もう何年も前の話です。
夏休みに親の田舎に毎年行ってました。
私は一人っ子で、その田舎の従兄は兄弟で兄は私より三つくらい上、弟は同学年。
一週間くらい滞在するんですが、二人とも私とよく遊んでくれました。
ただ、都会暮らしの私にはびっくりするくらいの田舎で、家から出てある方向を向かないと携帯の電波が取れないし、ネットも数軒だけADSLを引いてるくらいで、お店も車で30分走らないと無いし…不便を通り越して、羨ましいくらいノドカです。(それは未だに…)
小◯生の地元の数人も含めて、山とか川で遊んでました。
そこで、大きな違いに最初は戸惑ってました…。
田舎には、公衆トイレも少ないってことや裸でも平気ってことです。
私も小さい時は、草むらで用を足したり裸で川で遊べてたんですが、ブラが必要になってきた頃から少し躊躇し始めてました。
地元の女子は平気で裸になってるんで、逆に隠すほうが恥ずかしい感じになり、結局裸になってるんですけど…。
私が小◯生最後の夏休みの時、従兄の兄(孝ちゃん)は高校受験か何かで、私たちと遊んでくれませんでした。
弟(信ちゃん)は、宿題そっちのけで私を山に誘ってくれました。
その日は他の子はいなくて、二人きりで登山道を歩いていきました。
そんな時、何故かコイバナをしながら歩いてた…。
「信ちゃん、絶対モテそうにないもんね」
「そんなことないよ!春(同じクラスの女子)と毎日学校行って帰るんだから」
(実際は従妹たちは方言で話しますが、再現難しいので普通に書きます)
子供っぽく見えた信ちゃんをからかうのも少し楽しかったので、少し都会の恋愛(私もよく知らないくせに)を教えたくて、
「そんなのじゃ恋人じゃないよ。キスは毎日してる?」
と、私もまともにしたことがないキスの事を言うと信ちゃんは、明らかに動揺していた。
「え…毎日キスしないとダメなの?」
「そうだよ、て…キスしたことあるの?」
その時の信ちゃんの表情が可愛くて忘れられない…
「あるよ!結ちゃん(私)だってキスしたことあるのかよ!?」
「当たり前だよ、普通にあるよ」
私は平然と嘘をついた…。
それから、少し山登りに集中し山頂のいつもの岩の上に並んで座った。
少しの間いつも通りの会話をしていたのに、信ちゃんが日焼けした表情で私をまじまじと見てきた。
「なぁ…結ちゃんと、キスしてみたい」
私の心臓が、今まで感じたことないくらい高鳴ったのがわかった。
「ダメに決まってるじゃない…信ちゃん恋人いるんだから」
「いっかいだけ!頼む!」
必死に頼んでくる姿が可愛く見えた。
「ダメだって、信ちゃん、私を愛してないでしょ?」
「一回だけ!いっかいだけ!」
必死な姿に、呆れるような、でも、可愛い…私は、信ちゃんの手を取り、山頂から少し下ったところにある小屋に向かい、その小屋の影で、信ちゃんを見つめてみた。
ドキドキしてる様子が可愛くて、意地悪したくなってました。
「都会のキスは…初めて以外は愛し合わないと、しちゃダメなんだよ」
「愛し合うって…」
困った様子も予想通りだった。
男子の方が、性的な学習が遅いことを、そのとき実感した。
「…そう、信ちゃん…愛し合うなら…キスしていいよ」
「むずかしいなぁ…キス……させてよ」
少しドキドキする気持ちを楽しんでた…。
このまま、ここでキスされて、胸を触られて汗ばんだ身体を密着させて…。
なのに、信ちゃんは駄々をこねだしキスさせろ、しか繰り返さないから「ばぁか」と言って私は山を下りていくことにした…。
信ちゃんも、しばらくしてから付いてくるように下りてきた。
家に着く頃には二人でいつものように笑いながら歩いてた。
その日の夜、お風呂もご飯もすませ、花火をしようとしてたとき、受験生の孝ちゃんが信ちゃんに迷惑そうに文句を言ってた。
「花火がウルサイと勉強できない」
みたいな感じだった…。
親たちは「まぁまぁ」といった雰囲気で花火の準備が進み、孝ちゃんは少し不機嫌そうに部屋に入ってしまった。
私はゆっくりドアを開け、椅子に座ってる隆ちゃんに近づいた。
「ごめんね、私が遊びに来たから、勉強の邪魔になってるね」
孝ちゃんは、少し不機嫌そうな顔をしてたけど、
「結が謝らなくていいよ。勉強で少しイライラしてるだけだから」
表情が少し暗く見えたのもあって、何とかしてあげたいと思い、私は孝ちゃんの横に行き、床に膝をついて孝ちゃんを見上げた。
「ねぇ、気分転換しない?せめて、私がいる間くらい」
「受験生に、そんな余裕ないって」
「大丈夫、人間急に勉強したって賢くならないから!」
そんな感じの私の言葉を聞いて、孝ちゃんは少し笑ってから私を見て赤面した。
「結…胸元見えてるって…」
「あ……」
小さい時から裸で遊びあってて、昨年もお互い裸で川で遊んだはずなのに何故か恥ずかしかった…でも…強がっていく私。
「見えても平気でしょ?何回も見てるんだし」
「そうだな。ほら!花火行って来いよ!」
「孝ちゃんも行こ!気分転換しよ!」
「……気分転換できたよ、ありがとな、結」
私、この時、孝ちゃんの表情にドキッとしてしまった。
「気分転換ね…私の声が聞けてうれしかった?」
「結のおっぱい見れたからね」
いつもなら、ここで私が孝ちゃんを軽く叩いて終わるんだろうけど、私は軽く立ち上がって、孝ちゃんに抱き着いてた。
「孝ちゃん、もっと、気分転換しよ…一緒に花火…しよ」
縁側に私と孝ちゃんが戻ると、親たちはびっくりしていた。
「少しだけ、遊んでやるだけさ…」
と、孝ちゃんが少し言い捨ててから吹き出す花火に火を点けていく。
信ちゃんは手持ち花火を振り回し、走り回っていた。
花火が残り少なくなってきた頃、私は孝ちゃんの腕に腕を回し、数本残ってる花火の入った袋を持って歩き始めた。
「お堂まで行こ!あそこで花火したら、下の家からも見えると思うよ!」
「いやだよ!勉強しないと…」
「ばぁか!後で勉強応援してあげるから!今は来なさい!」
「なんで小◯生に応援されないといけないんだ!」
そんな会話をしながら、私と孝ちゃんと信ちゃんでお堂に向かって暗い道を花火を頼りに歩き始めた。
孝ちゃんの親は、嬉しそうに私たちを見送ると、床の片づけを始めていた。
お堂まで、数分、腕を組んだまま歩いてた。
信ちゃんは、花火を振り回して、一人子供してた。
「あ!蚊取り線香忘れた!信ちゃん!取ってきてよ!」
「なんで俺が取りにいかないと行けないんだよ!」
「信ちゃんが、この中で一番足が速いからよ!」
「そうか!そうだな!まってろよ!」
と、簡単に家の方に走っていく信ちゃん。
お堂の横で下の家の灯りを見ながら立ち止まると孝ちゃんが、小さく私に囁いてきた。
「結……おっぱい当たってるぞ」
「…………当ててるんだもん…孝ちゃん…気分転換できた?」
「気分転換……できたよ……もっと……できるかな」
星が綺麗に見えるのに、孝ちゃんの顔は暗くてはっきり見えない。
でも、私を見てるのがわかる……。
「………うん……気分転換……して」
数秒後……いきなり唇を重ねられた。
初めてのキス……動くこともできず、息を止めてキスをしていると、孝ちゃんの手が私のタンクトップの胸元を触ってきた…。
まだサイズは小さかったけど、触られてる感触は、自分や女子同士でふざけて触るそれとは違い、心臓が恥ずかしいくらい高鳴っていくのがわかった。
自然と吐息が漏れ、キスをしながらの息の仕方を身につけていけた。
虫の声以外、何も聞こえない中、数分間、唇が離れず胸も、形や大きさを探るかのように触られていく…。
唇が離れ、孝ちゃんが私に囁いてきた。
「信のやつ……お堂の影で、見てるみたいだ」
そんな気はしてた…。
「ん…じゃあ、ここまでかな…家に帰ったら、勉強でしょ?」
「あと少し…」
孝ちゃんは再びキスをしてきて、私の胸を直接触ってくる。
「ん……ん……」
その時、私は初めて下半身が熱くなるのを感じた。
力が抜け始め、乳首が痛いくらい反応してた…孝ちゃんに触られてるから……信ちゃんに見られてるから?
「………いい気分転換だったよ、ありがとな」
「……明日、お昼、川に行こうよ…気分転換しに…」
私は、孝ちゃんにキスをし、身体を離した。
「あ……かゆい…蚊に食われたな」
「ほんとだ!信ちゃん早く蚊取り線香持ってきてよ!」
「じゃぁん!蚊取り線香、参上!」
「遅いって!いっぱい噛まれてる!」
お堂の横で、三人で笑いながら、蚊にかまれた所を掻いてた。
それから三人で家に戻り、もう一度お風呂に入ってからいつも寝てる信ちゃんの部屋に入った。
信ちゃんは、私を見ると、赤面しながら、ゲーム画面に顔を向けた。
「……見てたんでしょ?孝ちゃんと私が、キスしてるの…」
「見てない見てない!暗かったし!」
私は床に敷かれている布団に身体を入れ、少し信ちゃんの背中を見てから
「……少しは、参考になった?愛し合い方…」
信ちゃんは、何も言わずにゲームをしてた。
「……私が寝てる間に、変なことしないでよ……」
「………………」
「……私がわからなかったら…仕方ないけど…」
私は背中を向けるようにして寝ることにした。
その時、微かに、また、下半身が熱い気がしたけど…。