近所のダンディなおじ様との大人の関係について話します。お互いに中々、会えない関係ですが、現在進行形で不倫関係が続いています。
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嵐山は素晴らしいと思う。四季の中でも秋が特に素敵。一つの視界の中に川、橋、そして紅葉に燃える山がすべて一つの絵として飛び込んでくる。青い空の中、紅葉の山並みが川面に赤色を落とす時期が最高に大好き。
川沿いに紐で繋がれた船たちは、乗り人たちを静かに待ち、川面に映る光を浴びながらユラユルと動いている。川にはもう既に何隻か船が浮かんでいる。
鵜飼で川面が火の光に輝くときとは対照的に川面が冷たく見えるのは、私が鵜飼のときの鴨川の賑やかさを知っているからね。
コロナで世の中が打ちひしがれたとき、「あの嵐山も?」と思うほど、秋ですら寂しい嵐山だったけど、昔ほどではないけど嵐山にも客足は戻りつつある。橋の上には人が溢れ、土産物屋さんの店先に集う観光客の顔にも笑顔が戻ってきてる。
晩秋の京都。久しぶりの秋の京都だった。橋の上を歩いていると、「あっ」と思うほど冷たい風に頬が赤く染まる。吐く息はまだ白くはないけど、吹き抜ける風はもう冬の香りがする。
二人は手を繋ぐこともなく、ほどよい距離をとりながら、人波をさけながら、ゆっくりと嵐山を歩く手を繋ぎたい気持ちをしっかりと押さえながら歩く。
「でも、この距離でいいの。」
他人から見たら、私たち二人はどういう関係のように映っているのだろうか…気になることはそんなことぐらい。京都にはドライブで来ることは度々あっても、京都に泊まることは初めてかな。それが嵐山だなんて…2か月前に決まってから楽しみで仕方なかった。それと、嘘ついてまで内緒にしとくのは本当にツラかったけど、パパは今日は1泊2日の社内旅行だと思ってるの。
・・・今日、京都に車で向かっている途中のことだけど、前を走る黒いベンツが途中でラブホテルに入ったのね。普段ありがちな光景だけど、目の前で見たら、なんか興奮しちゃった。あれから1時間ね。このことが会話に上がる。
「あのベンツに乗ってた二人。どういう関係なんだろうね…な~んか、気になるな…ねえ、今頃…ふふっ、すごいのかな~」
「すごいってなんだよ…美香、何、想像してんだよ…まだホテルに入って1時間だろ…そりゃ~ね…今頃、1回目のマックスでガンガンじゃないの」
「い~や、わかんないわよ…男の人が超早漏でさ~…あっ、っていう間に終わってたりして…もうベンツ、あそこにないかもよ…ここから近いから見に行ってみる?」
「どうぞ…ここで待ってますから、美香一人で見に行ってください」
「ねえ、想像してみてよ~…楽しくない?」
「美香さん…ベンツの話はもういいです…それよりかさぁ、ホテルのチェックインまで嵯峨野に行こうよ。それも人力車で行くってのはどう?」
嵐山近辺には人力車がたくさん走っている。今も目の前を日焼けしたお兄さんが引く人力車が通り過ぎって行った。人力車を引くお兄さんたちは皆日焼けしていて、特に日焼けした足の脹ら脛の筋肉の形が素敵なほど美しいと思う。
天龍寺前で何台か人力車が停まっている。私は自分好みのイケメンの引き子のお兄さんに声をかけた。
「常寂光寺まで連れていってもらえますか?」
「ありがとうございます。どのコースがいいですか?常寂光寺までの間、どこか寄りますか?」
爽やかな笑顔で話かけられる。ほどよく日焼けした顔に白い歯が光る。
「出来れば、ゆっくりと色々と連れていってください」
人力車に乗るのは初めての経験。何だかワクワクする。
「足が冷えますから、足の上に毛布かけておいてください。いいですか?行きますよ」
ふわっと身体が浮き上がる。人力車は二人を乗せてゆっくりと動き始めた。お兄さんとの会話を楽しみながら、しばらく進むと、竹林の小径に着いた。人力車専用の道路をゆっくりと進み、途中で止まる。
「ここ撮影スポットですけど、スマホでお二人の写真撮りましょうか?」
「いや、いいです。」と私はいったん断ったが、
「ありがとう。じゃあ、一枚頼むよ」と彼は自分のスマホを渡しながら、その言葉を遮った。
…ここでの写真は後で消しといてね…と耳元でそっと小声で彼に伝える。彼が渡したスマホで、私たちは人力車に乗ったまま竹林をバックに写真を撮った。
このお兄さんには、私たち二人は「良く旅行する夫婦」という設定になっている。その方が二人でいて違和感ないかな~って思う。でも、写真断ったりしたら、やっぱり不自然だよね。
「どうですか?うまく撮れてますか?」
…どれどれ…うわっ、めっちゃ素の顔してる。可愛くないな~まあ、いいわ
人力車がふわっと浮き上がり、また走り出す。
…んっ?何?
毛布の下がもぞもぞしてる。彼の手が私の太腿に触れる。パンストを通して指先の動きを感じる。彼の手に私は手を乗せる。彼の手は秋風のせいで冷たかった。
私は彼と会うときはいつも膝丈ぐらいのスカートをはく。「美香は脚が綺麗なんだから、自信をもって出したらいいよ」といつも言われる。
ベルベット生地のスカートの裾から、するりと足の間に手が割って入ってくる。グイグイと太腿の内側に圧力を感じつつ、指先が徐々に下半身の真ん中に近づいてくる。
…やだっ、こんなとこで
「ダメよ。ここじゃ。やめて…後でいっぱい触らせてあげるから…ねっ」
「えっ、何て?」
走る人力車の周りを流れる風のせいで、小さい声はかきけされる。
「だめだって…ここじゃいや…後でいっぱいできるから…ねっ…夜になったらね」
人力車のお兄さんが地獄耳でないことを祈りながら、風に負けないように少し大きめの声で彼の耳元で呟く。
「足の力…抜いてくれる」。彼の言葉に、「だめだ、こりゃ」と思いつつ、足の力を徐々に抜いていく。気づけば、「こんなに力が入っていたの?」って思うぐらい、足が軽くなっていくのがわかる。
私はもっと奥へと誘うように膝を大きく引き離す。彼の手は両足の間に滑り込み、指先がパンストの上から敏感な所をタッチしはじめる。
「どうですか?寒くないですか?奥さん、嵯峨野のこのあたりって綺麗でしょう」
「綺麗ですよね。素敵だわ。風は冷たいけど、景色が気持ちいいです」
引き子のお兄さんとの会話役は専ら私になっている。彼は前を向きつつ、指先はしっかりと私の敏感な所を探りながら、サワサワと動いている。
「ねえ、もう濡れているから…優しくして」
彼の指先が一ヵ所に止まると、そこで指先がパンストの上から窪地にヌプっと沈んでいく。沈めた指先はオマンコの割れ目にそって動いていく。
私は声を出すことを我慢しているので、声こそ出なかったが、身体はピクッと感じてしまった。身体が熱くなってくる。軽い吐息が漏れ、そして思わず瞼を閉じてしまう。私は右手を伸ばし彼の股間をタッチする。そこには隠した小刀のような形の硬い膨らみがある。ズボン越しにその膨らみ全体を手のひらで撫でる。
京都、そして人力車の上というイレギュラーな状況の中、毛布の下でお互いの性器をまさぐりあう。私にとって少しだけいい刺激になった。彼も興奮してたし。人力車の上ではここまでが精一杯。だから、お兄さんも毛布の中でエッチなことしてるとは気づいていない。
そういうことがありながら、私たちは落柿舎、常寂光寺を観光し、帰りも人力車に乗り、竹林の小径を通ってからまた天龍寺まで戻ってきた。
天龍寺前で人力車を降りる。お兄さんにお礼をいい、私たちは今夜の宿泊宿に向かって歩き出す。渡月橋を渡り、右に曲がり、川沿いを歩く。
「今夜、嵐山周辺はライトアップされるんだ。花灯路っていうんだ。夜になったら見に行こうな。」
「ふ~ん、行けるかしらね~。約束よ。」
私はその言葉にポッと胸が熱くなり、思わず笑ってしまった。