内科病棟のジュリエット 律子の一番長い日

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律子「う、う、う、、あ、ああ~」

ベッドの上で、目隠しをされ、腕を頭の上でベッドにくくりつけられた律っちゃんが悶えている。

りっちゃんはトレードマークの白衣を着ている。白衣の上から縄を掛けられてバストが物凄く強調されている。

白衣の胸のボタンは外され、そこから胸元にコードが延びている。

ブーン、ブッブッ、ブブブブ、、、

不規則なモーター音が乳首のあたりから聞こえてくる。

律っちゃんの両乳首に装着された乳首吸引バイブは別々の不規則な刺激を与えてるんだけど、たまに両側に強刺激が重なる時はガクガクと身体を痙攣させながら悶えまくる。

でも既にショーツを脱がされた腰は跳ね上がれない。俺か押さえこんでいるから。

そして、クリトリスにはクリキャップ、お尻の穴にはアナルバイブを受け入れた律っちゃんには、最弱の刺激が与えられつづけている。

蜜壺には俺の右手の中指が取り付き、ゆっくりゆっくりと律っちゃんのGスポットを刺激し続けている。

「あ、、あ、、あ、、ああ~」

そろそろかな?

「うう、、お!お願いです!ご主人様!!」

この瞬間、俺は律っちゃんの可愛い唇に取り付く。律っちゃんも応えてジュブジュブと卑猥な音をたてながらディープキス。

俺は蜜壺の中の指を高速で動かしながら、クリキャップを弾く。

強烈な刺激に律っちゃんがガックンガックンと痙攣しながら硬直していく瞬間、俺は指を止めて唇を離す。

「あ~~いや~~逝かせてください~」

今日何度目かの、律っちゃんの心からの哀願が部屋に響く。

今日は、律っちゃんの明日の非番を見越した、週一回の特別調教セックス。

「は!、、、あ!」

何度目かの大きな痙攣で、遂にクリキャップは弾け飛んだ。

律っちゃんの真っ赤に腫れ上がった淫らな宝石が飛び出しながら震えている。

乳首の吸引バイブのスイッチを落とし、逝ってしまわないようにゆっくりとアナルバイブを引き抜く。

「く、、う、ああぁ~~」

それでも、セックスに近いお尻の刺激は彼女をどうしようもなく絶頂に近づけていき。

「はあぅ、はあぅ、はあぅ、はあぅ」

上気した肩を震わせ、甘い吐息をフェロモンのように撒き散らしながら、俺の白衣の天使が縄を掛けられた身体を細かく痙攣させている。

「ご主人様~お、お願いします!挿れて、、くださ、、い」

まるで呪文のように紡がれる哀願。

「挿れて、いれ、、、んんっ!」

何度目かのディープキスのジュブジュブジュルルという卑猥な音が響く。

「は?あ~ん、、何!?何しているの~!?」

上から垂らされた細いローションの糸が真っ赤に充血したクリトリスに直撃して、律っちゃんは再び悶絶する。

「も、もういや~挿れてよう~」

『ジョリュ、、、』

「はあぅ!」

『ジョリュ、、、』

「あ~~っ」

『ジョリュジョリュジョリュジョリュ、』

「あ!あ!あっくんっっ!!ダメヤメテっ!!どめでっ!!止めてぇぇええ!!何してるの!?それなにっ?!」

目隠しされて腕を万歳に拘束された彼女には見えない。

『ジョリュジョリュジョリュジョリュ、』

クリキャップで充血して真っ赤になったクリトリスをローションにまみれたガーゼが擦りあげ続ける。

「、、、やめて!!それつよいのっ!!すぐイっちゃうの!!イキっぱなしなのっ!!あ、あ、頭が溶けちゃうの~~~」

びしょびしょと潮を撒き散らす彼女。

『ジョリュジョリュジョリュジョリュ、』

「ぁぁあいやぁぁぁぁぁあああああっ!!!!」

もはや声になっていない絶叫と激しい痙攣を何度も繰り返し、遂に律っちゃんは意識を失った。

「朝だよ、律っちゃん、、起きて」

「、、、ダメです、、無理です、、身体、、ばらばら、、、」

「ほら、起きて、、、朝食も用意しているから」

「、、、起こしてください、、、」

「しょうがないな、、、うわっ!!」

いきなり抱きしめられ、ベッドに引き摺りこまれた。

「捕まえました~」

「こ、、こらっ、今日はダメ、、、」

「非番です~、挿れて、、挿れてください」

「、、、本当に脳まで溶けちゃったかな」

「今日は退職の挨拶の日でしょ?」

「なんで!もっと早く起こしてくれないの!?」

、、、いや、、それは無いでしょ?そりゃ昨日は無理させちゃったけどさ、、合意の上って言うか、強く望んだのはそっち、、

律っちゃんは、朝食もそこそこにワタワタと朝の準備に狂走している。

三月(みつき、俺の親友)曰く、女性は多かれ少なかれ、朝は低血圧なのか理不尽、多少は我慢しないと暮らしていけない、、と。

、、、お前の言う通りだわ、、

俺、秋山秋男(律っちゃん曰く「秋男だからあっくん!」だそうな)。この間、長年勤めた会社を退職して、晴れてプー。

退院後、田舎に引っ込むまでの間、体調管理と律っちゃんの通勤を考えて、俺が律っちゃんのマンションに転がり込むことにした。

齢40にして初めての同棲ってやつである。

「あれ?あっくんも出掛けるの?」

「ああ、斉藤先生が話があるってさ」

「身体のこと?それともプライベート?」

「本当に!遺憾だけどプライベート」

「あはは!!」

本当にあの男は!

俺を友人か何かと思っているのかしょっちゅう呼び出してくる。

こっちも身体のことがあるので応じない訳にいかなくてさ。

この間、公私混同!って怒ったら、やっと誘い際に公務かプライベートか付け加えるようになった。

「直人さん、あれで繊細だから友達少ないんだよ?許してあげて?ね?」

ムカッ、

「繊細?ネチッこいの間違いだろ?」

律っちゃんの目が楽しそうだ。

斉藤先生と律っちゃんが、愛人関係だった頃の話は、幾度かの寸止めセックスで根掘り葉掘り聞き出している。

あの男、見かけの爽やかさに似ず結構ネチッこいセックスを展開したらしく、律っちゃんもさんざん逝かされたそうだ。

「前戯で一回、挿れられて一回、必ず逝かされちゃうの。あの頃はまだ、やすひろさんと死別してすぐだったから罪悪感も凄くて、、逆に離れられなくなりそうだったの」

斉藤先生と彩さんの離婚を機にうまく解消できたけど、身体的にはズルズル続いてもおかしくなかったんだよ、、、と律っちゃんがイタズラっぽく笑う。

、、、絶対、煽ってるよね!?

「え、、、え、、、ダメ!時間無いんだから、、、あっ!あっ!いや、、、いや、、くう~っ、、そ、そこだめ、、あっ!あっ!あっ!いっ、、逝く、、、っくっくっくっくっく、、、いっくう~~」

斉藤「冷えてきましたね?もう冬の匂いが近づいています」

「でしょ?寒いんだよ!何で毎回、病院の中庭で待ち合わせるの!?」

斉藤「私たちの秘密会議は、やっぱりここでしょう?」

「そんなもん、全く望んでいないんだけど」

いつもの中庭で、俺たちはいつもの軽口を叩き合う。最初と違うのは、俺が車椅子に乗っていないこと。それと。

「先生~、彩さんとのご結婚おめでとうございます~」

斉藤「ノッケからムカつくこと言い出しましたね」

「いや!祝福でしょ?、、、まああの時のことは、策士策に溺れましたね!?」

律っちゃんにプロポーズする気でお酒に誘って泥酔して、介抱していた彩さんを妊娠させちゃったらね。

斉藤「うるさいです。今度の検診で何の毒を盛って欲しいですか?」

「その、身体に何かする系の話、本当に辞めて!本当、怖いんだから」

パチパチパチパチ!内科病棟から拍手が聞こえてくる。今頃は律っちゃんの送別セレモニーの真っ最中だろう。

「先生、参加しなくて良かったの?」

斉藤「、、、外科と内科の壁って未だに有りましてね、あれは内科のイベントなんで」

「律っちゃん、外科も長いのにね、、」

斉藤「当時とは看護師はかなり入れ変わってしまいましたが、私も含めて手術に携わる医師は、やっぱり彼女忘れられなくて、残念ではありますが」

「メンツとか気にしないで一緒にやれば良いのに、、」

斉藤「あ!忘れてました!医長からあなたに伝言が有りましてね」

「?」

斉藤「超優秀な看護師をよくもカッサラいやがって覚えていろ!!とのことです」

「その、患者を脅すのって、この病院の伝統なの!?医者の、覚えていろ!ってセリフ、マジで怖いんだよ!」

斉藤「まあまあ(笑)、この後、直接会えますので文句はその時に」

「へ?」

斉藤「行きましょうか?時間稼ぎはこれで充分でしょう」

「ど、、どこへ?」

斉藤「メインイベントです。7年ごしの医長の罪滅ぼしだそうですよ。手伝ってください」

予感はしていた。病院の正門待合室、タキシードに着替えさせられた俺の目の前には、初老の医師に手を取られたウェディングベールの天使が。

「あっくん、、、」

手作り感満載の披露宴会場。どれだけの人たちが労に携わってくれたのだろう。

医師「君が秋山君か、、、」

初老の医師がニッコリと笑う。

医師「泥棒猫!とあえて言わせて貰うよ」

「うぐっ!、、、スミマセン、、」

医師「頼みます。今度こそ律子君を幸せにしてあげてください」

「、、、はい」

「先生、、、あたし、、」

医師「律子君、、ここはかつて、私が辛い指示を君に課した場所だ」

7年前の複合災害の際、要救護者の戦場と化したこの場所で、律っちゃんは、トリアージ(救護する命の選択)を命じられた。

旦那と死別したばかりだった律っちゃんは、心に深い傷を負った。

医師「あの時の判断が間違っていたとは思っていない。でも律子君が深く傷ついていたことを斉藤君や他のたくさんのスタッフから教えられた。すまなかった」

「先生、、、」

医師「君の退職にあたり考えた。もしかすると君に取っては忌まわしいこの場所を、せめて最後は幸せな思い出に書き替えてあげたい、、、、自己満足だ。でも大勢の者が賛同して骨を折ってくれた。受け取ってくれるかね?」

「先生~~(涙)」

医師「こらこら、抱きつくなら旦那にしなさい」

「いえ、、ムカつきますが、今だけは」

医師「そうか、そうか!律子君、結婚なんか辞めて私の妾になり、、」

「老い先短い人生、もっと短くされたいのか!本当に悪質な冗談が好きだな、ここの先生たちは!!」

「律子さん~」

カメラを持った黒ドレスの彩さんが近づいてくる。

「彩!!」

律っちゃんが飛び付くように駆け寄って。

「彩、身体は大丈夫なの!?」

「今日だけはどうしても!結婚おめでとう!律子さん!」

「彩もね!先生に幸せにして貰うのよ!」

「ケケっ(笑)」

斉藤「気色の悪い笑い声は早く止めて準備をしてください!」

「何を?」

黒の背広に着替えた斉藤先生がビデオカメラを持って近づいてくる。

斉藤「宣言です」

「宣言って?」

斉藤「これは、人前結婚式です。律子君を必ず幸せにすることを私たちに宣言してください!」

この瞬間、大きな歓声があたりを包む。

「みんな、、」

沢山のお医者様だけでなく、看護師さんだけでなく、沢山の患者さんが祝福の声をあげている。

律っちゃんがみんなにいかに愛されていたのか、そのバトンの大きさに胸が震える。

斉藤「さあ、宣言をお願いします。残念ながらあなたのパートナーは役に立たないみたいですよ」

そう、律っちゃんは泣いちゃって、とっても無理。

ここは一寸、俺の頑張りどころ。

斉藤「さあ!カッコいいところよろしく!無様でも記録しちゃいますよ!」

黙って見ててよ先生!

俺は泣いてる律っちゃんを抱き寄せて、声を張り上げた。

この日、とある病院の待合室で、一組の夫婦が、誓いの口づけを交わした。

ー了ー

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