小学六年生の時、友達と大勢で海へ行った。
男子だけで行くつもりだったが、女子も二人ついてきた。その二人はHさんとKさんという名前だった。
Kさんの方は顔が残念なのでどうでもよかったが、Hさんはクラスで一番可愛い。俺はHさんと出かけられて嬉しかった。
海に着いてから水着に着替えて、みんなで遊んだ。ビーチバレーや遠泳などで散々楽しんだ後、帰るときになって問題が起きた。
更衣室もトイレも人がいっぱいで、私服に着替える場所がなかったのだ。
仕方がないので、俺たちは海水浴場の隅で着替えることにした。まあ、男子はタオルで下半身を隠せばいいだけなのであまり問題はない。大変なのは女子だった。
女子はバスタオル一枚を体に巻き、裸が見えないようにして着替えていた。あまりジロジロ見ると変態扱いされるので、俺はなるべく興味がない風を装っていた。
そんな時だった。
「キャーッ! タオル落ちそうなんだけど! キャーッ!」
と、叫び声がした。
驚いて振り向くと、Kさん(ブサイクな方)が体に巻いているタオルを押さえて必死で叫んでいた。彼女のバスタオルの結び目がほどけそうになっていた。誰も特しないハプニングだ。
どうでもいい展開だなーと思っていたら、直後にとんでもなくラッキーな出来事が起きた。
Hさん(可愛い方)がKさんのタオルを直してあげようと近づいたときのことだ。HさんはKさんの方にばかりに気を取られて、自分自身が巻いているタオルをうっかり落としてしまったのだ。
はらり、とタオルがはだけて、Hさんの白い素肌があらわになった。
ちょうど水着を全部脱いだところだったらしい。ちょっとだけ膨らんだおっぱいも、まだ毛の生えていない下半身も丸見えだった。
「えっ……? きっ、きゃあっ!?」
Hさんは可愛らしい悲鳴を上げて、その場にしゃがみ込んだ。急いでタオルを拾って体に巻き直していたが、既に大勢の人が彼女の裸を見ていた。
Kさんの叫び声のせいで注目が集まっている中だったことも、Hさんにとっては不運だったと思う。
かわいそうだと思うけれど、今でもその時のHさんの悲鳴や羞恥で赤く染まった顔を思い出すと興奮する。