1組の高◯生カップルがいた。彼氏の名前は優季(ゆうき)、彼女の名前は美月(みづき)。
2人はいわゆる幼馴染で、3歳の時に幼稚園で知り合った。その後同じ小学校、中学校、高校に進学し、おまけに互いの家までは徒歩3分。更には小◯生の頃は2人共同じ地元のサッカークラブに所属しており、仲は良好だ。
しかし優季には、不安、という程でもないが、少しばかり気がかりになっていることがあった。
美月はいわゆる完璧美少女。化粧など一切していないがそこらのモデルよりも可愛らしい顔立ちで、スタイルもいい。黒髪のショートボブで、母親が美容師だから髪の手入れにはかなりうるさく言われているらしい(本人は面倒臭がっているが、そのおかげで彼女の髪は凄く綺麗)。他の女子生徒とは桁違いの運動神経も持ち、小◯生時代のサッカークラブでは女子ながらエース的存在で、中学からバスケを始めるも3年では主将となり、高校のバスケ部でも同様に主将を務めている。いつも明るく誰にでも優しい、そして何より男勝りな性格で、男子からはもちろん女子にも人気だ。
一方の優季はというと、明るい性格なのは同じだが、顔は正直格好良くはないし身長も男にしては低く美月とほぼ同じ。小中高とサッカーを続けているが、ひょっとするとチームで1番下手かもしれない。運動神経は悪くはないが、美月のように周りとは桁違いという程でもない。
このように自分と美月を比較してしまい、「釣り合わないかも」「他の男に取られたら」と時々考えてしまう。ましてや美月は男友達が多く、その中には美月のことを女として好きな者もいるだろう。
もちろん美月とは長い付き合いであり、よく分かっている。「アイツはあくまで他の男子のことはただの友達としか思っていない」と。だが自分に劣等感を抱いている優季は、時々そんな事を考えてしまうのだ。
そんな考えを持っている優季は高校1年の秋頃、美月に告白した。「幼馴染としてだけでなく、恋人としても付き合ってほしい」と。美月は了承したが、距離感の様なものはあまり変わっていない様子。いつもみたいに馬鹿なことをやって笑い合い、休日には2人でサッカーをしたり、時には遊びに行ったりと、一応恋人らしいことはしている。ただそれらは告白する遥か前からも行っていたことであり、優季は恋人としての実感が湧かずにいた。
そんな優季は高校2年の6月頃、夏休みに2人で旅行へ行こうと美月に提案した。もちろん美月は快諾し、2人は某レジャー施設へ行くこととなった。
そして夏休み。地元の駅から電車を何回か乗り継ぎ、3時間ほどかけて夕方頃に目的地へと辿り着いた。そこは遊園地とプールが合体した大型レジャー施設。カップルはもちろん、家族連れや観光客等でも多く賑わう場所だった。2人はそこに併設されているホテルへ宿泊することとなった。2人用の部屋で、ベランダにジャクジー風呂まで設置されていた。部屋に入るなり2人は子供のようにはしゃいだ。
電車に揺られて疲労が溜まっていた2人は、夕飯前に入浴することにした。美月はホテルにある大浴場に入るつもりでいたが、優季は部屋のジャクジー風呂へ一緒に入りたいと思っていた。しかし勇気が出せずに、その思いを胸に閉まって傷心のまま大浴場の男湯へと足を踏み入れていった。入浴後、レストランで夕食を食べた2人は部屋へ戻り、テレビを見たりゲームをして時間を潰した。そしてあっという間に午前0時になり、2人は床についた。
翌日、午前中は遊園地で遊び午後はプールで遊ぶことにした。男女で分かれた更衣室で着替え、先にプールへやってきた優季は美月を待っていた。数分後、更衣室から水着姿で出てきた美月を見て、優季は唖然とした。普段は男勝りでガサツな美月が可愛らしい水着を着ているというギャップや、あらわになった二の腕や太ももなど、全てが魅力的だった。そして何より「布1枚隔てた先に、美月のおっぱいやマ〇コが…」といやらしいことを考えていた。幼少期は何度か美月の裸を見たことはあったが、その頃とはまるで違う。完全に女の体つきだ。あまりに優季が自分の体を凝視しているので、「恥ずかしいからあんま見んなよw」と美月は優季の頭をはたく。2人は日が暮れるまでプールで遊んだが、優季は隙あらば美月の体を横目で見ていた。
そしてレストランで夕飯を済ませた後、優季は覚悟を決めて言った。「今日は部屋にある風呂に入らね?」。美月は一瞬驚いた素振りを見せ、「え?入るって、一緒にってこと?」と聞き返す。優季が深く頷くと、美月は困惑した表情で「え~、マジか…」と顔を赤くして苦笑いを浮かべる。「頼む、俺マジで美月と一緒に入りたいんだよ」と優季は必死で懇願し、押しに負けた美月は「ん~、じゃあ一緒に入る?」と恥ずかしげに承諾。
いよいよ服を脱ぐ時。優季の胸の鼓動は次第に激しくなっていった。「やっと美月の裸が…。昔とは違う美月の体が…」と、心の中で呪文のように何度も繰り返していた。優季は自分の脱衣などそっちのけで、美月の脱衣に目を奪われていた。
Tシャツの裾を掴む美月、そのまま手を上にあげTシャツを脱いだ。続いてショートパンツも脱ぐ。するとそこには、普段の男勝りな彼女からは想像もつかないような、可愛らしいキャミソールにレースのパンツ。優季の理性は遠い彼方へと消え、背後から美月を抱きしめる。「えっ!?いやちょっと、どうしたの!?」と驚く美月。だが優季は止まらない、キャミソール越しに胸を揉み、パンツの中に手を入れてまさぐり出す。「んっ…、ちょっとマジで…」と小声で呟く美月に、「わりい、もう我慢出来ねえ」とさらに激しく体をまさぐる優季。
一通り体を触り終わった優季は、「全部脱いで」と言う。初めは驚いた様子だった美月も、「仕方ないな~」と恥じらいながらゆっくりとキャミソールを脱ぎ、ブラジャーのホックを外し、そしてパンツを下ろす。優季は目にも止まらぬ速さで美月に抱きついた。そこには夢にまで見た、美月の成長した体。胸はCカップといった所だろうか、すごく大きい訳ではないが柔らかくて綺麗な胸だ。股間に生えた毛もとても美しいと優季は感じ、幼馴染の成長を最も実感した瞬間だった。優季「すっげえ、マジでエロい…」と涙を浮かべながら美月の体を抱きしめる。美月も「バカかよ…」と呆れながらも、何処か嬉しそうな表情。
優季は両手で美月の両胸を優しく揉む。表面はすべすべでふわふわしてる、なんかマシュマロみたいだな、そう思いながら今度は乳首を指で触ると「んっ…」という可愛らしい声が。すると優季は左胸の乳首を触りつつ、右胸の乳首に舌を近づけそのまま舐める。初めて感じる快感に美月の顔は真っ赤になり、息遣いが荒くなる。
優季は美月の両胸を離すと、今度は股間に顔を近づけ「クンニしていい?」と一言。美月は「え?いや、だってまだ洗ってないし…」と言ったが、優季はその言葉を言い終わるより前に美月の股間を舐め始めた。「あ~、確かにちょっと臭えなw」とからかう。美月は「ちょっ…、マジでそんなとこ舐めるな…」と力無く呟くが、優季は無心に舐め続ける。美月は「マジで優季とエッチしてるんだ…」と心の中で思いながら、今までに無いほどの快感に身を委ねる。その快感は徐々に増してゆき、股間を舐められ乳首もいじられ、美月はついに絶頂を迎えた。「んんっ…!!」という声にならない声を上げ、力が抜けるとそのままへたり込む。
しばらくして正気を取り戻した美月は、「優季も脱いでよ」と強引に優季の服を脱がす。そこには部活のトレーニングで鍛えられた腹筋、そしてこれ以上に無いくらいに勃起した男性器が。幼少期にも見た事はあるが、その時は勃起などしていなかった上に大きくもなかった。だが今目の前にあるのは、最終段階とも呼べるほどに勃起した、15センチ以上はあるであろう男性器。美月もまた、成長した優季の裸に惹かれていた。
美月はとりあえず先端に触れると、「あっ…」と声を出す優季。美月はとにかく色々な所を触り、最終的には左手で玉の裏を触り、右手で男性器を握って上下に動かす、という体勢をとった。美月は成長した幼馴染の体に思いを馳せながら、男性器をしごいていく。優季もまた、普段自分でする時とは比べ物にならない快感に浸っていた。そして「ああっ!!やべえ!!」と叫んだ優季に驚いたのも束の間、先端の穴から何かが勢いよく発射された。発射された物を指に取り、眺める美月。「これが精子ってやつ…?」と思い、優季を見ると虚ろな目ではあはあと荒い呼吸をしていた。美月は優季を抱きしめ、「お互いイッちゃったね」と小声で呟く。正気に戻った優季も笑みを浮かべる。
優季は「ちょっと待ってて」と部屋へ戻る。浴場へ戻ってきた優季の手には、いわゆる避妊具が握られていた。「それってあれ?コンドームってやつ?」と美月が言うと、「やってもいい?」と優季が尋ねる。美月は首を縦に振り、優季は自分の男性器に避妊具を装着する。そして美月は自分の女性器を広げ、優季は入れるべき場所へと突っ込んだ。「痛っ」と美月が声を上げ、避妊具には赤い血が付いていた。「大丈夫?」と尋ねる優季に、「ゆっくりね」と美月。優季は自分の男性器を、奥へ突っ込み少し引き抜きを繰り返した。最初はゆっくりと、そして徐々にスピードを上げていく。互いに気持ちよくなっていくのを感じた。優季は先程大量に精液を出したにも拘わらず、再び出しそうになっていた。「美月、俺そろそろイクかも」と言うと、「ウチも多分もうちょっと」と答える。その後もピストン運動は続き、「あっイクかも」「ウチも」と言った2人は再び快感を得た。14年の時を経て、2人は本当の意味で1つになれたのかもしれない。
その後2人は体を洗い流し、浴槽へと浸かる。初めは恥ずかしさから無言が続いたが、次第に会話が生まれる。「俺達マジでやったんだな」「うん」「多分俺サッカー部で唯一童貞卒業したかもな」「ウチも多分そう」と、数十分前の光景を思い返し、何気なく思ったことをそのまま口に出す。
「俺さ、ずっと思ってたんだけど」
「ん?」
「なんか、俺が美月の彼氏でいいのかな、みたいな」
「はあ?」
「だって美月可愛いし、男子からすげー人気だから不安だったっつーか…」
「お前恥ずかしいからやめろって…」
美月は顔を赤らめると、続いて
「それだったら、ウチもそうだし」
「え?」
「ウチみたいにガサツで男みたいな女よりも、もっと可愛くて女の子っぽい子が良いんじゃないか、みたいに思ってた」
「いや、お前はマジで可愛いって!!そりゃガサツだし男みたいだけど、そういう所も良いんだよ。俺美月より可愛い女見たことない」
「もう分かったから、黙れよ…」
優季の頭をはたきながらも、顔を赤らめ嬉しそうな顔をする美月。そんな彼女の唇に、優季は隙を見て口付けをした。
「は!?いや、何して…」
「なんか可愛いなって」
「っ…///」
再び優季の頭をはたき、顔を真っ赤にする美月。
あれから3年が過ぎた。
優季、つまり俺は1年間の浪人を経て、某大学の文学部へと進学した。元々小説が好きだったこともあり、毎日が充実している。もちろんサッカーも続けている。
美月は昔からの夢である体育の先生を目指すため、1年前に某大学の体育系の学部へ進学した。中学高校でやっていたバスケは辞め、小◯生の頃やっていたサッカーを再び始めた。自主練はしてたとはいえ6年間のブランクが有り、さらに部活のレベルも高く、毎日お疲れの様子。しかし友達にも恵まれ同じく楽しい日々を送っているようだ。
俺が浪人したせいでなかなか会えなかったり、受かったら受かったで別々の県だし、会う機会は少なくなった(今までの距離が近すぎたというのもあるが)。それでも長期休業の際には部活の休みを見つけ、お互いの家に行って前みたいに遊び、そして夜の営みもしている。
大学を卒業して就職が落ち着いたら、結婚して子供作ろうか、なんて気が早い話をしたりもする。だが俺はあながち冗談だとは思っていないし、多分向こうもそう。結婚したら楽しいことや辛いこと、いっぱいあると思うけど、それらもひっくるめて美月とずっと一緒に居たいと思う。