別れてから数か月後、元カノとなった葵から不意に連絡があって飲みに行く事になった。
葵はショートカットが似合うコだが、結構ワガママ。
我儘の上に、そのまま癇癪を起す事も良くあって、そこから繋がる喧嘩も度々あった。
当時の葵曰く、
「私が怒ってたらハイハイ聞いてればイイじゃん!何でイチイチ突っかかって来んの!?」
そうは言っても俺が悪ければ当然謝るが、葵の場合は理不尽な事が多すぎるので葵の思う通りにはいかない。
そんな2人だったが、期間がそれ程長い訳でもないせいか別れ自体はごく円満な上に両者共に実にアッサリしたもの。
ただ、円満な別れとは言え、数か月ぶりの再会は物理的な意味も含めて距離感を忘れていて、2人共どこかギコちない。
その空気を壊したのは、ある話題の流れからの葵の一言。
「いやー、あの時さー、実は他に男がいててー(笑」
今更懺悔の告白のつもりなのか、それとも話題のネタの1つなのか。
いずれにしても葵は笑ってはいるものの、同時に申し訳なさそうな表情も覗かせてくる。
「知ってた(笑」
「え?」
キョトンとする葵。
うん。知ってた。
葵自身は気付いてないのだろうが、言動に疑わしき所は多々あった。
それどころか、その男かは知らないが街中で腕を組んでイチャイチャしてる所を見た事もあったし、何なら別れたのはそれを目撃した直後くらいだ。
そんな事例をいくつも並べられ、動揺を隠せない葵。
いや、俺はそれで攻撃をしてるつもりは無いし、話し方もネタの1つとして扱ってるつもりだったが、どうやら葵にとってはそうではないらしい。
これは、動揺してる葵をフォローしなければ。
「そんなん気にしなくて大丈夫だよ。だって、俺も浮気してたし(笑」
が、俺のその言葉はやはり葵のフォローにはならないらしい。
「は?マジで?…最っ低ぇ…」
久々の葵の怒った顔と、ガラリと変わったトーンの低い声。
だが、葵がそう来たところで、
「いやいや、葵だって浮気してたんでしょ?」
と言ってしまえば、流石の葵も俺が既に彼氏では無いという事で、その怒った顔は少々不満げ程度な膨れっ面にグレードダウン。
が、やはりどこか気が済まないのか、
「でも、今は今の彼氏一筋だもん」
などと宣ってきた。
が、結果としては葵のその負けず嫌いながらも可愛い一言で場は和んだ。
更には、浮気を暴露しあったせいなのか、ずっと纏わりついていた互いのギコちなさも消え去っていた。
気が付けば付き合っていた頃、付き合い始めの頃のような雰囲気になって楽しく飲み始める俺と葵。
.
そんな時間も終わってそれぞれ帰路につく事になったのだが、飲みの後半にはイイ感じになっていた2人が再びどこかギコちない。
とは言っても、そのギコちなさは最初のモノとは意味合いがまるで違うモノ。
言ってみれば、お互いが"この後の事"を何となく意識してる状況。
だが、そこやはり別れた2人である。
故の、敢えて自分からは行動に移せないといったギコちなさ。
それに葵がどう思ってるか分からないが、俺にはこのままラブホに行った所でなぁって懸念がある。
ラブホによっては置いていない所もあったりする。
知ってる所に行けばいいのだろうが、何せ、俺はこの街の事を良く知らない。
どちらかと言うと、この街は葵の生活圏内に近い。
そんな状態のまま、2人何やらモヤモヤと距離をとったまま一先ず駅までは一緒なので向かう事にしたのだが、その途中、見覚えがある一軒のお店が目に付いた。
そのお店は、中古ゲームや中古雑誌・漫画を扱ってるマイナーなチェーン店。
「ちょっと入ってみよ(笑」
葵のその言葉で2人で入店。
一見、特に何の目的もなくフラりとお店に入ってブラブラしていた2人だったが、その足先の最終目的地は決まっていた。
そこは18禁のマークが印刷された暖簾が掛かってる場所。
「あ、やっぱあった♡」
葵がソレを指さし「にひひ♡」とニヤけ顔を見せてくる。
正直、俺もニヤけてる。
葵が指さした物。
それは"ピンクローター"。
「…………せっかくだし、久しぶりに会った記念にプレゼントしよっか?(笑」
「…………うん♡」
お店を出た2人の後ろで自動ドアが閉まる。
そして、何やらソワソワしてる2人。
何せ、キッカケは出来た訳だし、俺の懸念も払拭できた。
「…………これ…、せっかくだから久しぶりに使って遊んでみる?(笑」
「…………うん♡」
葵が何か月かぶりに腕に絡みついてきた。
相変わらず、やはり胸は無い。
でも、何とも可愛いニヤけ顔を俺に向けながら、
「あっ!"あれ"も忘れちゃダメだよ♡」
「忘れてないって(笑。そこのコンビニで買ってくつもりだから(笑」
.
.
.
「ぁん♡」
胸が小さい事が関係しているのかどうかは分からないが、相変わらず葵の乳首は敏感で弱かった。
その乳首も、もうすっかりプックリでコリコリ。
その乳首を音をたてながら吸い上げ、舌先でコロコロと転がしてやると、
「あ、あ、あっ、」
と絶え間なく色づいた声を漏らし続ける葵。
そうして丹念に乳首責めしてやった後は、今度は乳首責めと下着の中へと指を入れての2点責め。
やはり、単独よりも数点同時責めが好きなのは変わっていないらしく、葵の反応がより上がる。
「あっ、あっ、やば、やっぱ気持ちいぃ♡」
更には、下着の中も相変わらずやはりもうビッチョビチョだ。
くっちょ、くっちょ、くっちょ
「あっ、もーやだぁ、すっごい音してるぅ♡」
「相変わらずスゴい事になってんね(笑」
俺のその言葉がカンに触ったのか、トロけていた葵の顔が意地悪そうな顔に。
「○○だって♡」
葵は身体を走る刺激に身体を絶えまなくビクつかせながらも、片方の手の指は俺の乳首を探しあてて、それをカリカリと。
「あっ」
「にひひ(笑」
その触り方、弄り方。
さすが、俺が好きな仕方も良く御存知で。
更には葵のもう片方の手は俺の股間に。
「○○だって、もう起ってんじゃん♡」
「しょーがねーじゃん、だって葵の反応相変わらずエロいんだもん(笑」
「だって、○○とエッチすると凄いエッチな気分になるんだもん(笑」
と、葵の目標は完全に俺の股間に。
そして、反り起った俺の肉棒をボロンと出して、これまた何とも嬉しそうなニヤけ顔を俺に向け、今度は俺の肉棒に挨拶。
「おぉ~、このコは相変わらずだねぇ♡」
と俺の反り起った肉棒をボンボン叩いては反動で返ってきた所をまたボンボンと叩いて、まるでバスケのドリブルの様に遊ぶ葵。
「久しぶり♡元気だった?つーか、凄い元気だ(笑。ヤバっ♡」
と、実際の俺に久しぶりに会った時よりも感情豊かなエロい表情で御挨拶。
そのままおもむろに口一杯に咥えて、んっぽんっぽ。
先程「今彼一筋♡」と言っていたハズの口で実に愛おしそうに根本から亀頭まで丹念に舌を絡めて、咥えては音をたてて顔を動かす葵。
その顔はエロく惚けた表情で、ただただ懸命。
そんな葵の身体を俺は無言で少し促してやるだけで、やはり分かってました、待ってましたと言わんばかりに咥え動いたままモゾモゾと身体を動かして、恥ずかしげも無く脚を開くものだから、すっかり濡れた葵のワレメが俺の目の前。
ベッドの上、69でモゾモゾと絡みあう2人の身体。
互いに貪りあい、懸命にシャぶり合う。
部屋の中に響く、互いの口元から漏れる小さな喘ぎ声と、淫らな鈍い水音。
先に口を離したのは葵、
そして、そのまま葵が俺の上へと乗って、自ら挿入しての騎乗位。
自ら腰を動かしながら、
「(これ好きだったよね♡)」
と言わんばかりに、得意気な顔を屈めて腰振りと同時に俺の乳首へと舌を這わせてもくる。
そうしてる内にも葵の腰のグラインドは徐々に大きくなっていき、屈めた状態ではもはや足りないと上半身を起こしてひたすら腰を動かし肉棒を堪能し始める葵。
逆に俺が上半身を起こして、今度は俺が葵の揺れ動く小さな胸の乳首を咥え捕まえて、執拗にネブってやる。
「あっ、あっ、それ、それ好きぃ♡」
と葵の腰遣いは更に激しくなるし、その上、コッチの乳首も舐めてと言わんばかりに俺の口元に差し出してくる。
バックで突いていても、葵自ら後ろの俺へと手を伸ばしてきて、その両手を俺に力強く後ろに引っ張られ、上半身を起こして拘束されてるかのようなバックを求めてくる。
そんな葵から、
「…そろそろイきたいかも…」
と、遂にと言うか、葵からの相変わらずの申告。
お互い何も言わずとも慣れた感じに自然と変えた体位は、寝バック。
そして、そうしながらも俺は事前に準備用意していた場所へと手を伸ばす。
カチッ
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ
それは先程買った"ローター"。
それも、セットしてある電池は付属のマンガン電池ではなく、先程コンビニで買ったパワー重視のアルカリ電池。
寝バックで膣一杯にズッポズッポとピストンしながらの乳首弄り、そしてクリへのパワーローター責め。
「ああああっ!!」
俺の知る限り、葵は"コレ"でしかイかない。
イかない葵に対して、やっと見つけ出した唯一の方法。
正確に言うと葵はクリへのローターだけでもイケる事はあるが、同時挿入同時責めの場合のその深さと満足度合いは全くの別物らしい。
その唯一の方法の効果は絶大で、確実に、そしてとにかく早い。
数分、場合によっては1分かからずに葵はイく。
ちなみに葵は絶対ローターとは呼ばず、"ブルブル"と言う。
「あぁっ!、あぁっ!!、ヤバい、ヤバい!これ♡、これ♡、あ、ヤバい、あ、だめ!」
相変わらず直前に身体を散々暴れさせるので少々クリにローターを当てづらくなるが、その難易度への対処は俺の身体がまだしっかりと覚えている。
そして、やはりそのままアっと言う間に果てる葵。
…にしても、今回も見事なくらい早かった。
.
暫くは目を瞑って、はぁ、はぁ、と息を乱してはいるものの、葵のその口元は何とも幸せそうにニヤけていた。
そして、ボソっと一言、
「…はぁ……久しぶりにイけたぁ♡」
「何?今の彼氏とはローター使わないの?」
「……使うんだけど、使い方が何か違うんだよなぁ。だって、○○に使われたら直ぐに、あ、ヤバって、あ、コレって思ったもん(笑」
「ただ、あててるだけなんだけどね(笑」
葵曰く、そもそも今彼はローターとは無縁だったらしく、セックスにローターを動員させる事すらも女性である自分からは言い出せず、タイミングを虎視眈々と狙っていた結果、時間が掛かったらしい。
更に言えば、ローター&挿入でなければイけないという事もやはり恥ずかしさからまだチャンと伝えきれていないらしく、今はもっぱら演技らしいし最近に至ってはそれほどノリ気になれない事も多いらしい。
まったく…そういった場面でも我儘を発揮させればいいのに。
つまる所、葵が行為中に言っていた、
『○○とエッチすると凄いエッチな気分になる』
は、俺とするからと言うよりも最終的に確実にイけるからエッチな気分になれると言う事なのかも。
実際に、付き合ってる最中に確実にイけると知った葵のエッチへの積極度はドンドン増していった。
「もしかして…コッチの違いなのかな(笑」
そう言いながら、葵はまだ全然起ったままの俺の肉棒を指先で遊ぶ。
「いやー、それはどうしようも…(笑」
「だよねー(笑。…んー、やっぱブルブルの使い方だと思う。今日○○として凄い分かったけど、何かって言うか全然違うんだもん(笑」
「その内に彼氏も慣れてくるんじゃない?」
「それがさー、実はこの間壊れちゃたんだよね」
「あー(笑」
「なのに、彼氏恥ずかしがって中々買いに行ってくれないんだよね」
「あー(笑。じゃーさっきみたいに一緒に買いに行ったらいいじゃん」
「無理無理無理、一緒にあーゆー18禁のトコに行くのも嫌がるし。あと、売ってるトコ近くに無いし」
実は先程寄ったお店は俺ん家の近くにもあるし、そこには葵と何度も行った。
ちなみに葵自身が買いに行ったりネットで買うのは抵抗あるらしいし、行為中、挿入だけして貰って自分でローターを当てるのも"違う"らしい。
で、ここまで来て、やっと思った。
「……あれ?もしかして、今日会ったのってローター買う為?(笑」
「えー!違う違う違う(笑。大体、あのお店がここにあるの知らなかったし!」
「え~、本当?(笑」
「マジだってぇ(笑。………でも、途中から、○○のエッチってどんなんだったけなぁ…っては思ってたけど♡」
「で、どんなんだった?(笑」
「…………にひひ♡」
「どんなんだった?(笑」
「んー、……ん~っとねぇ………ブルブルは当然だけど、使う前のエッチの仕方も、あ、コレだぁ♡って思った♡」
とは言っても、この話はその後に葵と彼氏彼女の関係としてヨリを戻した話ではない。
葵からはそんな素振りは一切見受けられないし、俺もその気は一切無い。
ただ、葵からは、
「こうやって別れてからエッチして何か凄いフに落ちたんだけど…〇〇って彼氏ってよりも、浮気相手キャラだよね(笑」
と。
まぁ、良く言われる事ではあるけど、元カノから敢えて言われると少々キツい。
なにわともあれ、結局、元カノ葵のローター実演販売員(自腹)になった俺。
しかし、頻繁ではないものの会う度に買うし、その度に葵が持って帰る。
持って来ればイイじゃんと言うと、その為に持ち歩くのは何かプライド的にヤダし、職場に持ってくのもヤダし、もし会ってエッチ無かったら持ってるのが馬鹿みたいだしズラりと並べてくる。
他は知らんが、最後のは会う度に確実にエッチしてるから問題は無いんじゃないかと。
じゃあ、俺が持ってくると言えば、他のコに使ったかも知れないヤツ持ってくる可能性もあるから、ヤダっと。
そして、そんな関係になってある程度してからの会話。
「フと思ったんだけどさ。今、ローターの数どうなってんの?」
「そーそー、それ!この間みたらヤバい事になってた…」
「…それ、せめて電池は抜いておいた方がイイらしいぞ」
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おわり