彼氏との付き合いが5年目を迎えた女友達中のM子。
結婚に煮え切らない状態に不満があるらしく、愚痴を聞くため久々にランチに付き合った日の事。
不満と言っても、ノロケも入りながらやったし、”やや不満”くらいに思え、私は
「どうせ30になってしもたんやし、結婚に焦らんとき」
と話をまとめて、ランチした店を出てお茶する店へとブラブラ移動中に事件が!!
話していたM子の会話が、前方の人混みの中『彼氏』を発見。
「どの人?」
「ほら、ジーンズにグレーのパーカーのん」
視線の先には、どう見てもM子よりずっと若い女の子と仲良く手を繋ぐ男女しか・・・。
まさか・・・浮気中?
その時、まだM子の姿に気づいていない『男女』の元へ、M子は正面から忍者の如く素早く駆け寄ったんです。
さっきまでの怒り顔はどこへやら。
もの凄い笑顔で
「いや〜○○君(苗字で)久しぶり〜。私の事覚えてる?」
と話かけたんです。
『彼』の方は突然の事に手も離せずに、状況を飲み込む事さえ出来てない状態。
M子は立て続けに、
「いや〜可愛い彼女やん〜。もしかして奥さん?」
と。
『彼』は言葉も出ない様子。
女性は、奥さんと言われて照れた表情で
「まだ奥さんじゃないです…」
と彼女。
そしてM子は
「今日はデート?邪魔してごめんね。結婚式呼んでや」
と言って『彼』の肩を叩いて立ち去ったのです。
その日の夜、M子から結婚が決まったとの電話がありました。
相手は『彼』でした。
『彼』は、あの後すぐ浮気相手の彼女に、今のが彼女である事を話したそうです。
彼女は、取り乱す事なく話かけたM子が怖くなったらしく『彼』の左頬に手形をクッキリと残し立ち去ったらしく、『彼』はそのほっぺのまま百貨店の宝飾サロンへ駆け込み、前々からM子が豪語していたでっかいエンゲージリングを購入。
その足で、M子のマンションへ。
M子曰く、
「この指輪半端なく高いねん。もしかしたら受け取ってもらわれへんかも・・・って考えが浮かんだら買われへんよな〜」
って。
「浮気しても、戻ってきかたが、可愛らしいやん」
って言ってました。