タクシーに乗っている、どこか知らないところを走っている
「200メートルだけ行ってみましょう」
自分は後部座席にママと座っていた
道は右の方にカーブしている
「200メートルだけ行ってみましょう」
運転手は一つ覚えのように繰り返す。
車はまっすぐに進んでいく
「(あれ、道路に沿って進むためには右にハンドルを切らなくちゃ)」
「200メートルだけ行ってみましょう」
突然浮遊した感覚になる。車が空中に飛び出したのだ。ガードレールがなかったのだろう。
「(だから言わんこっちゃない)」
車に乗ったまま、落下していく
音がない。衝撃もない。落ちていく感覚もない。
「(これだけの滞空時間、ダムか。ここは山の中だったのか)」
もうそろそろ水面、いや水中・・・
目が開かなくてわからない。白い光の中にいる。
「(早く車から出なきゃ・・・)」
どうしても目が開けられない
「(早く窓を開けなきゃ、水圧で戸が開かなくなる。窓だけでも開けなくちゃ)」
軽く鈍い頭痛がする
自分は後部座席にママと座っていた。そんな事態でもママは平然としている。ぼくも不安がなくなった。左隣にいるママのスカートから伸びるすべすべした太腿を左手で撫でた。
「(ママの太ももを撫でるだって?)」
違和感を覚える。
顔を見たらたしかにママだ。いつものように美しい。少し微笑んだ顔で、一度こちらを見て、また前を向いた。何も言葉はない。
でも、ぼくは、それはママの姿をしていても、本当は妹の由美だと知っている。
「(あれ?)」
目が覚めたのか、場面が変わったのか。自分は夢を見ていたのだ、夢以外にこんな展開はありえないから。
ママが全裸で戸を開けてぼくの部屋に入ってきた。ついに願望がかなった。
その姿は妹の由美だ。顔も身体も。でも少しも違和感はない。それはママだ。
ママは、白い肌で中学一年生の少女の身体で、入り口のそばに立っている。
「ママ」
反応はない。優しい笑みを浮かべている。なんとなく儚げだ。
「ねえ、ママ。(セックスしたい)」
ママはゆっくり微笑み、部屋から出ていこうとする
「(ママ・・・)」
追いかけることができないのは、わかっていた。
そこで、本当にぼくの目が覚めた。
深夜の2:57だ。昨夜、電気を消さずに、寝てしまっていた。明るくても関係なく、妹はベッドの二階でぐっすり寝ている。
「す~、す~、」
電気を消す前に、妹の顔を見れた。あどけない可愛い寝顔だった。
鈍い頭痛がする。
ぼくは、妹が好きだ。可愛くてたまらない。中学一年生のブラコンの妹の勘違いで、ぼくはシスコンになった。妹に求められるまま、何度かセックスした。初潮前の妹に何度か中出しもしている。
「(今の夢は一体、何?)」
本当は、ぼくはママとセックスしたいのか?そういう深層意識が夢となって現れたのか。
元々は、オナニーをママに知られるのが恥ずかしくて始まったティッシュの処理だったが、妹の膣から出たぼくの精液を拭いたティッシュをママの目から隠し、わざわざ学校で捨てている事情は、レベルが違った。
ママに、本当に、絶対に、見つかってはならない。
未成年同士がセックスするのはいけないことだから。まして、兄と妹が近親相姦するのは、世の中で許されないことだから。家庭が崩壊するから。
でも、ママの目からティッシュを隠していた理由はそれだけじゃなかったのだろうか。本当は、ぼくはママとセックスしたくて、でも実際には妹とセックスしている。妹とセックスすることは、本当にセックスしたいママへの裏切りだ。それを知られたくなかったのか。
深層意識のことなので、ぼくが考えてもよくわからない。夢分析の専門家は、全然別のことを言うかもしれない。
ママと妹といえば、ずっと引っ掛かっていた不思議で曖昧な記憶があった。ママか妹とセックスしたかもしれない記憶だ。
ぼくと妹の共通の勉強部屋のど真ん中で、ぼくはありえないことに、普段隠しているロリコミックを読みながら堂々と仰向けでオナニーをして、おちんちんを丸出しにしたまま途中で寝落ちした(らしい)。
ママか妹の中にぼくのおちんちんが入ったかのような、甘美な夢だった。いや、夢かどうか、わからない。リアルに射精した感覚があった。形跡はなかった。
ぼくは、この事件(?)について、未練がましくこだわっていて、4つの可能性を考えていた。
(1)ママにも妹にも挿入なし、ただの夢
(2)現実に妹に挿入
(3)現実にママに挿入
(4)現実にママと妹の両方に挿入
こんなことを真剣に考察しているぼくは、鬼畜で変態だと思う。でも、このまま考察を続ける。
自分としては(1)の可能性を信じている。でも、仮定を重ねていて何の説得力もないが、今さっき見た夢に現れたぼくの深層意識と、曖昧な記憶を関連付けて、次のような(2)をベースとしたストーリーも可能だ。
・・・
ぼくと妹の共有の勉強部屋に入る可能性が一番高かったのは、なんといっても妹だ。自分の部屋だから、帰宅したらそこに来るのは当然だ。
妹は、そこでおちんちんを露出したまま熟睡しているぼくを発見した。もちろん驚愕しただろう。ママを呼ぶ可能性もあった。ああ、ママはまだパートから帰っていなかったかも。
純粋で無邪気なブラコンの妹は、千載一遇の好機に出会い、ぼくのおちんちんをいじった。フェラとかもしたかもしれない。妹はぼくのロリコミックをこっそり読んでいたから、そういう知識を得ていても不思議ではない。
ぼくのおちんちんは妹からの刺激で勃起した。
妹は、自らぼくにまたがって、処女を喪失した。処女膜自身は、普段のスポーツで既に破れていて破瓜による出血はなかったかもしれない。
そのときの妹は、十分膣を濡らすことができなかったと思うが、でもぼくにとって現実の膣への挿入は初めてで、その快感も普段のオナニーの何倍もあっただろう。
ぼくは、妹の膣の快感で夢精した。夢精ではあるが、妹の膣の中での夢精であれば、それはぼくにとって童貞喪失でもある。
妹は、完全に形跡を消して、部屋から出て行った。そして僕が目覚めるまで部屋には戻ってこなかった。
目覚めたときのぼくの感覚はリアルだった。ぼくは、眠っていても妹への挿入や射精を感じていた。もしくは途中のどこかからか半覚醒していたかもしれない。
表層意識のぼくは、可愛い妹が好きで、家族として愛していた。深層意識のぼくは、ママとセックスしたかった。童貞をママに捧げたかった。その記憶とともに人生を生きていきたかった。
実際に射精したのは妹の膣だった。でもそれをぼくが明確に知覚することは、ぼくがママの膣に射精して童貞を失ったという偽りの記憶の可能性を100%消すことを意味する。
妹の膣での童貞喪失とママの膣での童貞喪失を両立させること、表層意識の自分の持つ妹への愛と、深層意識の持つママへの愛を同時に実現すること、
そのために、覚醒するのを嫌ったぼくは、目をつぶったまま、自分の意識を半覚醒状態に止めていた・・・
・・・
そんなストーリーを考えているうちに、再度眠くなってきたので、再び朝まで寝た。
ちゅんちゅん
雀の鳴き声で目が覚めた。
「おにいちゃん、おはよ」
その朝の目覚めのキスは、一途に僕を愛してくれるパジャマ姿の可愛い妹がまぶしかった。