前回からすぐ、声優専門学校基礎科の夏休み。
一人暮らしの未成年も多く、実家に帰る生徒が半分くらいいた。
だが一部のストイックな生徒は、夏の自主公演を行う。
20分くらいの短いお芝居を、本科の先輩と合同で校内のアトリエで発表するのだ。
演出家役の先輩たちが用意した台本ごとに4チームに別れる。わかりやすいコメディの人気が高く、前衛的でエロティックな台本は全然人が集まらない。
すうはシンプルな会話劇に参加した。
「単純に見えるけど、奥深い本ですよね〜」
すうが女の先輩にくっついてそんなことを言っている。男なら即勃起だが、あまりの可愛さに女でもドギマギしてしまうようだ。
Sの野郎も同じチームに立候補していたが、真面目な先輩が睨んでいるので、いつもみたいにすうにセクハラできず、大人しくなるしかなかった。
俺はというと、音響係になった。すうを堂々とガン見する口実になる。
稽古が始まると、すうは2日後には完全に台本を頭に入れて来て、先輩たちを驚かせていた。Sは基礎の基礎もロクにできていないので困惑されていた。
問題は前衛芸術チームだ。演出の先輩は優柔不断でナヨナヨしていて何がしたいかよくわからない。
そしていきなり「後ろで踊る人が欲しい」なんて事を言い出した。
コンテンポラリーダンスというのだろうか、ただ背景で何人かの男女が揉みくちゃになりながら蠢くみたいだ。
なんだそれ……と思ったが、仕方なくそのシーンだけ他チームから2〜3人ずつ参加することになった。
「やりますよ〜」
とすうが言うや否やSも参加した。
いや、Sだけじゃなかった。すうが入ると聞いた瞬間に怖そうな先輩と、他クラスのオドオドした男子が名乗りを上げた。
とにかくぐちゃぐちゃに絡み合って、というボンヤリした指示でみんなが勝手に動き出す。
Sがすうに素早く飛びついた。
稽古では動きやすいジャージを着ている。
夏用というのもあり、すうの着ているピンクの運動服は、薄くてお尻のパン線がハッキリ見えた。ロケットおっぱいも突き出している。
「身体のラインがわかる服を着た方が、体型を気にするようになるからね〜。すう、意思弱いから〜」
そう言っていた。
そのせいで、Sと向かい合って抱き合うように密着すると、「ぐにゅ」とおっぱいが持ち上がってしまう。
Sはすうの可愛い顔をガン見しながら背中と腰に手を回し、下半身を押し付けた。
「?」
きょとん、とした顔で小首を傾げるすう。何をされているのか理解できないのか……!?
どう見ても擬似セックスだ。すうの身体をオナニーの道具にして、気持ち良くなっている。
ところが、様子を伺っていた大柄の先輩がいきなりSを弾き飛ばした。
助けに入ったんだと思ったのは一瞬だった。
その先輩が、Sと同じことを始めたのだ。いや、それ以上だった。
すうの脇の下に手を差し込む。
「すう、汗っかきだから染みて恥ずかしいよ〜」
と言っていた通り、脇汗が滲んでいるのを悟られるのが恥ずかしいのか身をよじる。
その度に、おっぱいが先輩の手に「ぐにっ、ぐにっ」とめり込んだ。
先輩はかなり身長差があるのに、上からすうの胸の谷間へと顔をうずめた。
「ふあっ……」
さすがに離れるすう。だが上半身を離したことで、下半身はこれ以上なく先輩の股間に密着した。
そのまま先輩はゴシゴシと強く股間を擦り付けた。それどころかすうの股の間に勃起を挟み込み、服の上から素股しようとしていた。
たまらず下半身を後ろに下げるすう。
胸の谷間に顔をくっつけられるのは甘んじて受け入れるつもりみたいだ。
だがそこで、あの挙動不審な他クラスのキモい男子が、突き出されたすうの大きなお尻に股間を押し付けた。
すうの安産型のお尻は割れ目がくっきりわかる。
その割れ目に沿うように、男子がフニャチンを押し付けた。
おいおい、と思ったが演出家はセンターで熱演する役者たちに釘付けで全然見ていない。
と、ここでSが男子を押し退けて、すうの背後にへばり付いた。
あまりにも全身をくっつけるもんだから、前から体重をかける先輩と一緒にすうをサンドイッチする形になった。
「えぇー……」
さすがのすうも困惑しているようだ。
どこからどう見ても囲みサンドイッチ痴漢なのに、すうはキョロキョロするばかりでほとんど抵抗しない。
男子生徒がなんとか横からすうに触れないか挑戦しているが、
先輩:すうの顔、脇、おっぱい、お腹、股間、内もも
S:すうの髪、肩、背中、腰、尻、太もも
をガッチリ覆っているので無理だ。
2人はすうの身体をゴシゴシと擦り上げる。すうが押し潰されてしまうんじゃないかと不安になるレベル。
「んっ……んっ……あんっ……んんっ」
苦しい息遣いの中に時折、喘ぎ声のようなものが混ざる。
おっぱいとお尻はグニャグニャこねくり回され、後ろからはSに尻コキ、前からは先輩に擬似素股させられている。
すうの顔は困惑しながら少し赤くなっていて、めちゃくちゃエロい。
Sと先輩の動きが速くなり、床オナするように大きくグラインドし始めた。
すうの肉布団を使った床オナだ。
「せ、先輩、苦しいです〜……あの、ごめんなさい〜、苦しいです〜っ」
前後からゴシゴシグリグリと自分の身体をオナニーの道具に使われて、それでもすうの抵抗は控えめだった。
俺はSと先輩がどこまでやるのか見守りたかったのに、別チームに呼ばれて離れなくてはいけなくなってしまった。
別チームの打ち合わせを巻きに巻いて終え、全速力ですうのいる場所に戻った。
だが遅かったようだ。その途中、更衣室に入るすうにバッタリ出くわした。
「あ、打ち合わせ終わったの〜?なんかこっちのはよくわかんない(笑)みんなでおしくらまんじゅうしてるみたい、ぎゅ〜って」
ぎゅーなんて可愛い音じゃなかったよ。ゴシゴシだったよ。「嬲」の形で、床オナされてたんだよ……。
上気した顔でバイバイと言って去っていった。なんとなく、股のところが濡れているような気がしたけれど、わからない。
入れ違いに、男子更衣室から例の先輩が出てきた。お疲れ様でしたと言う俺の挨拶を無視して帰って行った。
なんだかツン、とすえた臭いがした。
あれだけ勃起していた先輩の股間は、ジーパンの中ですっかり小さくなっていた。まるで溜まっていたものを吐き出してスッキリした、射精後のような……。
「あー、クソッ!あの先輩ムカつくよな」
Sがイライラしながら更衣室に入っていった。なんだか前かがみだな、と思ったらこちらはフル勃起したままだった。
「あいつ絶対すうのこと狙ってるぜ!自分の顔見てみろっつーんだよな、キモデブオタのくせに……」
Sはよく機嫌を損ねるのでみんな面倒くさがっているが、ここまで怒るのは珍しかった。
残念ながら、俺は翌日以降ほとんど別チームを回らなくてはならず、全然すうの事を見られなかった。
ただ最後の方は酷かった。
相変わらず先輩とSにサンドイッチ痴漢されているが、Sにお尻を触られる方が嫌なのか、すうは下半身を先輩に押し付ける形になっていた。
「お尻が大きいのコンプレックスなんだよ〜」
と困った顔で言っていたのを思い出して、なんだか俺は切なくなった。
すうから股を押し付けてもらえる先輩は興奮した顔で、おっぱいを事故に見せかけて何回も触っている。
「あっ」
と、先端を撫でられたすうが甘い吐息を吐いた。
その瞬間、先輩の股間がさらに一回り大きくなったかと思うと、もはや事故でもなんでもなく普通にすうの横乳を掴んでめちゃくちゃに股間をピストンしだした。
体勢的にすうは逃げられない。逃げようにも背後のSが「くの字」で必死に股間を突き出しているから無理だ。
「んんっ……は、あん……っ」
まるで感じているような可愛いすうの顔を間近で見つめながら、1分ほどで先輩の動きが急にスローモーションになった。
ゴシゴシ擦る動きから、ズリ……ズリ……と絞り出すような動きに変わった。
そして急速に先輩の屹立していた股間が萎んでいくのが見えた。
よく見るとジャージの股間部分がベットリと濡れている。目立たないように黒いジャージにしているのかもしれない。
対してすうのピチッとした下は、股間のところに「ねちょっ」とした粘液が糸を引いているのがハッキリ分かる。糸の先は、もちろん先輩の股間だ。
先輩はすうをモノのように扱うことですっかり自分が1番気持ち良くなれる体勢を見つけたらしい。
そしてそのせいで、恐らくSはこの期間中に射精できていない。
Sのフラストレーションが溜まり、先輩の理性は終わっていき、すうは相変わらず2人が自分で何をしているのかよく分からず困った顔をするだけ。
事態が動く発表会の夜に続きます。