快感に浸された身体はすぐに反応し始め、七海の口から喘ぎ声が漏れ始める。
誰から見ても、明らかに快感に飲まれている七海だが、その快感を七海自身が認めることはない。
しかし、そんな七海の姿をみて、秋山は楽しげに責め立てる。
指先でクリトリスを転がしながら、膣内に挿入した中指で奥をグリっと刺激してやる。
すると七海は腰を浮かせながら、身体をビクンッと仰け反らせた。
「良い反応だねぇ。もう少しでイキそうだよね?」
抵抗出来ない七海の身体を好き放題に攻め立て、絶頂を与え続ける。
そのまま屈服させるものだと、僕は思っていた。
しかし、秋山の次の行動は僕の予想を裏切るものだった。
再び七海の呼吸が荒くなり、もうすぐ大きな痙攣が来ようかと言うその時、
秋山はピタッと愛撫の手を止めたのだ。
七海の顔が困惑する。今までとは違う感覚。一瞬助かったかと思ったようなその顔は、すぐに恐怖を察知する。
秋山は一呼吸置くと、再び愛撫を再開する。
七海の身体は動き出した指先に翻弄され、またも身体を大きく跳ね上げ、一際大きな痙攣を迎えようとしたその瞬間に、再び愛撫の手が止められる。
七海の目が大きく見開かれる。
何故?どうして?と、疑問が頭を過っているのが手に取るように分かる。
そして、再び秋山は愛撫を開始する。
今度は少し強めの刺激だった。
それに合わせて身体が跳ね上がったものの、七海の表情には苦痛の色が見えた。
恐らく、七海は気付いてしまったのだ。
秋山の狙いに。
「やだっ!もぅやだ!ぁぁあっ!!将吾!助けっ!」
七海の悲鳴がツラい。
七海が必死に抵抗している。
しかし、それは無駄な抵抗だ。
何度も繰り返される寸止めによって、七海の精神力はどんどん削られていく。
抵抗しようにも、腕は拘束され、足には力が入らない。
唯一自由な首を振って抵抗するも、秋山はその首を押さえつけて、強引にキスをする。
「んぶっ、ちゅる……ぢゅるるっ」
七海の口内を蹂躙し尽くした後、秋山は七海の耳元で囁く。
「そろそろ限界なんじゃない?もぅイキたいでしょ?イカせて下さい。って言えばイカせてあげるよ?何度でも。」
七海は小さく身体を震わせる。
秋山はそのまま七海の耳に舌を差し込む。
イヤらしい音が部屋に響き渡る。
「あっ、ぁぁあっ、だ、めっ……」
暫くそれを続けていた秋山だったが、突然七海の胸に手を伸ばす。
「どうしてほしい?」
秋山はそう言いながら、乳首を摘むと同時に、もう片方の手でクリトリスを強く刺激した。
「んぁぁあっっ!!ぃぎぃぃいっ!」
七海の身体が再び跳ね上がる。
先程までの快楽とは違った鋭い痛みを伴う快感。
それは身体の奥底から沸き上がってくる、身体を蹂躙するような暴力的な快感。
七海はもう快感に成す術がない。
「ふぁぁ、ぁぁあっ、やぁぁ、」
秋山の責めは続き、絶頂が近づくとそれを許さない焦らしの愛撫が続けられる。
クリトリスに爪を立てながら、乳房を掴み、揉み上げる。快楽が限界に近づくとゆっくり刺激を減らして絶頂を遠ざける。
それを繰り返された七海は、既に何も考えられなくなっていた。
「んぐぅ、ぅぅぁ……、ぃぁあ。」
七海の身体は汗ばみ、身体からはメスの匂いが立ち込めている。
それでもまだ足りないのか、秋山は更に激しく攻め立てる。
七海の秘所からは大量の愛液が溢れ出し、ベッドシーツに大きな染みを作っていた。
「はぁ、はぁん、んぁ、ぁは、」
秋山は指を膣に挿入し、Gスポットを刺激する。
それと同時にクリトリスに吸い付き、甘噛みする。
「ぃぎぃいいっ!!つよぃいっ!!」
その瞬間、七海は腰を浮かせて身体を大きく仰け反らせる。
その反応を見て、秋山は満足気に笑うと、再び指の動きを緩める。
絶頂の寸前で寸止めされるのを七海は何度も経験させられていた。
そして、もう身体はそれに慣れてしまっていたのだ。
七海の目は既に焦点が合っておらず、口から垂れている唾液が頬を伝い、顎を濡らす。
「ほら、早く言わないとまたイケないよ?」
秋山は七海の身体を抱き寄せ、胸の先端を口に含む。
そのまま優しく舐められると、七海は身体をビクつかせて反応する。
「ひゃぁ、ぁぁああ、んくぅうっ!!」
秋山の巧みな舌使いに、七海は喘ぎ声を抑えることができない。
そして、その隙を狙って再び乳首を強く噛まれると、また身体を大きく跳ね上げてしまう。
「じゃぁ、後は俺のを挿れて身体に聞くか。」
秋山はベルトに手をかけ、ゆっくりと外していく。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
その様子を七海は虚ろな目で見ていた。
「そんなに見つめられると照れちゃうね。」
秋山は笑いながらズボンを脱いでいく。
するとそこには、大きく膨張した肉棒が現れた。
「これが入ったら、まぁ我慢はできないんだよねぇ。」
秋山はそれを七海の顔の前に突き出す。
すると今まで静かに見ていた美穂先輩が不意に言葉を放つ。
「あれは麻薬と一緒よ。一度味わったらもう、戻れない。……私と同じ。」
僕は一瞬、美穂先輩の方に向き返るがすぐに画面の七海に視線をやった。
確かにその陰茎の大きさは僕の物を遥かに凌ぐ重圧感だった。
あんな物が七海に入るはずがない。痛みの方が先に来るのではないか?
そう思わずにいられなかった。
「ぁ、ぁぁ、、、将吾ぉ、」
七海は顔を背けているが、それは逆効果だったようで、秋山はニヤリと笑った。
まだ僕を呼んでくれている……。
心はまだ、堕ちてない。そう思いたかった。
「さぁ、そろそろ大詰めの時間だぜ。」
秋山は七海に覆い被さり、唇を重ねると、口の中に無理矢理舌を入れてきた。
歯茎や上顎をなぞられ、口内を蹂躙されていく。
「んぶぅっ!ちゅぷっ!」
秋山の舌が離れると、七海は息を整える。
七海は必死に抵抗するものの、それは無意味な抵抗だった。
「そろそろ入れるぞ。」
足の拘束を解かれたが、足には力が入らず、簡単に持ち上げられてしまう。
七海の秘所に、硬く熱いものが当てられた。
「はぁ、はぁ、だめぇ……」
「何がダメなんだ?こんなにヒクついてるじゃないか。」
秋山は一気に七海の膣内に肉棒を押し込む。
「ぁぁああっ!!!」
七海は悲鳴にも似た喘ぎ声をあげる。
それは苦痛を伴ったものではなく、快楽によるものだった。
「はははっ、さすがに入れただけではイッたらダメだぞ!」
秋山はその言葉と共に腰を奥に打ち付けたまま、ゆっくりと奥を刺激する。
子宮を直接犯すように、ゆっくりじっくりと腰を動かし七海を確実に追い込んでいく。
「んぁぁああっ!!ぁああっ!!」
七海は身体を仰け反らせ、快楽から逃れようとするが、それは叶わない。
ただただ、淡々と秋山の責めは続き、七海の膣内が痙攣し出すと動きを止めて、ひたすらに絶頂ぎりぎりを責め続ける。
「ほらほら、どうしたんだい?早く言わないとずっとこのままだよ?」
秋山の言葉も耳に入らないほど、七海の頭の中は真っ白になっていた。
僕は息を呑んで、七海の敗北間近の様子を見つめていた。
「やだぁ!もぅっやぁぁあっ!!」
もぅ七海の限界などとっくに超えているのは分かっていた。
ただ、七海ならこんなヤツに負けたりしない。そう願いたかった。
そんな僕の願いが叶うことなどは無いことも分かっていた。
しばらく動かないままの時間が過ぎると、七海から小さな声が漏れ始める
「ぁぁああ、イキ、たいぃぃ、イカせて、くださぃぃ……」
七海から、ついにその言葉が漏れた。
「何を言ってるか分からないなぁ〜。もっと大きな声ではっきりとお願いしないと聞こえないよぉ。」
秋山はわざとらしく、耳元で囁く。
「ぅぐ、うぅ、おまんこ、気持ちよくして下さいぃぃ!!」
七海は涙を流しながら懇願する。
その姿を見て、秋山は満足気に笑うと、七海の拘束を外して身体を抱き起こし対面座位の体勢にする。
そして、七海の腰を掴むと激しく七海の身体を打ち付けた。
当然、絶頂間際だった身体はすぐに、限界を超えた。
「ぁぁぁぁあ!!!イクゥウウッッッーーー!!!」
七海は身体を大きく跳ね上げ、果てた。
これだけ焦らされ続けた絶頂は七海の意識を壊すのには充分すぎるだろう。
しかし、秋山の動きは止まらず、むしろさらに加速する。
「ぁぁああ、待って、まだ、イッてるぅう!!」
七海は身体をビクビクとさせながら、秋山の背中に手を回しては、その強烈な快楽を味合わされている。
「凄いだろ?このチンポはよぉ。」
奥に届いた状態でも、まだ根元に余を持たせるほどの巨根。
みっちりと七海の秘部を押し広げ、中全体に刺激を与えるほどの太さ。
これがまさに男の名器なのだろう。
「ぁぁぁあ、凄いぃいっ!知らないっ。こんなに気持ち良いの、」
七海はまるで壊れてしまったように、秋山の腰の上を夢中で跳ねている。
卑猥な音が画面から聞こえる。
ばっちゅ、ばっちゅ、ばちゅん、ばちゅ
七海がこんなに乱れてしまうほど気持ち良いセックス。もぅ僕のことなど忘れてしまってるのだろう。
「じゃぁ出すぞ!」
「中にだすの?!えっ!?」
「ぐ、出るぞ!」
「やっ!!ぁっだめだめっ!しょうごぉぁああっ!」
中出しに対して拒否があったのは、七海の残された理性なのか。
秋山が射精すると、それに合わせるように七海も再び身体を仰け反らせた。「ははっ!これでお前も俺の女だ!」
秋山は勝ち誇ったような顔を浮かべると、七海をベッドに寝かせ、自分のものを抜く。
七海の中からは大量の精液が溢れ出てきた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
七海は完全に力尽きており、肩で息をしている。
僕はこんなに色気に満ちた七海を見るのは当然初めてだった。
行為を終えて、まだすぐにも関わらず、秋山が近づいてくるのを見て、七海は一瞬驚いたように見えたが、すぐに好奇の色に染まる。
ゆっくりとその陰茎を七海の顔前にぶら下げる。
「まさか、口でさせるつもりなのか?」
僕はふと口から言葉をこぼしてしまう。
すると美穂先輩が答える。
「将吾くんはしてもらったことないの?それに、ここからよ七海ちゃんが作り替えられていくのは。」
僕は美穂先輩の言葉が聞こえていたのか、もう分からなかった。
そして、気づいたらもうDVDは終わっていた。
涙が頬を伝い、放心したまま僕は動くこともなく、しばらくの時間が過ぎた。
美穂先輩が僕の顔を覗き込むようにして話しかけてきた。
「大丈夫?」
心配そうな表情で僕を見つめている。
「はい……すいません。ちょっと疲れちゃいました。さすがにキツいですね……。」
美穂先輩は少し笑って僕に聞いてきた。
「そうね。……これからどうするつもりなの?」
どうするつもり、か。
どうしようもないことを今目の前で見せつけられたところだが、DVDの残りを見ながらオナニーに耽るのも悪くないかもしれない。
僕は諦めてしまっていた。
心が折れてしまったのだろう。
「とりあえず、今日は帰ります。」
「そっか。じゃあ送るよ。」
「ありがとうございます。」
僕らは立ち上がり、帰る支度をする。
「ねぇ将吾君。」
「はい?」
「私としてみてよ……」
美穂先輩が僕に抱きついて唇を塞ぐ。舌を入れられて、絡み合う。
そして、僕らの夜が更けていった……。