体臭を気にしてる家庭教師が来たら成績がグングン上がった話し

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 中3の春、あまりにも勉強が出来なかった俺は強制的に家庭教師を付けられた。

 なんでも、婆ちゃんの知り合いの孫で国立大の2年生って肩書きの女性。

 今でこそ“女子大生の家庭教師”なんてシチュエーションには興奮してしまうけど、当時は心の底から嫌だった。それでも大好きな婆ちゃんを落胆させたくないので仕方なく受け入れることにした。

 その家庭教師の第一印象は“大人の女性”。ほんの少しポチャで身長低くて童顔なんだけど、化粧してるし髪も少し茶色いしフルーティーな香りするし、そして何より氷を突っついてアイスコーヒーを混ぜる仕草が凄く大人に見えた。

 芸能人に例えるなら“ちょいポチャな”長澤まさみ”ってイメージで、世間一般的には可愛い部類に入ると思う。けど中3の俺からしたら恋愛対象になるハズも無く、月水金の週に3回来る面倒なヤツとしか感じない。しかも容姿に反して厳しいし、付き合ってる彼女からは嫌味を言われるしで本当に厄介な存在だった。

 勉強中・・・

「さっきも同じとこで間違えてたよねー?覚える気ある?」

 休憩中・・・

「今の中学ってそうなんだ、ふ~ん。」

 ・・・こんな感じで、一応は世間話しもするんだけど、なんだろう?冷めた感じで仲良くなれないオーラがあるって言うのかな。とにかく19時からの英語と数学の2時間は色んな意味で苦痛だった。

 そんな俺の意識と家庭教師との関係に変化が起きたのは6月の蒸し暑い日。

 いつもなら5分前には必ず到着する家庭教師がその日は時間になっても来ない。ラッキーなんて思っていたら2~3分を過ぎた頃に息を切らして到着した。

「ハァハァ…すいません、自転車がパンクしちゃいまして…ハァハァ。」

 自転車を押して急いで来たらしくて汗だくの顔。母ちゃんは「あらあら、時間なんて気にしなくていいのにぃ。」などと対応してたけど、俺からすれば、なんなら来なくても良かったのにぃ…って気持ちだ。

 暑そうにハンドタオルで額の汗を拭きながら、いつもの定位置に着席。学習机の正面が俺で右横に家庭教師というポジション。その時にふと思った。

(この人なんで長袖なんだ?)

 思い返してみれば最初から今まで半袖姿を見たことがない。5月の暑い日も雨上がりで蒸してる日も、そして今日も。カジュアルなシャツだったり大人っぽいブラウスだったりと服装は変化するけど必ず長袖。ちなみにこの日は薄ピンクのブラウス、もちろん長袖。

 大人の女性は半袖って着ないんだっけ?と考えてみたものの、知識が乏しく答えが出ない。素直に聞ければ良いんだが「別にいいでしょ。」と一蹴されそう。

 聞くに聞けないまま勉強がスタート。まぁこの人の服装なんて別にどうでもいいので気にしない事にした。

 苦痛な授業が始まって30分が経った頃、フワッと鼻に変な匂い。(ん?)と思って空間を嗅いでみるが、家庭教師のコロンだか香水だかのフルーティーな香りが漂ってるだけ。

 気のせいかなと勉強に集中。一言一句ちゃんと聞き逃さずに覚えないと嫌味を混ぜた注意をされちゃうから必死だ。

 ところがまたもや匂いを感じた。どこかで嗅いだ覚えのある匂いなんだよな~と思いつつ、匂いの出所を探すも分からない。

「いい?この場合の方程式は・・・」

 そう言って家庭教師がボールペンでノートを指した瞬間、また匂った。そう、どこかで嗅いだ事のある匂いが。

 こうなると勉強になんて集中できるハズも無く、俺の意識は完全に匂いの出所探し。容疑者は家庭教師だが、まだ確信を得られていない。そして記憶の片隅にある何かの匂いも思い出せない。

「……あの、先生、ここも同じ方程式を使えばいいんですか?」

 何か質問しておけば集中してる風なので、その隙にバレない様に小さく嗅ぎまくってみたけど匂わない。こうなると、腕を伸ばした時が怪しいと考えた。

「う~ん・・・まだ理解してないみたいだから前のページに戻るわよ。」

 そんな事を思っていたら、俺の左側にある教科書のページを捲ろうと大きく腕を伸ばす動作。まさにチャンス到来!

 その瞬間に思いっ切り嗅いでみた。今度はフワッとなんてレベルじゃない。プ~ンとした酸っぱくて芳ばしい匂いをしっかりと感じて記憶が甦った。思い出した!これは社会科見学で行ったパン工場の匂いだ!

 腕を伸ばしたまま説明を始めたので更に匂いを嗅いで再確認。…うん、明らかに家庭教師の身体から匂ってる。でもなんだ?どうしてこんな匂いが??

 言葉として“ワキガ”ってのは知っていたけど実際に嗅いだ事は無く、イメージとして汗臭さの延長みたいなもんだと想像してた。でもこれがワキガの匂いだとしたら汗臭さとは全くの別物。

「この例題やったでしょ?ここをちゃんと理解しておかないと・・・」

 そう言い掛けて俺を見た家庭教師、その瞬間、一瞬だけ互いの時が止まった。それこそ僅か1秒。ただその1秒で俺の目線の先が気付かれたのをハッキリと確信した。

「・・・になるのね。じゃあまた次のページの例題をやってみて。」

 何事も無かった様に進める家庭教師。でもあの瞬間、明らかに腕を引っ込めようとしたし、意図的か偶然か分からないけどその後は腕を伸ばしてない。

 鈍感だとかデリカシーが無いとかって彼女に怒られる俺だけど、そんなアホな俺でも簡単に推測できた。

 探偵風に言うのなら「全ての謎は繋がっていたのです。そう、あなたはワキガで、その匂いを気にして常に長袖を着ていたのですね?違いますか?」って感じだろうか。でもこの時の俺にそんな事を考えてる余裕なんて無い。

 もしこの推測が正しかったら、俺は家庭教師の非常にデリケートな部分の匂いを嗅いで、そしてそれがバレたって事になる。彼女の心理を考えると絶対にヤバい。

 匂いの出所を探してた好奇心のドキドキが、今は全く別のドキドキに変わってた。変わらず普通に数学の説明をしてるけど内心どうなのか分からない。

 “コンコン”

 このタイミングでノック。もう本当に心臓が飛び出すくらい驚いた。

「はーい、お茶どーぞぉ。」

 1時間経過で母ちゃんが飲み物を持って来て休憩になるんだが、何にも知らない呑気な母ちゃんの振る舞いが「空気読めよ」みたいな気がして痛々しく見えた。

 そんな状況のまま休憩。いつもなら格好良く見えるアイスコーヒーのかき混ぜかたも、この日ばかりは恐怖を感じた。

 ・・・・・・無言。

 別にペラペラ喋るって訳じゃないけど、いつもは何かしらの会話があった。でも今日は互いに無言。めちゃんこ空気が重いのと、それによって俺の推測が勘違いじゃないと確信。ハズレているのを期待していたけども。

 そんな状態のまま数分、いよいよ空気に耐えられないと限界を感じていたら、いきなり家庭教師は腕を上げて自分の脇の匂いをクンクンと嗅いだ。突然の予期せぬ行動に目を丸くする俺。

「・・・ゴメン、匂ったよね。私ってワキガだからさぁ。」

 そしてカミングアウト。いきなりの事で固まってる俺に彼女は続けた。

「いつもはスプレーしてから入るようにしてるんだけど、今日は自転車パンクしちゃって焦ってたから…。ごめんね、次からは気をつけるね。」

 明るいトーンの声でそう言ったけど無理してるのは明白で、見え見えの作り笑いが悲壮感に追い討ちを掛けてる。

「い、いえ、あの、いや、まぁ匂いですか?そのまぁありましたけど、別に嫌な匂いって訳じゃないし、あの、平気です。ホント、気にしないで下さい、ホント。」

 焦りまくりの噛みまくりでフォローした。とてもじゃないが冗談で和ませるような雰囲気じゃない。

「……ありがと。でもいいわよ別に気を使わないで。自分で分かってるから大丈夫。…さてと、そろそろ勉強しよっか?」

 彼女は立ち上がっていつもの椅子に座り、後に続いてモヤモヤした気持ちのまま俺も席に着いた。

「じゃあ英語ね。新しい単語の暗記は完璧にしておいた?」

 普通にしてるけど絶対に普通じゃないって断言できる。だって目が真っ赤。

 でもそれを指摘しても仕方ないから見てみぬフリで教科書に意識を向ける。だけど隣では「ズッ…ズッ…」と鼻を啜る音。ソッと顔を見ると目をウルウルさせてギュッと下唇を噛んでる。

(あっ、これってヤバいヤツだ。)

 そう思った途端に彼女の目から1粒の涙がポロリ。それを皮切りに大粒の涙がポロポロと零れ落ち始めた。

「あ、あの先生……。」

 そこまで言って後が続かずオロオロする俺とポロポロと涙する家庭教師。

「…ズッ…ズッ…本当に大丈夫だから!……ズッ…自分で分かってるもん。ハッキリと臭いって言われた事あるから…ズッ…ヒック…ヒック…。」

 マジで困った。本気で泣いてる大人にどう対処すれば良いかなんて分からない。とりあえず落ち着くまで様子を見る事しか出来なかった。

「………ヒック…ヒック…ごめん、もう大丈夫。」

 1~2分後、ハンドタオルで涙を拭きながら深呼吸してやっと収まってきた様子。

「・・・ズッ…いい?M君て無頓着そうだから言っておくけど…ズズッ…絶対に女の子に…ヒック…彼女とかに臭いとか言っちゃダメだよ?ホントに傷つくんだよ?」

 何やらいきなり忠告された。つまり彼氏に臭いって言われたのか…。

「そんなの言いませんよ。それを言ったのは彼氏さんですか?本当に先生を好きなら匂いなんて平気だと思うんで、気にしなくていいと思います。」

 ちょっと真面目な顔で言ってみた。これは慰めじゃなくて実体験。付き合ってる彼女は隣に住んでる幼馴染みの同級生で、親の目を盗んで隠れてエッチしてた。だからシャワーなんて浴びれるハズも無く、いつもそのままの状態でエッチ。もちろん汗臭かったりもするけど嫌だなんて思わない。むしろ彼女の匂いに興奮しちゃうくらい。

「…ズッ…ありがとね。もう別れたから今さらなんだけどね。……にしても中学生に励まされるとは思わなかったなぁ。…ズズッ。」

 そう言って苦笑いする家庭教師。彼女としては別に悪気は無いんだろうが、子供扱いされた事に少しカチーンときた。

「あの、一応ボクも彼女いるんで、ある程度の知識はあるんですけど・・・。」

 ちょっとムキになって、彼女とはシャワーを浴びずにエッチしてる事、そして匂いがあっても全く嫌じゃないと続けた。家庭教師は驚いた顔してる。

「・・・そ、それはシャワー浴びてないから仕方ないって思えるからよ!ワキガの私は洗ってもすぐ匂うの!」

 家庭教師もムキになって言い返してきたが、こちらも引かずに反論。

「そういう問題じゃなくて、匂いがあっても好きな相手なら平気って話しです。」

 こうは言ったものの、そもそもの話しって何だっけ?俺が家庭教師の脇の匂いを嗅いで、そしたら泣いちゃって……ま、まぁいいか。よく分からないけど俺が正しい!

「そ、そんなの人によって匂いの強さが違うでしょ!? 私は付き合ってた人から体臭キツいしアソコも凄く臭いって…しかも毛が濃すぎで萎えるって言われたのよ?どれだけショックだったか分かる?!」

 ・・・え、え~と、かなり感情的になって言い返されたけど、何やら脇じゃない部分も混ざってたような気が…。が、外見と違って濃いんだ先生。

「そ、それはショックでしょうけど、その人が先生の事をそんなに好きじゃなかったんですよ。逆に先生だったらどうです?好きな人の匂いなら平気じゃないですか?」

 一瞬、先生の顔と下半身を見比べちゃったけど、一応は真面目に返答。

「わ、私は平気かもしれないけど・・・そうじゃなくて、自分の匂いを気にしちゃうって話しでしょ?M君だって臭いと思ったから私の脇を見たわけじゃん!」

 いやいやアンタが彼女だとかって言い出したんだろ!・・・と言いたかったけど、確かに事の発端は俺の行動だから、まぁここは我慢しよう。

「いや、匂いがしたのは事実ですけど、何の匂いかなぁ?ってだけで臭いなんて思わなかったですよ。」

 そうそう、思わなかった思わなかった。

「そんなの絶対に嘘!変に気を使われると余計にヘコむんだよね。・・・じゃあ嗅いでどう思ったのか言ってみなさいよ。」

 えっ!?どう思ったかって?そ、そりゃあアナタ・・・・・・。 

「・・・パン工場?かなぁと(汗)」

 恐る恐る言ってみた。そしたら先生、目をパチクリさせてキョトンとしてる。そしてその目がキッと俺を睨んだ。…まずい!

「・・・えっと、バカにしてるの?」

 いかーん、怒らせてしまった。焦りまくりで「違います、違います!」と手のひらを大きく振って激しく否定。

「・・・パン工場…………クッ…クッ…プッフフ…」

 ・・・と思いきや、あれ?先生、笑いを堪えてません?顔が歪んでますけど…。

「プッ…ちょ、もうやぁだ、えーっなに?パン工場って何よ?どういうことぉ?」

 先生、大爆笑を始めて笑い泣きしちゃってる。それを見てホッとしたのと釣られたので俺も笑みが零れた。

「パン工場はパン工場ですよ。美味しいパンを製造してるトコです。」

 この俺の言葉に更に爆笑する先生。良かった、これで一安心。…と思いきや、いきなり真面目な顔で質問された。

「・・・で?それって喜んでいいの?」

 えっ?突然そんな事を聞かれましても困るんですが……。どう答えるのが正解か、色んな言葉が頭を回る。

「ま、まぁ、パンが好きな人は多いし…。」

 ハッと我に返って適当な返答。すると先生は、あからさまに不満そうな顔。

「・・・やっぱりM君ふざけてる。もういいよ、勉強しよ。」

 俺が悪いのかもしれないけど、やっと平和が訪れたのにまた振り出しかと。気にしてるのか知らんけど少しは妥協しろと。身体も臭けりゃ面倒も臭いのかと。…何か込み上げてくる感情があった。

「先生!」

 顔を近付けて目を見つめる。先生はビクッとして驚いた表情。そして一呼吸置いてから、脇に向かって顔を押し付けた。

「やっ!ちょ、なに!?待って!ダメッ!ストップ!ストップ!」

 顔を掴まれて引き離そうとされたけど、背中を押さえて思いっ切り何度も嗅ぎまくる。顔がオッパイに当たってるのも気にせず嗅ぎまくってやった。

 顔を離すと、先生は真っ赤な顔してハァハァしながら呆然としてる。

「先生、他の人は知りませんけど俺は平気なんで、俺といる時は気にしないで下さい!先生が気にすると俺も気になって勉強に集中できませんから!」

 結構な強い口調でビシッと言った。面倒な気持ちの限界と、そして理解してもらえない怒りと、助けてあげたいって感情が入り交じった変な感覚。正直なところ、直に嗅いだ匂いはパン工場とは違って強い酸っぱさがあったけど、論点はソコじゃない。

 ・・・・・・無言。先生はジッと俺の顔を見てる。俺も負けじと真剣な顔で先生を見つめる。そのまま10秒、いきなり先生の顔がクシャッと崩れた。

「ごめん、ごめんね、だってショックだったんだもん!んあぁ~ん…んあ~ん…」

 さっきの俺と真逆。先生は突然、俺の胸に顔を押し付けて泣きじゃくり始めた。

 どうして良いか分からず、とりあえずヨシヨシと頭を撫でる。もうどちらが先生なんだか分からない。しかも頭を撫でながら貰い泣きで俺まで涙が零れ始める始末。このタイミングで母ちゃんが入って来たらどうなったんだろうって状況。

 ・・・・・・数分後。

「わかったわよ、M君といる時は気にしない事にする。でも匂っても知らないし、臭いって言ったら3回殺すわよ。」

 やっと落ち着いて喋り始めた先生は、恥ずかしそうに少しムスッとしてた。大人だと感じてたのが嘘みたいに幼く見えて、そして可愛く感じた。

「だから匂いは全く気にしませんよ。でもポロッと言ってた脇じゃない部分は気になっちゃいますけど(笑)」

 俺、笑いを堪える。先生、真っ赤な顔。

「お、お願い、それは忘れて…。」

「・・・・・・ジャングル(笑)」

「ぶっ、ぶっ殺すわよアンタ!(怒)」

 この日を境に今までが嘘の様に打ち解ける事が出来た。彼女が冷めた感じだったのは、訪問すると俺が露骨に嫌そうな表情をしてたからだと。とりあえずソコは謝罪して和解した。

 年齢差があって友人でも無く恋愛対象でも無く、そしてプライベートの環境が全く違う2人。俺の成績以外は互いに何の利害も無いのが良かったんだと思う。

 勉強中・・・

「いい?ここ間違えたら“先生の匂いは最高!”って10回だからね。」

 休憩中・・・

「制汗スプレー変えたの気付いた?どう?少しはマシになったと思わない?」

 ・・・とまぁこんな感じで、相変わらず授業は厳しいんだけど笑いもあって、匂いについては気にするどころか1番盛り上がる話題になってた。

 ・・・6月後半。

「M君の彼女はM君が思ってるほど臭くないのよ。だから平気なんじゃない?」

 この日の休憩中の話しは、好きなら女性のアソコが匂っても気にならないかって事。言うまでもなく俺は気にならない派、そして先生は、匂いの強さによる派。

 今でこそPCやスマホで簡単に検索して多数の意見を見れるけど、まだそんなモノは無い時代。たしか高校生がPHSを持ち始めたくらいだったと思う。

「う~ん、彼女のしか知らないから何とも言えないです。でも俺が気にしないだけで匂いは強いんじゃないかなぁ。」

 先生の経験人数は大学1年の頃に1人。その彼氏との2回目のエッチで匂いを指摘されたらしい。そして2回ともシャワーを浴びてからエッチしたとの事。

「だからそれが違うのよ。強いと思ってるのは気のせいで、他の子と比べたら本当は弱いのよ。…とりあえず私よりも。」

 そう言われると彼女の匂いしか知らない俺としては反論する術が無い。けど先生だって他を知ってる訳でもない。

「じゃあ仮に先生のが俺の彼女より匂わなければ納得するんですか?」

 そうは質問してみたものの、2人とも何の根拠も証拠も無い予想と仮定の話しをしてるだけで結論を出すのは不可能。

「まぁそうね~納得って言うか、M君の彼女には悪いけど少しは安心しちゃうかもしれないわね・・・って、い、嫌よ、嗅がせたりしないわよ?」

 えっ?それってもしかして振り?……そう思ったら結論を出したい&匂いの好奇心&エロスイッチがONになった。

「そうしましょう!それなら結論が出ますよ!今さら俺に嗅がれたって何とも思わないでしょ?」

 すっごく真顔で、そして屈託の無い爽やかで誠実な顔をしてたと思う。

「お、思うに決まってるじゃない!恥ずかし過ぎて死ぬわよ!」

 あっ、駄目か。まぁそりゃそーだ。アソコの匂いを嗅ぐって言われて「はい、どーぞ」ってならないよな。それなら次の案。

「いや、匂いだけなんで、だったら目隠しをして嗅ぐならどーです?」

 この提案に、一瞬だけ考える表情を浮かべた先生。(えっ?もしかして!?)と期待が高まる。

「……だ、駄目よ、うん、絶対にダメ!そもそも仮に私の方が臭くても絶対に嘘をつくでしょM君。」

 そうだよな、痛いとこ突かれた。俺の判定が信用されなきゃ意味が無い。それにまぁ確かに嘘ついちゃうと思うし。

「う~ん…ちゃんと正直に答えるって言っても信じて貰えませんよねぇ?……あっ、そう言えば先生って自分の匂いを嗅いだことあるんですか?」

 これを聞いてなかった。彼氏の言葉を鵜呑みにしてるだけならまだまだ未知数。その彼氏が極端に神経質なだけだった可能性もある。

「……そ、そりゃあまぁ。だって臭いなんて言われたら嗅いでみるに決まってるじゃない。お陰で“する”たびに気になって嗅いじゃうわよ。」

 う~ん知ってるのかぁ。そうなると大袈裟に言ってるにしても、それなりに匂いがあるんだろうなぁ。  

 ・・・ん?待て待て、今もしかして先生“する”って言わなかった?

「……先生って“する”んだ(笑)」

 その瞬間、先生の表情は固まり、俺は笑いと興奮を堪えるのに必死。

「・・・・あ、そ、それは……あれよ、じょ、女子の最大の秘密ってヤツよ。」

 いやいや秘密って言ったら決まりじゃないか、そこは否定しておかないと。先生、動揺しまくりで顔が真っ赤。

「もう遅いって先生(笑)…えっとつまり、オナッた指の匂いを嗅ぐんですね?」

 動揺してる先生が可愛いのと興奮したのとで、更に動揺させるためにワザと露骨に聞いてしまった。

「ちょ、オナ…だ、だから違う………って、バカ!M君の意地悪!……いいわよ認めるわよ、す、するわよオナニーくらい、なんか悪い?M君だってするクセに!」

 こ、この人、いきなり子供みたいになるんだよな。中学3年の彼女とソックリだ。女性って皆こうなのか?

「だ、誰も悪いなんて言ってませんよ。まぁ想像しちゃいましたけど…ん?あっ、そうだ!俺にも指で嗅がせて下さいよ。それならそこまで恥ずかしくないでしょ?」

 ふとした思い付きだけど、言ってみて我ながら名案だと思った。

「そ、想像とかヤメてよね。………って言うか指ぃ~?んーーーっ・・・。」

 自分の指をジッと見て考える先生。そしたら突然後ろを向いたと思ったら何かゴソゴソとやり始めた。

 すぐに振り返った先生の顔の前には手のひらが。そして明らかに中指を意識してる。まさかその指・・・と思った瞬間、先生は中指を鼻に近付けた。…クンクン。

「・・・だ、駄目!絶対無理!もうね、死んで気絶しちゃうわよ!」

 こ、言葉の意味は分からんが、とにかく凄い匂いってのは伝わってきた。でも俺が嗅がなきゃ意味が無いし、嗅いでみたい!

「……はい。指を貸して下さい。」

 そう言って手を伸ばすと先生は「うぅ~っ…」と渋った顔して悩んでる。

「………じゃ、じゃあね、期末テストで5教科平均点以上。それを約束するなら嗅いでもいいわよ。」

 なるほど、そうくるわけか。でもその程度ならギリギリ可能レベル。大きく頷いてOKした俺は、先生の手首を握った。

 2人に緊張が走る・・・クンクン。

「・・・あの、本当に正直に言うんで信じて下さいね? たしかに匂いますけど、彼女のを触った指より軽い匂いですよ。」

 これは正直な感想。匂いの方向としては、汗とオシッコを拭いた生乾きのタオルみたいな感じ。でもそんなに強くない。俺の彼女のは、汗とオシッコに粉チーズとスルメイカを足した強烈な匂いだもん。

「そ、それは来る前にシャワーを浴びてきたからよ。彼女とはシャワーしないでエッチしてるんでしょ?」

 言われてみればそうだよな、同条件じゃないと判断できないか。それに触れてる時間も違うしなぁ。

 ふと気が付くと、先生のアソコの匂いを間接的に嗅いだ興奮よりも、どうやったら匂いを比べられるかを真剣に悩んでる俺がいて何か笑えた。

「何にしてもよ、嗅いだんだから約束は守ってよね。もし守れなかったら……そうねぇ、パンツ被って公開オナニーかな。」

 何か凄い事を言い出したな。パンツ被るって、いったい誰のパンツを・・・パンツ?あっ!それいいじゃん!

「そうですよ、パンツですよ!彼女の下着を持って来るんで、先生のと比べてみましょ。それなら先生も嗅げるから納得できるんじゃないですか?」

 今にして思えば、エロさ抜きでこれを真剣に言った俺って凄いと思う。

「…な?!…い、嫌よ絶対。」

 先生、何を言い出したコイツって感じで顔がピクピクしてる。でもこれが実現可能な1番の解決方法だと考えた。

「・・・期末で英語と数学80点以上。」

 そう提案して先生の目をジッと見る。

「・・・どちらも100点以上。」

 無茶を言って先生もジッと俺を睨む。

「・・・じゃあ、どちらも85点以上。」

 この辺りが限界値だろう。

「…は?せめて90点以上よ。」

 ……90?それなら不可能じゃない?! これ以上の交渉は「やっぱり無し」ってされるリスクがあるし、だったらここか?!

「……よし、90!それで交渉成立!」

 マジ?!って顔で驚いてる先生に、頑張るぞ!とガッツポーズを見せる。

「ま、待って!やっぱ今の無し!M君タイム、タイムお願いします!」

 今までの俺の点数を考えたら90点で了承するとは思ってなかったんだろうな。…だが甘い!期末まで10日間、2教科だけなら可能性は0じゃない。

「残念、タイムは認められません。よーし頑張るぞーーっ!」

 この後、休憩を長く取った分をちゃんと延長して授業。こういうとこは本当に真面目な人。そうして先生が帰った直後から猛勉強をスタートさせた。

 ・・・そして7月中旬。

 まず先に、家庭教師に御礼を言いたい。ちょっと変な人だけど、やっぱ現役の国立大ってのは伊達じゃない。分かりやすく基礎から徹底的に教えてくれたお陰なのは間違いないと断言できる。

 ・・・そう、やりました!2教科90点以上達成したのです!パンパカパ~ン。

 自己採点で、凡ミスが無ければ達成してる自信があった。でも先生には「自己採点で80点くらい」と伝えてある。…フフフ、安心してるがいい。

 ラッキーな事に今週の水曜は母ちゃんがPTAの集まりで夜いないって事が判明。この日を逃す手は無い。

 月曜、テストの結果を言いたくて仕方ないのを我慢。まだ答案が返されないと嘘をついてやり過ごした。

 そして待ちに待った水曜日。先生はデニム生地のロングスカート。(これは脱ぎやすい)と心の中で小躍りする俺。

「…で、どうだったのよ、もう返ってきたんでしょ?答案。」

 俺が自分から見せないのを結果が悪かったからだと予想してる様子。そんな感じの聞き方だった。

「……休憩の時に発表しますよ。」

 この俺の返答に先生は“まさかね”って表情。…フフ、そのまさかなんですよ。

 緊張しながら最初の1時間を終え、ついに休憩。時刻は20時。ここからの数分が結構な勝負だった。

「あの、ちょっと行って来ます。すぐ戻るんで待ってて下さい。」

 アイスコーヒーをテーブルに置き、そう告げた俺はダッシュで家を出た。目指す行き先は隣の彼女の家。

「どうしたの?今日って家庭教師の日じゃなかったっけ?」

 玄関に出てきた彼女は風呂上がりのパジャマ姿。…完璧!いつも通り夕飯前に風呂に入ってる!

「いや、そうなんだけど、数学のテストの見直しをしようとしたら問題用紙が見つかんなくさぁ。…貸してくんない?」

 軽く返事をして部屋に取りに戻る彼女の背中に「あっ、トイレ借りるよー。」と声を掛けて家に侵入。

 彼女の動きを確認しながら洗面所にある洗濯カゴを物色。すると小さく丸まった水色の布を発見。それを握ってトイレに入り、ポケットに押し込んだ。

「はい、これ。…チュッ♡」

 玄関先で問題用紙を手渡しながら唇に軽いキス。ズキッと罪悪感を感じたものの、もう後には引けずに心の中で謝りながらダッシュで部屋に戻った。

 ここまで約5分。彼女が隣に住む幼馴染みだから成せたミッション。ただ、余りにもシミュレーション通りに事が運んだので驚きもあった。

「…ハァハァ…お待たせしました~ハァハァ。」

 汗だくで帰って来た俺を見た先生は怪訝そうな顔。それを横目に引き出しから答案を出して座卓に置いた。

「……ん~どれどれ。・・・えっ!?ウソ!凄いじゃない!えーーっビックリ!」

 得意満面の表情で先生の反応を見てる俺。最高に気分が良い。

「へぇ~やったわね~。…でもいい?中間、期末は狭い範囲だから取れて当然なの。2学期の学力テストで結果を出せるように頑張らなきゃね。」

 そう言って素知らぬ顔でアイスコーヒーを飲む先生。…でも目が泳いでる。

 ・・・・・・無言。

 ・・・さて、ここらで好きな漫画のセリフを引用させて貰いましょう。

「先生、ボケとトボケは違うんですよ?」

 その瞬間、先生はブクブクッとストローからコーヒーを逆流させた。

「ゴフッ…ゲホッ…あ、あのね、わ、分かってる、分かってるけど待って!今日はダメ、ホントお願い!シャワー浴びてないから履き替えてないの!ね?」

 めちゃんこ動揺してる先生。でもそれをさせないための作戦なんだよね。

「いやいや、そもそも履き替えたらダメなんですよ、同条件にしなきゃいけないんで…あっ、でもそうか、俺の彼女のを用意しないと意味が無いんだった。」

 (さぁどうだ、乗ってくるか?)

「えっ?!そ、そうよ、M君の彼女のが無いなら比べられないじゃない。残念だけどソレを用意してからの話しよね~。」

 今日の運勢は最高か?ここまで上手くいっていいのかな。

「・・・はい、これです。さっき取りに行って来ました。」

 ポケットから丸まった彼女の下着を取り出してテーブルに置いた。

 ・・・数秒間、時が止まる。

「・・・わ、私ね、M君とは絶対に結婚しないと思う。」

 えっと…な、なんの話し?!…とりあえず、すっごく不機嫌そうにプクッと頬っぺた膨らませて睨んでるけど、拒否しないってことは観念したのかな…。

 そんな先生の表情をチラチラと見ながら丸まった彼女の下着を元の三角形に戻してテーブルに広げた。 

 小さなリボンの付いた水色のパンツ。いつもは汚れてるけど今日はどうだろう?とりあえず先生のより綺麗だと困っちゃう。

「・・・・・・可愛い下着ね。」

 表情を一切変えずに小さな声でボソッと呟いた。・・・こ、恐いってば。

「………えっと、じゃ、じゃあ約束なんで先生のもお願いします。」

 数秒間、先生の目は横を向いたり下を向いたり、そして頬っぺたが膨らんだり萎んだりと表情が忙がしい感じ。そして…。

「・・・ったわよ。わかったわよ! 私の汚いパンツを好きなだけ嗅ぎなさいよ!その代わりお嫁に貰ってよね!」

 い、いや、さっき結婚しないって言わなかったか?!・・・とツッコミたいけど、いきなり立ち上がってスカートの両サイドに手を入れた先生に目が釘付け。

 スカートの横がたくしあがって少しだけ露出した肌色の太股が、とっても色っぽく見えてドキッとしてしまう俺。 

 これは匂いの比較のためでエロ目的じゃないと頭の中で言い聞かせるが、恥ずかしそうに俺を意識しながら少し前屈みになって下着を抜き取る姿でもう限界。チンコはムクムクと半起ち状態。

「・・・ぃぃゎょ。」 

 そして薄ピンク色の下着を握ったまま小さな声でそう言った先生の表情が凄く可愛いくて、半起ちのチンコは一気にMAXに。

「……じゃ、じゃあ先に彼女のから。」

 それを悟られない様に平静さを装おって彼女のパンツを手に取り、クロッチ部分を表側に露出させた。

 ・・・二人とも目が点。

「・・・M君。私ね、何か見ちゃいけないモノを見てる気がするのは気のせい?」

 恥ずかしさと照れた感じが合わさった何とも言えない表情をしてる先生。そしてそれは俺も同じだった。

「・・・大丈夫です。俺も見せてはいけないモノを見せてる気がしてますから。」

 考えてみれば、エッチの時はグッショリと愛液で湿ってるから汚れが薄まって見えてたのかもしれない。

 広範囲に拡がった薄黄色の染み、ヨーグルトみたいな白いペースト状の汚れ。そして後ろの部分には、アレだと思われる擦り付けた様な茶色い汚れ。

 綺麗だと困ると思っていた彼女の下着は、逆に困ってしまうくらい汚れてた。

「・・・そう、そうなのよ!女性の下着は汚れてて当然なの!男性と違って拭き残りもあればオリモノだってあるし…。いい?これが普通だと思いなさいね。」

 何やらいきなり元気になった先生。もうね、間違いなく言える。絶対この人、これを見て安心したんだよ。

「……そう言うなら匂いを嗅ぐ前に先生のも見ちゃいますよ?」

 問題なのは匂いだけど、とりあえず彼女より汚れてなければ先生は安心するだろうと考えてた。でも不思議なもんで、彼女を庇う様な気持ちから、変な対抗心が芽生えてしまった。

「……い、いいわよ別に、どうせ見られちゃうんだし。でも言ったように女性の下着は汚れて当然なの。…理解してね?」

 顔は赤いし緊張してるのも分かるんだけど強気な発言。さすがに匂いは嗅がないにしても、自分の下着の汚れくらい見た事あるだろう。…これは負けたかな。

「じゃあ見ちゃいますよ?」

 ちょっと強引に下着を受け取って広げていく。薄ピンク色をしたその下着は、彼女のモノより少し生地の厚い可愛さと大人っぽさが混ざった様な感じ。

 先生の顔をチラッと見てから、さっきと同じ様にクロッチ部分を表に返した。

 ・・・一瞬だけ2人の時が止まる。

 俺、笑いを堪え切れなかった。

「・・・クッ…プッ…ププッ…ごめん先生、ホントにゴメンなさい…クククッ…。」

 彼女のよりは薄いけど、同じ様に黄色染みとペースト状の白い汚れ。でもそんなので笑った訳じゃない。

「だ、駄目っ!やぁーだっ!返して!ちょっとホント!返してってばぁ!」

 先生が焦りまくりで騒ぐのも無理はないと思う。付着してる白いペースト状の汚れにミミズみたいにカールした3㎝くらいの可愛い陰毛が2本張り付いてるんだもん。

「いやいや、ほら、拭き残りもあればオリモノだってあるし、そりゃあ陰毛だって付きますよ、ねぇ?」

 何だか勝利した気分で嫌味たっぷりにそう言うと、先生はテーブルに顔を伏せて動かなくなった。…ちょっと笑い過ぎたか?

「・・・もうM君なんて豆腐の角を食べちゃえ!…もういいわよ、宝物にでもすればいいじゃない……。」

 う~ん…相変わらず壊れると意味不明なんだよなこの人(汗)。

「えっと意味が分からないんですけど、とにかく先生のから嗅ぎますからね?」

 そう言ったら先生は顔を上げて俺の顔をジッと見た。何だかやりにくいけど、クロッチ部分を鼻に近付ける。…クンクン…クンクン。

 ………ムセるのを堪えるくらい鼻にツーンとくる強烈な匂いだった。すえた様な酸っぱさと、蒸れたオシッコと汗の様な匂いがあってハッキリ言って臭い。

「あのねM君、一応言っておくけど、どう見ても変態にしか見えないわよ。私が警察なら問答無用で射殺するわ。」

 そ、それを言うんじゃない。女性の目の前で下着の匂いを嗅いでんだから、そんなの充分に承知してますゎ!

「……いいから、ほら、先生も匂いを確認して下さいよ。」

 感想は言わず下着を差し出す。それを無言で受け取って先生も鼻に…クンクン…クンクン。

「臭~い。何これぇ(泣)」

 何これって、アンタのパンツだよ…と思いつつ、続いて彼女の下着を手に取った。

 ちょっと緊張。汚れは見慣れてけど嗅いだ事は無い。汚れ具合からして、どう見たって彼女の方が匂いそう。…クンクン…クンクン…。

 ・・・アソコとは全く違う匂い。アソコの方が圧倒的に強烈。…でもまぁ臭い。先生のよりツーンとした酸っぱい匂いは弱いけど、ムアッとしたオシッコの蒸れた様な匂いがとにかく強烈で、やっぱり同じくムセるのを堪えた。

「……今度は彼女のです。」

 同じく感想を言わず彼女のパンツを差し出す。同じくそれを無言で受け取る先生。

「……M君の彼女には悪いけど、色んな意味で嗅ぐのは緊張するわね。…クンクン…クンクン。」

 まぁそうだ。いくら同性でもこの汚れを見たら嗅ぐのは躊躇するだろう。それにしても、下着の匂いを嗅いでる女性の絵面って、純粋なエロさとは違った卑猥な感じがして変な興奮を感じちゃうな。

「・・・あのね、どっちもどっちって気がするんだけどM君どう?正直に答えて。」

 確かに匂いの強さの種類は違うけど、どちらが臭いかと言われると甲乙つけがたい。ここは正直に答えよう。

「……そうですねぇ。俺の彼女のはオシッコの匂いが強くて先生のは酸っぱい匂いが強いですよね。…臭さは同じかな。」

 …と、正直に言ったら思いっ切り頭を引っ張ったかれた。

「臭いって言うなぁぁああーっ!」

 あっ、また壊れた。…た、たしかアナタも自分のパンツを嗅いで臭いって言わなかったか?!女子大生、理不尽すぎる。

「・・・あっ、ねぇ、そう言えばさぁ、他の点数どうだったのよ。平均点以上の約束したわよね?」

 おい、いきなり素に戻らないでよ。…ってヤバい、痛いトコ思い出された。

「……まっ、まぁ問題無いですよ。」

 焦って誤魔化したのを先生は見逃さなかった。すっごい目で俺を睨んでる。

「いいから見せなさいよ。」

 ……こ、恐い。とてもじゃないが逆らえず、無言で答案用紙をテーブルに置いた。それを冷ややかな表情で見ていく先生。

「あのさー、絶対に平均点以上なんて取れてる訳ないよねぇ?どういうこと?」

 ここまで人って豹変できるもんなのか?!鳥肌が立つくらいビビってる俺。

「私のこと舐めてんの?まぁとにかく約束守りなさいよね。…ほら、早く。」

 勃起してたチンコは一瞬で縮こまり、まともに先生の顔が見れない。しかもちょっと泣きそう。それでも言われた通りにズボンとパンツを下げた。

 ポロンと姿を現した縮んで皮を被ったチンチンを、先生は近寄って覗き込む様にマジマジと見てる。

「……何してんの?パンツ被ってする約束よねぇ?…違うっけ?」

 ・・・この人は鬼かと。無言のままテーブルから先生の下着を取って頭に被り、チンチンを掴んで皮をめくった。

 露出したピンク色の亀頭。最後に洗ったのは昨夜だっけ?ちゃんと皮を剥いて洗わなかったのを本当に後悔。

 亀頭の溝には白い恥垢がビッシリで、その強烈なスルメみたいな匂いがプ~ンと鼻に感じた。たぶん先生にも…。

「・・・・・・プハッ…ごめん、限界。ククッ…キャハハハッ!何よ、M君のも凄く汚れてるし臭いじゃなーい(爆笑)」

 いきなり腹を抱えて笑いだした先生に、俺は呆気に取られて固まった。

「M君ビビり過ぎよぉ。どう私の演技、今年の主演女優賞ドラフト1位間違いなしでしょ?彼女の下着で騙したのと臭いって言った事の仕返し~。」

 ……え、演技?いや、ドラフトは関係無いだろ。…って、いやいやそうじゃなくて、まさか演技だったの?!

「それにしても…ふ~ん…ちゃんと見るのお父さん以外で初めてなのよね。M君のってこれから皮が剥けるの?大人になっても剥けないのは包茎って言うんでしょ?」 

 この時まで俺、手で皮が捲れれば包茎じゃないと思ってた。…これから本当に皮が剥けてくるのか、それとも…。 

 恥ずかしいのと悔しいのと包茎疑惑の不安から涙目になる俺を、「おーヨシヨシ」とパンツ越しに頭を撫でる先生。

「・・・グスッ…せ、先生のだって絶対に俺と同じくらい汚れてますよ、彼女のだって白いカスが沢山付いてますもん。」

 余りにも悔しくて、つい口走ってしまった。でも嘘じゃない、彼女のアソコを開くと、チンカスみたいな白いカスがヒダの付け根やクリトリスの皮の内側に付着してる事が度々あった。

「………わ、私はそんな事ないわよ。ちゃ、ちゃんと洗ってますから。」

 おっ?頭を撫でてる手を止めて、ちょっと動揺してる感じ。…逆襲してやる!

「俺の彼女だって毎日必ず風呂に入ってるけど付いてますよ。…でもまぁ普通に洗ってるだけだと落ちないかもしれませんね。先生は意識して洗ってるでしょうけど。」

 せめてもの反撃。さぁ帰ったら一目散にアソコを確認するがいい。

「…だ、大丈夫よ、綺麗に洗えてるわよ。…でも、まぁ一応聞いとくけど、その白い汚れってアソコのどの辺に付いてるの?」

 とっても分かりやすい反応で笑いが込み上げてきた。もう絶対に意識して洗ってないって断言できる。

「あれ?大丈夫なんですよね?もしかして不安だったりします?なんなら見ながら説明しますよ、俺もチンコを見られたし。」

 フッて感じで微笑しながら言ってやった。まぁチンコは絶賛解放中なので、見られたと言うか見られてるが正しいけど。

「……み、見せないわよ、M君がおチンチン出してるのは約束が守れなかったからでしょ!?…は、早くオナニーしなさいよ。」

 焦ってる焦ってる。こうなったらトコトン煽ってやろうじゃないか。

「そうですよね、これだけ言っておいて汚れてたら死ぬほど恥ずかしいですもんね。まぁ仕方ないかぁ。」

 こう言ってふと思った。たしか先生はシャワーしたのに臭いと言われたんだよね。まぁ体臭は別としても、もしかして冗談じゃなくて洗い方が悪いんじゃないだろうか?それなら辻褄が合う。

「ち、違うわよ。…って言うか、そもそも今日は朝にシャワーしただけだもん。もし汚れてたって不思議じゃないでしょ?!」

 どうなんだろ?チンコで言うなら、朝にしっかり洗ったら、匂いはあってもチンカスが付着してるとは思えない。

「せ、先生、真面目な話しですよ、もしかして洗い方に問題ありません?正直に答えて欲しいんですけど、ヒダの付け根とかクリトリスの皮の内側とか意識してます?」

 頭に先生のパンツを被り、チンコ丸出しで真剣な顔して質問という非常にシュールな状況だけども本人は至って真面目。

「・・・・・・ゴメン…本当は意識してないかもしれない。」

 恥ずかしそうにそう呟いて頬っぺたを膨らませてる先生。こういうとこはホントに可愛いなこの人。

「…ですよね。彼氏から匂いを言われたのは、それが原因かもしれませんよ?」

 こう指摘すると先生は、黙ったまま何やらモジモジしながら俺を見たり目を反らしたりしてる。

 すると・・・。

「・・・もう何か、M君になら見せても平気な気がしてきた。……私の見ていいから、ちゃんと正直に教えて。」

 驚きのあまり耳を疑ったが、先生はゴロンと仰向けに倒れた。

「・・・ほ、本当にいいんですか?」

 一瞬で鼓動が速まり超ドキドキの俺。この手元にあるロングスカートを捲れば先生のアソコが露になる。

「・・・笑ったりしたらオシッコ飛ばすわよ。あくまでも汚れと匂いの観察のために見せるんだから。…あと、ジャングルだけどゴメンなさいね。」

 先生のオシッコを見てみたい気もするから笑ってみるか?…と言うかジャングルって気にしてたのね。

「も、もちろん分かってます。汚れがあるかと、彼女のアソコとの匂いの比較ですよね。…じゃ、じゃあ見ちゃいますよ。」

 普通な感じで目的を説明したけど、興奮しまくりで、先生には見えないけどチンコは完全に勃起状態。

 真っ赤な先生の顔をチラリと見つつ、超絶に緊張しながらスカートを捲っていく。肌色の膝、肌色の太股、そして…。

 無造作に生えた黒々とした陰毛が姿を現した。まばらに生えてる彼女とは違って凄く密集してて、彼女は足を閉じた状態でも少し割れ目が見えてるけど、先生のは下まで陰毛が続いてて全く見えない。

 …ゴクリと唾を飲み込んで、太股の下に手を入れる。ジットリと汗ばんだ太股の手触りに、更に緊張が高まった。

「……M君…あのね、その…。」

 先生は何かを言い掛けて止めたけど、それを気にして聞いてる余裕なんて無い。構わず太股を前に上げてM字状態にした。

 (・・・す、凄い!なんだこれ!)

 まさに目が釘付け。女子大生の先生のマンコは、中学生3年生の彼女のマンコとは色々と違ってた。

 上に生い茂ってる濃い陰毛が、股のところで中央を避ける様に両サイドに分かれて続き、それが下のところで繋がってお尻の谷間まで黒々と生え揃ってる。俺には無い尻毛の存在に何とも言えないショックを感じた。

 その尻毛に囲まれて、放射状の濃い肌色をしたシワ……周りの毛にチリカスを絡み付けた肛門がヒクヒクと動いてる。

 そして中央の部分、つまり割れ目…いや、割れ目と言って良いんだろうか?最低限、俺が知ってるソレじゃない。

 彼女のアソコは子供っぽい綺麗な縦筋に割れてて、それを開くとニチャッとしたピンク色のヒダと中身が見えた。でも先生のは可愛いなんて皆無でとにかく卑猥。

 陰毛に囲まれたその卑猥なモノは、デロンとだらしなく飛び出した牛タンみたいなティッシュまみれの大きなヒダ。外側は薄紫で内側にいくほどピンク色してる。直感的に彼女のヒダと同じモノだと認識したけど見た目は全くの別物だった。

 その卑猥なヒダの頂点にある皮に囲まれたクリトリス。これも彼女より全然大きくて、その存在をアピールしてた。

 思わず先生をチラッと見る。化粧して大人っぽさもあるけど可愛い顔、そして背の低いチョイポチャなロリ体系。そんな先生からは想像不可能な濃い陰毛と卑猥なマンコとのギャップが凄すぎる。

 そして何より驚いたのは、その大きなヒダの割れ目から滲み出した透明の液体が、お尻の谷間まで流れ垂れて黒々とした陰毛をテカテカと光らせてた。もうめちゃんこ卑猥でめちゃんこエロい。

 俺は興奮して勃起してるけど、大人の先生にはそんな気持ちは無いと思ってた。でもこれは明らかに興奮してる証拠。 

「・・・せ、先生、あのぉ…言いづらいけど、めちゃんこ濡れてま……。」

 そこまで言い掛けたら遮られた。

「わかってる、分かってるからから言わないでよ!さっき言おうとしたの!・・・ほら、あれよ、ドキドキを脳が勘違いする……つり橋効果ってヤツよ。」

 つり橋効果?…何か聞いた事あるけどそんな意味だったか??

 その強引な言い訳に、思わずプッと吹き出してしまった。

「あっ、笑った!酷ーい、今、絶対に笑ったよねー?!……M君の顔に向かってオシッコするわよ!」

 真っ赤な顔して大騒ぎする先生。こういうトコは本当に子供みたい。

「……どうぞ、出しちゃって下さい。」

 互いに見つめ合う「・・・・・・。」

「・・・M君て、超意地悪でドSのド変態だと思うのよね。……泣くわよ?」

 泣かれちゃ困る。困るけど、先生だってドSとドMが混ざった変態チックな人じゃんか…と、心の中で呟いた。

「先生、オシッコと泣くのを脅しに使わないで下さいよ。…と、とにかく匂いを嗅いじゃますからね?」

 今までの経験上、このパターンは話しが逸れていく傾向がある。それに付き合ってる場合じゃないので、顔を近付けてアソコの匂いを嗅いでみる。…クンクン…クンクン…。

 ・・・・・・臭い。たしかに臭い。

 彼女のアソコは洗ってないチンコに粉チーズを足した感じの鼻にツーンとくる強烈な匂いだけど、先生のはオシッコと汗と粉チーズを雑巾に染み込ませた様なムアッと漂う匂いがした。

 どちらが臭いかと言われると、う~ん…人それぞれじゃないかなぁ。

「え~と、彼女の匂いとは少し違うんですけど、強さは同じくらいだと思います。」

 もちろんチンコは痛いくらいに勃起。それでも平静さを装って感想を伝えた。けど、俺の興味は下にある次の場所……先生の肛門に向いていた。

 彼女の肛門はハッキリ言ってウンコ臭い。もうまさにウンコの匂いだけど、さて先生はどうだろう? 

 怖いもの見たさに近い感情だと思う。膝裏を更に前に持ち上げて、完全に姿を晒した肛門に鼻を押し付けた。…クンクン…。

 ・・・なるほど、やっぱり肛門はウンコ臭いんだなぁと。当たり前なんだけど、先生もウンコするんだな~って思った。

「や、やぁだ!そ、そんなトコ嗅いじゃ駄目ぇえーっ!」 

 そう叫んで、先生は腕で顔を隠して恥ずかしそうにしてる。恥ずかしいと彼女も同じ仕草をするので、女性って皆こうなのか?…と思いながら続いて大きくて卑猥なヒダに触れてみた。

 ピクンと小さく身体を震わせた先生にドキッとしたがらも、ヒダを寄せて付け根の汚れを確認してみる。

 ・・・やっぱりだった。

 彼女より量は少ないけど、ヒダの付け根に沿って白いカスが付着してる。。クスッと笑いながらそのカスを指先で拭った。

「……ほらぁ、やっぱりちゃんと洗えてませんよ?これで結論が出ましたね。」

 仕方ないなぁ…って感じでそう言って、カスの付いたその指先を見せる。先生は、顔を隠してる腕の隙間からそれを確認すると、恥ずかしそうに目を反らした。

 あんまり追及するのも可哀想なので、股に戻って今度はクリトリスの皮の内側。

 黒々と生えた陰毛を寄せて、自己主張の強い大きなクリトリスを囲んでる皮にそっと触れてみる。

「ぷひぁッ!」

 先生、どこから声が出たんだって思うほどのヘンテコな可愛い声を上げて身体をビクンとさせた。

 笑いを堪えて先生を見ると、何事も無かったかの様にソッポを向いてる。…や、やばい、これは面白い。

「んふぁん!」 

 今度はクリトリスに触れながら皮を剥いてみた。溝に溜まった白いカスが目に入ったけど、そんなの気にならないほど先生の反応が可愛いくて楽しい。

 たぶん我慢してるのが漏れちゃうから変な声になるんだと思う。そして出した後はソッポを向いてやっぱり無言。

「……先生、あの、大丈夫ですか?」

 下手に笑うと壊れて意味不明な事を言い出すから、なんとか堪えて聞いてみた。

「…だ、大丈夫じゃないわよ!他人に触られこと無いもん!…きっとアレよ、元カレは汚いし臭いから何もしなかったのよ。」

 どうしてそう悲観モードに入ろうとするのか……。そう言うなら俺が弄りまくってやろうじゃないか。

「彼女のは少し塩辛い感じなんですけど、先生のも確かめてみますね。」

 そう言いながら問答無用でカスの溜まったクリトリスに吸い付いた。そして吸いながら舌でチロチロと弾き回す。

「ひぁん!あっ、やっ、んっ…ぁぁ…ちょ、待っ…M君、だっ、ダメ…ふぁぁ…」

 少しなんてもんじゃなく、舌にはビリビリとするレベルの強い塩辛さを感じた。きっと先生は汗の量が多いんだろうと思いながら舐め続ける。

「あっ、あぁぁ…あ、味なんて…んっぁ…言ってない…ぁ…きっ…汚なくて…んっ…く…臭いからぁ…だ、駄目…やぁっ…」

 喘ぎながら色々と言ってるけど、言ってる割に身体は拒否してない。OKなんだと判断して中指をヒダの割れ目に当てる。そしてグチョグチョの愛液を拭いながらゆっくりと埋めていった。

「んああっ!!」

 一際大きな声を漏らした先生。その反応を確認しつつ、内壁にギュッと締め付けられた中指を小刻み震わせる。

 彼女との経験上、指を出し入れするよりも中で動かしたほうが気持ちいいって知識があった。

「あぁぁっ!あっ…ハッ…ふぁっ…それ駄目、んぁぁぁあーっ!ホント駄目っ!」

 クリトリスを吸いながらマンコに入れた中指を震わせる。先生は太股で顔を挟んだり足をバタつかせたりと激しい反応。

 逃げられないように片手で腰をガッチリと押さ付けてその動きを続けた。

「駄目っ!やっ!オシッコ!オシッコ出そうだからぁーっ!…んあぁぁぁーっ…ほ、ホントに、ホントにオシッコ出るぅ!」

 彼女も同じ事を言う。でも結局はオシッコは出ずにビクンビクンと身体を反応させてイッちゃう。だから先生も彼女と同じ反応なんだと思い、指を2本に増やして超振動で震わせた。

 ・・・・・・ん!?ピュッとアゴに何か温かい液体が飛んできた感じ。

 指を動かしながら顔を離して先生のマンコを見ると、ヒダの割れ目からピュッと液体が飛び出してきた。その途端・・・

 プショヮヮヮヮァァーーーッ…シュワヮヮァァァァーーッ……。

 アダルトビデオで潮吹きってのは見たことあるけど、これは完全にオシッコ。勢いよく噴出したオシッコがビチャビチャと飛沫を上げてフローリングの床に小さな水溜まりを作った。ビックリしてそれを呆然と眺める俺。

「……ヒック…ズズ…ヒック…んん…ヒック…」

 ・・・嫌な予感。恐る恐る先生を見た。

 予感的中。先生、顔をクシャクシャにして泣いちゃってる。

「…だから…ヒック…ぅぁぁ…だから言ったじゃない!…ぅうヒック…M君の馬鹿っ!」

 そう叫んで、どっか行けと言わんばかりにバタバタと蹴りを繰り出した。

 そんな先生に近付き、顔を胸に抱き寄せてヨシヨシしてあげた。…あれ?何かデジャヴを感じるのは気のせいか?(笑)

 この後、復讐として、チンコの匂いを嗅がれまくり更には肛門の匂いまで嗅がれ、最後は公開オナニーで精液が飛ぶのまで見られてしまった。

「もうこれで、M君とは全てを晒したエッチ同盟だね。…でも入れるのは禁止よ。」

 “挿入禁止のエッチ同盟”ってのを先生と結び、オナニーの見せ合い、体臭の嗅ぎ合い、言葉責めと、夏休みの夏期講習って名目のもと、パートでいない母ちゃんに隠れて昼間から色んなエッチをした。

 そして成績が下がって万が一にも家庭教師を外されたら困るので、先生とエッチな事をするために猛勉強をした結果、成績はグングンと上昇。これってまさに結果オーライ(笑)

 ・・・最後までお読み頂きありがとうございます。

 長々と書いた割にはエッチ描写が少なくて申し訳ありません。

 リクエストあれば続きを書きますので宜しくお願いします。

 本当にありがとうございました。

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