俺と彼女の学生の頃の話。
その日、2人で映画観て、食事して、別れ際にキスをして、
「またね」
と言い合った。
翌朝、携帯を確認すると、未明くらいの時間に
「助けて」
「連れてかれる」
と簡単なメッセージが彼女から入ってた。
驚きのあまり、すぐに彼女に電話したが出ない。
SNSで、
「何かあった?」
「大丈夫?」
「今どこ?」
とメッセージを送ってもしばらく返事が無かった。
昼頃、チャイムが鳴って、ドアを開けると彼女が立ってた。
当時彼女が好んで履いていたスウェット地のミニスカと、柔らかなニットを着た彼女。プロポーションが色っぽくも楚々とした佇まいは、彼女の美貌も相まって、たまらない魅力だ。スカートから伸びる白い太もも、ニットの上から分かる胸から腰までの曲線は溜息が出る。
昨日と同じ服…。デートした時のままの…。
可憐な瞳には涙が溜まっていて、髪は乱れていた。
俺は何も言えず、彼女を招き入れるしかなかった。
しばらくテーブルで向かい合って、俯いたまま彼女は無言だった。
すすり泣きながら話し始めた内容を、俺は受け止めたくなかった。
俺と別れた後、知らない男にレイプされてしまったというのだ。
「押し入られてレイプされた」
「汚されてしまった」
「ごめんなさい」
「別れてください」
と関を切った様に泣きじゃくる彼女を前に俺は愕然とするしかなかった。
彼女は、警察に行くつもりだったが、俺に申し訳なくて最後まで迷っていたそうだ。
でも、俺の家の前に辿り着いた時、決意したという。
「でも……どうしよう」
と俺を前にして迷いを告げる彼女と、2人して話し合って警察にはその日のうちに行った。
警察や俺相手に、何があったのかを彼女はぽつりぽつりと時間をかけて話してくれた。
その内容を纏めてみると、
あの日、俺と別れた後、マンションのエレベータに乗ったら、男が乗ってきて、それがいかにもな風貌の男だったので、少し怖く感じていると、一緒の階で降りて来て、後ろをついて来た。怖くて、ドアを開けて早く入ろうとしていたら、閉めようとする前に扉をがっと掴まれて強引に入られてしまった。
茫然と立ち尽くす彼女に、男は、
「姉ちゃん、見かけて好きになっちゃったよ」
とニコニコしていたそうだ。
そこから、色々とまくし立ててきて、彼女は怖くて「帰って下さい」とも言えなかった。
「いいもんあるから、食べなよ」
とビールやつまみを持って上がってきて、自分は暴力団の一員で、部下も何人もいる幹部クラスで、人を〇して刑務所にいた事もあると言ってきて、彼女はすっかり竦んでしまったそうだ。
それでも、勇気を振り絞って、
「帰って下さい」
と言うと、
「それなら、トイレくらい貸してよ」
やむを得ず
「はい、どうぞ」と許可すると、男はトイレに行ったが、すぐに、
「姉ちゃん、ちょっと来てくれ」
と呼んできたそうだ。
彼女は嫌だったが、恐る恐る近づくと、下を脱いだまま振り返って、そそり立ったペニスを見せつけてきた。
「勃っちゃってるから、出来ないよ。姉ちゃん、一発抜いてくれよ」
「えぇ?」
戸惑う彼女に、男はぐいぐいと迫って、肩を強く掴んできて、
「手でしごくんだよ!」
と凄み、彼女の手をペニスに添わせた。
ペニスの感触は気持ち悪くて、すぐにでも離したかったそうだが、男が腕を掴んだまま、
「早くしろ!俺を怒らせるな。組の手下呼んでもいいんだぞ?姉ちゃん、分かるだろ?」
と脅してきたので、抵抗しない方が良い、と自ら手を動かしたと彼女は言った。
「やっぱり口でしろ!」
と頭をぐっと押さえつけられ、フェラチオもさせられた。嫌でたまらなかったが言う事を利くしかないと涙を流しながら応じたという。
「彼氏にするみたいにしろ!」
と怒られ、必死で奉仕した。口で逝かせればそれで済む、と考え、精一杯奉仕したそうだ。
「やっぱりやらせろ。脱げ」
「口でしますから」
「本番させねえで、俺が帰ると思ってんのか!」
彼女は絶望したそうだ。
と服を脱がされ、ベッドに横になるよう言われ、男が身体を触ってきたり、舐めてきたりするのを耐えながら、本番を受け入れたという……。
「ゴム付けてください」
との頼みも、
「俺はナマ以外じゃしねえことにしてんだよ。コンドームなんて使わせたら、ただじゃ済まさねえぞ!」
と凄み脅す男に、彼女は震えあがってしまい、足を開かされ、
「おい、おねだりしてくれ。和姦になるようにな」
と身勝手な男の言葉にも従うしかなかった。
「挿れてください…」
「しょうがねえな」
貫かれたショックで涙が溢れてたまらなかったという。
男が顔を近づけてきたので、
「キスだけはやめて」
と拒否するも、
「何でキスだけなんだよ?セックスしてんだからいいだろ!」
と執拗にキスされたそうだ。舌をねじこもうとするのを必死に口を閉じて抵抗したという。
「中には出して欲しくなけりゃ、舌出せ」
男がニヤついて言うので、藁にもすがる思いで、止む無くディープキスの相手をした。
執拗にディープキスをしてきた男は、
「やっぱり、若くて可愛い子は最高」
と腰をパンパンと振って楽しそうだったという。それが悔しくてたまらなかったという。
泣きじゃくりながら、セックスの相手をさせられて、最後は男が唸りながらお腹に精液をぶちまけると、やっと終わった、と安堵したという。
でも、男は帰ってくれず、しばらく話し相手をさせられた。
男は武勇伝を語るみたいに、ワル自慢をしていたそうだ。
傷害や暴力沙汰も起こしてきた。それとレイプなどもしてきたがお前はなかなか上玉の方だ。
と語る男に彼女は怯えるしかなかった。さらに、
「姉ちゃん、たまらないね。今度は中で出していい?」
と近づき、押し倒されて、また相手をさせられたそうだ。
バックや騎乗位、対面座位もさせられ、
「中は駄目!やめてください!」
と必死で懇願すると、
「口に出すから飲め」
と最後は口内射精されて、気持ち悪くてたまらなかったが飲むしかなかったそうだ。
さらに、
「腹減ったから、何か作れ」
と食事も作らされた。
「2回もしたんだから、カップルだろ?うちの事務所へ連れて行ってやる。組長の親父に紹介しないとな」
といわれ、さすがに
「それは勘弁してください」
と泣きながら応えると、
「じゃあ、手下呼んで攫わせるぞ。自分から行った方が安全だ」
手を引っ張ってきて、部屋を連れ出され、
「車に乗せてよ」
と男。
スマホで、俺に助けを求めたのはその時だったという。
男に手を引かれながら、バッグからこっそりスマホを手にし、男から見えないように操作したそうだ。バレないか、気が気でなかったという。
運転席で震える彼女に、男はニヤつきながら、
「よろしくな」
とミニスカから伸びる太ももを擦っていたという。
あまりの恐怖に、降りてください、帰ってください、なんてとても言えず、ひたすら怯えるしかなく絶望したと彼女は言ってた。
案内通りに運転し、気づくと、モーテルみたいなところについて、
「怖かったね?ごめんね。すぐに事務所は怖いよな?とりあえず一晩ここで相手しておじさん満足させてくれたら、いいから」
と男は泣いて怯える彼女を抱きしめてキスしてきた。しかしすぐに態度を一変させて、
「金はお前が払えよ」
と凄むので、恐ろしく逆らえなかったそうだ。
部屋に連れ込まれたら、さっそく奉仕をさせられまくったという。
まずはひたすらディープキスの相手をさせられた後、
「舐めろ」
と、全身を舐めさせられ、男の乳首や、手足の指先、ペニスを舐めさせられた。
お尻の穴まで舐めさせられて、気持ち悪さに嗚咽するしかなかったそうだ。
それで、とうとう中出しセックスまでさせられてしまった。
「中に出させてくれたら、おじさん満足するから、事務所にだって連れてかないよ?」
と優しく頭を撫でて来るものの、怖くて言うとおりにするしかなかったという。
事務所に連れて行かれたくない。
平穏ないつもの生活を失いたくない。
俺にまた会いたい。
といろんな考えが頭を巡ったのだという。半ば同意したようなものだ。と彼女は俺に泣きながら語った。
いろんな体位で犯され、最後男が果てる時、死にたい、とすら思ったという。
「ありがとうね…」
と男が息荒く頭を撫で、キスしてくるのもじっと耐えた。
「今度は中出しおねだりしてね」
「まだするんですか…」
休憩の後、押し倒そうとされたので、つい口にしてしまうと、
「何だと!俺とするのが嫌なのか!」
と拳を振りかぶるので、泣いて謝ってそのまま抱かれた。
「嫌じゃないです」
「気持ちいいです。もっと」
と言いたくないのに言わされたそうだ。
「いっぱい出して」
「おじさん、来てっ!」
「おじさんの赤ちゃんミルク欲しい」
と彼女は必死に御機嫌取りをさせられ、膣内射精をさらに朝まで2回させられた。
「姉ちゃん、可愛いね、女子大生って最高だよ」
「若い子は肌も張りがあっていいね」
「ああ、おじさん気持ちいいよ」
とセックスや奉仕をさせながら、男は満足げだったそうだ。
最後はお掃除フェラを
「丹念にしろ。舐め取れ、吸い出せ」
と指示され、舌や口を使って懸命にしたという。
モーテルを出ると、車をまた運転させられ、空き地みたいなところに泊めさせられ、そこでも、
「ちょっと、最後一発抜いてくれない?」
とフェラチオさせられたそうだ。
男は唸りながら口内射精して、当然の様に彼女に飲み込ませておきながら、
「じゃあね、良い思い出になったね。ヤクザとセックス出来る経験なんてそうそうないぞ?楽しかったろ?」
解放されたい一心で、男を怒らせまいと無理やり笑顔を作って、
「はい、楽しかったです」
と応える彼女に、
「俺もだよ。こんな綺麗なねーちゃんと楽しめるなんてな」
と笑いながら去って行った。
それから、彼女は車に乗り込んで俺のところまで来たのだ。
運転しながら、涙が溢れてたまらなかったという……。
事件以降、彼女は男性恐怖症みたいになって、俺にすら距離を取るようになってしまった。
数年たった今も、会う事自体は出来るようになったが、手を繋ぐ事すら出来ずにいる。
犯人は未だ捕まっていない。
俺は犯人が憎い。
今も、どこかに居て、同じような事を繰り返しているかもしれないのだ。
皆さんも、愛する彼女や妻がいるのだったら、気を付けて欲しい。
俺は助けを求められたのに、守れなかった。その後悔をずっと抱えて生きて行くしかないのだ。