性に目覚めた瞬間。
歳を重ねる事に徐々に増長する性欲。性欲は一定の年齢をピークにその後は緩やかに衰退していく…
個人差はあれど、グラフに表すと誰しもが上がってから下がるの曲線を描く。
俺が性に興味を持ち出したのは小学校高学年の時だった。それまでは公園や河川敷でボロボロになったエロ本を友人達と見つけても、何が面白いか分からないまま皆で笑い合っていた。
見ちゃいけないものが落ちているのを見つけた、という事が面白かったのかもしれない。だからエロ本を見つけても誰も拾おうとはせず、まるで汚物を触るかの様に触れるのを避けた。
だが小学校高学年にもなればエロ本を見つけると、好奇心から触れる者が現れ出す。初めは全員抵抗があるのだが、気が付けば俺を含め友人全員が手に取る様になっていた。
そこには自分達の母親ぐらいの年齢の女性や、もっと若くて茶髪の女性など数々の裸体があった。俺達は母親と祖母や姉の裸体しか知らなかったから初めて見る血縁関係の無い女性の裸体に釘付けになった。
母とは違う乳首の色や胸の形、陰毛の濃さの違い。それに陰毛が無い女性の写真もあった。
初めは「うわ、グロッ」と全員が苦虫を噛み締めた様な顔になったが、それがしばらく経つと「どの女の人が良い?」という話になった。皆は毎回、見るからに若い女性を指差すのだが、俺はいつも30代ぐらいの美人マダムが良いと思っていた。
今考えるとこの時点である程度の好みが確定していたのかもしれない。
そして小学6年になり、日々の話題も中学の話題が増えて来た頃、俺達は全員何の抵抗も無くエロ本を一冊読める様にまで成長していた。
むしろそれだけでは物足りず、暇さえあれば集団でぞろぞろとレンタルビデオ屋に行っては大人の目を警戒しながらアダルトコーナーを徘徊していたぐらいだ。
周りの大人は中学の話ばかりするが、当事者の俺達の話題はエロ一択だった。
SEXとHは同義語?
フェラとフェラチオは何が違うの?
アナルって尻の穴の事?
潮吹きの潮って何だ?小便?
今考えたら何てくだらない話に時間を割いていたのだろうと溜め息が漏れるが、同時にこれはこれで健全な男の子だな、と思える瞬間もある。余談だが、一度母親に「ザーメンて何?」って聞いて怒られた事もあった。
そして俺達は日常でも性への好奇心を燃やす事になる。皆それぞれ同級生に可愛いと思う女の子や好きな女の子がいる。俺達は友達同士でじゃんけんをして負けた奴が、自分のお気に入りの子の胸を揉むという遊びもやった。
今考えると狂った遊びだが、当時の俺達の間ではブームとなり、皆それなりに胸を揉む経験をした。女の子達は急に背後から胸を揉まれる事に「くすぐったい!」と笑っていた。その遊びへ経て、エロ本を見た時の視覚からの勃起ではなく、体感からの勃起を経験した。
そして間もなくオナニーも覚えた。まだ携帯を持っていなかったので、その時のおかずは乳揉みゲームの記憶か映画やアニメの濡れ場シーンだった。DVDだから何度も巻き戻して、射精するまで引っ張った。
オナニーの事は恥ずかしくて誰にも言えなかったが、俺は小学6の冬にはすでに週3ぐらいの頻度でオナニーを行うようになっていた。
そんなこんなで順調にエロガキに育った俺に、とある事件…というか、今後の人生を少し変える出来事が起こった。
それは当時、よく俺達が溜まり場にしていた友人の北斗(ほくと)の家での出来事だ。
北斗の父は呉服屋を経営しており、家も大きかった。噂ではヤクザだと言われていたが。
それで俺達は駄菓子屋か公園か北斗の家でよくたむろしていた。
北斗の父は俺達を見つけると「おう、悪ガキども」とよく声を掛けてきた。反対に北斗の母はヤンママ風ではあったが「いつも北斗と遊んでくれてありがとね」と見た目とは裏腹に凄く腰の低い感じだった。
俺はそんな北斗の母が好きだった。家が呉服屋だからか頻繁に着物を着ていたし、自分達の母親よりも北斗の母は10歳以上若かった。それにかなり美意識も高く、容姿も美しかった。着物姿はまるで極妻だったのは置いといて……ついでに言うと名前も美波(みなみ)といい一層上品な気がした。
皆は「北斗の母ちゃん」か「おばちゃん」て呼んでいたけど唯一俺だけは「美波さん」て呼んでた。もちろん美波さん本人の前では呼ばなかったが、何かの拍子で北斗が母に伝え、美波さん本人は俺にそう呼ばれているのを知っていた。
それは一度美波さんに「仁(じん)くんは私の事おばちゃんて呼ばないから大好きよ」と冗談ぽく笑われ、頭を撫でられたから判明した。
そして俺の北斗の家に行く理由が北斗と遊ぶ事よりも美波さん目当てになっていったのは言うまでもない。家に行っても美波さんが出掛けていれば残念な気持ちになり、気力が無くなる事も多々あった。
美波さんは在宅している時は俺達が訪れると必ず顔を出してくれた。服装も着物の時もあれば、ジーンズにTシャツでラフな格好の時もあった。
美波さんはスレンダーだったので胸は大して無かったが、脚も細く個人的には着物よりも身体の線が分かる私服の時が萌えた。俺達にお茶を出す時に身体を傾けた美波さんのブラが見えた事も何度かあった。
美波さんは赤や青、紫。たまに黒のブラをしていた。多分狙ってそれを見ていたのは俺だけだったが…
そして年が明けたある日、前述した事件が北斗の家で起きたのだ。
それは俺達が男女問わずクラスの三分の一ほどの人数を集め、たこ焼きパーティーを開催するとなった日の出来事だ。もちろん会場は北斗の家で人数は男女合わせて15人前後だった。材料は各自家から持ち寄って揃えたのを覚えている。ちなみに俺はソースとマヨネーズを大量に持ち込んだ。
男達はほとんどが普段北斗の家に入り浸っている連中だったが、女の子は初めて来る子ばかりだった。
この日は美波さんも在宅しており、たこ焼き器の用意や皿の用意をしてくれて俺達と一緒にたこ焼きを楽しむ事になった。
美波さんはいつもニコニコしていたが、この日は女の子も多数いた事に嬉しくなったのか、いつも以上に機嫌が良かった。俺は楽しそうに女の子達と話をしている美波さんのTシャツから膨らむ胸と、ジーンズに覆われた太ももばかりを見ていた。
そして俺達はパーティー気分に酔いながら狂った様にたこ焼きを食べ続けた。
「もー無理食えない…」全員が食べるのをやめた後は、美波さんを含め皆でしばらくお喋りをしていた。今ならスマホで写真を撮るだろうが、当時はまだほとんどの友人が携帯を持っていなかったから、美波さんが「これで皆で写真撮ろうよ」ってデジカメを持って来た。
男チームは「もういいよ、めんどくさい」と言って外で遊びたがっていたが、女性陣の「いいから撮るよ!」という圧に負け、結局何枚も記念写真を撮る羽目になった。俺は美波さんとの写真が手に入るから内心ドキドキしていた。
しかし写真は美波さんがカメラを持ち、子供達を撮る事になった。美波さんと写真に写りたかった俺は苛々した。だけどそこである女の子が言った。
「おばちゃんも写ろうよ!」
(いいぞ、ナイスだ!)俺は心の中でガッツポーズをした。
「えー、おばちゃんはいいのにぃ」と美波さんは拒否したが女の子達は「いいからいいから」と美波さんからデジカメを取り上げた。そして美波さんも含めた記念写真大会が始まった。
俺も真っ先に参加したかったが、友達に茶々を入れられるのが癪だったから少し離れてその光景を眺めていた。するとそれに気が付いた美波さんが
「ほら、仁くんもおいでっ」と手招きをしたので、俺は「めんどくさいなぁ」と言いつつ、内心心踊らせながら美波さんに近寄った。俺意外の友人も一緒に写真に写ったが、俺は近くにいたい一心で美波さんの背後を陣取った。
写真だから自然と距離は近くなり、美波さんから発せられる香水と化粧品が混じった匂いもダイレクトに伝わった。特に首筋から良い香りが漂って来て俺は徐々にムラムラしてきた。そした案の定このシチュエーションに俺は勃起した。
「仁くん!あんたの顔半分切れてる!もっとおばちゃんに寄って」とデジカメを手にした女の子が俺に言った。
「お、おう」俺は言われるがまま美波さんに近寄った。もうここまでくれば俺の身体は美波さんにもろに触れていた。美波さんは後ろの俺が写真に写る様に気遣い、軽く四つん這いになった。しかしこれがいけなかった。俺の勃起した性器が何度も美波さんの尻辺りに当たったのだ。
俺は気恥ずかしくてとっさに腰を引いたが、それをしてしまうと俺が上手く写真に収まらないらしく女の子達が「もう!またずれた!」と怒った。
(そんな事言われても…)
俺はしかたなく再び元の位置に、元の体勢で戻った。心なしかさっきよりも美波さんの尻に股間が密着している気がする。次第に股間が美波さんの尻に擦れるのが気持ちいいと感じた俺は、ゆっくりジリジリと股間を擦りつけた。
ここまでくればモロに当たっていたし、さすがに美波さんも気付いていたはずだ。だが美波さんは何度か振り返っただけで特別俺に何も言わなかった。
股間を擦りつけるだけでは物足りなくなった俺は指で何度か美波さんの陰部辺りをコスコスとなぞった。
これはさすがにまずかった様で振り返った美波さんの眉間には皺が寄っており、2回目のコスコスで手首を捕まれて腕を振り払われた。
怒られると思った俺は触るのをやめ、再度美波さんの尻に股間を強く擦りつけた。でも美波さんは俺の股間が再び尻に当たったのに気付くと、手だけを後ろに回し、ぎゅっ!と2、3回俺の硬くなった股間を揉んだ。
(うわっ!)
俺の股間はまだ自分の手以外の力が加わった事が無かったから驚いた。写真撮影が終わってからもその余韻のせいで股間の勃起は収まらなかった。だから俺は北斗には悪いが便所でオナニーする事にした。
美波さんの余韻を忘れない内に射精してスッキリしたかった。
俺は一人部屋を後にして便所へ向かった。そして便所の前で立ち止まり、立ってするか座ってするか20秒ほど悩んだ。そして立ってする事に決めた俺は便所の照明をつけてゆっくりと中へ入った。そしてドアを閉めようと振り返った時、そこに美波さんがいた。
「ねぇ、今から何するの?」
あまりにも突然の出来事に思わず悲鳴をあげてしまいそうだった。いや多分美波さんが無表情だったら本当に悲鳴をあげていた。だが美波さんはクスクス笑っていた。だから俺も正気を保てた。
「さっき何で指でクリクリしたの?」
美波さんは優しく微笑みながら聞いた。
「えっ?いや、あの…」
「別に怒ったりはしないわよ?他にも同級生の女の子がいるのに何で私なのかな~と思って」
あまりにも美波さんがいつも通りの優しい笑顔で聞くもんだから俺は正直に答えた。
「ほ、北斗の母さんが一番…可愛いと思ったから。だから何か…ムラムラした」
「ふーん。それでおちんちんおっきくなっちゃったのか。仁くんわざと当ててたでしょ?バレバレだよ」
「ごめん…なさい。もうしない。だからっ、だから誰にも言わないで!」
すると美波さんは微笑みながら「うん、言わない」と言い俺を便所に押し込んだ。
美波さんはドアの鍵を閉めると俺に「座って」と言った。そして「おちんちん見せてみ」と笑顔で言った。俺は恥ずかしかったが素直に応じ、ズボンを踝まで下ろし便座に座った。
美波さんは膝をついて俺の服をまくり上げると、反り上がり露になった俺の性器をまじまじと見た。
「仁くんてもう毛が生えてるのね。この前チラッと見たら北斗はまだ生えてなかったのに。それにおちんちんも立派だね…」
「立派って大きいって事?」と俺は聞いた。
「大きいというか太いね、これは」美波さんはそう言うと俺の性器を優しく握った。
「こうやって一人でスッキリしようとしてたんでしょう?」美波さんは腫れ物に触る様にゆっくり性器を握り直すと、優しく手コキを始めた。
「仁くん、ちゃんとおちんちんめくって洗わないとだめじゃない。ほら見て、白いカスが少しついてるわ。チンカスだよこれ」
「めくって洗うと少しだけ痛い。それでも洗うの?」
美波さんは手コキをしながらこびりついたチンカスを嗅いだ。
「それでも洗わないと。ほら、やっぱい臭いわ。こんなんだと女の子に嫌われちゃうぞ」
「そんなの嫌だよ…取って」
「仕方ないわね…ちょっと我慢しなよ?」
そう言うと美波さんはトイレットペーパーを少しちぎって便器のレバーを引いた。それと同時にタンクの上の蛇口から水が流れ、トイレットペーパーを水にちょんと付け湿らせた。
そして湿らせたトイレットペーパーを亀頭に当てると、優しく何周も拭いてくれた。
「ほーら綺麗になった。でもすぐ溜まっちゃうから痛くても我慢して毎日洗いなよ」
「うん…分かった」
「じゃあこのままスッキリしよっか」
そして美波さんは徐々に手コキのスピードを早めた。
「はぁ…はぁっ…気持ちいい」
俺が言うと美波さんはうんうん、と頷き「いつでも出していいのよ」と一層手に力を込めた。
「もう出そうっ…!あっ、はぁ…美波さんっ…口でしてっ!」
「えっ!?」
美波さんが驚いて俺の顔を見上げた時に俺は便座から立ち上がり、膝立ちの状態の美波さんの頭を掴むとそのまま性器を口へと突っ込んだ。美波さんの口内は温かく、ニュルっと舌に亀頭が当たったのを感じた。
あまりにも快感で俺は美波さんの口内に性器が入ったのとほぼ同時に射精した。
「はうっ!?んん……っ!!ごほっ」
俺は一度に何回も勢い良く射精した。美波さんは驚きながらも俺の精液が口から溢れない様に受け止めてくれた。
「ちょっと仁くんっ…!急にそんな事したら駄目じゃない!」ここで初めて美波さんにゲンコツを食らわせられた。だがそのゲンコツは全くと言っていいほど痛くはなかったし、気のせいかもしれないが優しさすらも感じる事ができた。
「ごめん…けどすごい気持ち良かった!今度いつしてくれる?」
俺が言うと美波さんは少し困った顔をして言った。
「うーん、次はしばらくないかなぁ。仁くんもこれが良くない事ぐらい分かるでしょ?だからごめんね」
「えっ。じゃあもう北斗と遊んでも意味ないじゃん」
「ん?何で北斗が関係あるの?」
「だって俺は美波さん…に会えるのが楽しみだったんだ。だけどもう何もないんだったら家に来る意味ないよ」
「それはっ…今までも何も無かったでしょ?」
「それはそうだけど…だけどもうこんな事しちゃったら期待しちゃうだろ」
「うーん困ったなあ…」
「次いつしてくれるか教えてくれなきゃ俺はもう来ないから!」
そう言い残し、俺は先に便所から一人出た。部屋に帰ると皆は各自で楽しんでおり、女の子達は恋ばなに花を咲かせ、男どもは人生ゲームをして盛り上がっていた。
俺も人生ゲームに加わろうとしたけど気分が乗らなかったので少し離れた所で漫画を読む事にした。そして1時間ほど経過し、誰かが声をあげた。
「あっ、もうすぐ塾の時間だ」
その声を皮切りに「私も」「俺も」と数人が声をあげ、お開きの流れとなった。俺は特に予定は無かったが流れに逆らう事はせず、全員で北斗の家を出る事にした。
各々が自転車にまたがり、見送りに出た美波さんに礼を言った。俺は気まずさもあって美波さんとは少し距離をとって頭だけ下げた。
「じゃあな!」そう言い先頭が自転車を漕ぎ始めると、皆はそれに続いてぞろぞろとペダルを漕ぎ始めた。後方にいた俺も流れを見てそろそろ漕ぎ始めようとした時、いつの間にか俺の横に美波さんが移動してきていた。そしてペダルに足を乗せたままの俺の耳元で言った。
「中学に入ったら…また続きしようね」