翌朝、目が覚めるととっくに外は明るくなっていた。
昨晩のことを思い出すとまだちょっと興奮する。でも、なぜあめが俺にわざわざ仕掛けてきたのかは分からなかった。泊めてあげたお礼のつもりなのだろうか。
起き上がってベッドを見るとそこには誰もいなかった。くしゃくしゃな掛け布団と、まだ残る温もりからさっきまでいたのは分かる。
帰ったのか……?
そう思って立とうとしたその時、トイレの扉が開いて俺が昨日貸したパンツを片手にあめが出てきた。
「あ、えっと、おはよう」
「おはよ。パンツ……貸してくれない?昨日の精液、残ってたみたい。」
「あぁ、わりぃ」
立ち上がってタンスを開くとパンツを取った。
そして居間に移動してきたあめに手渡す。
「男物で悪いな」
「いいよ。あんたに女っ気なんて無さそうだし」
受け取って目の前で履き始めるあめから視線を逸らす。
「失礼だなおい。てかさ、昨日さ、勢いで中に出しちゃったけど、大丈夫な日だったのか?」
「……大丈夫な日も何も、まだ生理なんて来てないよ」
履き終わったであろうあめに視線を落としながら驚愕する。
「えっ、だって、お前」
「何?紛れもなく高校生だよ。17歳。来てないとなんか悪い?」
「いやいや、普通だって……」
うちの妹だって小学校高学年ぐらいの時にきて親となんだか騒いでたのに、高校生になってこないのはどうなんだ?!
「……知らないよ。私は普通じゃない。この体型見て分からない?」
一枚しか着ていない白いTシャツを上まで捲ると昨日よりもはっきり彼女の体がどのようなのか分かった。
胸こそある程度膨らんでるが、肋骨はかなり見え、お腹も痩せているというよりは痩せこけている感じだった。
そりゃもちあげてオナホみたいに扱えるわけだ。
「そう……だな。もうしまっていいよ。」
「……一日三食食べれた日なんてほぼなかった。昼に弁当食べて、夜は食べれればラッキー。そりゃ太らないし、来るものも来ないよ。」
呆れたような、何かを恨むような口調と表情で話してくれた。
一体どんな親なのか、顔を見てやりたい気分だった。そして、俺は思った以上にこの子に哀惜の念を感じてしまった。昨日会ったばかりなのに、体を重ね、今も何も分からない。
でも、今から少しずつ時間をかけて知っていきたいと昨日にはない感情を抱いていた。
多分この子は帰らない。いや、帰ろうとしないだろう。
ならせめて、何か彼女の中で決断がつく日までは普通の愛を享受してあげたい。そう思った。
俺は彼女の手をぎゅっと握る。
一瞬彼女がびくっとしたのを感じたが何かを察したのか、目がじっと合った。
「昨日は詳しく言わなかったけど、いま正式に言っておく。俺はあめを保護する。お前の気持ちが整うまでは、ここが家で、俺が保護者だ。」
はっとした顔をする。でも別段嫌そうな顔ではなく、少し顔が赤くなってるような気がした。
「………よろしく、お願いしたいです……。お願いします。」
ぎゅっとさらに強く手を握られて、深くお辞儀された。
今日は土曜日。世の人々は休みが多いわけで例にもれず俺も休みだった。
「すごい人集りだな」
部活前なんだか後なんだかわからない高校生に、子連れの家族、老若男女集まる理想の場所。そう、ショッピングモールイオンだ。
「こんなところ、初めて来た……。何するの……?」
「まずは服だろ!ブラはしてなければ、パンツは男物、服だってぶかぶかで見るからにおかしい。一式揃えるぞ!パジャマも含めて!」
「え、ちょ、待って……!」
「いらっしゃいませ〜!」
「この子のサイズとか採寸してほしいんですけど」
どう見たっておかしな少女を指差して、下着屋の可愛い姉ちゃんにお願いする。
「……?かしこまりました。えっと、お父さんですか……?」
まぁこんな謎コンビもいいところな客が来たら疑問にも思うよな。
「えっとまぁ、そんなもんです」
「はぁ。じゃあ娘さん、お借りしますね。お父さんは少しお待ちください」
姉ちゃんは少々噛み砕いて飲み込めてない印象だったが、あめを連れて試着室へ消えていった。
「にしても、流石にアウェイだな。」
女性下着がずらっと並ぶ店内に男俺一人。背中がゾワゾワして、なんだか早く出たい気分だ。
見渡すと、普通の下着に攻めた下着、色々目に入ってくる。男性のつまらんパンツコーナーに比べて華やかさが圧倒的に違った。
「お待たせいたしました」
「うぉっ!あっ、すいません、どうも」
さっきの姉ちゃんとあめだ。
「娘さんのご希望と、サイズからこれなどおすすめなのですが」
見せられたのはまぁなんというか、普通のブラジャーとパンツだった。
水色のチェック的な感じの柄のセットだ。
「えっと、あめがこれでいいなら」
「……それでいい。買うか買わないかは任せる……。」
「じゃあこれを3セットください」
「承知いたしました。それではレジへどうぞ!」
俺らがレジに行くのと同時に姉ちゃんは残り2セットを取りに消えていった。
財布を取り出すとあめに裾を引っ張られる。
「……高くない?買わなくてもいいよ?」
「何言ってんだよ、俺は保護者だぞ?高くないし気にすんな!それより、買ったら次は服買いに行くぞ」
「……うん。ありがとう」
会計を済ませると、とりあえずユニクロに向かった。残念なことに俺もあめも服の知識が全くないので手当たり次第にあめの上から当ててみる。
分かったことは白系がいいということだ。
この後すぐ着るように白いワンピースを一着。普段着用にTシャツとジャージ。なんとか聞き出した本人の希望でジーンズとダンボールの色のパーカーを買った。
「はい、下着とワンピース。トイレで着替えてきな」
袋に入った一式を手渡す。
「……ありがとう。ねね、お礼したい。来て」
「えっ、ちょっ」
あめに引っ張られるままに俺は多目的トイレに入ってしまった。
あめは俺の貸してた服やパンツを全部脱いで全裸になると、後ろに手を組んだ。
「胸……Dだった。触る?」
「いや、おま、こんなところで……」
彼女の誘うような笑顔を見て、理性が一瞬揺らぐ。
そして気が付いた時には両手で胸を掴んでいた。
「んっ……、いいよっ。揉んで、ほしい……」
甘えた声で囁かれる。
ぴんと張った乳首をコントローラーを弄るように親指でこねると、あめの体がびくっとたまに反応する。
「んんあぁっ……、それ、きもちいかもっ……」
触るたびに漏れる吐息にすごく小さな喘ぎ声、感じてる事を知らせる言葉。
それら全てが愛おしく、楽しくて、夢中になって胸を触った。反応を見ようとあめの顔を見た時、口が何かと優しくぶつかる。
「ちゅっ……んふぅ。んっ、ちゅっ。声、漏れちゃうから、塞がせて……。ちゅっ……」
胸を揉みながらキスなんて、最高だった。揉むたびに熱い鼻息が俺たちの口元にかかる。そして、我慢できなくなってあめの口に舌を滑り込ませてみる。
「んぅ?!んんん………」
最初一瞬びっくりしたのか、気持ちよさそうにトロンとしていた目が少し大きく開いたがすぐにまたとろけた目に戻っていく。
そして、向こうからも俺の口の中に侵入者がやってきた。小さくて、でもねちっこくしつこく動くそれは俺の舌とよく絡んだ。
互いの唾液が、たまにできる口の隙間から漏れ出して顎の方に伝っていくのを感じていた。
満足して口を離すと、やっぱり口元は互いにびしゃびしゃであめの顔は大変なことになっていた。
完全にスイッチが入ってしまった。
「……吸ってみたりしてもいい?」
「全然っ……いいよぉっ……?」
近くによってみるとピンと立った乳首がとても可愛かった。
まずは軽く舌で舐めてみる。
「んぅっ……」
甘い吐息が手を当てている口元から漏れて、下目遣いで俺のことを見ながら、感じているのを恥じらっている。
そんな可愛い反応がたまらない。
エスカレートするように次は乳輪ごと口に入るように勢いよく吸ってみる。
「あっあっあっ……、ちょっ……、んぅぅ」
ぴくっと体が動くと、目をぎゅっと瞑って声を我慢する。
さらに反応が気になって甘噛してみる。
「ふぁぁ、なにそれぇ……!!」
瞑っていた目が開いた。
「いたい?」
噛んだまま聞いてみる。
「んーん。痛くないのぉ……。きもちいの……。」
嫌がっていないことが分かったので、何回も左右の乳首を行き来して、噛んだり吸ったり、反応を楽しみ続けた。
しばらくそうしていると肩をあめに優しく突かれた。
「ねぇ、おっぱいだけじゃなくてさ、ここも、もう我慢の限界なんだぁ……?」
そうして開いて見せられた秘部はあり得ないほどぐちゃぐちゃに濡れていて、床にも溢れ出る愛液がぽたぽたと垂れていた。
「……えっちなやつだ」
あめを壁に両手を上げさせて、押さえつけ、軽くキスをする。
「どうしたい?」
「えっと……バック……」
「ふぅん、じゃあ壁に手、つけ」
「ふぁい……」
言われるがままあめは壁に手をつき、けつをこちらに突き出す。
「……入れるぞ」
「きてっ……、んんっ!!!」
「きっつ……」
「あぁぁあぁ……、よるより、しゅごいぃ……」
「なるほど、バック好きなんだな!ほらっ!!」
腰を引き、勢いよく奥に打ちつける。
「はぁぁん!!!」
予想以上に大きい喘ぎ声が出て焦る。
「ばか!静かにしないと見つかるだろ!」
「ごめんなひゃいぃ……。れも、きもひいかりゃぁ」
「こうなったら……」
「んぅ?!」
俺はあめの口を両手で塞ぐ。びっくりした顔をして振り返るが、これが最善策だろう。
「強めに突くからなっ!!」
パンパンと音を立てて子宮の入り口に俺の先がリズムよく当たり続ける。
きついま○こに引っ付いてくるような肉ひだはたまらない。
彼女の口元から手を離すと、すぐにその口を自分の口で塞ぐ。
「んぅ………!!」
腰を振るたびに熱い吐息がかかり、更に腰の動きの速度が増した。
「んんんんん!!!!!んぅ!んぅ!!ん〜〜!!!」
さっきまで感じるように閉じていた目は涙を浮かべながら大きく開いて、もうやめてと言わんばかりに訴えかけてきた。
ま○こからでた大量の愛液がどんどん肌が触れ合う音を大きくしていく。
イキそうなのか、頑張って顔を振って口を開けようとしてくるので、離してみる。
「らめらめらめ!!いっじゃう!!!立てなくなっちゃうがりゃぁぁぁぁぁぁ…………!!!」
必死な訴えだった。快感で完全に破顔しているそれは、言葉と混ざって最高に気分を昂らせる。
「一緒にイクぞ!!!俺ももう出る!この後のことを考えて、口に出すぞ?いいか?!」
「いいがりゃぁぁぁ!!早くぅぅぅぅ!!!んぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ま○こが強く収縮すると同時にち○こを抜き、すぐさま地面に崩れ落ちたあめの顔面をこっちに向かせて口に突っ込んだ。
自分の愛液塗れのち○こが口に入ってきたにも関わらず、完全にキマった彼女は無抵抗だった。
びくびくと痙攣する傍らで、口一杯に精液を注いだ。
しばらくその体勢で動かなかったが、少しすると喉を鳴らして大量に出た精液を飲み込み、ち○こを軽く吸われた。
そしてゆっくりと奥まで咥えると、もっとゆっくり口から出した。
「…………まずい。自分のやつ舐めなきゃいけないなんて、最悪。」
全然体は動いてなかったが、顔だけ動かして軽く睨まれたような気がした。
「ごめん、お掃除フェラまでしてくれなくてもよかったのに。」
「……いいよ。きもちかったお礼だから………。」
少し時間が経ち、あめが買ったばかりのブラとパンツ、ワンピースを着たことを確認すると、人がいない時を見計らってそそくさと多目的トイレを後にした。
「この後どうするの……?」
少し歩いたところで白い美しいスカートをひらひらさせてあめが俺の裾を引く。
「そうだなぁ、飯食って帰るか」
「!!うん……!」
分かりやすく目が輝いたような気がした。
この子には俺のところにいる間は正しい食事をさせたほうがいい。
「自炊、するかぁ……」
ちょっとだけ、勇気のいる決断だった。自炊なんて上京して半年も立たずやめたからだ。
「ん……?なんか言った……?」
「いや、飯は家で作ろうと思ってな。今夜からにでも。」
あんまり物事に興味関心がない彼女だがこの発言にはなぜか意表を突かれたような表情をした。
「できる……の……?」
「……。するんだよ。手伝えよ?」
「もちろん……手伝うけど……!」
このとき彼女の口角が一瞬上がったように見えた。
このあとは二人でフードコートに行くと、一緒にマックを食べた。
マックも食べたことなかったらしく、一口目から食べ終わるまでずっと目を輝かせて、嬉しそうにしていた。
指についたポテトの塩までぺろぺろ舐めるあめはとても愛おしく感じた。
「夕飯、何にする?」
昼を食べたばかりの彼女に聞くと、困った表情をされた。
「え……。お腹いっぱいで、何も思いつかない……。」
「そうかもしれないけどここで食材とか買っていきたいんだよ。昨日食べたかったものとかはないのか?」
スマホでクックパッドを開き、適当にスクロールする。
「えー……。ん?から、あげ?」
「からあげ?」
なぜ疑問系なんだろうか。
「あの店に書いてるからあげって、名前は知ってるけど、見たことない。それって美味しい?」
俺の後ろの店を指さす。
「からあげはねぇ、うまい」
ニヤッと笑ってクックパッドの画像を見せると、身を乗り出して俺に顔が近づく。
「これ!!食べる!!」
「よし!決定だ!」
フードコートをあとにして、下の階のスーパーで買い物をした。
誰かと並んで食材を買うなんて、何年ぶりだろうか。いろんな食材を見て子供のように質問してくるあめとの買い物は楽しかった。
野菜、鶏肉、レトルト食品。生活に必要なものを大量に買い、家につくときには二人とも力尽きかけていた。
「はぁぁぁ、疲れたぁ……。」
「……重かった……。」
テーブルの上に袋が3袋、乱雑に置かれた。
「夕飯、作るかぁ……」
重い腰を上げて袋を漁ろうとすると右手をあめに掴まれる。
「明日に……しよう……。」
「…………。賛成。冷凍のチャーハン作るわ」
この日は、このあと特に何が起こるわけでもなく、飯を食い、別々に風呂に入って終わった。
0時、あめは新しく買ったばかりのパジャマに身を包み、静かな寝息を立てて寝ている。
その傍らで俺はパソコンを眺めていた。
その画面に映る検索ワードは、『女子高生制服〇〇周辺』
出てくる制服の画像の中に、今手元にある制服はなかった。
「なんでないんだ……?」
更に範囲を広げて検索する。
『女子高生制服東京』
ここでも出てこなかった。
すべての高校は調べれてないんだろうが、似通った物もなかった。
つまり……
「あめは東京の高校に通っていたわけではないのか……?」
俺はすやすやと気持ちよさそうに眠るあめに視線を向ける。
この子は一体、力のない細い足でどれだけの距離を巡ってここにたどり着いたのだろうか。
またあめが孕む謎が深まっただけで、なんの収穫もないまま、パソコンを閉じて俺も眠りに落ちるのだった。