体育祭のとき、大勢の前でさらしがずり落ちた

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 高校二年生のとき、私は体育祭で応援団をやることになりました。女子の応援団は胸にさらしを巻いて、その上にはっぴを着ます。その衣装がかっこいいし可愛いので私は体育祭が楽しみでした。

 体育祭当日。私は大勢の生徒たちの前で応援のパフォーマンスをしました。一年生から三年生まで、みんなが私たちを見ています。

 応援中に、クラスメイトの女子たちがしきりに私の名前を叫んでいました。それはほとんど悲鳴のような声でした。

 盛り上がってくれているのは嬉しいけど、騒ぎすぎだな。そんな風に私はのんきに考えていました。

 しかし、パフォーマンスが終わったとき、どうしてみんなが必死に叫んでいたのかが分かりました。

「胸! 胸、見えてるよ!」

 えっ? と思い、私は視線を落としました。次の瞬間、私は信じたくない事実に気がつきました。

 さらしがお腹の方までずり落ちて、胸が両方とも丸見えになっていたんです。

「きゃあっ!!」

 慌てて後ろを向き、さらしを引っ張り上げました。観客の異常な叫び声は、私にポロリしてしまっていることを気づかせるためだったのです。

 私は大勢の人たちにおっぱいを見られてしまいました。もちろん、その半分くらいは男子生徒です。もう恥ずかしいってもんじゃありませんでした……。

 それからしばらくは、

「お前のポロリが見られて良かった」

「いいハプニングだった。家に帰ってから抜いた」

 など、男子にからかわれました。

 後になって先輩から教えてもらったのですが、さらしは巻き方が緩いとポロリの危険があるそうです。胸をつぶすくらい強く巻くのが正しいのだとか。先に聞いておきたかったです……。

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