「はぁ、、はぁ、、ぁっ、、」
室内に女の荒い息が響く。
甘い吐息から時折り漏れ出す喘ぎ声が見る者の興奮を加速させる。
「なんだ?まだイクなよ、、」
男の低い声が女に向けられるが、女は潤んだ瞳を男の方に向けながら首を横に振る。
そこに居る男は目出し帽を被って顔は確認できない。
身長だけでなく、ぼってりとしたお腹も相まってパッと見でもかなり大柄にみえた。
「だ、だってぇ、、これ、きもちいい、、我慢でき、なぃのぉ、、、」
女の股間に顔を埋めては、ぴちゃぴちゃと音が響く。
「しっかし淫乱なもんだなぁ。このベッドもぅ使えないんじゃないか?」
男がそう言ってベッド全体に目を向ければ、ベッドのほとんどを愛液で濡らし元のシーツの色が判断出来ないほどに大きな水溜りを描いていた。
女の名前は七海と言う。
歳はまだ20代前半といったところ、色白の綺麗な肌が興奮で熱を帯びている。男の愛撫によって大きな瞳は潤み、トロンと力を失い焦点が定まっていない。
荒く早い呼吸が快感の強さを物語っていた。
完全に目出し帽の男の支配下なのだろう、蕩けきった表情で次の快感を求めては綺麗に毛が処理された陰部を自身でパックリと開いて見せた。
その整った顔立ちからは想像できない程に下品に開かれた陰口からは、トロトロと愛液が伝い落ちていた。
「なんだぁ?まだイキ足りないのか?こんだけイキ潮を撒いといて欲張りな女だな。」
目出し帽の男はヒサト。
七海の身長を150半ばと見立てて、ざっと180以上にはなりそうな大柄な男だった。
引き締まった身体のラインが特徴的な七海とは対照的に、ヒサトはでっぷりとしたお腹周りに加えて、如何にも清潔そうとは言えない身体をしていた。
「で、コレでイキたいの?」
目出し帽からでも分かるくらいニヤニヤとした笑いを浮かべながらヒサトは自身のペニスを七海に向ける。
「あぁ、、それ!それでイカせて!!まだして欲しいの、、おかしくなってるの!!」
七海が大声でおねだりをする。
こんな可愛い女の子がどうしてこれほど快楽の虜になっているのか、、。
「そんなこと言っても、お前何回イッたと思ってんだよ。」
「足りないのっ、、もっともっと気持ちよくなりたいのっ、、」
「もぅ面倒だからコレで良いよな?」
そう言ってヒサトはアダルトグッズを手に取る。
「この前はこれでイヤイヤ言いながらイッてたよなぁ?」
その玩具は突起の先端が吸引式になっている代物で、クリトリスを主に攻める道具だった。
それを見た瞬間七海の顔が強張る。
「ぁ、、それ、、」
「ん~?どうする?またアレやって欲しいか?」
「ぅぅ、、あれ気持ち良すぎて怖いの、、」
「普段甘っちょろいセックスばっかりしてるから足りなくなんだよ!」
期待と恐怖で顔を歪める七海だったが、それでも身体は正直に反応してしまっていた。
先ほどまでも度重なる絶頂を味合わされていたのだろう。
敏感になってしまった秘部は、これから起こるであろうことを期待してピクッ、ピクッ、と震えている。
「も、我慢出来ない、です、、シテください、、」
「ほら、イかせてやるから、、開いとけよ。」
そう言うとヒサトはその玩具をゆっくりとクリトリスへ近づける。
すでにぷっくりと膨れて大きく主張しているそれに先端が触れると、スイッチが入る。
ヴヴヴ…と鈍い音が響くと同時に「ひゃうっ!」という声に合わせてビクンと跳ね上がる七海。
そして、玩具はそのままクリトリスを根元まで吸い付くように包んでいった。
「あっ!、だめっ、吸われてるっ!!!あたま、、痺れる、、」
吸引が始まると七海の腰は浮き上がり背中が反り返ってしまう。
「あーあー、、ほんとにこんな淫乱で大丈夫かねぇ、、」
密着する事で吸引力が強くなると更に快感が増してしまい、七海は無意識のうちに自ら激しく腰を動かし始めていた。
「これ、、全身に響くのっ!もぅ戻れないっ、、!」
そんな姿を見ながら、男はぐりぐりと玩具を動かしては更に深い快感を送り込む。
「まだ全然弱いままだぞ??ほら、気持ち良いのか?」
「ぁあっ!!あ、、っあっ!き、きもち、イィ!うぐぅっ!!!」
一段と大きく七海が跳ねる。
しかし、すぐに男の手が伸びてきて動きを止められる。
「ぁあっ!?ぅぅ、、、あんっ!」
「おいおい、勝手に動くんじゃねぇよ。ちゃんと我慢出来ないなら辞めるぞ?」
「ぁっ、やだぁ、、ごめんなさ、、止めないでっ、もっとしてほしい、、」
七海は男に懇願し、与えられる快感を堪えながら男の言いつけを守る。
「はぁ、仕方ねえな。ちゃんと自分で広げて押さえとけよ?逃げたらもぅ辞めるからな、、」
「ぁあっ、、コレ、、コレで良いですか??ぅゔっ!」
男にそう言われると必死でクリトリスを剥き出して見せた。
「ほら、頑張らないと逃げてくぞー、、」
「すごい、、ずっと気持ち良いよぉっ!!もっと、もっとぉ!!」
ガクガクと痙攣を繰り返しては腰が玩具から離れそうになるが、自身で玩具へクリトリスを当て直す。
「しやぁねぇなぁ、、手伝ってやるよ。」
「え!?ぅゔっ!!、、ぁっ、、ぁあ、、やっ、」
その様子を見て満足げな表情を見せた男は、ひくひくと浮き上がり跳ねる七海の上に馬乗りになって固定した。
そしてそのままクリトリスへの刺激を開始する。
「ぅゔゔっ!??イグイグイグゥゥっ!!これヤバいっ!やばぃのぉっ!!」
身動きが取れず、快感を逃すことが出来なくなった七海は、途端に一層激しい喘ぎ声を上げ始めた。
「ほらほらぁ、、これはお子様にはツラいかもなぁ、、」
休む事なく、ひたすら吸引されながら振動を受け続けるという、機械特有の刺激を受け入れると、自由になった両手が控えめに膨らむ自身の胸に伸びて更に快楽に溺れていく。
「くひっ、ぃぃぃぃっ!!ィグッ!ィグゥゥッ!!」
自身で胸を揉みしだき、ほぼほぼ常に絶頂の喘ぎ声を漏らす七海。
そまたしばらくすると強すぎる快楽から逃れようと身体を捩らせるが、男に馬乗りで拘束されているせいでほとんど動けず、されるがままだった。
「気持ち良いですかー?そろそろ終わらせますよー?」
すでに満身創痍の七海に対して、まだまだ余裕たっぷりな男がリモコンを操作する。
玩具の振動音が一層高く変化した。
吸引力と振動が一気に強くなり七海を責め立てていく。
度を超えた強すぎる快感に、七海はショートヘアの髪を振り乱しながら絶叫する。
一瞬で全身から汗が滲み上がる。
「ぁぁあああっ!!ダメェぇええ!!!イグのぉおおっ!!」
絶叫しながら全身を大きく震わせる七海。
プシャッと飛沫が上がり、同時に足がピンっと伸びるその様子はこれまでで一番強烈な絶頂を意味していた。
「ぁぁ、、はぁ、はぁ、、、、ぅぁぁぅ、、」
パクパクと酸素を取り込もうとする口が虚しくみえる。
荒くなった息を整えようとする七海だが、男はそれを許してくれなかった。
「まだ終わらねぇぞ。イキたいんだろ?」
そう言って再び玩具を七海へと当てる。
「ひぃぃいっ!?ぁぁあああんっ!!」
達したばかりの敏感な箇所への強い快感に悲鳴を上げる七海。
容赦なく玩具を押し付けられると、意識に反して足が痙攣してしまうのか、ピンッと伸びたままガクガクと震える。
男はそれを見て、今度は玩具を離して振動を弱める。
「はぁ、、ぁぁ、、ぁはぁ、、」
低いモーター音が部屋に響くと、今度はゆっくりなぞるように陰部周辺を動かしていく。
明らかに焦らすような動きで七海を追いつめていく。
「ぅぅ、、、はぁ、、ぁ、、ぁ、、」
ほんの短い時間だった。
しかし、七海の身体は男の思い通りにすぐに反応してしまう。
「ぁぁぁっ、、ソウちゃんっ!ごめんっ!ごめんなさいっ!!足りないのっ!これじゃぁ足りないのっ!!ヒサトさんイかせてっ!!もぅ無理っ!!」
七海が謝罪の言葉を吐きながら再び絶頂を懇願していた。
その姿を見て満足したのか、馬乗りで押さえつけていた七海から降りると、そのまま七海の足を持ち上げて引き寄せる。
「じゃあ七海ちゃんが欲しかったおちんちん入れてあげるね。」
「ぁぁあっ、、うれしぃ、、早く、早くぅ、、」
その言葉を聞いた七海の表情が一瞬で甘いものに変わっていた。
そして男は流れるように自身のペニスをあてがうと、あっという間に挿入していく。
「ふぁぁぁあ、、、こ、これ、、ホントにやば、、やばぃよぉ、、」
七海は甘い喜びの声をあげながらその反り返ったペニスを飲み込んだ。
まだ挿れただけでしかないが、七海はガクガクと震えて軽い絶頂を味わう。
その痙攣の最中にパンッ、パァンっと音を立てながら打ち付け始める男の腰。
「ぁあっ!!あがぁっ!!」
悲鳴とも取れる喘ぎ声をあげながら七海が頭を掻き乱す。
その激しいピストンに七海の控えめではあるが形の良い胸がブルン、ブルンっと上下に揺れた。
「おぃっ!!気持ち良いかぁ??待ち侘びたチンコはどうだぁ?」
「ぁあっ!、だめっ、、それ、気持ち良いっ!気持ちいいのぉ!!、、ぁぁあ、またすぐイっちゃぅよっ!」
「イキたいって言ったのお前だろ?好きなだけイケ!イかれちまえっ!」
一際大きく七海が痙攣すると、それに合わせて男も深く腰を密着させて動きを止める。
ピクピクと七海が身体を震わせて絶頂貪っている。
「ぁあっ!!ヒサト、、さん、、。すきぃ、、」
消えそうな声で七海が囁く。
男は絶頂の余韻を七海にたっぷりと味合わせると、再びピストンを開始する。
「うぁぁ、、あん、、あぁっ、、またすぐイクの、、イクのっ!!」
また同じようにビクンと身体が波打つ。
一番奥へゴリゴリとペニスを突き立ててその形を刻み込む。
「、、ぁ、、、はぁ、、、、っ、、、」
体勢を変えながら何度も何度も絶頂に押しやると、次第に七海の喘ぎ声が途切れ途切れになる。
意識が飛びかけているのか、時折り人形のように脱力している様子が見られたが、男はお構いなくピストンを繰り返した。
「よし、、そろそろ出すぞ?ほら、ちゃんと締めろ。」
そう言うと男の動きが激しくなる。
「ぁあっ!!あんあんっ!!、、、ぁぁ、、ヒサトさんっ!!ヒサトさんっ!!」
激しい動きに意識が戻ってきたのか、男の名前を連呼する。
「どこに出すんだ!?あぁ!?」
「ぁぁぁっ!!ナカっ!中が良いっ!!ソウちゃん!!ごめ、、ソウちゃん!私、、ごめんなさぃぃーー!!!」
七海がまた男の名前を大声で叫ぶと同時に二人は果てた。
互いの呼吸が部屋に響く。
「、、はぁ、、、ぁぁ、、、はぁ、、」
男がペニスを抜き取ると、白濁した液と共にちょろちょろと透明な液体が漏れ出しシーツにまた新しい水溜まりを広げる。
「ぁぁっ、、ソウちゃん、、ごめんね、、、私、、、」
七海はピクピクと痙攣しながら、うわ言のように謝っていた。
「おぃ。帰る前にちゃんと掃除しとけよ。」
男はそう言うと部屋を後にした。
、、、
暗がりの中、パソコンの画面の前で僕は、
自分のペニスを握りしめて、彼女である七海をおかずにして果てた。
僕の名前はソウタ。
七海が行為の最中で必死に謝っていた者の名前だ。
、、七海とは互いに初めての相手だった。
初めてのセックスは互いに抱きしめ合って暗がりの中したのを覚えている。
壊さないように、丁寧に、、まるでシャボン玉を触るみたいに、、それは今でも変わらなかった。
付き合って2年だが、デートをすればほとんど毎回セックスもしていた。
七海も「気持ち良いよ」なんて言ってくれていたが、、あれは嘘だったのか?
だが、実際あんなに叫び乱れる七海なんて見た事がなかった。
画面の七海は僕の知る七海では無かった。
貪って貪って、まだ足りない、まだ足りない!と貪欲な姿だった。
なので最初こそ、ここに映る女の子が人違いでは無いかと思ったが、、
紛れもなく僕の彼女である七海だった。
なぜ七海がこんな事になっているのか、それについては僕自身も分からない。
とにかく今の現状としては、僕は送られてきた数あるUSBの中の一つを見たに過ぎないのだから。
七海が何故あんな事をしているかなんて、僕には知る由もないのだ。
一つだけハッキリしていることがある、、。
ただただ、僕は誤解していた。
セックスと言う行為そのものを、、。
この動画を見るまでは、セックスは相手を思いやる行為だと誤解していたんだ。
互いに気持ちを分け合うような、、優しいものだと。
今、画面の中の七海をみて僕の中で何かがプツンと音を立てて切れた。
「そうか、、ただただ欲望をぶち撒ければ良かったんだ。」
未だ握りしめたままのペニスは硬く反り返り、ドクンドクンと脈を打っていた。
「優しく想いやってする行為なんて、煩わしいだけだったんだ、、。そうか、、。」
「俺の欲望も吐き出して、吐き出して、、吐き出して、、、めちゃくちゃにしても大丈夫だったんだ、、、」
独り言、うわ言のように一人呟くと僕は七海へ連絡を取るのだった。