今思えば家族全員少し頭おかしかった
自殺した姉ちゃんの葬式が一昨日終わったんですよ。
だから家超広く感じる。
家族は父母姉俺妹の五人だった。
妹は家族皆から溺愛されて育ったんだ。
友達もいっぱいいて、なにも不自由はしてなかったはず。
妹は順調に中学に入学したんだ。
中◯2年生の冬に妹が自殺した。
俺は全く気付けなかったんだけど、遺書見る限りいじめられてたんだそうだ。
それが学校にも伝わって、地方の新聞にちいさーく記事にもなってたよ。
妹の葬式は家族みんな大号泣だった。
葬式終わってすぐに引っ越した。
母さんがふさぎ込んじゃってどうしようもないから、俺と父さんと姉さんでしっかり支えていこうなって話になってたよ。
結局一年もせずに父さんがリタイア。
母さんとのケンカが絶えなかった。
二人がいままで見たことないくらいの大喧嘩した日があった。
その次の日の朝、リビングに血だまりと一緒に母さんが転がってた。
遺書には父さんに対する謝罪が一杯書いてあった。
後の処理が終わる頃には姉は立派なメンヘラデビューしてた。
俺の目の前でリスカしてみたり。
「お前が止めてくれないとほんとに死ぬから、だからお前はどこにもいかないでくれ」
みたいな事をひたすら言われてたな。
母さんが死んで1週間と少し過ぎたくらいか、父さんがおかしくなった。
リビングで妹の写真みて
「この子は誰だ?」
とか聞いてくるのよ。
母さん死んだ矢先に酷い冗談だと思ってさ、
「死んじゃった妹だろ」
って怒りながら言った。
「妹なんていない、母さんは旅行に行ってて今はいないけど帰ってきたら聞いてみるといい。」
「親に向かってなんだその口の聞き方は!」
とか言いながら真面目な顔で言っちゃうのね。
俺びっくりしたよ
元に戻って欲しかったけど、説得しても全部無駄だった。
そんな中で姉ちゃんに諦めなよって言われて、一気に折れた。
それからは父さんの前では妹と母さんの話題はタブーになったよ。
2年経って父さんが唐突に
「母さんを迎えにいく」
って言い出したんだ。
んで、夜中に家を出ていった。
朝になっても帰ってきた様子がなくて、その時は放っておいた。
夕方、車庫を開けたら父さんがぶら下がってた。
正直もう「またかよ」としか思えなかった。
姉ちゃんに伝えたら「長生きしたね」って言ってた。
三回目の葬式。
来てくれる親戚はもうほとんどいなかった。
でも叔父さんだけは世話を焼いてくれたんだ。
姉は絶賛ヒキニートだったからさ、俺がバイトしてるときは一人なんだよね。
その間に死なれちゃ困るわけだ。
叔父さんに事情伝えたら、
「どうせ独り身で、家に帰っても誰もいないから僕がみとくよ」
って言ってくれたわけ。
そんで鍵渡したわけよ。
それから姉ちゃんが俺にべったりになってきてた。
でも、金は大事だからってほとんど構ってられなかった。
叔父さんのいるときには安全みたいだったから叔父さんの事はかなり信頼してた。
俺がバイトで、でも叔父さんがこれない日があった。
その日、バイトから帰ったら姉も死んでたよ。
お風呂の桶が血の海。
父さんは残してなかったけど、読むのも三回目の遺書。
読んだ限り、叔父さんに色々されてたみたいだ。
で新年早々簡単な葬式してもらった。
母さんが持ってきてた妹の服とか写真とか、他にも家族思い出す物全部庭で燃やした。あやうく火事になりそうだったけど。
家は流石に燃やせないけど、引き払えたらそれがベストか。
「もうこれ以上お前に変な負担がかかるのは嫌だ。だから警察には話さないで欲しい」
って書いてあった気がするから、叔父さんに制裁のための暴力奮ってきて今日に至る。
てな訳で、今日から新しい人生でも歩んでみるわ。
長々とありがとう。
ちなみに自分は20歳で、妹死んでからここまで全部で5年程度な。
叔父は姉に色々したことを認めたよ。
全力で謝られて惨めだったから殴る蹴るの暴行を少しだけ過剰に行って終わった。
今自分はフリーター。
コンビニのバイトが一番楽でいいわ。
今はなんとなく妹に会いたい。
さて、いい感じに眠いから寝るわ。
これからはバイトしてるとこから正社員のお誘い来てるからそこでお世話になる予定です。