元妻には届かない贖罪の思い~不幸の上に成り立つ幸せ~

Hatch コメントはまだありません

先日、23年前に別れた元妻と会った。

会うのは、俺の浮気が原因で修羅場を演じ、俺30歳、元妻27歳で4年間の夫婦生活に幕を下ろして以来だった。

ほんの気の迷い、中学時代に恋焦がれていた同級生の女に再会して、美しく煌めく彼女の黒髪が、少女の頃の彼女を蘇らせた。

雰囲気と髪型は垢抜けないが、なかなかの美形だった彼女の面影が愛しさにあふれた。

いい雰囲気になってつい、ラブホの門をくぐってしまった。

懐かしい再会と同級生不倫の興奮で、互いの肉体に溺れ、罪深き婚外姦淫に耽った。

倫理観を逸した情交に狂乱し、許されざる不貞姦淫に溺れた。

禁断の他人棒を喰らい歓喜に酔う彼女、そこには純情可憐な少女の面影はなく、ただ一匹のメスに過ぎなかった。

それでも、彼女の身体は美味かった。

妻より3歳年上とは思えぬ可愛さを併せ持つ美形の彼女が、虚ろな表情で見せる甘美な罪の悦楽に溺れていった。

そしてついに、他人汁妊娠を覚悟した乱倫中出し精液を持ち帰った彼女は、待ち構えていた夫に絶望の遺伝子液体を確保された。

俺と彼女は、それぞれ家族を失った。

そして、そのまま寄り添い新たな家庭を築いた。

昔恋焦がれた同級生は、相変わらず美しく可愛かった。

それよりも、お互いに合わせた身体があまりにもしっくりし過ぎて、夢中になったのだ。

離婚後1年で不倫成就の再婚をし、一女を儲けた。

その娘も一昨年大学進学で家を離れ、昨年成人した。

そんな先日、元妻に呼び出されたのだ。

元妻と会話するのも6年ぶりで、元妻が親権を持つ娘が成人したことで、養育費の支払いを終える確認の電話をして以来だった。

「久しぶりだな。どうした?」

「あの子、今度結婚するの。」

「そうか・・・でも、俺は別に・・・」

「ええ、式に出ろとかそう言うことじゃなくて、一応、会って報告したかったの。きっと、これがあなたに一目会う最後の口実だと思ったから。じゃあ・・・お元気で・・・」

「ああ、報告ありがとう。俺にその資格があるかわからないが、娘の幸せを祈るよ。じゃあな、さようなら・・・」

「さようなら、あなた・・・」

23年ぶりに元妻を見て思ったが、俺に処女をくれた元妻には悪いけれど、元妻より3歳年上の使い古しのバツイチ女でも、今の妻の方が美しくイイ女だと思った。

50歳の元妻は、やつれた印象だった。

再婚したとは聞いてないから、元妻は今でも独身なのだろうか。

だとしたら、娘が嫁いだら元妻は独り・・・帰ってゆく元妻の背中が、妙に小さく、哀しげに見えた。

「ああ・・・俺があいつを不幸にしたんだな・・・ごめんよ・・・ごめんよ・・・」

もう元妻には届かない、離婚する時には抱けなかった贖罪の思いが涙と共に溢れた。

その夜、ふと元妻の言葉が頭を過った。

“これがあなたに一目会う最後の口実だと思ったから。”

元妻は、いったいどんな思いをあの言葉に込めたのだろうか。

それを考えていたら、元妻の哀しげな背中を思い出して、露時雨のように涙が零れた。

俺は、その涙を妻に悟られないように、腕を上げてそっとパジャマに染み込ませた。

Categories
未分類
Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です