修学旅行の思い出

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※この物語には、エロ要素はありません。ただ、筆者が女子からそれまでされたことのない行動をされたため、対応に戸惑った姿をしたためたく文章にした次第です。

それは中学3年の修学旅行、二泊三日という日程の二日目、宿へ戻るバスの中のことだった。

何でそんな事が起こったのか、多分自分がバスの補助席に座ってたのだろう(バスの席割りは通路を挟んで右側が男子、左側が女子に分かれていたが、全員座り切れなかったのでおそらくはくじ引きで自分が補助席になったのだろう)。

バスが走りだしてしばらくすると、ずっと徒歩で回っていたせいか、疲れてうたた寝する生徒が何人か出てきた。

自分は起きて外の景色を見ていたのだが、左腕にだんだん圧力を感じるようになってきた。

改めて左側を確認してみると、一人の女生徒が自分にもたれ掛かってうたた寝をしていた。「小林」という、今だったらもうちょい可愛くなると川栄李奈に見えなくないこともある、ソフトボール部の子であった。

2年生の時から同じクラスだったので、ある程度彼女の性格等、わかっていたつもりではあったが、(「え、何で?」)と当然ながら当初は戸惑いの感情だけが大きかった。

再度車内の状況を見渡してみると、先ほども述べたように何人かの生徒はうたた寝をしていて、彼女の左側の子は窓際に寄りかかってこれまたうたた寝をしている始末…。

(こういう場合、普通は同性どうしで身体を寄せ合うような気がするのだが…)

それにしても、前の学年からのクラスメイトとはいえ、彼女に“異性”を感じたことはなく(当時自分には別に片想いの子がいた、後に振られたが)、自分に身体を預けて来ているその姿は、現代ならその場面だけ切り取られて『二人はデキてる』なんてタイトルで拡散されていてもおかしくない状況であった。

しかしそうはいっても、生身の女子が自分に身体を預けてくるという状況、この事態を半ば楽しんでいたのも事実で、(女子が自分の身体に触れている)状態に、胸がドキドキして、(「これはもしかして、本当は自分に好意を寄せているのでは」)などと、実際にはあり得ない妄想も膨らんでいた。

尤も、下手にうたた寝している彼女を起こさないよう、自分自身も身動きが取れなくなってしまったし(まさか自分も彼女に寄りかかって寝る訳にはいかない)、更にバスが宿に着いても起きなかったらどうやって起こそうか、などとあらぬ心配までし出した頃に、彼女は目を覚ました。

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