とある強姦事件の裁判を傍聴した時の話。
ノンフィクションかそれともフィクションか、それは読んだ人が自由に判断して頂きたい。
犯人は前科多数の中年の男。
被害者は何人もいるらしかった。
まずAさんの事件は、5月の中旬のある日の事。
午後7時頃、21歳のAさんを、後ろから襲い掛かり羽交い絞めにして、刃物を突きつけながら物陰に連れ込んだ。怯えるAさんを押し倒して、キスをしようとするも抵抗され、数発ビンタして大人しくさせたところをキス。
「舌出せ」
とディープキスをさせた。
服を脱がせ、フェラチオもさせ、挿入。
「お願い、やめて」
すすり泣くAさんに興奮しながらも、途中緊張で中折れしてしまい、何度も試すが断念、
「もういい抜け」
とフェラと手コキをさせて
「口開けろ」
と口内に射精したというのが第一の犯行だった。
男は満足してそのまま逃走。
Aさんは口から精子を吐き出してから帰宅。翌日友人に被害を受けた事を言ったそうだ。
当初は、通報をためらっていたそうだが、友人の説得を受け通報した。
まずはこの事件に関して、検察や弁護人がいろいろ被告人に問うていた、
「何故襲ったのか」
「可愛いと思ったからです」
「躊躇はしなかったのか」
「もともと、セックスしたい気持ちがありました。そこで被害者を見かけて可愛いなと思いました」
性獣ですな。
それから、
「被害者には申し訳ないと思わなかったのか」
「被害者の事は考えてませんでした。ただ、ヤりたい気持ちがありました」
Aさんは、物陰のアスファルトの上に押し倒され、怪我をしている。
「被害者がミニスカートを履いていて、興奮して、足を撫でまわしたりしました。被害者が足を擦りむいたのには気づいていました」
Aさんは犯人から「〇すぞ」と脅され、怖くて抵抗出来ないまま、絶望の中、キスや口淫をさせられ、ナマで陰茎を挿入させられてる。しかし腰を振っている内に陰茎が抜けてしまった。
「緊張していたのだと思います」
被告人はあっけらかんと語っていた。
「その後どうしたの?」
「なんとか、中で出したいと思い、Aにフェラや手コキをさせたり、自分でもしごいたり、何度も試しましたが、すぐに抜けてしまいました」
業を煮やした被告人は、その後射精するまでAさんに奉仕を強いたのだ。
「諦めて止めようとは思わなかったのか?」
「どうしても射精したかったんです」
被告は応えた。
結果、午後7時20分から、解放まで午後9時近くに至るまで、被害者は恐怖を味わい続けた。
Bさんの事件は8月の上旬の犯行。
午後6時頃、18歳のBさんを見かけた被告は、後をつけ刃物を突きつけ
「大人しくすれば痛い目に遭わせないから」
と脅し公園のトイレに連れ込んだ。
「被害者を見かけた瞬間、犯行を決意したのか?」
との検察の問いに、
「はい、可愛かったからです」
と被告は応えた。
トイレの壁に押し付け、キスを強要。
Bさんは被害当時ホットパンツを履いていたが、太ももをさすりながら、
「おい、男を誘ってんのか?だからこんなの履いてんだろ」
と被告はBさんを侮辱している。
Bさんはその日、同じ大学の彼氏と初めてのデートで、その帰りだった。
「そんな日に、どうしてこんな目に遭うのか、どうして自分が」
とBさんは運命を呪ったという。
さらに、抵抗する被害者に暴力を振るい抵抗を抑えて口淫もさせた。
キスの際、被害者は恐怖で逆らえず舌も入れられてしまい、
「しゃぶれ」
と指示し、いやいやと首を振るBさんを数発ビンタ。
「したことないです」
と泣くBさんに、
「なら、俺でやり方を覚えろ」
と冷酷に言い放ち、被告はBさんの頭を掴んで口淫をさせたという。
初めてのフェラチオがこんな男だなんて、最悪だろうな。
「脱げ」
と言い、Bさんを全裸にすると、自分も裸になって、トイレの壁に手をつかせバックで挿入。胸を揉んだり、キスしたりしてBさんを弄んだ。
「処女じゃなかったみたいだな」
と被害者を傷つける言葉を放っている。
Bさんはすすり泣きながら被告の相手をするしかなかった。
被告はBさんの膣内で射精した。
「被害者がどんな気持ちだったか分かりますか?」
「すみません…。自分の事だけ考えていました」
最初の犯行で失敗したが、今度はうまくいって嬉しかった、と被告は語った。
だから、なんとしても膣内射精をしたいという強迫観念みたいなものに支配されていたそうだ。
「自分がどうかしていたんだと思います…。被害者に申し訳ないです…」
と被告は項垂れたが、口先だけのようにも見えた。
膣内射精され、男の動きが止まった時Bさんは絶望したという。
その後も、再び口淫するよう指示され、お掃除フェラをさせられた。
泣きながら奉仕するBさんに、
「筋は悪くないな」
と被告は笑いかけてもいる。
そのまま、しばらく口淫させ、今度は口内射精までした。
「飲み込め」
と被告は指示したが、Bさんは我慢できずその場に吐き出してしまった。
「誰にも言うなよ」
被告は満足して、午後7時半頃その場を去った。
残されたBさんは、しばらく茫然としていたが、すぐに友人に連絡。通報となった。
Ⅽさんの事件は10月の下旬の犯行。
男の犯行はエスカレートしているといってよかった。
午後8時頃、24歳のⅭさんを見かけた被告人は、後を付けマンションに侵入した。
検察や弁護人から質問が行われた。
「どこで見かけた?」
「駅で見かけ、可愛いな、と思いました」
「可愛いから襲ったのか?」
「そうです」
「それからつけたのか?」
「途中で襲う機会を探っていたのですが、マンションに入っていったので、部屋でしようと思いました」
ドアを開けたところを無理やり入り込まれ茫然とするⅭさんに、被告は刃物を突きつけて脅し、ベッドに仰向けにさせると、男は裸になって、スーツ姿で震えるⅭさんに抱きついて、キスの相手をさせた。
「舌を入れたら、応じてくれたので、嬉しかった」
被告人はそのまま陰茎をスカートに擦り付けたりしていたようだ。
被告の変態性癖を無遠慮にぶつけられる被害者は可哀想だ。
そしてフェラチオをさせ口内に射精。
被告人は、逝ったのが恥ずかしかったのか、
「おいしそうに舐めて、そんなにチンポ好きかい」
と酷いからかいをしている。
射精した後も、居座り、話し相手をさせたり、食事を作らせたりした。
被告はⅭさんに男性遍歴や交際相手とのセックスの様子を語らせたうえ、さらに劣情を催し強姦した。
「何故、すぐ帰らなかったのか?」
との問いに、
「可愛いのでまだ話していたかった」
「どうしても、強姦するつもりだったのでは?」
「いいえ、口内射精した時点で、もうそのつもりはありませんでした。でも、話を聞いている内にセックスしたくなりました」
おいおいそりゃ単なる賢者タイムだよ。それに、卑猥な話させてる時点で、被害者を性的にいたぶる気満々じゃねえか。
乳首や陰茎を舐めさせたり、キスしたりして、Ⅽさんを仰向けにして強姦。
「これはレイプじゃないよな?お前も楽しいよな?気持ちいいよな?」
と念押しして、
「レイプじゃないです。楽しいです。気持ちいいです」
とあたかも被害者が望んだ性行為であるかのように言わせるなどの屈辱行為を強いた。
…裁判では匂わされた程度だが、嬌声を上げるようにも強いられたようだ。
屈辱と恐怖の中、Ⅽさんは
「せめて、中には出さないでください」
と懇願した。
すると被告は
「〇されるのか、中に出されるか、どっちがマシだ」
と脅した。
結果、Ⅽさんは膣内射精を受け入れるしかなかった。
「どうしても、この女性に膣内射精したい、との思いに勝てませんでした…」
と被告は語ったが、最初からそのつもりだったんだろうとしか思えない。
この後も、口淫や性行為をさせ続け、膣内射精はもちろん、精子を飲ませたり、小便を飲ませたりと、暴虐の限りを尽くしている。
「どうしてそんな事したのか?」
との問いに
「口に出したら、飲んでくれそうな雰囲気だったので、飲んでくれる?と尋ねると頷いてくれたので…」
「トイレしたくなって、ふと思いついて、もしかしたら飲んでくれるかも、と性器を口元に出して、今から出すから飲んでくれる?と訊きました」
被告は応えた。
被害者Ⅽさんは、吐き気を我慢し涙ながらに飲むしかなかった。しかし、男の言いようは合意は得ていると言わんばかりだった。
認知の歪みなのだろうか?
「相手も楽しんでくれていたと思っていました」
と被告は言った。
「なら、何故脅したのか?」
「脅さないとさせてくれないのではないか、と考えて…」
「脅されたのに、楽しいと思えると思いますか?」
被害者は行為や奉仕の際、泣いているのを被告は見ているはずだった。
「最初は泣いていましたが、途中から向こうも楽しそうにしていたので…」
Ⅽさんは、〇されるかもしれないという恐怖と戦いながら、被告を怒らせまいと、行為や奉仕の際も、雑談したり笑顔を浮かべたりしていた。
また被告は、Ⅽさんが、自分から陰茎を握って膣に挿れて腰を振ってくれたから、本当に和姦をしている気分だったと言っていた。
「あなたが脅したからでしょ?」
検察は語気を強めていた。
騎乗位をするぞ、と被告に言われたので、逆らえず自分から上に乗っかったとⅭさんは聴取で語ったそうだ。
「確かに、その通りです…」
被告は小さい声で応えた。
被告は状況によっては、そのまま和姦を主張しかねない雰囲気だった。
だが、弁護人がそれに乗っかったり、むしろ主導しようとしなかったのは、良かったと思う。
翌日の昼過ぎくらいまで居座り、多数回姦淫した。
「相手してくれるのが嬉しくて、ついだらだらと居座ってしまった」
と被告。
最後は一緒に風呂にも入らされたⅭさん。被告の身体を洗うよう指示され、そのあと金を要求し2万円を奪っていった。
最後とばかりに、風呂場でも複数回、部屋を立ち去る際に1回と、被告はⅭさんとキスをした。
「彼女の方も、積極的に相手してくれたんです」
と被告は平然と語っていた。
それからしばらくは、被害の事を家族にも友人にも彼氏にも打ち明けられなかったそうだが、勇気を振り絞ってⅭさんは友人に話した。すると家族や彼や警察にも言うべきだと友人の説得を受け、Ⅽさんは悩んだ結果警察に通報。
強姦魔と化し好き放題やってきた被告だが、年貢の納め時がやってきた。
22歳のⅮさんの事件の際だ。
「被害者はどこで見かけたの?」
「デパートです」
「それからどうしたの?」
「可愛かったので、つけました」
11月上旬の午後9時頃、マンションの郵便受けの近くで後ろから羽交い絞めにして刃物をつきつけた。
キスしたり、胸を揉んだりして、
「部屋に誰かいるか?」
と被告は言った。
Ⅾさんは、被告から猥褻行為を受けながらも一計を案じた。
「誰もいません」
被告は尚も、キスの相手をさせ続け、
「じゃ、案内しろ」
と一緒にエレベータに乗る。腕組みをしながら刃物を突きつけ、部屋へ向かう。
ドアを開けた瞬間、Ⅾさんは
「助けて!」
と叫んだ。部屋の中にいたⅮさんの家族が飛び出してきて、被告は慌てて逃走したが、騒ぎを聞きつけた通行人によって取り押さえられ、駆け付けた警察に逮捕されたそうだ。
「部屋に行こうとしたのは何故か?」
と問われると、
「Ⅽさんの時みたいにしたかった」
と被告は応えていた。
被告は4人の女性を蹂躙し、尊厳を冒した。
本番はさせられずに済んだⅮさんも、ディープキスをされながら胸を揉まれる等、悪質な猥褻行為を受けており、多大な恐怖と屈辱を受けた事により、今なお苦しんでいるものであり被害感情は強い。
膣内射精をされなかったAさんにしても、長時間屈辱的な行為を強いられ、最終的に口内へ射精されるという被害を受けており、被害後は夜1人で歩けなくなったり、時折思い出しては苦しむという、痛切な証言をしている。
Bさんも、輝かしい学生生活を始め、彼氏との初めてのデートという際に被害に遭い、キスや口淫、本番まで強いられ膣内射精までされるという悲惨な被害を受け、
「二度と出てこないで欲しい」
と処罰感情を強く示している。
Ⅽさんは、1番落ち着くはずの自分の部屋で、被告に長時間居座られ、数々の猥褻行為を強いられ、多数回姦淫された。
被告の食事を作らされたり、話し相手をさせられ屈辱的な内容の会話を強いられたりしている。そのさなか、助かろうと悲痛な思いで被告の言いなりになったのであり、その心情は察するに余りある。引っ越しを余儀なくされ、彼氏と別れようと考えたり、自分が汚い存在に思えたり、被害の記憶が思い出される度に苦しんだり、被害感情は多大なものがある。
判決は懲役十〇年。
卑劣かつ悪質な犯行である。被害者の処罰感情も非常に高い。