三月「、、、ってことがあったのだよ」
(前の話を見てね)
沙織「、、、」
優「、、、、」
あれ?良い話だと思ったんだけど、沙織(愛妻今となっては怖い)も優(一人息子大学生、物理的に怖い)も黙りこんじゃった。
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優「あのさあ、親父」
三月「うん?」
優「それって単なる親父の自慢話だよね?」
沙織「そうね」
三月「なんで!?」
、
優「だってさ、それって端的に言えば高校時代の親父が周りの女の子を食いまくった話だよね?最後に至っては大学一年の親父が高校生の女の子をセフレにして捨てた話」
沙織「そうね。聞いてて何か腹が立ってきたわ」
三月「ひ、、ひど!!」
優「俺が彼女の美幸を寝取られたかも知れない話を相談していたんだよね?なんで親父の自慢話が展開されてるの?」
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三月「い、いや、、俺は、俺の高校大学の頃の話が少しでも役に立てばと、黒歴史を無理やり」
優「ごめん、全く参考にならないや」
沙織「そうね」
三月「、、、」
、
沙織「色々突っ込みどころ満載なんだけど、例えば桂木先輩とはその後絶対再会してるわよね?また食べちゃったの?とか、たまに同窓会とか行ってるけどそこで平田さん食べちゃってない?とか、たまに九州に出張行ってるけどそこで夕子さん食べちゃってない?とか」
三月「そんなに信用無いの!?俺」
優「無いだろう、どう考えても。日頃の言動を反省しようよ」
沙織「い、いや、みっちゃん、怒りだしそうだから、私はそこまでは言わないよ(汗)」
三月「、、、」
、
優「一番気持ち悪いのが、夢に出てきた劉さんの話なんだけど、それって親父の妄想?」
三月「い、いや、本当なんだよ?今までも大事な局面で、背中に優しい風を感じることがあってさ、きっと彼女が俺に力を貸してくれていると、、」
沙織「ごめん、私もそれはあなたの妄想だと思う。と言うかあなたの第六感?」
三月「沙織~、お前までそんなこと言うの!?(涙)」
、
沙織「だって、劉さん生きてるもん」
三月「はあ!?」
、
、
沙織「、、はい、はい、、では一時間後に」
どこかに電話して最初は英語で話していた沙織が最後は日本語で何か約束して戻ってきた。
三月「沙織、、どういうことだ?なんでお前が劉ちゃんを知っている?なんで今まで何も言わなかった?なんで、、」
沙織「はい、はい。ごめんなさい、気持ちは分かるんだけどもう少し待って!劉さん、たまたま日本にいて。こっちに向かっているから」
三月「、、、幽霊?」
沙織「みっちゃん、あの時、劉さんの遺体見た?」
三月「い、、いや、見てないけど、夕子ちゃんと劉家に行ったら骨壺箱が、、」
沙織「、、空のね。火葬は香港で終わらせて告別式だけ日本でやったってシナリオね」
三月「、、、、、」
沙織「まあ、もう少し待って。私も知ったのはそんなに大昔じゃないの」
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三月「劉ちゃん、、なのか?」
秀美「先輩!、、、、」
三月「、、、、」
秀美「、、、、」
三月「、、太った?」
沙織「、、、(呆れ)」
優「、、、、馬鹿?」
秀美「久しぶりにお会いして最初の一言がそれですか!本当に変わっていないですね!先輩は!!」
劉ちゃんは、昔の面影通り超がつく美人さんなんだけど、やっぱりそれなりにおばさんにはなっていた。当たり前だよね。
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、
筝の顛末は、やっぱりなんでそんなことしちゃったの?劉家?って話しだった。
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三月「、、骨髄移植?あの時代に?」
秀美「そう、まだ臨床例がほとんど無かったあの時代、うちは最後の賭けに出たのよ」
劉ちゃんの病状は実際、もう手がつけられない状況だったらしい。
そこで劉家は最新と言うか実験段階に近い骨髄移植に目をつけた。
やるとなれば劉家にはそれをやってしまう力がある。
たまたま、一族内に超運良くドナーも見つかって。
ただアクシデントは避けられなかったんだ。
最初の強力な化学療法で瀕死の状況に陥った劉ちゃんは記憶を失ってしまったらしい。
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移植した骨髄は奇跡的に定着し、造血が認められても劉ちゃんの記憶は戻る兆しもなく。
秀美「お父さんたちは私に第二の人生を歩ませようとした。お葬式まで演出してね。」
三月「なんで!なんで俺にまで真相を隠した!」
秀美「あなたが一番問題だった。あなたこそ新たな人生を歩んで貰うべきなんだって」
三月「じいさんか、、、」
秀美「当たり」
三月「ったく」
俺は既に天国?に旅立ったじいさんに悪態をついた。
秀美「いや~、先輩が結婚するって話しになった時はうちも大騒ぎになってたらしいわよ。本当にこのままで良いかって」
三月「じいさん存命だったから、俺挨拶に行ったぞ。沙織は連れていかなかったけど」
秀美「おじいさまがこれが真相を話す最後の機会だと。ただお父さまがあなたの幸せを邪魔してはいけないと」
三月「ぶれぶれだな」
秀美「お許しください」
三月「で?今は記憶が戻っているのか?」
秀美「はい、15年ほど前に。正直泣きました。ただ私も既に結婚してましたし子供もいましたから」
三月「身体はもう大丈夫なのか?」
秀美「毎年二回検査は欠かしませんがおかげさまで」
三月「そうか、、良かったな!」
、
三月「旦那さんとは上手くやれているの?」
秀美「記憶が戻った時には混乱して大迷惑を掛けましたがおかげさまで、ただ、、」
劉ちゃんは昔のイタズラっぽい笑いを浮かべながら耳元に唇を寄せて
秀美「自分も処女と思って主人と結婚しましたので、しばらくは主人の顔が見れませんでした」
三月「頼むから旦那さんに変なこと言わないでね?」
、
沙織「みっちゃん!何を劉さんとひそひそ話しているの!?」
三月「内緒」
秀美「内緒です」
沙織が「なによ~」と膨れた。
秀美「沙織さんには私から接触したのですよ。あなたの伴侶がどうしても気になって」
三月「そうだ!沙織。なんでもっと早く言ってくれなかったんだよ」
秀美「沙織さんを責めないて。私がお願いしたのです。あなたから私の話が出るまでは決して話さないでくださいと」
三月「何でだよ」
秀美「私のことが過去になっているなら、それに越したことはないのですよ。それに」
三月「それになんだよ」
秀美「私が沙織さんに接触したのは10年前です。10年私のことを語らなかったのですから、あなただって大概ですよ(笑)」
三月「すまない」
、
秀美「しっかし、先輩以上に夕子ちゃんには会えないなあ。先輩、夕子ちゃんをレイプしちゃったんだ。」
三月「面目無い」
あの日のレイプのことはあまり覚えていない。劉ちゃんが死んだことを自覚したのがあまりにも衝撃的だったから。
ただあの夜の夕子ちゃんとの一夜は実は物凄く記憶に残っている。
夕子ちゃんの匂い、肌の感触。俺に突き立てられて何度も可愛く達した夕子ちゃんを。
正常位で何度も達した夕子ちゃんは必死に俺から身体を離そうとしたんだけど、俺は許さずに寝バックに持ち込んだ。
夕子「あ!、、、あ!、、、あ!、、、ああ!、、また、、許し、、あ!、、駄目!、駄目!、、とまら、、だ!、、っくう~」
控えめな夕子ちゃんが逝きながら漏らす吐息は扇情的だった。
夕子ちゃんは逝き続けながら失神したんだ。
桂木先輩や劉ちゃんには悪いのだけど、それまでのセックスって悲しいものでしかなかったから。
あの夜、俺は夕子ちゃんとはじめて能動的なセックスをしたのだと思う。
本当に夕子ちゃんには一生頭が上がらない。
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秀美「その原因って、どう考えても私と劉家だよなあ。そもそも先輩が劉家の身内だし」
三月「でも、劉ちゃんは、1~2発引っぱたかれてでも夕子ちゃんに会いに行くべきだ。あの娘は本当に君を心配して君が元気に帰って来るのを待っていた」
秀美「実は夕子ちゃんの居場所は分かってるんだよね。あの子もあの子のお嬢さんも結婚早かったから実はもうお孫さんまでいるんだよね。」
三月「まじですか!?あの夕子ちゃんが」
秀美「先輩~怖いから一緒に行こうよ~」
三月「いや、その組み合わせだと二人とも殺されかねないぞ」
、
沙織「私ははんた~い。だって夕子さんはさんざんみっちゃんを身体に叩き込まれてるんでしょ?会ったら松ポックリに火が着くよ」
秀美「、、やっぱりそんなに凄いんだ。私も初めてなのに、痛いのにさんざん逝かされた記憶が」
三月「嘘つけ!お前は痛がってひ~ひ~言ってるだけでした!俺も必死に動かないようにしてたし」
秀美「先輩のは、挿すだけで良いところに当たるから動かなくても女は逝っちゃうんです!ねえ先輩~、やっぱり夕子ちゃんのところに一緒に行こうよ。2泊くらいで。」
沙織「こ、このアマ!やっぱりか~」
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優「ねえ、俺と美幸の話はどうなるの?」
三月「それは諸般の事情で別の話だ」
優「え~」
秀美「優くんだっけ?うちの娘が今18才の高校生なのよ。美人よ~。うちの娘と結婚しちゃいなさいよ」
三月「親の出来なかった結婚を子供がか~」
秀美「そうよ!良いアイディアでしよ?」
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優「駄目だ。能天気なうちの親どもに相談した俺が間違っていた。やっぱり達也さんと香緒里ちゃんのところに出直そう!!」
沙織「ところでみっちゃん?、ひとみさん事件ってなによ!キリキリ聞かせないよ!!」