今から18年前、彼女と出会った。
三万払う約束で会ったのだが、それから18年の付き合いとなった。
美人で高学歴で、私にとっては高嶺の花だったが、お金の力は大きく、私の思いに全て応えてくれた。
私は、その一回限りの関係で終わらせたくなくて、その後もお金の関係が続いた。
彼女は17時が門限だと言って、必ずその時間には帰って行った。
ずっとおかしいなと思いつつ、割り切った付き合いは1年が経過した。
その頃になると、単純なお金の付き合いってより、普通のカップルの様になり、ちゃん付けで呼び合い、毎回会うたびにエッチな関係を持つのではなく、食事だけのデート、映画や遊園地に行くなどの付き合いとなっていた。
そして、私にとっては無くてはならない女性となっていた。
そして、私の一番の疑問を彼女にぶつけた。
「もしかして結婚してる?」
私の問い掛けに
「うん」
と彼女は答えた・・
この答えで関係を終わらせれば良かったのだが、もう気持ちを止めることが出来ない関係となっていた。
そして、彼女を旦那さんから奪う決断をした・・
しかし、そう簡単には行かず、出会ってから3年が経過した。
出会ってから3年が経った秋、彼女がふっくらして来た。
エッチも拒まれた時に、私はピンと来た。
妊娠したんだ・・
私とは普段はゴム付き、しかし、旦那とはしていないとの彼女の言葉・・
しかし、お腹は大きく育っていく・・
耐えられなくなり彼女に聞いた。
「そのお腹は妊娠?旦那さんとはしてないと言ったのに誰の子?」
彼女は答えた・・
「旦那のだよ。一緒に住んでるんだし、結婚してるんだから断れないでしょ!」
私の心は粉々に壊れてしまった。
その言葉と同時に無言で車を発進し、彼女を彼女の家の前で降ろした。
彼女は何かを言おうと逡巡していたが、私は何も聞きたくなくて、そのまま走り去った。
その後のことは良く覚えていない。
無我夢中で車を走らせ、遠く離れた港で車を停めていた。
そのまま会社を2日間無断欠勤し、その港近くの旅館で脱け殻の様になっていたが、このままこうしている訳にも行かず、会社に連絡し、上司からは怒られる事もなく、全てを見透したのごとく、明日から出勤しろよと言われただけった。
そして、何事もなかったかのように社会復帰、全てを忘れるように仕事に打ち込み、8ヶ月の時が流れた・・
そして、普段通院している掛かり付けの看護師さんと、食事に行く関係となり、少しずつ前向きに生きようとしていた。