網崎愛美との最初のセックスから1年以上経ち、彼女が大学2年になってしばらくした頃、いつものように呼び出し、何度か抱いて、肩を抱き寄せた。
「本当は無実なのに、こんな事させられてるんだから、代わりの人間を差し出せばそれで終わるんだ。知り合いでも身内でもいい。今回しか言わないしチャンスは無いぞ」
愛美はボロボロと泣いた。
「そんな事出来ません・・・・・・」
「じゃあ、まだ続けてもらわなきゃな」
案の定の返答だったが、もし代わりを差し出してきたら、そいつも犯して、愛美は適当に
「幹部が許してくれない」
と言って関係を継続させていたのだが。
俺は愛美のスマホを勝手に見るようになった。
「男が出来てないかチェックしてるんだよ」
と理由をつけた。
彼女の知り合いの電話番号やアドレス、そして残っている写真などで獲物が見つからないかと思ったのだ。
その際はメールのやり取りの内容も確認した。
そんな時、とあるメールで
「○○に観光してきました」
と画像つきのメールを見つけた。
そこには風光明媚な景色が映っていたが、その前でポーズを取る女を見て、俺はニヤリとした。
清楚な感じの美人で、快活そうでもあった。
メールの差出人を見れば、電話番号もメールアドレスも分かるというもの。
無論名前は当然だ。
愛美に風呂に入らせている間に調べると、どうも先輩らしかった。
俺はこの女をターゲットに決めた。
「この名瀬って女は、先輩?」
「えっ!?」
愛美はぎょっとした顔をする。
「だ、駄目です!」
「何が駄目なんだよ。蛇頭のワンさんに貢がせたのはこいつかもしれんぞ。お前を騙ってそんな事が出来るのは、お前の知り合いだけだろ。この名瀬って女が、お前を名乗ってワンさんを誑かした可能性もある」
愛美はきょとんとして、その後目を泳がせた。
「そんな・・・・・・まさか・・・・・・」
「お前がこんな目に遭っているのもこの女もせいかもしれない。とりあえずこの女について教えてくれ」
愛美は唇をきゅっと結び、しばらく黙ったが、口を開いた。
「分かることなら・・・・・・。でも香村さん、お願いがあります」
「何だ?」
「確信出来るまで、寛永社の名前は出さないでください。暴力団の事も伏せてください。ワンさんの事だけ訊けばいいと思います」
愛美は真剣な表情で俺を見た。
「そうか・・・・・・。やっぱりお前はいい子だな。無関係の人を巻き込みたくないんだな。分かった。お前に免じて俺が取り調べる。他の奴にはさせない。慎重にやるよ」
「ありがとうございます・・・・・・」
愛美は頭を下げた。
俺は心の中でほくそえんだ。
愛美は無実である事を願っているのだろうか。
それとも・・・・・・。
もし名瀬菜月が真犯人なら、自分はもしかすれば解放されるかもしれない。
という淡い期待でもあるのだろうか。
だがもし、俺がそういうパターンにしたならば、
「寛永社の事を知ってしまった以上、まだ、解放できない」
というだけだ。
名瀬菜月は大学4年21歳。
彼氏は最近別れたらしい。
好都合だ。
どんなに美人でいい女でも、男がいる女はあまりよくない。
バレないように短期間で解放するしかなくなる。
彼女は、実家暮らしだという。
機会を見て電話をかけた。
「寛永社のもんだけど。名瀬菜月さん?」
「え?はい」
既に動揺していた。
知らない電話番号の知らない男が、自分の電話番号と名前を知っていたのだ。
「あんたに復讐したいといってる奴がいる。桃山という男なんだが、あんたに500万貢がされたそうだ。もうヤクザも動き出してあんたを拉致して輪姦して売り飛ばすつもりらしい。決行は数日中。まあ少なくとも今日明日じゃない事は確かだ。そこで事実関係を確認しなきゃならない。寛永社は女への復讐代行を行うヤクザの下部組織。本当の事を話さないと、あんたは今の生活が出来なくなる」
菜月は電話の向こうで怯えていた。
多くの女がこういう反応をする。
愛美も絵美子もそうだった。
「そこで、弁解の機会を与える。□□というカフェに明日16時に来れるか?お前が本当に貢がせたのか確かめる必要があるんだ。来なければしたものと判断されるし、こうして寛永社の人間から助け舟を出されたのに無視すれば、罰として拉致の決行が早まるだけだ」
「・・・・・・」
「来れるな?□□に16時だ」
「はい・・・・・・。お願いします・・・・・・」
震える声で菜月は言った。
菜月はちゃんと来た。
脅しても来ない女もいるので、この瞬間までは気が抜けない。
実物を見ると、美人で可愛らしい女だった。
華やかな雰囲気だが、この日は大人しめの服装で、長めのスカートをしている。
「まあ、座れ」
「はい・・・・・・」
怯えるように俺を見る。
「寛永社の香村だ。よろしくな。電話で話したろ」
「はい・・・」
「桃山は貢がされたと言ってる。その500万はどうした?」
「私、桃山さんなんて、知りません!」
菜月は語気強く言った。
「でも、桃山がそう言ってるんだ。奴が嘘ついてるって言うのか?あいつは組の幹部で、部下も多い。そんな奴が軽率に嘘つくかな?」
菜月は顔に恐怖を浮かべる。
「でも・・・・・・わたし・・・・・・身に覚えがないんです・・・・・・」
震える声。
「元彼にやらされたのか?バレそうになったから最近別れたのか?お前の事は調べてあるんだよ。隠そうとしたって無駄だ」
菜月は震えていた。
俺は考え込む振りをした。
「お前はこのままじゃ、ヤクザに拉致られて、酷い目に遭う。早ければ明後日だ。ただ、誠意を見せれば助けてやれる」
菜月は顔を上げた。
「助けて欲しいか」
「・・・助けてください」
菜月は言った。
「なら、誠意を見せる事だ。それは寛永社の幹部とエッチしてお金を払わなきゃならん。それも定期的に。期間は3年。長くもなるし短くもなる。お前次第だ。払う金は1万円。今から来てくれるなら、評価も高めにつけるし、お前の誠意も認めてやる。別に今日が無理なら来なくてもいいが・・・・・・。その分評価は厳しめになるな」
菜月は怯えていた。
「評価は、上、中、下の3段階。担当の中にはえらく厳しい奴もいるから、評価は担当次第だ。俺はベテランだから、仕事として割り切れるが、若い奴は本気になるから、わざと低い評価をつけたり、解放してくれなかったりする。評価が『下』になったら、組に売る事になる。とりあえず今来れば、評価低くてもそれを差し引く事が出来る。まあそれがいらないってんなら・・・・・・」
俺は席から立ち上がり、会計をしにいった。
これは女から得た金だ。
菜月はついてきた。
ホテルについて、部屋に入ると怯えて縮こまる菜月を抱きしめ、キスをした。
「おい、舌で相手しろ。それくらい常識だろ」
「すみません・・・・・・っ」
菜月は泣きそうな声で答えた。
しばらくディープキスを重ねると、菜月を離す。
俺は部屋を歩き回る。
「中に出すぞ。いいか?」
菜月は首を振った。
「許してください・・・・・・」
「中に出すのを許さないなら、評価は厳しくなるぞ」
「はい・・・・・・」
菜月は泣いていた。
「中に出さないとなると、期間はだいたい倍になる。さらに1月に1日だけで済まない。大抵は、1週間に1日のペースになってしまうことが多いが」
菜月は目をまんまるにして怯えた。
「そ、そんな・・・・・・」
彼女は目を背けて、もじもじしたかと思うと、こちらの方を向いた。
「・・・中出しでお願いします」
と悲惨な顔で答えた。
俺は溜息をついた。
「最初に拒否した時点でペナルティなんだよ。中に出して欲しければ、行為を頑張るしかない。そして『おねだり』して、担当者の心を動かすしかない。分かったか?」
俺は犯行を重ねて、手馴れてきた上に大胆になっていたと思う。
「はい・・・・・・」
菜月は震える声で答えた。
「これが評価表だ」
と俺はいつも用意している紙を取り出した。
「できない項目を選べ。3つまでな」
「キス、フェラチオ、フェラチオ以外の口での奉仕、生ハメ、パイズリ、ビデオ撮影、精液飲み、中出し、恋人ごっこ、アナルファック、手コキ、小便飲み、薬物セックス」
さらに書かれていたのは、
「とくに中出しは重要です。拒否する場合は、期間が増えたり、呼び出しスパンも短くなります。担当が項目事に評価します。そのうえで寛永社において査定します」
菜月は中出しとビデオ撮影と薬物セックスに○をつけた。
いつぞやの獲物の絵美子と同じ箇所に○をつけたのだった。
今、愛美以外に獲物にしている保険会社の女は、中出しの代わりに「小便飲み」に○をつけている。
俺は服を脱いだ。
俺のやっている呼び出し強姦の最初の頃、つまり愛美とかを呼び出し始めた頃は、せめてものエチケットのつもりでシャワーを浴びたりしていたが、最近はそんなものはしなくなっていた。
「奉仕しろ」
全裸でベッドに座る。
菜月は泣きながらしゃぶり始めた。
「気持ちいいぞ・・・・・・」
菜月の口の中に出すと、
「飲み込むのが基本だぞ」
と言ってやる。
するとごくりと音を立てて彼女は飲み込んだ。
「よし、ケツ舐めろ」
俺はケツを彼女に向ける。
菜月は嗚咽しながら舐める。
「穴をほじくるように舐めろ。そうしないと評価されないぞ」
との俺の言葉の言いなりになる。
しばらく舐めさせた後はまたフェラチオをさせた。
そしてまた飲ませる。
何度かそれを繰り返させ俺は立ち上がった。
「もういいぞ。今日は」
菜月はえ?と困ったような顔をした。
そして震える声で言った。
「あの、本番はしないんですか?」
「したいのお前?」
俺は息をついた。
「お前、おねだりさっきまでしなかったじゃねえか。今さら言われても俺はもう出し尽くしたんだよ」
菜月は泣いた。
俺はスマホを1台、ガラケーを1台持つようになった。
スマホは
「寛永社の香村」
として、ガラケーの方は
「寛永社の査定部」
として、使ったのだ。
「せっかく香村があなたを救おうとしているのに、その香村を怒らせたという事は、あなたはこのままでは助からない。誠意を尽くし、頑張るしかありません」
とかメールを査定部として送り、脅しておいた。
愛美にも査定部として送った。
「網崎愛美さん、あなたの知人の名瀬菜月がワン氏を騙し、貢がせた事が判明しました」
何故そうしたかというと、愛美が自分の方からメールしてきたからだった。
もちろん
「寛永社の香村」
の方にだ。
「名瀬さんはどうでしたか。様子がおかしくて」
等と書いてきた。
俺は電話する。
「メールだが、どうおかしかったんだ?」
「わたしがそういう目で見ているからかもしれませんが、ちょっといつもより暗い感じで・・・・・・」
「ああ、彼女に会って色々訊いてみたんだよ。まあ、『してない』と答え受けたが。あとは寛永社で裏を取る作業だ。俺が無理言って、調査員をよこしてもらった。結果はまだまだだ。名瀬にはまだ、寛永社のことは話してないよ。『裏家業の人間』とは言ったがな。もし無実なら何も知らぬまま解放されるはずだ」
その時はそう答えた。
細部は嘘をつきまくっているが、性行為を強要される、という辺りは話したほうがよいと思ったのだ。
いずれ名瀬の担当も俺だと、言う必要があるだろう。
「何もされていないし、名瀬は無実で解放した」
なんて嘘は、そうそうつけないと考えた。
さすれば、余計愛美は名瀬菜月に対して、何も言えなくなるだろう。
とも思った。
愛美と菜月が、関わる事のないようにしなければならない。
愛美は俺に会うと、青白い顔で言った。
「本当だったんですね・・・・・・」
「残念なことにな。でもこの事は誰にも言うな。もちろん名瀬菜月にもだ。あの女はお前がこういう境遇にいる事を知らん。そもそも寛永社との関係は他言無用だ。話したりすればそいつが死ぬ事になる。お前にもペナルティはあるがな」
「・・・はい」
「もしかしたら、今日で最後になるかもしれんぞ。真犯人が見つかったんだから」
愛美は驚いた顔をして、暗い顔で苦笑いした。
「本当ですか・・・・・・」
「よかったな」
俺は頭を撫でた。
「嬉しいか」
「いいえ・・・・・・。すごく悲しいです」
愛美は搾り出すように答えた。
「でも、評価が低ければ別だ。頑張りなさい」
「はい・・・・・・」
裸になって抱き合う。
キスを交わし、ペッティングをした。
手コキをさせキスをした。
しばらくして、フェラチオをさせて、頭を掴み、腰を振ってやった。