外科手術待ちだった俺が内科の美人看護師を嫁にするまで【加筆合成版】

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「なんで俺なんだろう、、、」

このフレーズを何回口ずさんだのかな。

なんか癌とか患うとそう考えるみたいだけどね。

うん、俺のはそうそう死ぬ病気じゃないのは分かってる。

でもさ、、考えちゃうんだよね、、、

なんで俺なんだろう、、って。

思えば20代の終盤からは、だましだましやってきていた。

悪友(いや、もうぶっちゃけちゃえば親友)の三月(みつき)にも話してなかった。

話さなければ「俺ちょっと腹が弱くて、トイレ近いんだ」ですむから。

あいつにだけは、こんな弱い自分を見せたくなかった。対等な立場でいつまでも一緒にばかをやっていたかったんだ。

ばれたのは呆気なかった。

とある商談成功の打ち上げ飲み会。

三月とは会社こそ違うがお互いの持ち玉の長所を併せあって一緒にプレゼンを続けている。

いつになく調子の悪かった俺は、飲み屋のトイレで大量の下血を起こした。下血自体は珍しくなかったのだか、運悪く貧血も起こしてしまい、結果血だらけの大騒ぎを起こしてしまった。

運びこまれた病室で俺の目に飛び込んだ二人の立会者。

一人は三月、医者に病状を聞いたんだろう。えらい怒っている。

だけど、それ以上にヤバいもう一人が、未だ泣き止まないこいつ。

沙織「ひぐっひぐっ、、秋山先輩の大バカ!!」

早見(早見は旧姓、現、桂木沙織。昔の部下で三月の奥さん)~!、お前は俺の奥さんでもなんでも無いんだからいつまでも泣いてるんじゃねえ!!

大体、、、怒られても泣かれても、、、やるせないのはこっちなんだよ、、、

潰瘍性大腸炎、、難病。

今は安倍元総理の病気として、当時よりは認知されてるかな。

原因、、、不明。

治療法、、、内科的処置を優先、予後不良の際は、外科的措置に移行、すなわち大腸摘出手術(2000年当時)。

俺の名は秋山秋男。とある外資系保険会社で部長職、、だが今は、あの三月たちに病気がバレた大量下血入院から続く、長い入院加療で半分リタイヤ中。

あの頃は、すでに二回の内科入院療法の結果が、、、あまり良くないとの告知が来ていたときだったな、、、、

【病室】

「俺、結構、人生頑張ってきたと思うんだよ」

見舞いに来てくれた桂木夫妻、三月と早見(旧姓、元々俺の部下なんで、どうしてもこっちで呼んでしまう)に俺はしみじみと語り掛けている。

元々は完全異業種で休日さえも違う二人。こいつらは、俺の紹介で出会い、一緒になった。

三月「結構だ~?お前は、頑張りすぎ!!数いる同期からぶっちぎりの早期出世を果たしてきたお前の頑張りがなんで結構レベルなんだよバカたれ」

沙織「そうですよ!大体ここまで仕事でどんだけのお酒を胃のなかに流し込んできたんですか!不健康な!!」

「いや、ちょっと待て!そりゃ下戸の三月に言われるんならまだ分かるが、飲んべの早見には言われる筋合いはない、、、」

沙織「残念でした~あたしは、とっくに人前でのお酒は辞めてま~す!!」

このアマ!なんか無い胸を大きく反らして威張ってやがるが、三月曰く限りなくA寄りのBカップらしい。それを聞いたとき、こいつは長年仕事スーツの時は胸を盛っていたんだと確信した。

「そんなのお前!究極のやらかしやったからだろうが!!」

沙織「違うもん!好きでやらかしたんじゃないもん!先輩のバカ~(涙)」

三月「こらこら!沙織泣かすんじゃないよ!バカたれ」

早見は結婚後、酒の席で一服盛られて、当時の上職にお持ち帰りレイプされた経験がある。

あの日の三月からの第一報、悲痛な声はいまだに記憶から消えない。

あれから五年以上が経過しているとは言え、今の二人はあの時のことをネタ話にしてなんら揺らがない。

正直、この一件の顛末だけでも、俺は本当に三月を尊敬している。

三月「とりあえず、入院はあと二週間か?田仲(俺の昔からの部下)たちも心配していたぞ?仕事の圧迫で半分死にかけてたけど」

「いや、、確かに今の入院は予定通りあと二週間なんだけどさ」

三月「?」

「そのまま延長だってさ、外科病棟に移るけど」

三月「お前、それって、、」

「うん、、、手術、決まったんだ。俺もいよいよ身障者手帳持ちの仲間入りだ」

外科手術が決まった以上、内科治療の薬物投与は最小限になり、後は手術前検査があるかないか。

入院生活は一気に暇になった。

俺の入院先は結構おおらかでね。

その日、暇をもて余した俺は、昼から外出許可を貰って書店回りをしていたんだ。

【病院職員用バイク駐車場】

「律っちゃん、、、そのゴツいの律っちゃんの?」

「秋山さ~ん(涙)」

書店帰りに通りがかった職員用のバイク駐車場で、馴染みの看護師さんが悪戦苦闘している。

華奢な女性が駆るにはあまりに不釣り合いなそれは、、、、。

「ホンダCB750FOURか、、、」

律子「えっ!秋山さん詳しい!!」

「お褒めにあずかり恐悦至極、、で?何やってるの?」

律子「さっきからエンジン掛からないんです~(涙)」

普段の超が付きそうな有能さはどこに行ったのか(笑)

おろおろワタワタのポンコツ天使との、、これがファーストインパクトだった。

キュルルル、、、ズドン!!ドドド、、、、

俺は点火プラグを応急処置で磨いて復旧してやった。

「きゃ~掛かった~!!」

「、、、、、、」

「秋山さん凄いです~~!、、、、スミマセン、そんな目で見ないでください~(涙)」

「、、、、、、」

ホンダCB750FOUR

1900年代に遡るHONDAの名車。空冷四発の古いキャブ車、バリバリの旧車だ。あの様子では、かなり前から被らせてプラグもびしょびしょだろうとあたりをつけて、俺は旧車ならではの豊富な車載工具を当てにして点火系をバラしてみたんだけど、、、いや、それ以前に点火プラグが超真っ黒っていうかカスで原型を留めていない、、、これいつから交換してないんだ!?

「あの~これって交換するものなんですか?」

、、、おっと、心の中で舌打ちしたつもりが思わず声に出ていたか。

そしてよく分かった。この娘は旧車なんぞに乗ってはいけない人種だ!!

「そんな冷たいこと言わないでください~(涙)」

あれ?また声に出ていた?

多分、入院生活もいい加減長いので気が短くなっているのかな?

「律っちゃん、これ通勤にも使ってるの?」

「はい!雨の日も風の日も一緒です!私の宝物なんです!」

「その宝物だけどさ、最後にガッツリ整備したのいつ?」

「、、、、、(汗)」

点火プラグでこの状態、、エアフィルターもフロントサスも言わずもがな。いや、、もしかしてエンジンオイルから!?

これ、よく今まで止まったり、死にかけたりしなかったな、、、。

「あ~三月?明後日休みだろ?ちょっと頼みがあってさ、俺の部屋から点プラとエアフィルターと、、、」

俺は、その場で悪友に連絡を取る。

あいつは俺が弱っていると思ってるから、こういう時は便利だ!

「律っちゃん、良く聞いて!明後日、何も言わずに君の宝物を朝から夕方まで俺に預けて!職員用バイク駐車場でバラシてるけど決して覗きに来てはいけないよ?」

「はあ、どうせ仕事で覗く暇なんてありませんが、どうして覗いたら駄目なんですか?」

俺は三月のことはある意味尊敬している、、が、あいつの上半身と下半身が別人格なことも、充分過ぎるほど知っている。

、、、それはね、律っちゃん。覗いたりしたら、整備の手伝いに来た三月に捕まったが最後、敢えなく妊娠させられちゃうからだよ、、、とまでは言えなかった。言ったらセクハラだよね(汗)と言うか聞かれたらせっかく善意で整備手伝いに来てくれる三月に殺されそうだ。でもなんだろう、彼女は三月にはあまり会わせたくないんだよなあ、、、。

頑張律子(がんばりつこ)ちゃん。

なんか親のセンスを疑いたくなるようなゴロの彼女は、実は、早見と同い年の内科の副師長で超有能。独身。

清楚で端正な容姿、茶道に裏打ちされた立ち振舞いは、これぞ白衣の天使!

しかも「私、実は脱いだら凄いんです。」系の結構なグラマー美人。院内にファン多数。

実は今も、茶系のレザー上下に身を包んだ彼女は、なんというか「色気の少々乏しい峰不二子」!?

容姿は全然似ていないんだけど、何故か立ち振舞いの艶やかさとか人との接し方とかが、早見に似ていてね、そこそこ長い入院生活の中で、一番気安く話せるようになった看護師さんなんだ。

早見に似ているということは、多分三月とも相性バッチリだと思うんだよな。

う~ん、下手に紹介すると早見の二の舞。

な~んてね、あいつは諸般の事情でグラマー美人は、全く駄目だったりするんだけど。

しっかし彼女、本当に似合わないゴツい単車に乗っている。

ホンダCB750FOUR、繰り返すがホンマもんの旧車。

そんなものの整備部品が、何故、すぐに揃うのか。

それは、、、実は俺の愛車と同じだからだ。

整備当日。俺は三月にほとんど手を出させて貰えなかった。

三月「病人は、座って口だけ出してろ!」

俺に手を出させず、黙々と作業を行う三月。

思いっきり口は出させて貰った。

後で三月にしこたま怒られた(汗)。

びっくりするくらい始動性や挙動が軽くなった宝物に、彼女は大喜び。

お礼をさせてくれと言う彼女に、お礼は良いからと。

内科病棟から外科病棟に移る間の10日間の一時退院期間、この間に非番の日があるなら、一緒にツーリングに行きませんかと俺は彼女を誘ったんだ。

「秋山さんって、何に乗っているんですか?」

「ホンダCB750FOUR」

キャーと彼女が叫ぶ。

「わ、私!同じ単車に乗っている方って初めてです。是非ご一緒させてください!」

さて、そうなると早急にやることが出来る。

「あ~三月?休みじゃないのはわかってんだけど、ちょっと頼みがあってさ、明日、俺んところのCB750FOURさ~点プラとエアフィルターと、、、」(また鬼畜電話)

(次の日)

三月「こないだのCB750FOURはさ~、いくら色々整備やってなくても毎日乗っていたみたいだからさ、まだましだったんたけど、お前のCB750FOUR、入院だなんだで一年以上、火を入れてなかっただろ!乗ってないキャブ車の整備なんか本気で大変だったんだからな!」(電話)

後ろで「うちの旦那は便利グッズじゃないぞ~」という黄色い声も聞こえるが無視。

「あ~、持つべきものは友達だよ~これで手術前の一時退院でツーリングに行ける」

三月「、、、お前、、それって付き合わなくても良いのか?」(電話)

三月が俺の体を心配してくれているのが分かる。

「大丈夫!今回は白衣の天使様同伴!てかお前は絶対来んな!!」

お前、本当に色々酷いな!、、と三月が呆れているのが電話越しにも分かった。

本当、悪い!!実際、ここまで言われても俺と友達やってるお前って凄いと思う。

【ツーリング当日、清里の、とある喫茶店】

当日は、ツーリング日和の快晴。俺と律っちゃんの急造ツーリングチームは順調にツーリング中。

彼女は看護師らしい心遣いで、昼食や休憩場所を調べてくれていた。

「そっか~、律っちゃんってバツイチだったんだ~、そりゃこんな可愛い娘、放っとかれる訳ないよな~」

「お褒めにあずかり光栄至極です。あとバツイチって言われると、なんかムカつきます!」

彼女は可愛い頬を膨らませてブ~たれている。

律っちゃん、旧姓河合律子(かわいりつこ)。うん!その方が頑張律子よりよっぽどしっくりくる。彼女のお父さんお母さん、センスを疑ってごめんなさい。

彼女がバツイチの呼称にブ~たれたのは、彼女が旦那さんと死別しているから。

「み・ぼ・う・じん、って言うんです!」

結婚生活はほとんど無かったらしい。彼女の旦那さんは将来を嘱望された新進の救急医師。

医者の不摂生とは良く言ったものだが、若年性の胃癌は、あっという間に彼の命を奪い去ったんだ。

「看護師って良いんですよ。そんなときでも望めばどこまでも忙しく過ごすことが出来るから」

「あのCB750FOUR、旦那さんのものだったんだね」

律子「うん、、、」

旦那さんの学生時代からの愛機。

彼女はなんとしてもこれに乗りたかった。

忙しい看護師生活の中、彼女は必死に大型バイク免許を取りにいったそうだ。

あのCB750FOURと看護師生活、これだけが彼女の心の支えだったんだ。

「一見、凄く良いことを言ってると俺も思う」

「、、、、、」

「だけどさ、俺はその心の支えに対する信じられない放置プレーを見てるからなあ」

「あ!あはは、、、」

「本当、良く今まで無事動いていたよね」

「ううっ」

「俺、結構心配なんだけど、律っちゃんって、仕事出来るけど片付けられない女子なんじゃない?家の中大丈夫?」

「ひど~い!!私、曲がりなりにも主婦だったんですよ!!家事なんかお手のものです!!」

「、、、、ほんとにござるか?」

実はまじで疑っていた。

「あっ!!そ~言うこと言っちゃうんだ。じゃあ今からうちに来て確認してくださいよ!」

「はあ、、はあっ!?」

「私はと~~っても傷つきました。もしうちが綺麗だったら」

「綺麗だったら?」

「罰として、うちの宝物の専属エンジニアやってください!」

「、、、、」

「秋山さん!お願いです~、今日はこの間の整備のお礼に手料理振る舞っちゃいますから!!」

旦那さんが亡くなってから10年近く。彼女だってきっかけが欲しかったのだと思う。

停滞した自分を変えていくきっかけを。

彼女の家に行くこと、それは俺にとっては渡りに舟だ。

何故なら、そんなことがあろうと無かろうと、俺は今日、絶対に彼女を墜とすつもりだったのだから。

【西東京律子のマンション】

彼女の家はとても綺麗だった。

律っちゃん、あらぬ疑いごめんなさい。

そして、、、彼女の手料理は、俺の体調のことも考慮された美味で優しいものだった。

「大変、お見逸れいたしました~」

「思い知ったか~」

「うん、良く分かった。律っちゃんは、機械にだけポンコツなんだね」

「ちくしょう~、否定出来ね~、、、だからさ、秋山さん、、、」

「ん?」

「私の専属エンジニアやってくれないかなあ?」

「、、、、」

「、、、、」

「いつまで?」

「、、いつまでも、、、」

「、、、じゃあ、専属エンジニアの報酬が欲しいな」

「あたしの身体?」

彼女がおどける、俺は静かに首をふる。

「報酬は君のこれからの人生。あ、、お釣として俺の人生を君に渡すよ」

「カマトトぶるつもりはないけど、本当に久しぶりなんです。お願い、、、優しくしてください」

彼女がキャミソールと下着だけの姿になって、ベッドで微笑む。

ごめんよ、、そんな彼女には本当に申し訳ないと思う。何故なら、俺のセックスは、そんな可愛いものじゃないんだよ。

俺は、左手でブラジャーを押さえながら、

右手で律っちゃんの整った左乳首を弄ぶように、時には弾くように、時には引っぱりながら、重点的に責めていく。

新婚生活もそこそこに旦那さんを失った律っちゃん。そこからは仕事で旦那さんを忘れようとしていた彼女の身体は、とても綺麗で、恐らくはさんざん三月になぶり尽くされているであろう早見あたりと比べるべくもなく初々しいのだろう。知らんけど。

律っちゃんは段々と顔をうつむかせていき、

可愛い唇からは「、、んっ、、、あっ、、、んっ、、あっ、はぁはぁ、んんっ、、あぁぁ、ぁ、はぁはぁはぁはぁ」と小さな喘ぎ声が漏れ始めた。

俺は彼女の乳首を転がしつつ顔を近付けていく。

最初はチュッ、チュッという軽い音、その音が次第にジュブ、ジュルという音に変わって

ディープキスになっていく。

彼女が顔を上げたところでおもむろに左の乳首を吸い上げる。

彼女の喘ぎ声は次第に大きくなり「アァアァアァ、、気持ちいい、、アッアッアッ、、もっと、アアアアッアッ!」

と吐息混じりで喘ぐ。

「久しぶりな割には感じてるじゃん?」

律っちゃんは快感の波の中で、それどころじゃないらしく「んんん、、アアアアゥ、、」

と喘ぎ続けている。

俺は律っちゃんをベッドに座らせて両足をアルファベットのMの字になるように開かせる。

律っちゃんのクリトリス付近から指先でゆっくりと大きな円を描くようにマッサージし始めると彼女は顔を天井に向かせて両目と口を強く閉じ快感の波に耐えるようにしていたが1分もしないうちに波に飲み込まれてしまい「ああっっ!」という喘ぎ声と共にチャプッチャプッニチャというショーツが吸い切れなかった愛液が外に漏れ出てくる。

「ああっ嫌ッだめっ。止まらない!」

と言いながら俺になされるがまま喘ぎ続ける彼女の腰は徐々に浮き上がっていきガクガクと上下する。

俺は彼女のショーツをゆっくりと脱がす。彼女の膣口から離れていくショーツの布地。

しかし粘けのある愛液がショーツと彼女の膣口をまるで一本の透明な線で繋いでいるかのように糸をひいてポタリと落ちる。

吐息が止まらなくなり苦しげな息遣いになっている律っちゃん。俺は律っちゃんの膣口に顔を近付け舌をクリトリスに這わせる。

ピチャピチャという淫らな音色を奏でる彼女の膣。

「あ!あ!あ!あ!!」再び大きく喘ぎ出す律っちゃん。

そして俺の右手の中指がそのまま彼女の中に侵入し、律っちゃんの喘ぎ声は一段と大きくなる。俺はどんどん指の動きを激しくして

「アンッ嫌っだめっだめっだめっ、それ以上しちゃうと、出ちゃ……アンッアンッアンッ」

「いいよ出していいんだよいっぱい出してみて!」

「っっっっっっあぁあ”っあ”あ”っ」

最早声にならない喘ぎ声を出しながら彼女の膣からは大量の愛液がおしっこのように。律っちゃんはとうとう潮を吹いた。

「もう、秋山さん上手すぎ!!」

「律っちゃんはエッチだね」

小休止、俺と律っちゃんは裸でピロトークを楽しむ。

「違うもん、私、エッチじゃないもん。ずっとエッチなんか無くても大丈夫だったんだもん」

「じゃあ」

俺は再び律っちゃんを奈落の底に墜とすことにした。

「今日からはエッチなしじゃ生きられないようになるね」

「さあオナニーしてみようか」

「ええ~っ!!」

俺は裸の律っちゃんを後ろから抱きかかえるように捕まえて、ベッドの横に置いたトートバッグの中の黒いアイマスクを彼女に装着した。

「こんなもの、、、エッチ!!」

「自分に素直になってごらん」

俺は律っちゃんの耳元に囁く。

律っちゃんがおずおずと自分自分の胸に刺激を与え始める。

「はあ、はあ、はあ、はあ、」静寂な部屋に響く彼女の吐息。

俺は抱きかかえた彼女の両足を大きく広げてみる。

左手で自分の胸を刺激しながら律っちゃんは右手を下腹部に当て、這わせるようクリトリス部へ移動させていく。

「くちゃ」彼女の指先に溢れる愛情の液体がまとわりつく。

それは陰口部からクリトリスにかけて指を這わせる度に彼女の指に絡まる。

「ああっ!!」ついに彼女の口から喘ぎ声が漏れる。

視覚を奪われ聴覚が研ぎ澄まされた律っちゃん

くちゃくちゃくちゃくちゃ!

「ああん!!ああん!!ああん!!ああん!!」

次第に早まる彼女の指。ビクッビクッビクッ律っちゃんが痙攣を始める。

彼女の全身に快感の波が広がって。

くちゃくちゃくちゃくちゃ!

「ああっ!!ああっ!!、、っく、っく、っく、っく、いっくう~」

彼女が全身を震わせて絶頂を迎える。

ビクンッビクンッビクンッ

律っちゃんの痙攣が止まらない。

このときを待っていた。

ずぶり!

「あああっ!だめっ!」

律っちゃんがひときわ大きな喘ぎ声を出した。

俺はまだ逝っている最中の彼女の体に侵入した。

「いやあ!ああっ!まだ、、、まだ、、、そんなあっ!!」

逝っている最中だった彼女の体はまだ絶頂の近くにあり。俺の容赦ない愛情は彼女を再び絶頂に近付ける。

「ああああっ!」

ビクッビクッビクッビクッまた彼女が痙攣する。

「ここからだよ、律っちゃん」

俺は彼女の細い腰をがっしりと抑えつける。

「んんっ!あっ!あんんっ!ダメダメッ!あああっー!!」

ぼろ人形のように俺に突かれまくる彼女。

広げられた彼女の膣の周りには、白い泡がまとわりついて。

「あんっ!ダメッ!またイッちゃうー!!またイッちゃうからー!!」

律っちゃんがだらしなく体を開き、口からよだれを垂らしている。

パコンッ!パコンッ!パコンッ!パコンッ!

「あっ!あっ!あんっ!はあはあ!も…もぅダメッ!ああっ!!んんっあっ!」

逝きまくって既に頭が真っ白になっているであろう彼女に俺は最後の追い打ちをかける。

俺は彼女に寸止めセックスを仕掛けた。

「、、秋山さん、意地悪です!!」

「ははっ」

律っちゃんは俺の腕の中。既に俺たちは一緒にシャワーを終わらせ、ガウンに身を包んでいた。

「私にあんなこと叫けばさせて、さんざん懇願させるなんて!」

「覚えてるんだ、えらいえらい。それで?律っちゃんは俺に何を誓ったのかな?」

「そ、、その、、ベットの上では、わ、私はあなたの奴隷になります。なんでも受け入れます」

「それから?」

「あ、、あなたに呼ばれたら、私はいつでも抱かれにいきます、、、」

「よく出来ました」

「もう~~」

「嫌?」

「え、、、」

「嫌なの?」

「、、、嫌じゃないです、、、」

彼女が俺の胸に顔をすりすりしてくる。

俺は久しぶりに彼女ってやつを手に入れたんだ。

「もう!一生、専属エンジニアもやって貰うんですからね!」

うん、手術が終わったら、俺はもう都会で会社業務なんか出来ない身体になる。だから俺は彼女を連れて田舎に帰る。

彼女も笑って了承してくれたんだ。

「あ~あ!明後日からはまた病院か、、、」

「そうですよ!まずは身体治さないと。また私より早く死なれちゃったら、、今度こそ私、、、(涙)」

「わかった!頑張る!!」

彼女を泣かすわけにはいかない。

「そ、そうだ!奴隷さんに最初の命令!!」

「は、はい!」

「明後日、入院したら、夜、忍んできて!エッチはしなくていいからさ、そばにいてほしいよ」

「む、、」

「え、、」

「無理かも、、」

「は?」

「外科病棟に侵入でしょ。ハードル超高い、、、」

当時の病院って科ごとの縄張り意識が高くて、特に外科と内科なんて、超犬猿の仲。

俺は外科に隔離、彼女は内科の副師長。

「え~~っ」

「ごめ~ん(汗)」

今日、付き合い始めた俺たち。

でも現実は俺たちを、あっという間に「遠距離恋愛カップル」に仕立てあげていくみたい。

「そっか~外科病棟だもんな。夜は会えないか~」

「う、う(汗)、ごめんなさい」

「奴隷さん~しょうがないお仕置きだ!」

「え!、、あ、、ああっ!ま、、待って、あたしたちもうシャワー終わって、、あ、、あ!」

「嫌?こんなに濡らしてるのに?」

「あ!、、あ!、、や!、、あっあん!」

「いくよ」

濡れきった彼女の蜜壺はあっさりと俺を受け入れて

「あ、、、あ、、、だめ、、、すごい、、、ああああ!」

がっしりと腰をロックした正常位。俺は腰の速度を上げて

「、、、あっあっあっあ、、、あああああっ!!!、、ああああああっ!!!」

「いっちゃおうか」

「あ!あ!秋山、、さん、、ううぅ、、、イクっ」

ズンズンズンズン

「、、イクッイクッイクッイク!、、、ックゥ~~!!!」

俺の下で恐らくは頭の中を真っ白にして、痙攣を繰り返す彼女。俺は押さえていた腰を離し掛けていた体重を外す。

本能的に彼女は快感から逃れようと身体を離して横を向く。

その瞬間、俺は寝バックを仕掛けた。

「、、え、、や、、うしろは、、、あ、あ、、ああああ!、ああああああっ!!!」

「あ!か、はっ、はっ、ガ、、あ、あ、あ、あ!!あ!!あ!!あ!!!ああ!!!ああっ!!あああっ!ああ!ああああ!!いやあ!いやーああああっ!!」

まるでエロ漫画の様な声を上げながら全身ガクガクと痙攣する律っちゃん。

俺は寝バックで、ずっと律っちゃんの最奥をゴリゴリと擦り止めない。

清楚で明るい白衣の天使の律っちゃんはもうそこにはいない。ただ全身が紅潮し痙攣するメスに。

そのままゴリンゴリンと律っちゃんの子宮口をイジメ倒すと律っちゃんはとうとう「ごめんなさい!」と言いはじめ、「助けて!」と懇願しだす、、、俺には、「もっと!」としか聞こえないけど。

俺がよりいっそう激しい子宮口苛めを続けると律っちゃんは布団に顔を押し付けて絶叫。

「あっ!あっ!!あっあっ壊れちゃうよ!ダメだよ!止まらないよ!壊れちゃうよ!ダメっ!ダメっ!ダメっ!ダメっ!いっくうぅぅっ!!!!」

律っちゃんの全身はビクンッッッッ!ビクンッッッッ!ビクビクッッッ!ビクンッッッッ!と大きく痙攣する。

そんな律っちゃんの蜜壺の求愛を受けて、俺も大量の愛情を律っちゃんの子宮の最奥に流しこむ。

律っちゃんがもう決して俺を忘れれないように、俺を彼女に刻み込むために。

【外科病室入院初日】

沙織「秋山先輩、キリキリ吐いてください!パパのひとみさん事件って何ですか!?」

外科病棟への入院の初日、三月(みつき)は車を出して荷物ごと俺を送ってくれた。

早見(早見は旧姓、現、桂木沙織。昔の部下で三月の奥さん)は、独身の俺のためにわざわざ部屋にきて、長期入院のための準備までやってくれて。

初めての大手術、、正直、不安が顔に出ているだろう俺に気を使ってくれる二人には、感謝しか無い、、筈だったんだけど(汗)。

沙織「田仲と国見がゲロりました。名前を出しただけで、パパが情報隠蔽に狂走するという情報、、、美味しい、おいしすぎます!!」

三月「秋男、分かってるとは思うけど、お前があれ漏らしたら、俺は、高輪御殿山事件をカウンターするぞ。そしたら、、そしたら、お互い焼け野原で、、何も残らなくなるぞ!!」

沙織「何それ知らない!秋山先輩話してくれないなら、地味に強烈な、本社の受付南ちゃん相手のトンビに油揚げ事件をパパに」

三月「何それ知らない!すげ~面白そう!」

「だ~~~っ!!ふざけんなてめえら!人の病室で夫婦喧嘩やってんじゃねえ!帰れ!」

こ、こいつら、アラフォーのくせに、高校生みたいに。

三月・沙織「は~~~い」

スゴスゴと肩を落とすふりをしながら帰り支度を始める二人。本当にムカつくほど息ぴったりだなあ!

三月「あ!そうそう、この間一緒にツーリング行ったっていう白衣の天使様、今度紹介しろよな!じゃあな!」

沙織「お大事に~」

あのなあ、三月くん早見くん!さっきまでお互いを一撃で誅殺しそうな秘匿情報のチラ見せを目の前で展開しておいて、良くそんなこと頼めるな。

危なくてお前らなんかに紹介出来るかよ!

俺は改めて、律っちゃん(エッチな俺の白衣の天使)をこの二人には、出ッきる限り引き合わせないことを心に誓った。

【外科病室手術まであと数日】

律っちゃんが来ない。

律っちゃんはもう俺の病室には来てくれなかった。

今となってはあの夜は夢だったのかと。

嘘です。夢じゃない証がひっきりなしに来ます。この時代、ガラケーは既に普及済み。

律っちゃんからはさんざんのメールが本当にひっきりなしに(汗)。

「会いたい!」

「会えない~(涙)」

とか

「外科病棟行けるよう何とか先生を通して工作中!」

「阻止された(涙)悔しい~」

とか(汗)

挙げ句は

「身体がうずくよう!」

「秋山さん私の身体に何したのよ!」

「夜、毎日、さわっちゃうよう」

「責任取ってよ~」

とか(涙)。

だんだんメールが切羽詰まってきて、ちょっと不味いのでは、、と心配になっていた。

そんなことを考えていたときだった。

(ガラッ!)

「秋山さん、、、」

そこにはいつものバイク用のレザー上下に身を包んだ彼女が。

やっとの思いで手に入れた非番を利用して来たらしい。

正直、、、驚いた!別人かと思った。

彼女は本当に白衣の天使。清潔なショートボブ、いたずらっぽい瞳、整った顔立ちはまさに清楚美人なんだけどその笑顔は優しく庶民的。

院内には彼女のファンが多いって話したと思うけど、それは小さな子供からご老人まで幅広くてね。

本当に彼女の柔らかい笑顔は、みんなを優しく安心させてくれるんだ。

それが、、、。

彼女のレザーファッションだって、見るの初めてじゃない、、、のに、、、何でこんなにフェロモンただ漏れでセクシーなんだ!?

彼女は典型的な「脱いだら凄いんです」系なんだけど、白衣の清楚さにギリギリ隠れていた筈。それがもう茶系のレザーと相まって

「まじで峰不二子だよ、、、」

「な、なあ律っちゃん、、この頃、結構、ナンパされてない?」

「されてます、、患者さんだけでなく先生方まで、、正直、仕事に支障をきたしてます。秋山さん、本当、私の身体に何したんですか!?」

「納得だよなあ、、ち、ちょっと!あんまり動かないでよ、、あっさりと出ちゃうよ」

「だって、、、」

彼女は着いて早々、俺の上に股がってきた。

いや、服はそのままだよ。レザーパンツに隠されたあそこを彼女はぐいぐいと俺のパジャマ越しのペニスに押し付けて来てるんだ。

「本当はね、、、あなたの不安が少しでも解消出来るように色々仕入れて来たんだ。手術のこと。ICUのこと。その後のリハビリ。人工肛門のことも再建術のことも、あなたの質問に何でも答えられるように。でも、でもね、、、」

彼女は、いつもならくるくると表情を変える筈の可愛いつぶらな瞳に涙を浮かべていて。

「慰めて、、お願い、、」

「、、、、、、」

「お願い、、あなたの顔を見たら、もう待てない、、」

「わかったよ」

俺は彼女を抱き寄せ、つんとした優しいキスを。

つん、、ずる、、ずるるる。

優しいフレンチはあっという間に終わり。

「ん!、、、、ん!」

俺たちは互いの唇を貪るように、、、。

(ガラッ!!)

「秋山さ~ん、検温で~す」

うん、ありがちだよね、、、漫画かよ!!

看護師「秋山さ~ん、検温で~す」

「、、、、」

律子「、、、、」

看護師「秋山さ~ん、検温で~す」

律子「、、、、」

「あの、、少し待っては、、」

看護師「秋山さん、検温と申しました!」

「はい、、、、」

「ごめんなさい、、」律っちゃんは顔を真っ赤にして出て行った。一週間ぶりの生の律っちゃんが(涙)

看護師「はい、検温終了です。なにか変わったことは?」

「なあ、、こんなのさあ、若めの男女の個室入院患者だったら結構遭遇するだろ?」

看護師「そうですね、比較的」

「ちょっと、見て見ぬふりをしてくれれば、、」

看護師「出来ませんよ、相手が職員じゃ」

「いや、、彼女非番だよ?だったら、、」

看護師「非番でもです!話がそれだけなら私はこれで」

「はい、、」

律っちゃんとの対比で悪いが、年頃はほぼ律っちゃんと同じ。美人さんなんだけど、やや冷たい雰囲気の彼女が離れていく。

看護師「(ぼそっ)直人さんのことはどうするつもりなのよ?律子さん、、、」

「(?、、直人さんって?)」

(ガラッ、、、バタン!)

最後に特大の爆弾を落としていった彼女の名前は「斉藤彩」、、、と名札が教えてくれていた。

「直人さんか、、、」

誰もいなくなった病室で一人考える。

一見、亡くなった彼女の旦那さんだと思うだろ?でも、旦那さんは「やすひろ」さんな筈なんだ。

だって、この間の逢瀬で、感極まった彼女が「やすひろさん、ごめんなさい、、ごめんなさい」って何度も言うんだ。

正直、嫉妬でめちゃくちゃ頭に来たから、言われるたんびに律っちゃんの脳みそが溶けるくらいまで逝かせまくってやったんだけど。

彼女にはもう一人の恋人がいる?それとも「直人さん」というのが旦那さんの名前で「やすひろ」は別の男の名前?

わからない、俺は彼女を知らなすぎる。

普段なら、三月か国見に電話すれば少なくとも旦那さんの名前くらいは一発で調べて貰えそうなんだけど今回ばっかしはちょっと頼み難いし、何より俺の手術は明後日。

「さっきはごめんなさ~い」と入ってきた律っちゃんのメールにも俺はなかなか返信を返せずにいた。

それから手術まではバタバタと。

「術後、ICUにはお見舞いに行けそうです」というのが、手術前の彼女との最後のやり取りとなった。

【手術後ICU(集中治療室)】

痛い、、、術後ってこんなに痛いんだ。

朦朧とした意識でずっと痛みに耐えていた。

見回りに来た医者や看護師に何度も伝えている。だけど改善しなくて。

「秋山さん!お加減、、、ええっ!?」

「律っちゃん、、、痛いよ、、、」

「そ、、そんな、、、」

能面のような表情になった彼女が、計器をみていたかと思うと

「秋山さん、痛いのはどこ!?」

「背中」

「、、、どんな痛み?ず~ん?ズキンズキン?」

「何か鼓動みたいにズキンズキン、、、」

「、、佐々木さん!彩を至急呼んできて!」

決然と彼女が叫ぶ。

看護師「な、、何であなたの命令で」

「エマージェンシー、モード尋木先生よ!大至急!!」

看護師「たずの、、イ、イエス・マム!!」

バタバタと飛び出す彼女を尻目に律っちゃんは院内電話に取りつく。

「もしもし?斉藤先生?、、久しぶりじゃないわよ!至急ICU!エマージェンシー尋木先生よ!」

あっという間に彩さんといういつもの看護師さんと背の高い細身の医者がやって来た。

「あなたバカなの!?このレベルのオペをひよっこの石井にやらせるなんて!」

医師「私が指導医についた。誰だって最初はひよっこだった。私も君も。」

「、、時間がないわ!これ血圧データ、それと痛みかた、顔色、ドレーン血色!!」

医師「し、しかしこの色、静脈血色では?」

「それで昔、一緒に痛い目にあったじゃない!忘れてしまったの!?」

「この術式でこのドレーン位置、血の色は体液で薄まる。あなただけはそれを忘れないと思っていたのに、、、あなたオペの最後は指導から離れたのね!!」

医師「、、、、」

「動脈出血だったら、命にかかわる!一刻の猶予も無いのよ!?」

医師「患者さん家族への再手術の説明は?」

「いらない!この人については私が全責任を持ちます!」

「律子さん、、、あなた、、」

「直人さん、お願いよ、、この人は、、この人は私の、、、」

医師「、、彩くん、緊急手術用意だ!場所は第三手術室、執刀は俺、助手は石井を引っ張ってこい。あと麻酔医も頼む!」

「はい!」

文字通り飛び出していく彩さん。

医師「律子くん、器械出し頼めるか」

「現役じゃない私が?後で揉めるわよ?」

医師「構わない、頼む!君の力を貸してくれ」

律子「わかった、直人さん」

「ううっ、、ああああ!」

「秋山さん!しっかり!しっかりして!お願いよ!!」

まあ、手術なんて始まってしまえば、麻酔でなんにもわからない。

終わって気がついたら、自分のベニスに尿導管がまた刺さっていて、ああまたかと(笑)

後日、俺は、本当に危機一髪で、文字通り、命を救い上げられたことを、他ならぬ「直人さん」から、教えられることになった。

【病院の外、人気の無い中庭の奥】

「まじですか、、斉藤先生、、」

斉藤「はい、まさしくあなたは、律子さ、、頑張看護師に命を救われたのですよ」

再手術後は、嘘のように穏やかな時間が流れるようになった。

そんな時だった。

俺は、話があるという斉藤先生に連れ出されて、散歩がてら中庭に。

しかし、お医者様に車椅子を押されているのって、、、なんか、シュール。

「そんなにやばかったんですか」

斉藤「やばかったです。タッチの差レベル。まさにエマージェンシー尋木先生レベルでした」

「あのですね、、俺、部外者なんで良くわからないのですが、エマージェンシー尋木先生ってなんですか?」

斉藤「ああ!これはうちの院内放送用のスタットコールです。状況で救急とかに人を集めるのに使う隠語なんですがね」

「尋木先生って?」

斉藤「尋木先生は既に引退されたうちの伝説の外科医なんですが、何せ百歳近いんですよ。つまり、後が無い!、、と(笑)」

「はは、、、全然笑えね~よ!」

斉藤「すみません」

「ど~してくれるんですか!これじゃ俺、一生、律っちゃんに頭があがりません!」

斉藤「謹んで崇め奉るレベルです。足を向けて寝たらいつか閻魔様にぶっ殺されるでしょうね」

「尻に敷かれるとかのレベルじゃないですね」

斉藤「ええ!あなたは、草履です。彼女の草履として一生を全うしてください」

「他人事ですもんね」

斉藤「はは、実はそうでもないのですよ」

「えっ?」

斉藤「他人事じゃありません」

「そうか、直人さん、、か、、あなたが?」

斉藤「彩がなにか話しましたか、、、?」

斉藤「秋山さん」

「はい」

斉藤「私は律子くんが好きです」

「、、、、」

斉藤「申し訳ないが、私と彼女との間には肉体関係もありましてね」

「、、、、」

斉藤「聞きたいですか?」

あのですね!、、、好んで聞きたくなんかないけど、聞かない訳にいかないでしょ!?

直人さんとの直接対決がはじまる。

柔らかい風は、季節が秋に向かっていることを教えてくれる。そんなことに思いを馳せるくらいは、斉藤先生の次の言葉までの間が開いていた。

斉藤「この病院に配属になってすぐ、私は律子くんに出会いました。同期なんですよ。医師と看護師なんで年齢は離れますが」

、、、、、へ?

「ちょっと待って!そこから話しはじめるの!?」

斉藤「、、なにか問題が?」

「アラフォーなんだぜ?俺たちみんな、律っちゃんだってさ。まさか今から20年近くの人生を語る気なの?」

斉藤「そうですが」

「あなた仕事は!?斉藤副医局長殿!」

斉藤「ご安心ください。午後は非番です」

はい?

「じゃあなんで未だに白衣着てるの!?」

斉藤「この白衣は、そのほうが貴方が油断して付き合ってくれるかな、、と思ったので」

俺対策で非番のくせに白衣で散歩誘ったのかよ。

「非番の医者が白衣着てうろつくって、、自由な病院ですね!そもそも貴重な非番なんだから、さっさと家に帰って家族サービスでもしたら良いんじゃないですか?」

斉藤「よけいなお世話です。私は独身なんで家族サービスとは無縁です」

「へ~、彩さんは?」

斉藤「、、、、」

「斉藤彩さん、、お二人の纏う空気はまさしく夫婦、と見えたのですが、、俺の勘違いですか?」

斉藤「惜しいです。元夫婦なんですよ」

「、、、、、」

斉藤「でも、、未だに夫婦の空気が纏わりついていますか、、、もう7年近いんですけどね、、別れて」

「彩さんは別れても未だに夫婦姓を使い続けてるんですね。それにしても良く同じ医局に一緒にい続けられますね」

斉藤「さんざん話し合っての円満離婚、、周囲に対しての説明はですけどね、、もっとも代わりに律子くんが気を使って内科病棟に移ってしまった」

「、、、なんかキナ臭い話になってきているんですが、、あんたらの本当の離婚理由って、あんたと律っちゃんの不倫ですか?」

斉藤「、、、端から見たらそうなるのかな、、、そんな単純な話じゃないんですけどね」

斉藤「最初はね、律子くんとは本当に相棒っていうか親友っていうか、新米の外科医と新米の手術室付き看護師が切磋琢磨って言うにはなんかお互いを罵り合いながらやってきたんですよね。」

斉藤「律子くん、美人だしスタイルも良くて人気者だったんだけどあの性格だから、一緒に仕事してるととっても恋愛沙汰になんかなりようがないと言うか。、そんな関係にしちゃうには勿体ないくらい面白い付き合いだったんですよ」

「、、、それ、なんか分かります」

斉藤「彩とは結構早く結婚しましてね、それでも予定手術が難手術の場合は、器械出しの律子くんと俺で夜中までシミュレーションしたりして、彩には冗談ぽくあなたたち怪しい!とか言われたりして、でもあの頃は幸せだったんです」

「、、、、、」

斉藤「バランスが崩れたのは、、頑張が入局してきてからでしたね」

「律っちゃんの死んじゃった旦那さんですね」

斉藤「今考えるとあっという間ですよ。頼りないのが入ってきたなとか思ってたら、律子くんがあの性格だから手取り足取り一生懸命指導をはじめて。頑張の野郎、かっさらうように律子くんと付き合いはじめて。また律子くんが明け透けだから、あいつとは身体の相性が良い!とか酔っ払ったときに報告してくるし」

「へ~旦那とは身体の相性良かったんだ、妬けるな~(棒読み)」

処女結婚とか言ってたな律っちゃん。ちくしょう!今度、寸止め地獄にしてそのセックス徹底的に聞き出してやる!

斉藤「なんだろう?野郎の親友を後から出来た彼女に取られたような不思議な感覚?なんかモヤモヤしてましたね。でもある時、彩に決定的なことを言われたんですよ、あなた本当は律子さんが好きなのよ、、って。はじめて自分の本当の気持ちに気がついた瞬間でしたね。そこからはうちの夫婦仲までおかしくなってしまって」

「でも、、、頑張さんは、亡くなった、、」

斉藤「逝くのもあっという間だったんですよ。二人の同居入籍から1ヶ月くらい。非番のあいつが、どうにも胃が痛いって言ってきて、検索入院したら三日後には、、もう手の施しようもなく」

「そんなに早かったのですか」

斉藤「あいつなんだかんだで良いやつで好かれてましてね。あまりに急激だったんで誰もが頭の中を整理出来ない。律子くんだけがガムシャラに働きはじめて。危ういんだけど誰も止められなくて。そんなときにあの事件が起こった。八◯子多重玉突き事故とデパート火災の複合災害」

それは聞いたことがある。有名な西東京地区屈指の複合災害。ただ、当時渋谷勤務の俺には別の世界の出来事だったけど。

斉藤「あの時救急対応の中心になっていたのがうちの病院でしてね。医者もスタッフも全員非番そっちのけで集まったけど人手不足。何せ本館の受付ロビーが臨時のドナー収容所になって人が溢れていた」

「地獄ですね」

斉藤「最後の手段、、、と言って良いのでしょうね。当時の医長はついにトリアージを命じました」

「トリアージってなんですか?」

斉藤「命の選択ですよ」

「、、、、、」

斉藤「今、生きている命に対して、重症度を加味して助ける命と諦める命を取捨選択するのです。それを受け持たされたのが、当時、外科看護師のエースだった律子くん」

「なんだそれは!一介の看護師がやる仕事じゃないよ!」

斉藤「そもそも看護師のやる仕事ではありません。表向きは若くてとても救命の役に立たないひよっこ医師がメイン。でも現場の人間は分かっていた。実際の選択を行っていたのは、その横にいる律子くんだってことを。少しでも腕のある医師は治療に専念させる、、妙手であり英断、そして彼女は任務を完璧にこなした」

「、、、、」

斉藤「あの時は、事故の規模としては奇跡のような救命率。世間は誉め称えてくれた。死亡した患者の関係者の方だって異を唱えた方なんて一人も出なかったんです。でも彼女は深く傷ついた。自分は人殺しだ、、って」

「、、、、」

斉藤「あの日俺は、そんな彼女を飲みに誘った。少しでも彼女の心の負担を軽くしてあげたかった。彼女は笑って、飲み比べ勝負に応じてくれるなら行くって言ってくれた。彼女は実はお酒強くて、飲み比べなんかやったら先に潰れるのは私。でもその時は何故か彼女が潰れた」

「、、律っちゃん、、」

斉藤「潰れた彼女を部屋に送り届けるだけのつもりだったんです。部屋には、未だに頑張の匂いが色濃く残っていて、彼女は朦朧とした意識の中、泣きながら抱きついてきた。やすひろさん!助けて!って」

「、、、、」

斉藤「抱くしかないと思った。離婚協議中の彩の顔が浮かんだけど一瞬だった。それで全てを失ったとしても構わないと思った。秋山さんに聞きたい。秋山さんだってそうなったら抱きますよね?」

「斉藤先生舐めてますか?そのシチュエーションなら彼女が潰れてなくなって抱く。死んじまった腐れ旦那から、彼女を奪い去る気で抱きます。、、まさかと思いますが、先生へたれて抱かなかったんですか!?」

斉藤「律子くんは、右の乳首より左のほうが感じる。特に下から舐めあげると悶絶する。また彼女のGスポットは人より柔らかい。指を押し付けるだけで何度も逝き続ける」

「、、、ちょっと待った!その情報って、今、いらないよね?もしかして喧嘩売ってるんですか!?」

斉藤「あなたが挑発するからです。その日からしばらく続いたんですよ。私と彼女との身体の関係」

「ちっ!!」

斉藤「ふふっ、溜飲が下がりますね。でもね、あの時はそれが正解だったと今でも思ってます。そうしなかったら彼女は、、、」

「くっそ~ありがとうございます!!」

斉藤「頑張の施した律子くんへの身体の開発って確かだったんでしょうね。彼女はね、いつも彩なんか及びもつかないくらい可愛く私の腕の中で逝き続けるんですよ。でも、ことが終わるといつも言うんです。泣きながらやすひろさんごめんなさいごめんなさいってね。だから言ってしまった、今だけはやすひろが戻ってきたと思えって」

「、、、、何言ってるんすか、あほかあんた!」

斉藤「終わりは呆気なかった。彩がね、渋っていた離婚協議に突然応じてきましてね。言われたんです。律子さんと幸せになってって。そして彩との離婚が成立したその日でした、今度は律子くんに言われたんです。仮のやすひろさん、今までありがとうって。」

斉藤「もう大丈夫だからって。そうして彼女は二度と私に身体を許すことはなくなって、彼女は内科に移っていった。きっと私は間違えたんでしょう?秋山さん」

「そうですね間違ってますね。やすひろさんごめんなさい、か。私も言われましたよ。何度もね。頭に来たから言われるたんびに彼女をさんざん逝かせまくりましたね。もう律っちゃんが頭がおかしくなるから許して!って泣き叫ぶまでね」

斉藤「ははっ(笑)凄いですね、秋山さん」

「凄くなんかない。死んだ奴になんか彼女を任せられない。大体それから7年ですよね。あんた今まで何やってたんですか!」

斉藤「不思議なバランスが出来ていたんです。私と律子くんだけじゃない、彩や他のみんなや。まるでそこだけ時間が止まっているみたいにね」

「そこに私という異物が入ったのですね。分かりました!オッケーです。律っちゃんは私に任せてください!」

斉藤「痛み入りますね。ははっ、あなたとはやっぱり相容れない。そうだ!今度夜中に忍んで腹の中の結束をどこか外しておきますね。大丈夫、楽には死ねませんよ~」

「それが医者の言うことですか!本気で怖いんだけど!」

「これで話は終わりですか?」

斉藤「終わるわけないでしょ?」

「へ?」

斉藤「秋山さん、律子くんは毎晩消灯時間になると、あなたのところに忍んでくる。そうですね?」

「、、、ええ、外科の若い看護師さんの信頼が一気に得られたとかで。夜忍び込む障害が無くなった~とか言ってますね」

斉藤「しかも消灯に紛れて朝まで淫らなことをやっていると」

「、、、ええ、外科の若い看護師さんの信頼が一気に得られたとかで。これで私たちを止めるものは無い~とか言ってますね」

斉藤「秋山さんらしくもない。そんな噂が律子くんの立場を悪くするとは考えないのですか」

「少し考えてはいたんですけどね」

斉藤「では!」

「でも、彼女もうすぐ、ここ辞めちゃうから」

斉藤「はあっ!?」

「約束したんですよ。俺の身体が落ち着いたら、一緒に俺の田舎に来て欲しいって。俺、もうサラリーマンの激務なんか無理だから」

斉藤「、、、なるほど、話しはそこまで進んでいたのですね。秋山さん、律子くんとの淫行ここまでです」

「はあ、大きなお世話な気がしますが、なにするおつもりですか?」

斉藤「今日、私は律子くんをあなたの緊急手術のお礼で食事に誘ってます。もうすぐ約束の時間です」

「、、、、、」

斉藤「そこで私は、想いの全てを彼女にぶつけて求婚します。必ず墜としてみせます!」

「、、、、、」

斉藤「私も独身。まさか異は唱えませんよね」

「、、、、、しゃくだけど唱えられないよ、、」

斉藤「あ、余計なチャチャは嫌なので、今頃、彩があなたの携帯を持ち出してますが悪く思わないように」

「な!思いますよ!そこまでしたら犯罪ですよね!」

斉藤「明日の朝には律子くんは解放しますので、結果は彼女から聞いていただくとして、今日は悶々と過ごしてください」

「いや!それ本当、私への嫌がらせですよね。せめて携帯電話返せ!!」

斉藤「まあまあ、あなたと私の仲ってことで」

「ふざけんなどういう仲だ!」

斉藤「私たちは、この世に二人の穴兄弟じゃないですか」

「死ね!!」

全くふざけた話だ!

、、、なんだけど、斉藤先生の気持ちみたいなのもなんとなく伝わって来ててね。

止められなかった。

、、でもね、やっぱり何としても止めるべきだったのかも知れない。

この日、消灯時間が過ぎても、律っちゃんは来なかったんだ。

いつもは、消灯直前におずおずとやってくる律っちゃんが来ない。

もしかしたら、メールを送ってくれているのかも知れないけど携帯取られちゃってるから何も分からない。

本当に酷いよ斉藤先生!!

悶々としてるんだけど、手術で弱った体力は、俺に睡眠を要求してきてね。

俺は、うとうとと夢を見たんだ。

昔の夢だ。あれは三月と早見が本当にくっつく寸前、課の飲み会で酔っ払った早見が半泣きで絡んできたんだ。

ーーー

沙織「先輩の紹介のあの人、半年経つのにキスもしてくれないんです。私って男の人からするとそんなに魅力が無いんですか!?」

「そうだな、、、まじな話、少なくとも俺は金を積まれても手は出さんな!」

沙織「先輩酷い、、、もう知らない!!」

後ろで国見が凄い目で俺を睨んでいる。

あいつは入社当時から、一年先輩の早見に惚れていたからなあ。

視線が「何言ってんだ。コノヤロウ!」と言っている。黙って大人しく見ていろ!!

早見沙織、我が社はじめての女性キャリアの一人。本社営業部ではただ一人の女性総合職。

ペラっペラの英語力を駆使して、我が社の弱点だった対外資系企業に対して、あっという間に即戦力となった女傑。

最初はね、うちのバカ役員が、容姿だけで採用したんだろうとか思っていたんだ。

実際、突出して可愛いかったから。

誰が呼んだのか、愛称は「鶴姫」

「観賞用には最高だけど、中身は煮ても焼いても食べられない」なんてみんなで笑っていたけど(早見はブンむくれていたけど)、本当は本意じゃないんだよ。

まあ国見は別格としてもさ、うちの課の連中はさ、みんなお前のことが少なからず好きなんだ。

決して女性を武器にすることなく、いつも全力で仕事に食らいついてくるお前をさ。

お前の笑い声が、得意そうな笑顔が、ワタワタと焦りまくっている困り顔が、いつも課を明るくしてくれてるんだぜ?

お前の「鶴姫」の称号って、本当に伊達じゃないんだぜ?

沙織「もう!先輩の意見は良いです!紹介者なんだから、責任持って対策を考えてください!」

俺は笑って、三月が絶対逃げられないであろう押し倒しかたをお前に教えたな。

本当はさ、少し後悔していたんだ。

三月が本気になっちゃったら、お前の身も心も三月に雁字搦めにされてしまうのは分かっていたから。それは少なからず今の俺たちの関係の終焉を意味していたから。

そうか、、あの時の三月が、この医局に対する、今の俺なのかな、、、

ーーー

「、、、きやまさ~ん」

「秋山さ~ん、あっく~ん、、なんちゃって」

「あっくん、寝ちゃった?」

「あっく~ん」

「ん~、どうした?早見」

「、、、、、」

「、、、、、、」

「帰ります」

「待って待って!律っちゃん!寝ぼけただけだから!」

お酒飲んできたんです~という体の彼女を、まずはベッドに引き込む。

うん、これで契約発動。彼女は俺の奴隷だ。

既に濡れそぼった彼女の蜜壺に俺の怒号を打ち込む。

「あんっ!い、いきなり、、、」

俺たちは横臥位で抱き合う。

ゆっくりとゆっくりと腰を動かし合って。

「あ、、あ、、気持ち良い、、」

「声は自分で抑えてね」

「あっ、あっ、そうやって急に動かされると!うっ、うっ、やん!」

「さて、、」

「あん、、何?」

「今日は誰と飲んでた?」

「え~と、な、内緒、、、あっ!あっ!ダメダメダメ、わ、かった!言うからあ!」

「、、、、、」

「内緒にして、って頼まれたんだけどダメ?あんっ!はい~わかりました!あ~ん、許して~っ」

「はあはあはあはあ、、直人さん、、斉藤先生と、、あっ!イヤっ!何で!?あ、あ、あ、あ、ダメ、逝く、イクイクイク、、、あっなんで、、何にも、、何にも無かったんだよう!?」

「、、、、、」

「はあはあ、、あ、あのね?斉藤先生と彩と飲んでたんだよ?」

「は?」

「?」

「彩さんも一緒に?」

「うん」

「、、、何をやってんだあの男は」

「?」

「それで?」

「うん、斉藤先生がね?あなたの動脈血の診断のお礼って言って誘ってきてね。私と飲み比べを勝負したいたいって」

「はあ、、、」

あの男、やっぱりバカなの?

「勝ったら伝えたいことがあるって言うんだけど、あの人の酒量じゃ負けるわけないって言うかあの人ぶっ倒れちゃうからさ、彩が一緒なら良いよって言ったんだ」

斉藤先生、、詰めが甘いですね。彩さんが同席した時点で、あなたの目論見は脆くも潰えていたんですね。

「案の定、先生、すぐ潰れちゃってさ、彩と二人で近くのホテルに運びこんで、彩を置いてきちゃった。知ってたかな?あの二人って元は夫婦だったんだよ」

別れちゃったんだけどさ、彩は今でも先生のことが好きなんだって言う律っちゃん。

「律っちゃん」

「ほえ?」

「覚悟してね?」

「な、、何が?」

「今から律っちゃんに徹底的な寸止めセックスをします」

そういって、俺は正常位の体制になりながら、律っちゃんの腰をがっしりと押さえた。

「ま、まっ、、あん!ちょっと、、あ!あ!ダメ!それ!なんで!ああっ!」

「夜は長いからね。覚悟してね?」

「あん、あん、やん、あ、あ、あ!ダメ、逝く、逝く、イクイクイク、、、なんで!いや~どうして!!」

「聞きたいことがいっぱいあるんだ」

そう、聞きたいことがいっぱい。

旦那さんは身体の相性が良かったんだろ?

処女だった律っちゃんはどんな風に開発されたの?

そうそう!昔のこととは言え斉藤先生と愛人関係だったのは、何としても話して貰わないとね!

そして、その時、どんな風に思っていたのか、どんなに辛かったのか教えて欲しいんだ。

今となっては俺は聞くことしか出来ないから。

全部教えてくれたらさ、そうしたらこれからは、俺が君を守るから。

身障者手帳付きのポンコツな身体だけどさ、きっと君がその辺りは助けてくれるんだろ?

だからさ、夜通し繋がりながらさ、語り尽くしてさ、そして俺たち、一緒になろうよ。

「あっあっダメ、逝く、イクイク、、、や~ん、あなたがあなたが一番私を!あ!あ!あ!あ~ん!」

斉藤先生と彩さんは、この日の逢瀬で子供が出来て、皆に祝福されながら出来ちゃった再婚を果たした(笑)。

【西東京律子のマンション】

「う、う、う、、あ、ああ~」

ベッドの上で、目隠しをされ、腕を頭の上でベッドにくくりつけられた律っちゃんが悶えている。

りっちゃんはトレードマークの白衣を着ている。白衣の上から縄を掛けられてバストが物凄く強調されている。

白衣の胸のボタンは外され、そこから胸元にコードが延びている。

ブーン、ブッブッ、ブブブブ、、、

不規則なモーター音が乳首のあたりから聞こえてくる。

律っちゃんの両乳首に装着された乳首吸引バイブは別々の不規則な刺激を与えてるんだけど、たまに両側に強刺激が重なる時はガクガクと身体を痙攣させながら悶えまくる。

でも既にショーツを脱がされた腰は跳ね上がれない。俺か押さえこんでいるから。

そして、クリトリスにはクリキャップ、お尻の穴にはアナルバイブを受け入れた律っちゃんには、ゆっくりと最弱の刺激が与えられ続けている。

蜜壺には俺の右手の中指が取り付き、ゆっくりゆっくりと律っちゃんのGスポットを刺激し続けている。

「あ、、あ、、あ、、ああ~」

そろそろかな?

「うう、、お!お願いです!ご主人様!!」

この瞬間、俺は律っちゃんの可愛い唇に取り付く。律っちゃんも応えてジュブジュブと卑猥な音をたてながらディープキス。

俺は蜜壺の中の指を高速で動かしながら、クリキャップを弾く。

強烈な刺激に律っちゃんがガックンガックンと痙攣しながら硬直していく瞬間、俺は指を止めて唇を離す。

「あ~~いや~~逝かせてください~」

今日何度目かの、律っちゃんの心からの哀願が部屋に響く。

今日は、律っちゃんの明日の非番を見越した、週一回の特別調教セックス。

「は!、、、あ!」

何度目かの大きな痙攣で、遂にクリキャップは弾け飛んだ。

律っちゃんの真っ赤に腫れ上がった淫らな宝石が飛び出しながら震えている。

乳首の吸引バイブのスイッチを落とし、逝ってしまわないようにゆっくりとアナルバイブを引き抜く。

「く、、う、ああぁ~~」

それでも、セックスに近いお尻の刺激は彼女をどうしようもなく絶頂に近づけていく。

「はあぅ、はあぅ、はあぅ、はあぅ」

上気した肩を震わせ、甘い吐息をフェロモンのように撒き散らしながら、俺の白衣の天使が縄を掛けられた身体を細かく痙攣させている。

「ご主人様~お、お願いします!挿れて、、くださ、、い」

まるで呪文のように紡がれる哀願。

「挿れて、いれ、、、んんっ!」

何度目かのディープキスのジュブジュブジュルルという卑猥な音が響く。

「は!?あ~ん、、何!?何しているの~!?」

上から垂らされた細いローションの糸が真っ赤に充血したクリトリスに直撃して、律っちゃんは再び悶絶する。

「も、もういや~挿れてよう~」

『ジョリュ、、、』

「はあぅ!」

『ジョリュ、、、』

「あ~~っ」

『ジョリュジョリュジョリュジョリュ、』

「あ!あ!あっくんっっ!!ダメヤメテっ!!どめでっ!!止めてぇぇええ!!何してるの!?それなにっ?!」

目隠しされて腕を万歳に拘束された彼女には見えない。

『ジョリュジョリュジョリュジョリュ、』

クリキャップで充血して真っ赤になったクリトリスをローションにまみれたガーゼが擦りあげ続ける。

「、、、やめて!!それつよいのっ!!すぐイっちゃうの!!イキっぱなしなのっ!!あ、あ、頭が溶けちゃうの~~~」

びしょびしょと潮を撒き散らす彼女。

『ジョリュジョリュジョリュジョリュ、』

「ぁぁあいやぁぁぁぁぁあああああっ!!!!」

もはや声になっていない絶叫と激しい痙攣を何度も繰り返し、遂に律っちゃんは意識を失った。

「朝だよ、律っちゃん、、起きて」

「、、、ダメです、、無理です、、身体、、ばらばら、、、」

「ほら、起きて、、、朝食も用意しているから」

「、、、起こしてください、、、」

「しょうがないな、、、うわっ!!」

いきなり抱きしめられ、ベッドに引き摺りこまれた。

「捕まえました~」

「こ、、こらっ、今日はダメ、、、」

「非番です~、挿れて、、挿れてください」

「、、、本当に脳まで溶けちゃったかな」

「今日は退職の挨拶の日でしょ?」

「なんで!もっと早く起こしてくれないの!?」

、、、いや、、それは無いでしょ?そりゃ昨日は無理させちゃったけどさ、、合意の上って言うか、強く望んだのはそっち、、

律っちゃんは、朝食もそこそこにワタワタと朝の準備に狂走している。

三月(みつき親友)曰く、女性は多かれ少なかれ、朝は低血圧なのか理不尽、多少は我慢しないと暮らしていけない、、と。

、、、お前の言う通りだわ、、

俺、秋山秋男(律っちゃん曰く「秋男だからあっくん!」だそうな)。この間、長年勤めた会社を退職して、晴れてプー。

退院後、田舎に引っ込むまでの間、体調管理と律っちゃんの通勤を考えて、俺が律っちゃんのマンションに転がり込むことにした。

齢40にして初めての同棲ってやつである。

「あれ?あっくんも出掛けるの?」

「ああ、斉藤先生が話があるってさ」

「身体のこと?それともプライベート?」

「本当に!遺憾だけどプライベート」

「あはは!!」

本当にあの男は!

俺を友人か何かと思っているのかしょっちゅう呼び出してくる。

こっちも身体のことがあるので応じない訳にいかなくてさ。

この間、公私混同!って怒ったら、やっと誘い際に公務かプライベートか付け加えるようになった。

「直人さん、あれで繊細だから友達少ないんだよ?許してあげて?ね?」

ムカッ、

「繊細?ネチッこいの間違いだろ?」

律っちゃんの目が楽しそうだ。

斉藤先生と律っちゃんが、愛人関係だった頃の話は、幾度かの寸止めセックスで根掘り葉掘り聞き出している。

あの男、見かけの爽やかさに似ず結構ネチッこいセックスを展開したらしく、律っちゃんもさんざん逝かされたそうだ。

「前戯で一回、挿れられて一回、必ず逝かされちゃうの。あの頃はまだ、やすひろさんと死別してすぐだったから罪悪感も凄くて、、逆に離れられなくなりそうだったの」

「直人さんと彩さんの離婚を機にうまく解消できたけど、身体的にはズルズル続いてもおかしくなかったんだよ、、、」と律っちゃんがイタズラっぽく笑う。

、、、絶対、煽ってるよね、律っちゃん!?

「え、、、え、、、ダメ!時間無いんだから、、、あっ!あっ!いや、、、いや、、くう~っ、、そ、そこだめ、、あっ!あっ!あっ!いっ、、逝く、、、っくっくっくっくっく、、、いっくう~~」

【病院の外、人気の無い中庭の奥】

斉藤「冷えてきましたね?もう冬の匂いが近づいています」

「でしょ?寒いんだよ!何で毎回、病院の中庭で待ち合わせるの!?」

斉藤「私たちの秘密会議は、やっぱりここでしょう?」

「そんなもん、全く望んでいないんだけど」

いつもの中庭で、俺たちはいつもの軽口を叩き合う。最初と違うのは、俺が車椅子に乗っていないこと。それと。

「先生~、彩さんとのご結婚おめでとうございます~」

斉藤「ノッケからムカつくこと言い出しましたね」

「いや!祝福でしょ?、、、まああの時のことは、策士策に溺れましたね!?」

律っちゃんにプロポーズする気でお酒に誘って、泥酔して介抱していた彩さんを妊娠させちゃったらね。

斉藤「うるさいです。今度の検診で何の毒を盛って欲しいですか?」

「その、身体に何かする系の話、本当に辞めて!本当、怖いんだから」

パチパチパチパチ!内科病棟から拍手が聞こえてくる。今頃は律っちゃんの送別セレモニーの真っ最中だろう。

「先生、参加しなくて良かったの?」

斉藤「、、、外科と内科の壁って未だに有りましてね、あれは内科のイベントなんで」

「律っちゃん、外科も長いのにね、、」

斉藤「当時とは看護師はかなり入れ変わってしまいましたが、私も含めて手術に携わる医師は、やっぱり彼女忘れられなくて、残念ではありますが」

「メンツとか気にしないで一緒にやれば良いのに、、」

斉藤「あ!忘れてました!医長からあなたに伝言が有りましてね」

「?」

斉藤「超優秀な看護師をよくもカッサラいやがって覚えていろ!!とのことです」

「その、患者を脅すのって、この病院の伝統なの!?医者の、覚えていろ!ってセリフ、マジで怖いんだよ!」

斉藤「まあまあ(笑)、この後、直接会えますので文句はその時に」

「へ?」

斉藤「行きましょうか?時間稼ぎはこれで充分でしょう」

「ど、、どこへ?」

斉藤「メインイベントです。7年ごしの医長の罪滅ぼしだそうですよ。手伝ってください」

予感はしていた。病院の正門待合室、タキシードに着替えさせられた俺の目の前には、初老の医師に手を取られたウェディングベールの天使が。

「あっくん、、、」

手作り感満載の披露宴会場。どれだけの人たちが労に携わってくれたのだろう。

医師「君が秋山君か、、、」

初老の医師がニッコリと笑う。

医師「泥棒猫!とあえて言わせて貰うよ」

「うぐっ!、、、スミマセン、、」

医師「頼みます。今度こそ律子君を幸せにしてあげてください」

「、、、はい」

「先生、、、あたし、、」

医師「律子君、、ここはかつて、私が辛い指示を君に課した場所だ」

7年前の複合災害の際、要救護者の戦場と化したこの場所で、律っちゃんは、トリアージ(救護する命の選択)を命じられた。

旦那と死別したばかりだった律っちゃんは、心に深い傷を負った。

医師「あの時の判断が間違っていたとは思っていない。でも律子君が深く傷ついていたことを斉藤君や他のたくさんのスタッフから教えられた。すまなかった」

「先生、、、」

医師「君の退職にあたり考えた。もしかすると君に取っては忌まわしいこの場所を、せめて最後は幸せな思い出に書き替えてあげたい、、、、自己満足だ。でも大勢の者が賛同して骨を折ってくれた。受け取ってくれるかね?」

「先生~~(涙)」

医師「こらこら、抱きつくなら旦那にしなさい」

「いえ、、ムカつきますが、今だけは」

医師「そうか、そうか!律子君、結婚なんか辞めて私の妾になり、、」

「老い先短い人生、もっと短くされたいのか!本当に悪質な冗談が好きだな、ここの先生たちは!!」

「律子さん~」

カメラを持った黒ドレスの彩さんが近づいてくる。

「彩!!」

律っちゃんが飛び付くように駆け寄って。

「彩、身体は大丈夫なの!?」

「今日だけはどうしても!結婚おめでとう!律子さん!」

「彩もね!先生に幸せにして貰うのよ!」

「ケケっ(笑)」

斉藤「気色の悪い笑い声は早く止めて準備をしてください!」

「何を?」

黒の背広に着替えた斉藤先生がビデオカメラを持って近づいてくる。

斉藤「宣言です」

「宣言って?」

斉藤「これは、人前結婚式です。律子君を必ず幸せにすることを私たちに宣言してください!」

この瞬間、大きな歓声があたりを包む。

「みんな、、」

沢山のお医者様だけでなく、看護師さんだけでなく、沢山の患者さんが祝福の声をあげている。

律っちゃんがみんなにいかに愛されていたのか、そのバトンの大きさに胸が震える。

斉藤「さあ、宣言をお願いします。残念ながらあなたのパートナーは役に立たないみたいですよ」

そう、律っちゃんは泣いちゃって、とっても無理。

ここは一寸、俺の頑張りどころ。

斉藤「さあ!カッコいいところよろしく!無様でも記録しちゃいますよ!」

黙って見ててよ先生!

俺は泣いてる律っちゃんを抱き寄せて、声を張り上げた。

この日、とある病院の待合室で、一組の夫婦が、誓いの口づけを交わした。

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