夏の青いリンゴ(ナンパで出会った少女の話)完

Hatch コメントはまだありません

その娘の名前は書けないが、M穂とする。

ある出会いを思い出しながら書いてみる。

ちなみに中途半端な終わり方なので、読むならそのつもりで読んでほしい。

あれは俺が22歳を少し過ぎた頃だった。

就職をしてまだ3ヶ月くらい、日々慣れない仕事に追われストレスも溜まっていたんだと思う。

たまの休日は街を一人でブラついては、女の子を見つけてナンパに勤しんでいた。

趣味といえばゲームとナンパくらい。だが格闘技を習っていたので身体は程よく締まって筋肉もあり、スタイルは良かったと思う。

そのせいか、顔は並程度だが女子の食いつきはまずまずだった。

その日は久しぶりのよいお天気。俺は短パンとTシャツというラフな出立ちで、道ゆく女の子達の健康的な肌と、歩く度に服の下で上下に弾む若い乳房を眺めて楽しんでいた。

その娘は交差点でキョロキョロ何かを探しているようだった。

「何処か探してるの?」「もし良かったら道案内しようか?」そんな風に軽く声をかけてみた。

見知らぬ男に突然呼び止められて、制服の彼女は一瞬動きを止めてこちらを見た。パッチリとした二重瞼の大きな目。艶やかなセミロングの黒髪は、少しだけ毛先がカールしている。背は140センチ代か。子供のように小さく見えた。顔は幼いが整っていて、正面から目を合わせた俺は、何か悪い事をしている錯覚に落ちいり戸惑った。

「えっと…◯×△っていうお店なんですけど…大丈夫です」会話を切り上げてその場を立ち去ろうとする彼女だったが、逃がすまいと肩に手を置き、「その店なら知ってるよ。こっちだよ」と呼び止めた。「すぐだから案内するよ」

彼女は一瞬躊躇うそぶりしたが、大人しく付いてくる事にしたようだ。年相応にあまり人を疑うことを知らないのだろう。

歩きながら自己紹介をし、名前を尋ねた。彼女はM穂と名乗った。探していたお店は画材屋だった。学校の部活動か愛好会で使う道具を揃えにきたらしい。

道すがら色々学校の事を聞くと素直に答えてくれたが、慣れてきたのか逆に質問を返してきた。

「どうして私に声を掛けたんですか?」

見るとこちらに挑むような表情をしている。「私、制服を着てますけどナンパなんですか?犯罪ですよ」

なんだか面倒な娘に声を掛けてしまったと、俺は少し後悔した。

「困ってそうだったから」とりあえず無難だと思う回答をした。

「それだけ?」制服のM穂は、上目遣いに気持ちを推しはかるように尋ねてきた。

俺は頭を巡らせた。(なるほど、この娘は自分の魅力を確かめたくて、言葉や態度で伝えてほしいのか)

ピンときた俺は「もちろん、可愛いくて目立ってたからっていう理由が1番だよ。少し話がしたくて」と笑顔で答えた。

M穂はとても喜んだ。頬をすこし赤らめて、「本当?」と何度も聞いてきた。

M穂は顔も可愛かったが、外見だけでなく性格も女の子らしく、その年相応な純粋さも可愛く思えた。

画材屋でも部活動の様子などいろいろ聞いてみたが、楽しそうに話してくれた。面白い男子や、中には好きな男の子が居いるという話も。その子にはアプローチをしてもまるで相手をしてくれないそうで、その愚痴を聞かされた。

それで自信喪失して、代わりに他の男に言い寄られることで気持ちを回復させようとしていた訳か、と納得した。M穂は愛嬌があり、元々話好きなせいなのか話題は尽きなかった。

M穂の話に適当に相槌をうちながら、この後どうしようか考える。これはナンパであり最終目的は言わずもがな、ヤることだ。

画材を探すM穂の身体を横目でそっと観察する。

手はほっそりとして白く、指は女の子のそれだ。若い女の子らしく健康的にクビれた制服の下のお腹。上に乗った丸みを帯びた胸が、夏服のシャツを元気に押し上げていた。Cカップはありそうだと予測した。足首は細く締まっていたが、制服のスカートから見え隠れする太腿はムチッとしてはちきれそうで、とてもイヤラしく感じた。

M穂が動くと若い女特有の香りが一瞬鼻先をくすぐり、ドキリとした。当時の俺は若く体力もあり、下半身に血液が集まってきているのを感じた。

咄嗟にバレないように持っていた鞄を体の前側に持ち直す。M穂はそんな事には気が付かない様子で、警戒する素振りもなく買い物を続けた。

目的のものを購入したM穂と俺はゲームセンターに入って大型ゲームで遊び、プリクラを撮った。何をさせても大袈裟に感情を表現して反応してくれるM穂との時間は、下心なしでもとても楽しかった。

そして喫茶店に入りデザートとお茶をご馳走した。お金は全てこちらもち、これは接待なのだから当然だ。楽しませて心を掴む事が出来れば勝ち、その代わりその後は…。M穂の制服のワイシャツ越しにうっすらと透けるブルーのブラジャーに気づき、心の中で舌舐めずりをした。

会話の内容は再び、部活動でM穂が思いを寄せているイケメン男子H雄の話題になった。

俺はコメントは最小限にM穂の話を相槌を打ちながら親身に聞き、失恋話で落ち込み始めたM穂に必死に彼女の魅力を伝えて褒めちぎった。

M穂はまんざらでもなさそうな表情で、敬語も少なくまるで友人と話をするような態度に変化していった。

そろそろ人が居ない所へ行きたかった。

相手によってはお酒が飲める場所にでも連れて行くのだが、M穂は未成年である。俺はカラオケボックスにM穂を誘った。

M穂は歌うのが好きだったらしく、喜んで誘いに乗った。

カラオケで数曲交互に歌い、飲み物を追加オーダーした時に少し沈黙の時間が訪れた。チャンスを探っていた俺はすぐ横に身体を寄せて、なるべく自然を装いM穂の手をとった。

「綺麗な手だよね。美術で使うモデルみたいだ」

M穂は少し驚いて手を1度引っ込めたが、もう一度俺が手を取ると今度は大人しくしていた。

指は爪も綺麗に切り揃えられていて、几帳面な性格が伺えた。透明感のある、白くて小さな女の子の指。

最初は軽く触れていただけだったが、スラリとした指の側面に沿って根元まで触れる箇所を動かし、また指先へ向けてなぞり上げるのを繰り返した。何度か往復したのち、次は指の根元を触れるか触れないかの微妙なタッチで擦りあげてみた。それはほぼ愛撫と言って遜色なかった。

「ちょっとくすぐったい…ふぅ」M穂の小さな唇から、吐息が漏れた。俯いて黒い前髪がゆれる。

覗き込むと頬が赤く上気した顔で、その瞳は少し潤んでいた。

「恥ずかしいの?」そう聞くと、M穂は「うん」と答えた。

その時「失礼しまーす」と店員が、飲み物を持ってやってきた。咄嗟にM穂から離れ、心の中で舌打ちをする。

店員が部屋を出て行くと、すぐに俺はM穂の隣へ戻り、「M穂のこと、もっと知りたいな。近くに居ていい?」と正直に伝えた。

M穂は困った顔で何も答えなかったが、俺はそれをYesととらえて肩を抱き寄せた。

M穂は抵抗しなかった。

スカートが少し捲れて、白いむっちりとした太ももがあらわになった。そのキズやシミひとつない優美な曲線が、額縁の中に描かれた裸婦のような芸術作品を思わせた。

「M穂は綺麗だ、誰よりも」俺は頬に唇を近づけ、少しキスの振りをしてみた。M穂は照れて首をすくめたが嫌がらなかったので、もう一度しっかりと頬にキスを繰り返した。青リンゴを想わせる甘い香りがした。

唇を耳、額、そして首筋へ軽く触れ、接吻を繰り返した。その間、俺の手はM穂の太ももに触れ、指先でなぞるように側面、上、そして内側へ移動させていった。M穂の脚はガクガクと震えていた。この反応は間違いなく未経験だ。男に触れられるのが怖かったのだろう。「大丈夫、痛いことなんて絶対にしないよ」耳元でM穂に囁いた。

優しくじっくりと円を描くように太ももを弄っていると、最初は無反応だったM穂が熱い吐息とともに艶めかしく腰をくねらせはじめた。

だが指はまだ肝心な部分には触れなかった。

唇は首筋から上へ上がっていき、M穂の唇を塞いだ。ファーストキスだったのかもしれない。

M穂は唇を閉じて抵抗した。構わず俺は太ももの手を上へ、指先で軽く蛇行して触れながら移動させ、シャツの上からM穂の張りつめた乳房に触れた。それは若い女の子特有のパンパンに膨らみきった感触で、手を押し返してきた。

「ん…!」という荒い吐息とともに、固く閉じられていた小さな口唇の門扉は、あっけなくこじ開けられた。

俺は舌を唇の表面から隙間へ捩じ込み、汚れのない少女の口腔内の粘膜を味わった。すると脳が痺れたようになり、「甘い」という感覚が舌から流れ込んできた。

夢中になってM穂の口の中を味わっていると、彼女の舌先と触れた。これ幸いと舐め上げ、絡ませ合い、吸いまくった。

手はひと時も休まず、指先と手のひらで下から押し上げるように、たっぷりとした2つの膨らみを撫でさすり続けた。小さな体に似合わず胸のサイズが大きく、一つ一つが手に余るほどたっぷりとした肉感だった。Dカップよりも大きいかもしれない。嬉しい誤算だ。

愛撫を続ける手のひらに胸の中心が触れると、ブラジャーの下で硬くなった突起を微かに感じた。

「ちょっとココに乗ってみて」

俺は自分の短パンから突き出た右太ももをペチンと叩いてそう言った。

M穂は潤んだ瞳でコクリと頷き、素直に俺の右足へ脚を揃えて座った。「こんな感じでさ」俺は一度自分の足を抜き、彼女の両足の間に再度差し入れた。M穂は俺の右足に跨るように、こちら向きに座らされる形となった。

俺の太ももにM穂の大事な部分が乗っている。間にはパンティの薄い布切れ1枚のみ。片方の隙間から黒い毛が少しはみ出しているのが見えて、興奮で股間に血が急速に集まってきているのを感じた。

上半身はさんざん弄り回したため、シャツが捲れ上がってしまっていた。ボタンも一つ外れていて、その隙間からは青いブラジャーと大きな胸の谷間が見えた。

その隙間から片手を差し入れ、ブラの上から包み込むように若い乳房に触れる。そのまま指先は先端の敏感な部分を摘み、弄り続けた。

「あっ…うぐっ…」キスの合間にM穂の口から艶のある声が漏れた。甘ったるい響きの喘ぎ声に押される様に、俺はますます情熱的に責め続けた。

太ももに触れるM穂の敏感な部分は、布ごしでもまるで燃えるような熱さだった。

胸の感触をしばらく楽しんだ後、両手でガシリとM穂の尻を掴んだ。ビクッと大きく身体を震わせたが、M穂は触れられるがままだった。

M穂の尻は大きく、若さのせいか張りがあり、すべすべと滑らかだった。そのままゆっくりと、前後にゆするようにM穂の尻を動かした。そしてさらに大きく、繰り返しスライドさせた。

俺の太ももに擦り続けられたM穂のパンティは徐々に横へと捲り上がり、ついには黒々とした陰毛が正面からもわかる様に露わになった。「あんっ…こんなの…恥ずかしい…んっ」M穂はか細い腕で抵抗したが、俺はやめなかった。M穂は震える手を着衣の乱れた胸の前に置き、整えられた綺麗な眉をギュッと寄せて泣きそうな顔でこちらを見つめていた。

触れている秘所はとても熱く、太ももに繰り返し擦り付けられる度にぬらぬらとした愛液を残した。

「アッ…イヤ…いっ…んっ!」

自分の身体を支えることが出来なくなったのかM穂は俺の頭にしがみつき、おそらくは初めての、男の主導で快感に導かれる悦びに身悶えていた。

その時、けたたましい音で電話が鳴った。時間終了の合図だった。

没頭していた淫靡な雰囲気を一瞬にして吹き飛ばされた俺は、心の底からそのタイミングの悪さを呪った。

店のスタッフから延長は出来ないと言われていた俺は、M穂を自分の太ももからゆっくりと立たせた。股間から愛液のスジが伸びてキラリと光った。俺の太ももはM穂の身体から溢れ出した若い蜜で、たっぷりと濡れていた。

感じやすいのかもしれない。幼く見えて、身体はもう男の怒張を受け入れられる用意が出来ているのだ。男との性行為に興味津々な年頃、日頃から気持ちが昂れば自分の身体を慰めている…?イヤらしい妄想をかき立てられて、たまらず息が荒くなった。

(この濡れ方なら、挿入時にも苦労しないだろうな)自分の肉棒に刺し貫かれてよがり狂うM穂を想像し、股間がまたムクムクと膨れ上がるのを感じた。

M穂の愛液に塗れた脚はこのままでも良い気がしたが、他人に奇異な目で見られる危険性に思い至り、M穂に気付かれないように近くの手拭きで簡単に拭いとった。そして料金を払い、まだ暑い店外へ出た。

M穂は少し無口になっていた。無理もない。今日初めて会った男に、あんな痴態を晒してしまったのだから。だがこのまま終わりというのも気持ち的に収まらないので「もっとゆっくり出来るところに行こうよ」と誘った。当然、ホテルの事だった。

言葉の意味に気付いたのか分からなかったが、M穂は「着替えたいんだけど、お家に一度帰ってもいい?」と言葉を返してきた。

逃げるつもりか?と一瞬疑ったが、どうもそうではないらしい。下着がぐちゃぐちゃに濡れ、本当に気持ち悪いようだ。

先ほどの自分の太ももを思い出し、納得した。

M穂の家は電車で2駅隣だった。だが途中に乗り換えを挟む為、移動するにはちょっと面倒な場所だった。俺はタクシーを捕まえ、家まで送ることにした。

後部座席に乗り込んだ俺は腕をM穂の背中へまわし、黙って抱きしめた。M穂は頭を俺の胸に預けて、運転手からはまるで恋人のように見えたに違いない。

脇の下に手を入れると、小さな身体から横へ張り出しているM穂の乳房に触れた。運転手にバレないよう制服の下に手を隠し、そのまま家に着くまで好き放題胸を弄り続けた。ブラジャーの下に手を入れて胸を弄ばれ続けても、M穂は何の反応も示さなかった。疲れて眠っているようにも見えた。

家の近くでタクシーを下車し金を払った俺は、近くの陸橋を指し示してM穂に言った。「ここの階段に座って待ってるよ。着替えておいで」

M穂はコクリと頷き、近くの住宅街へ入って行った。気がつくともう陽はだいぶ傾き、影が長く道路に伸びていた。

このまま彼女は帰ることも出来たはずだが、俺にはM穂が戻ってくる自信があった。俺は女が、何の好意も持たない男相手にデートやキス、愛撫まで受け入れるはずがないのを知っていた。M穂は自分に自信を与え、好意を伝えてくる俺を憎からず思っている。

案の定20分ほどで、薄いピンクのシャツとスカートにバッグという出立でM穂は戻ってきた。髪が少し濡れている所を見ると、軽くシャワーも浴びてきたのかもしれない。

化粧は先ほどと同じくしていないように見えたが、それでもM穂は道ゆくどの女よりも綺麗に見えた。さっぱりと整った顔立ちは、少女の透明感を否が上にも増していた。

「パパに友達の家に勉強しに行くって伝えてきたの」M穂は無邪気にそう言った。

再びタクシーを捕まえ、先ほどまで遊んでいた駅周辺へ戻る。下車した後、タクシーの中でいくつかピックアップしていたラブホテルがある方向へ歩いて行った。

M穂は「何処へ向かっているの?」と俺の後を歩きながら尋ねてきた。

「いいところ。ゲームとか、カラオケもあるよ」俺は答えた。

5分くらい歩き、目的のラブホテルへ到着した。ゲームもカラオケも室内に完備されているので、嘘はついていない。

M穂は目の前の建物が、何を目的とした施設なのかを理解したようだ。「ここに入るの、いや…」そう言って後退りを始めた。

俺はM穂の手を握り、「外はまだ暑いし、M穂と二人だけになれるところへ行きたいんだ。入るだけでもいいよ。もしイヤなら手は出さないし、その時はカラオケだけして帰ろう」さも当然の様に伝えた。

M穂は少し考える素振りをしていたが、さっさと建物の入り口をくぐる俺を追って、渋々ながら中へついてきた。いや、渋ったのは口だけで、今思えばもうその気になっていたのかもしれない。

小さなチェックカウンターの窓口で料金を支払い鍵を受け取ったとき、中のオバちゃんがこちらを見て驚いた表情をしたのに気付いた。

未成年という事がバレた?

だが若く見える女なんていくらでもいる。

俺は堂々とM穂の手を引き、目的の部屋へ向かった。

目的の部屋のドアは、上部で点滅する部屋番号のプレートですぐに分かった。部屋へ入った瞬間はいつも気持ちが昂ってすぐに相手を押し倒しそうになるが、俺はその時M穂との約束を守るつもりでいた。二人でソファに腰掛け、紳士的に飲み物を差し出した。

だがM穂は出された飲み物を一口飲むと、興味津々に立ち上がり部屋の様子を見てまわった。

「わー」とか「すごーい」と目を輝かせている少女は、幼さとともにとても可憐で神聖なものに見えて、胸がドキッと痛んだ。

女を感じさせるためには安心が必要だ。ソファへ戻ってきたM穂の小さな手を取り、ジッとその目を見つめた。「俺、M穂と会って本当に好きになった。付き合って欲しい」

「本当?…嬉しいけど…でもまだお付き合いとか分からないの」M穂は大きな瞳を真っ直ぐに向け、そう言った。

どれぐらい経ったのか。或いは一瞬だったのかもしれない。俺はM穂のみずみずしく、ヒビひとつない唇に吸い寄せられるようにキスをしていた。

「M穂…M穂…!」俺は沈黙に耐えきれなくなり、ソファの上でM穂に覆いかぶさっていた。どれほど長くキスを繰り返していただろう。最初は抵抗していたM穂はそのうち力が抜けていき、ついにはされるがままになっていった。俺とM穂は唇から歯、歯茎を経て舌を舐め上げ、吸い、まるで会話をする様に味わい合った。

舌先で口腔内を軽く突いて戻すと、真似をしてM穂の舌が口の中へ追いかけてきた。チロチロと遠慮がちに舌を這わすとまた帰っていく。何度かそれを繰り返した後、息を吸い込むようにM穂の舌を口の中へ吸い上げた。

「ふぇ…んむ!」M穂は鼻息を少し荒げて、舌を出したまま顔を離した。唾液が糸を引いてイヤラしく伸びていった。

長い睫毛に彩られた大きな瞳を潤ませ、恍惚の表情でM穂は俺を見つめていた。

「背中が痛くなっちゃうから、ベッドへ行こう」俺はそう言い、M穂の身体を抱え上げた。M穂は素直に頷き、腕を俺の首に回して少しでも重さが軽減するように支えてくれた。

ベッドの上にM穂を寝かせ、俺も横に添い寝する形になった。綺麗な黒髪に鼻を埋め肺一杯に初々しい少女の香りを吸い込むと、頭が痺れた感覚になった。どうして同じ人間なのにこんなに良い匂いがするんだろう、とそう思った。

匂いを存分に堪能した俺は、今度は足をムッチリとしたM穂の太ももの間に差し入れ、手は再びシャツの中へ伸ばした。柔らかな太ももに包まれる快感と豊満な乳房の感触で、頭の中は興奮のあまり茹だるように熱くなった。

乳房を揉みあげ、撫でさすっている間俺の股間は脈打ち、痛いほどに張り詰めていた。M穂を抱き起こし、シャツとスカートを脱がせた。その時、またM穂から青いリンゴの様な甘い香りがふわっと漂った。なぜこんなにいい香りがするのだろうと思った。俺は自分の服も脱ぎ捨て、下着だけになった。

再びM穂に覆いかぶさり、ブラジャーの上からキスをした。小さく舌を這わせるとブラジャー越しでも中心がだんだんと、硬く尖ってきた事がわかった。「あっ…やだ…!」切なげに眉根を寄せてM穂は喘いだ。

肩口の紐を外しブラジャーを捲ると、色素の薄い小さな桃色の乳首が現れた。

もう抑えが効かなくなった俺は、まるで渇きで死の間際にいた旅人がみずみずしい果実を見つけたような勢いで、夢中になってそれにむしゃぶりついた。

舌で円を描くように乳輪を舐めまわし、今度はチロチロと様々な角度から舌先で乳首を弾く。さらに唇全体で覆っては緩急をつけて乳首を吸い上げた。

少女の遠慮がちに乳房に乗ったピンクの先端は唾液に塗れ、血管を浮き上がらせて痛いほどに直立していた。俺は固く尖った乳首を口全体で覆ったまま、さらに歯でコリコリと甘噛みした。

「あ…う!…おっぱい気持ちいい…!」M穂は俺の頭を抱き抱え、上半身を反らして俺の奉仕を受け入れた。

しばらく俺はM穂の乳房を責め立てたが、一度体勢を変えるために身体を離した。

「なんだかおっきな赤ちゃんみたい…カワイイ」その時、俺を見てM穂が呟いた。

「男はみんなおっぱいが大好きなんだよ、バブバブー」ふざけて言った俺の頭を撫でながら、M穂はこう言った。「女の子って、おっぱいを吸われると守ってあげたい気持ちになるのね。母性本能なのかな」

M穂は穏やかな顔でこちらを見つめた。今まで年端もいかない幼い女の子だと思っていたのに、とても大人びて見えた。まるで聖母の様に。

急に恥ずかしくなった俺は話題を変えた。

「全然関係ないけど、M穂からすごく良い匂いがするんだ。甘いりんごみたいな。どうしてだろう?」

「制汗剤をつけてるから、それかな。好きなんだ、この香り」手首を顔の前に近づける動作をして、M穂が答えた。

「そうなんだ。食べてしまいたくなるようないい香りだね。俺もこの匂い、好き」俺はM穂の手を取り、背中に反対側の手を回して身体を支えた。そして優しくベッドに横たわらせた。

「M穂。大事にするから、俺の彼女になってよ。本当に好きなんだ。一生守りたい」

俺は懇願した。M穂は今まで出会った誰よりも可憐で…そして誰よりも清楚で優しい。

そして俺は知らぬ間に、M穂に本当に心を奪われてしまっていたのだと気付いた。最終目的地へ上手く誘導して支配していたつもりが、M穂の為に生きたいなどと、一生支配される事を望んでしまっていたのだ。つまり…これはナンパではなかったのだ。

様々な女とSEXしては別れてを繰り返してきたが、全てはM穂に出会うためのものだったのではないか?M穂さえ居てくれれば、もう他の女は手に入らなくても構わない。当時の若い俺は、大真面目にそう考えた。

「ありがとう。でも、ダメなの。あの人の事を追いかけて、今の学校の今の部活に入ったの。大好きだったから。だから…ごめんなさい」M穂は少し悲しい目をしてそう言った。

頭をハンマーで殴られた様な気分だった。この表情は、俺への哀れみか?

H雄…奴の事を言っているのか。だがそれならなぜ、ここまで俺を受け入れた?

「嫌だ。誰にも渡したくない」俺はM穂に覆いかぶさるように激しくキスをした。片手でブラジャーのホックを外し、自らの下着も脱ぎ捨てた。ペニスは違う生き物の様にそり返り、脈打つ様に動いていた。見る間に亀頭の先端から透明な粘液が溢れ、ベッドにいく筋もの模様を描いた。

すぐにでもそれをM穂の中へ突き立てたかったが、無理やりにするのは嫌だった。もっと時間をかけて気持ちを解きほぐしてからだと思った。

M穂には好きな男がいる。だが今この場では、俺を完全に拒絶していない。逆転の目はあるはず、そう考えた。

舌で螺旋を描きながら唇から首筋、胸元からお腹へと降りて行く。M穂の腹部は無駄な贅肉はなかったが、柔らかかった。唇から舌先を覗かせ、左右に蛇行しながらゆっくりと下へ、下へ。舌の力を抜き、臍の周辺で一度停止した後、再びチロチロと刺激を与えながら脇腹へキスし、またお腹へ戻っての愛撫を繰り返した。

どこまでも柔らかい女の身体。そして両手は休まずM穂の乳房を下から押し上げる様に触れ、指先で先端を軽く弾くように刺激を加え続けた。最初は無反応だったM穂は、強弱をつけた愛撫に次第に呼吸が荒くなり、身体をくねらせはじめた。

顔を見るとM穂は目を閉じて快感に没頭していた。

キスを繰り返しながら、徐々に顔を下へ移動していった。そして遂には目の前に小さなリボンのついた、淡い桃色のパンティが現れた。

その中心部は中から染み出した液体で濡れそぼり、盛り上がった土手の内側にあるクレバスの陰影をはっきりと写し出していた。

俺がパンティに手をかけて脱がそうとした時、「イヤ…!」とM穂は両手で俺の手を抑えて動きを止めさせた。

「脱がすのはダメ?」俺が聞くとM穂はコクリと頷いた。強い意志が感じられた。

彼女にとっては初めてなのだ。無理もない。

嫌がることはしないと決めていた俺は、異なるアプローチをする事にした。まだ時間はある。そして登頂への道は1本だけではないのだ。

俺は隣へ添い寝する形になると、M穂の身体を優しく抱きしめた。「M穂が好きだ。イヤがる事はしないから、安心して」そう穏やかに伝え、M穂の艶やかな黒髪を優しく撫でる。腕枕をして額にキスすると、M穂は緊張を少し解いた様だった。

「Hなこと、するのは初めてだったんだよね?」唐突に俺はM穂に尋ねた。

「…こんなこと、今までしたことないよ」M穂は答えた。不躾な質問に、ちょっとむくれているように見えた。

俺は手をM穂の柔らかな白い腹部に触れ、そろそろと下に降ろしていった。

「じゃ、一人では?」続けて質問する。

「え」M穂は驚いた表情をした。

手は再びパンティまで到達した。見えていないが飾りのリボンの形が指先に感じ取れた。

「一人の時に、あそこを見てみたり、触ったりしたことない?」さも当然の事の様に言ってみた。

「…鏡でちょっと見た事なら…」少し顔を赤らめてM穂は答えた。

リボンの飾りを通過した俺の指先は、触れるか触れないかの微妙な匙加減で、ゆっくりとパンティの中心部分まで移動した。その時、ちくりと指に毛先の感触がした。M穂のアンダーヘアの一部がパンティからはみ出していたようだ。

「一人エッチって、結構してる子は多いみたいだよ。男の子なんてほぼ全員じゃないかな」俺はなるべくM穂が下半身を意識しないように会話を続けた。

M穂は少し黙っていたが、ポツリと答えた。「…雑誌でそういう記事を読んだ時に…なんか…オシッコみたいなのが出てきて。ちょっと触ったことなら…あったかも」

俺はパンティの上から、指先をM穂の亀裂の先端部分へ触れた。そこは熱く、じんわりと湿った感触が伝わってきた。

「気持ち良かった?」俺は続けて質問した。

指先を微妙なタッチで、円を描くように動かした。M穂は答えない。

「…んふぅ…っ」陰核の周囲をくるくると刺激され続けて、代わりに息を吐いた。

「気持ち良かったのかな?」

俺は円運動を上下の直線運動へ変化させつつ、同じ質問を繰り返した。同じストロークで2本の指を上下運動させると、亀裂の内部から熱い液体が染み出し、指に纏わりつく。

M穂は力が入らなくなったのか、閉じられていた両脚を緩めガクガクと震わせた。「あ…気持ち…いい…!」

「その時、どんな風に触ったの?」俺は指先についたM穂の愛液をさらにすくい取っては亀裂の先端に塗りつけ、また上下運動でさらに昂りを持続させつつ聞いた。

「…ん…はぁ…ぬ、ぬいぐるみをお尻の下に当てて…あっ…く…!」手で顔を埋めて少女は正直に答えた。俺の脳裏に、ぬいぐるみの上で腰を前後に揺らして恍惚の表情を浮かべるM穂と、太ももを愛液で濡らしたカラオケでの姿が交差してイヤらしく浮かび上がった。俺はその姿が、とても神聖で美しいものに感じた。

手元を見ると、現実のM穂の腰も浮き上がり、更なる恥辱を求めて揺れていた。

俺はM穂の頭を支えて枕にしていた腕を抜き、再び下へ体勢を変えていった。M穂はそのまま逃げようとはしなかった。

パンティの近くへ鼻先を持って行くと、ほのかに石鹸の香りがした。パンティの下部には大きな染みができ、お尻の下までびっしょりと濡れていた。

何の躊躇もせず、パンティの上からM穂の亀裂を舐め上げた。まるで愛液を全て舐めとろうとするかの様に、繰り返し舌を動かした。

「そんな汚いとこ…!ダメよ…ヘンタイ!」

M穂は我に返ったように叫んだ。

「汚くないよ。とっても綺麗だよ」俺が構わず舌を動かすと、またジワリと中から愛液が染み出てきた。

俺は1番大切なM穂のその部分を愛する興奮で、頭が破裂しそうだった。

ベッドに押しつけられた状態のペニスはよだれを垂れ流しながら、いつか来るであろう快楽の時を求めて脈打った。

再び俺はM穂のパンティに手をかけた。今度はM穂は抵抗しなかった。

濡れたパンティを脱がせ、丸めてベッドの端へ置いた。

M穂のその部分は1本の綺麗なスジだった。

過去の女達のその部分は陰部の左右から蝶の羽の様な肉がはみ出していたが、M穂のものは両側から柔らかな土手に包まれており、正面からはほとんど見えずとても小さかった。

毛は上部にだけ密集して生えており、下半分はほとんど無毛で、ツルツルの土手や色素沈着のない小さな菊門がはっきり見えた。それが無垢な処女性をさらに増して感じさせた。

指で秘所を左右に押し広げると亀裂の中心に、蜜でてらてらと濡れた花弁が現れた。色は薄く桃色で、まるで生まれたばかりの小さく可憐な、野に咲く桃色の花を思わせた。

俺は顔を横に傾け、M穂の花弁に情熱的な口づけをした。唇で挟み、吸い、舌で舐め上げ、転がし、中へ侵入してチロチロと掻き回す。「!!…あ…ダメ…ダメぇ…!」M穂は声をあげベッドの上のシーツを握りしめながら、腰をガクガクと震わせて繰り返し押し寄せる快感に耐えているようだった。

匂いや味はほとんど感じなかったが、頭の中は多幸感で溢れそうだった。

しばらくキスを繰り返し、満足した俺は顔を真っ直ぐに戻した。鼻先に亀裂の少し膨らんだ先端が触れた。クリトリスは完全に包皮に隠れていて見えない。痛みを感じない様に片手で優しく上へ持ち上げると、米粒の様に小さく可愛らしいそれが現れた。

舌全体で柔らかく陰核を包み込む様に触れ、極上のワインを舌の上で味わう様にじっくりと感触を楽しんだ。鼻先にフワフワとした陰毛が触れ、少しくすぐったかった。

しばらくそのまま舌を置いていたが、じわじわと上下左右への動きを開始する。

「…あぁ…あ…ダメなのに……イヤ…!」

M穂は腰をくねらせながら、悦びの声を上げた。みるみる愛液が膣口から漏れ出て、乳製品のようなピリっとした味が口の中へ流れ込んできた。

しばらくM穂の反応を楽しんだ後、また舌の動きを停止させ、全体で触れているだけの状態にした。M穂は快感の余韻からかお尻の穴と隠部をヒクヒクと動かし、舌を刺激した。

おもむろに俺がまた舌の動きを再開すると、先ほどよりも大きな声でM穂が喘いだ。「…ぅん…んくっ…あ…ああ!」

はしたなく腰を持ち上げ、より舐めやすい様に俺の顔の前へ恥ずかしい部分をさらけ出しながら。

俺はサドっ気があるのだと思う。

しばらく責め続けた後、意地悪な気分でまた唐突に舐め上げるのをやめてみせた。

「…イヤ…お願い…!」M穂はこちらを見つめ、喘ぎながら言った。

「どうして欲しいの?ちゃんと言ってごらん」俺は口をM穂の秘部から話すと、そう言った。

「…お口で…もっと…して…」少女は火照った顔で瞳を潤ませながら哀願した。

俺は汚れのない少女の口から吐露されたイヤらしい女の本性に、息が苦しくなるほど興奮を感じた。

そしてもっと焦らせてよがり狂うM穂が見たくなった。

俺は再び舌をM穂の小さなヴァギナへ戻した。膣口とクリトリスを交互に、だがさっきよりもゆっくりな動きで、じっくりいたぶるように舌を動かしてみせた。「…んぁ!…あぁ…!」M穂は菊門をギュッと閉めてガクガクと腰を震わせた。指先で優しく菊門に触れると、パクパクと反応して可愛かった。

舌の動きを更にスローにしていくと、舌にグッと秘部が押しつけられる感覚があった。俺は驚いて舌の動きを止めたが、M穂の小さな蕾は舌の上で静止せずに踊り続けていた。

「あっ、あっ!…はぁ…あん!」M穂の喘ぎ声とともに、さらに舌への圧力が増して行く。

M穂がついに自分で腰を動かして、びしょびしょに濡れそぼったアソコを俺の舌へ擦り付けていたのだ。白くくびれたウエストに接続した丸いヒップをぐるぐると俺の前で躍らせて、M穂は自ら快楽を貪り続けた。

俺はその悩まし過ぎる姿に耐えきれず、夢中で舌の動きを再開させた。膣口の中へ舌を差し入れ、刺激する。舌の動きに合わせる様に、M穂も腰の動きを大きくした。

何度目かの動きで、愛液に濡れた菊門の中へ、触れていた俺の指先が入ってしまった。だがM穂は目を瞑って快楽に没頭し、構わず腰をグラインドさせた。

目の前で形の良い丸い乳房が激しくバウンドしている。俺はたまらずそれをギュッと掴んだ。ピンクの乳首は下からはっきりと分かるほど隆起していた。

刺激と興奮でM穂の秘部からはトロトロと蜜が流れ続け、俺はそれを口で受け止めた。呼吸は荒く苦しそうだった。昂りのためかM穂の身体がブルブルと震えた。

俺の股間のイチモツはクンニの体勢からの一連の動きでベッドに押しつけられ、思わぬ快感を得ていた。これ以上ないほどのM穂の痴態を見せつけられて、敏感になっていたせいもある。我慢できずに溢れ出た透明な液がベッドを汚し、ペニスは今にも爆発しそうだった。

俺はもう「挿れ時」だと思った。

早くしなければこちらが限界を迎えてしまう。俺はM穂のアソコから口を離そうとした。

だがその動きは柔らかな、だが万力の様に力強い白い太ももに挟まれ遮られた。

「ダメ!お願い…このまま、もっと…

して!もう少しで私…だから…」

俺はそのM穂の哀願に、その卑猥な肢体に、頭が沸騰してしまった。M穂がそう望むなら叶えてやろう、そう思った。

両手は乳房とその先端を愛撫したまま、アソコを舐め上げ、刺激し続けた。M穂は両手を俺の頭に回し、腰をさらに力強く俺の顔へ押し付けてきた。すでに口だけでなく鼻や顎までM穂の溢れ出した淫液でびちょびちょだった。俺の舌とM穂の腰の動きは完全に同調し、濡れた卑猥な音が一定間隔で部屋に響き続けた。

俺は幸福だった。M穂が俺に身体も心も全てさらけ出して喘いでいる。怒張した俺のペニスはビクビクと揺れ、M穂の動きに合わせて先端がベッドに擦り付けられる度、耐えがたいほどの快感が体に走った。

「あぁっ…あ…あ…あぁぁ…!!」途切れ途切れの呻きと共に、M穂のグラインドさせる動きが止まった。呼吸も止まったように静かになり、身体が今までよりも大きく激しく痙攣し始める。M穂の最も恥ずかしい場所が痛いほど俺の顔に押しつけられ、俺の腕を掴んだM穂の手はいっそう強くなった。

そしてM穂は達した。

白い豊かな太ももが閉じられ、すさまじい締め付けで俺の頭は包まれた。その暴力的な柔らかさと女の匂い。目の前がチカチカと白く瞬き、強烈な快感と共に俺のペニスからも白い液体が幾度も幾度も噴き出した。それは今までに経験したことがないほど長く、強烈だった。

俺はそのまま動く事ができずに、汗とフェロモンの入り混じった濃厚で淫靡な香りに包まれ、深い眠りに落ちていった。

気がついた時、俺はまだM穂の太ももの中にいた。M穂は寝ている様だった。

身体を起こすとベッドには二人の身体から放たれた幾つもの欲望の印が残っており、M穂と過ごした濃密な時間が現実のものだったと示していた。

俺はM穂の隣へ移り、そっと彼女の乱れた髪を整えた。M穂は天使の様に綺麗だった。

M穂の大きな目がパチリと開いた。

俺と視点が交わって、少し照れた様に手の甲で顔を隠した。「恥ずかしい」そう言って。

俺は彼女を抱きしめ…その日はもう何もしなかった。

俺はM穂の手を取ったまま、ぼんやりと天井を眺めて考えていた。

朝早く俺達はホテルを出て、そのまま別れた。その後もう1度M穂と会ったが、結局SEXはしないまま、2度と会う事は無くなった。俺との関係をM穂が望まず、H雄を選んだからだ。心は遂に手に入らなかった。

強引にいけば身体は奪えたのかもしれない。だが若い俺は、M穂がそうしたいならそうすべきだと思った。M穂の幸せのために、俺は身を引こうと。

自己満足か、それとも拒絶された自分を守るための言い訳だったのかもしれない。だが今も、その判断は間違っていなかったと信じている。

俺は失恋し、しばらく他の女とも関わらなかった。あれからもう20年ほど経つ。

今の俺はもう若くはないが、ふと街角で青リンゴの甘い香りに出会うと、彼女とのあの夏の日の景色が心に甦ってくる。

懐かしさと、チクリとした小さな痛みと共に。

Categories
未分類
Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です