電車に、脚を広げて熟睡している美女がいた。24、5歳くらいだろうか。そんな年でもなさそうだ。顔は芸能人なら福田萌に似ていた。服装は白いブラウスに股下10センチくらいの黒いタイトミニスカート。そしてセミロングの黒髪に薄メイクの地味目な雰囲気、自ら脚をわざと広げて見せる露出好みの人でもなさそうだ。ちょうどボクの斜め前。正面からなら確実にパンティーを拝める。ボクは本を読むふりをしながら、意識を集中した。
ダメだ。やはり正面からでなければパンティーを見ることが出来ない。
(くそっ。あともう少しなのに。)
どこかの駅でボクの隣が2つ空いた。チャンスだ。3人掛けの椅子に座っているのはその時点でボク1人。そこで真ん中の席に移動すれば、パンティーは確実にボクのものだ。しかしあまりにも不自然だ。人間は端っこに座りたがる。トイレも端っこを選ぶ。そこで真ん中の席に移動すれば、あからさまに「ボクは三度の飯よりパンティーがお好き」って宣言しているようなものじゃないか。
諦めるしかなさそうだ。ボクはパンティーを望むのはやめて、フトモモのラインと「パンティーもしかしたら見えちゃうんじゃないの!?」っていうギリギリのスリルを堪能する事にした(やっぱ諦めてないじゃん)
その時、中年夫婦が乗ってきた。夫が先に、妻が少し遅れて。夫は端の方に座った。この男、目の前に開かれた素晴らしき楽園への扉に気付いていないんだろうな。さすがに奥さんと一緒じゃ無理だろうし、ざまあみろ。ボクは嬉しかった。
しかし、しかしだよ、こいつは驚きだよ。その男、妻が乗ってくるあたりで真ん中に座り、妻を端っこに座らせたんだ。
こいつ、気付きやがった。くそっ(2回目)。妻が隣にいるのに、なんて男なんだ。呆れるを通り越して尊敬したよ。
何気ない会話をする中年夫婦。この男、愛妻家の振りして目線はパンティーにクギ付けなのに違いない。うらやましいじゃないか。ボクはもう本当にあとちょっとで見えそうなのに見えないパンティーを想像してハンカチを噛んだ。ああ、エンジェル。どうして私には振り向いてくれないの。一瞬、そう一瞬でいいからお姿をお見せください。パンティー様。エンジェル。
でもね、この時ボクに神様が降りて来てくれたんだ。
電車は空いてて立っている人はほとんどいなかったし、席の後ろには窓がある。これに気づいて閃いたんだよ。ボクも急ぎじゃないし、次の駅が混んでなければうまくいくかもしれない。
そしていよいよ駅に着くと、ボクの近くからは誰も乗ってこなかった。今度こそチャンス!!僕はホームに降りると、中年男の真後ろに近づいた。
そして、窓から電車の中を覗くと……。
(おおっ!!)
そこにはまさに絶景が広がっていた。黒いスカートの中から、フトモモの付け根と純白のパンティーが姿を見せてくれていたんだ。
(す、すげぇ!!)
もう最高の気分だったね。あの中年男もさっき隣にいた男が今や自分の後ろから目の前のパンティーを見ているなんて全然気づいていない。
あの時どうしてこんな素晴らしいアイディアを思いついたのかわからないけど、「エロスは発明の母なのよ」ってささやきが聞こえた気がする。
きっと君だよね、エンジェル。ありがとう。