前回投稿した体験談第四弾に多数の続編希望のお声を頂き、感謝感激雨あられで御座います。m(__)mペコリ
相変わらず読みづらい、拙い乱文では有りますがマー坊とせっちゃんの「バカップル」の恋物語を生暖かい目で応援して頂くと幸いで御座います。
登場人物スペック
誠人(マー坊)→レストランでアルバイトをしている、母子家庭で育った高校二年生。仮性包茎で早漏、且つ童貞。
節子(せっちゃん)→中学一年生の二次元アニメ顔美少女。ちっぱいにコンプレックスを抱く、誠人命の処女。
鉄さん→誠人のバイト先の先輩にして、節子の父親。厳つい強面で、仕事には滅茶苦茶厳しいが、根はいい人。
・・・
俺のバイト先のレストランは、国道と県道が交差する十字路から左折して直ぐという比較的恵まれた立地条件と、それなりに広めの駐車スペースも有って、ランチタイム、ディナータイムを始め、それ以外の時間帯にも様々な客種のお客様がやってくる。
レジャー帰りの家族連れ。
この店をお得意様にしてくれている、長距離トラックの運ちゃん。
休憩所代わりに寛ぐ、個人営業のタクシードライバー。
ランチタイムを逃した、外回りの営業マン。
商談の場にこの店を利用する、ベンチャー企業のお偉いさん。
この店で食事してから風俗店に出勤する、水商売のおねえさん。
ガールズトークに花を咲かせる、せっちゃんの様な女学生グループ。
そして変わったところでは、〆切が間近に迫った漫画家が、原稿を取りに来た編集者に睨まれながらテーブルでカリカリと執筆しているところを何回か見掛けた事も有る。
勿論、お客様が店内でトラブルを引き起こす場面に出くわした事も、一度や二度では無い。
離婚調停の話し合いの最中に、キレた奥様が旦那様に突然殴り掛かるところに遭遇した時には頭がパニックになり、硬直して何も出来なかったのは未だに先輩方にネタとしていじられている。
無論、我々厨房スタッフの料理に理不尽なイチャモンを着けてくるクレーマーも居るのだが、そんな時は鉄さんが出て来ると、殆どは穏便に解決する(笑)。
そんな試練の数々を乗り越え、どうにか半人前の店舗スタッフとなった俺は、今日もバイトに励んでいた。
「すいません!海老フライ定食注文入りましたー!」
「了解だ!マー坊、付け合せの千切りキャベツを頼む!」
「ハイ!」
と答え、俺は愛用の三徳包丁でキャベツを刻み始めた。
「マー坊!千切りキャベツ、コッチにも頼む!」
そこへ。
「オイ、マー坊!未来のお嫁さんが来たぞ!」
と、先輩が俺をいじり倒す。
この厨房では、俺とせっちゃんはすっかり、「未来の夫婦」扱いされてしまっていた。
「すいません、今千切りキャベツ切ってますから!」
とだけ答えて、俺は再びキャベツを刻み始めた。
「チェッ、つまんねーな…昔のマー坊だったらソッコーせっちゃんに会いに行ってたのに」
と残念がる先輩に。
「バカヤロー、マー坊いじってる暇が有るならトマト切っとけ、バカタレ!」
と、鉄さんがカミナリを落とす。
そして出来上がった海老フライ定食をお客様のところに運んだところで、改めてせっちゃんにご挨拶。
「せっちゃん、今日は!ゴメンね、今忙しいから!」
と声を掛けると。
「誠人さん、今日は!今日は一人じゃないから、大丈夫だよ!」
と笑顔いっぱいのせっちゃん。
見ると、せっちゃんと同じセーラー服を着た、クラスメートと思われる女の子が他に三人、四人がけのテーブルでガールズトークに花を咲かせている。
「じゃあ、注文が決まったら呼んでね!」
と声を掛けると、俺は厨房へと戻って行った。
「はぁー、今日は忙しいっすねぇ…」
と思わず鉄さんに愚痴をこぼすと。
「バカヤロー、忙しいって事は即ち、俺達の飯を食いに来てくれてるお客様が沢山居るって事じゃねーか!ちったぁ言葉遣いに気を付けろ、バカタレ!」
と俺は鉄さんから拳骨を食らってしまった。
「す、すいません!ゴメンなさい!」
と俺は謝ると、直ぐに調理スペースの汚れを布巾で拭い去る。
すると。
「すいませーん、せっちゃん達からオムライス四つ注文入りました!後、せっちゃんが食べるオムライスは、是非マー坊に作って欲しいとのリクエストです!」
その声を聞いた先輩方は全員、即座に自分の仕事に取り掛かる。
「お、俺が…オムライス?」
と、戸惑う俺に。
「マー坊!失敗したって構わねぇ!俺がこの間、教えた通りにやってみろぃ!」
と、鉄さんの声。
「ハイ、分かりました!」
…と、悪戦苦闘する事十数分。
他の先輩達とは明らかに、見栄えの悪いオムライスが出来上がった。
「鉄さん…コレ、本当に持ってって良いんですか…?」
と戸惑う俺に。
「節がお前に作ってくれつったオムライスだろうが!良いからさっさと持って行け、ボンクラ!」
と怒鳴られては仕方無い。
俺はオムライスを四つ、せっちゃん達が待つテーブルへと運んで行った。
「ご注文のオムライス四つ、お持ち致しました!」
「うわぁっ、美味しそう!…でも何だか、明らかに不細工なのが一個有るね…」
するとせっちゃんが、俺が作った不細工なオムライスを指差して質問する。
「このオムライス、誠人さんが作ったオムライスだよね?」
「ハ…ハイ、そうです」
「それじゃ、いただきまーす♡」
と、不細工なオムライスをパクリ。
「アレ?このオムライス…この間食べたのと味が違うよ…?」
「えー、本当?アタシにも食べさせてー?」
「あ、本当だ!アタシのオムライスと明らかに味が違うよ!」
「ハッキリ言っていい?節のオムライスの方が、アタシのよりも美味しい!」
「えへへ…だって誠人さんは…節の自慢の彼氏だもん♡」
との言葉に、他の三人は
「はいはい、ごちそうさま」
と呆れていた。
俺も内心こっ恥ずかしいのが半分、嬉しいのが半分と言う感じで、
「それでは、ごゆっくり!」
と言い残すと、厨房へと戻って行った。
「マー坊、上手く行ったじゃねーか。結果オーライとは言えよ」
と鉄さんが、さっきとは裏腹の穏やかな笑顔で俺を労う。
「でも鉄さん。俺はただ、鉄さんに教えられた通りに作っただけなんですが…先輩方が作ったオムライスと…何が違ったんですか?」
「教えてやろうか?…愛だ」
と鉄さんは、いたずらっぽく笑う。
こんな鉄さんの表情を見たのは、初めての事だ。
「愛…ですか…」
「あたぼうよ。料理の味を決める最大の調味料…それはズバリ、愛なんだよ。いいかマー坊、作る料理には必ず、愛を込める事を忘れるなよ!」
「ハ…ハイ!分かりました!」
「おうマー坊、疲れただろう。ちょっくら奥で休憩してこいや」
「すいません!それじゃ、休憩入ります!」
「了解!」
・・・
そして、午後九時前。
「なぁ、マー坊」
「何でしょう?鉄さん」
「お前、来年高校卒業だろう?進路は、もう決まってるのか?」
「ええ…就職一択ですね。中学卒業の時も就職したかったんですが、お袋に強く進学を薦められて、仕方無く…ですが、今となっては、お袋に感謝しています。鉄さんや先輩方、それに…」
「節に出会えた事、か?」
「ハ、ハイ…」
と俺は、柄にもなく赤面する。
「マー坊、こんな言葉、知ってるか?❝串打ち三年、裂き八年、焼き一生❞って言葉をよ」
「確か…鰻屋さんの修行を指した言葉ですよね。要は❝一生勉強❞だって意味だった様な…」
「ああそうだ。俺も中卒で道を踏み外し、そしてこの世界に飛び込んで幾星霜…未だに学ぶ事ばかりだよ。お客様、同業者、そしてお前達にもな」
「俺達にも…ですか!?」
「当たり前だ、バカタレ。ま、内容までは明かせないがな、ガッハッハ」
と、鉄さんは豪快に笑う。
「まぁ…要はアレだ、❝向上心を持てない奴に未来はない❞、と言う事だ」
「俺も…今は無謀と笑われるかもしれませんけど、いつかは一国一城の主として❝自分の店を持ってみたい❞という希望は有りますね。それが何時になるかは分かりませんが…」
「無謀な希望?大いに結構じゃねーか。むしろお前位の若え奴はな、それ位身の程知らずの方が良いんだよ。壁にブチ当たって挫折を知り、そこで己の実力を知る。そこから身の丈に合った現実を選ぶか、はたまた夢を追い続けるかはお前次第だがな、ガッハッハ」
と鉄さんはまた、豪快に笑う。
「そう言えば、節もな…オメェに触発されたのか、最近、お菓子作りに精を出し始めてな。クッキーやらフルーツゼリーやらケーキやらを作っちゃあ、俺や母ちゃんに試食を迫ってなぁ」
「へえー、せっちゃんが…一回で良いから、食べてみたいですね」
「食べたいか?ハッキリ言うがな…まだ食える様な代物じゃあねーぞ。それでも良いなら…次の花見の時に食わせてやるぜ」
「あ…そう言えば、せっちゃんと知り合って、もう一年ですか…」
「なぁ…マー坊。節が高校を卒業するまでの後五年間、節を好きでい続ける自信は有るか?」
「正直…❝無い❞と言ったら嘘になります。ですが…好きでい続ける為の努力はします」
「正直で宜しい!マー坊、男と女の関係ってのはな、必ず❝倦怠期❞ってのが来るんだ。その倦怠期を乗り切る秘訣ってのはな…」
「何ですか?」
「新しい事をやってみろ。悪いが、これ以上は自分の頭で考えな」
「ハイ、分かりました」
「ヨシ、マー坊!今日はもう上がれ!」
「ハイ!失礼します!」
・・・
「ねぇ、誠人さん?節…疲れちゃった…」
ココは、とある遊園地のベンチ。
俺達は、鉄さんが契約している新聞屋さんから頂いた、遊園地の割引券を譲り受けて、遊園地デートしているのだが。
人気アトラクションの行列待ちで、せっちゃんはすっかり体力を使い果たした様子だった。
「せっちゃん…ゴメンね?アチラコチラ連れ回しちゃって…」
「ううん、悪いのは節だよ…人気のアトラクションがあんなに待つなんて思わなかったから…それに誠人さん、行列待ちの間、節を楽しませてくれて、本当に有難う…」
俺は行列待ちの間、高校での出来事やバイト先での近況報告でせっちゃんを飽きさせない様に気を使っていたのだが…これ以上は、流石にネタが持たない。
すると、せっちゃんが。
「ねーねー、誠人さん!今、観覧車、滅茶苦茶空いてるよ!」
「本当だ!じゃあ、観覧車でイチャイチャしようか?」
「うんっ!」
…と、俺達バカップルは早速観覧車に乗り込んだ。
「何だか…変な気分だね…」
「そうだな…」
幸い?俺達が乗っているゴンドラの前後には誰も乗っていない。
俺は思い切って、せっちゃんのちっぱいに手を伸ばす。
すると。
せっちゃんはその手を遮り、俺の前にしゃがみ込むと。
「誠人さん…今日の占いに、❝新しい事に挑戦すると吉❞って、あったんです…」
と、例によって、大きな瞳をウルウルさせながら頬を赤らめる。
「新しい事…」
「誠人さん。今日は新しいエッチな事に、挑戦しましょ?」
といたずらっぽい表情で笑うと、せっちゃんは俺のツータックチノのベルトを緩め、仮性包茎の我が愚息を引っ張り出すと、まずは小さいお手手で皮被りおちんちんを包み込む。
その手の温もりに触発されたか、我が愚息は即座に戦闘モードへの移行を開始する。
そして、忽ちカチコチに硬直した皮被りおちんちんをせっちゃんは可愛い唇でパックンチョ。
せっちゃんの口内の温もり、そして肉棒に絡みつくせっちゃんの舌使いに、愚息は更に硬度を増す。
「まひゃとひゃん…ひぇつのひぇらひお、ひもちひいれふか…?」
と言いながら、せっちゃんは舌でカリと裏筋をペロペロと攻める。
「ううっ…メッチャ、気持ち良い…」
「まひゃとひゃんの…かわひゃびゅりおひんひん、ひゅぎょくおいひい…」
二人っきりのゴンドラ内にはせっちゃんが俺の仮性包茎の我が愚息をひたすらしゃぶる、「じゅる…じゅるる…じゅる…じゅるる…」と言う、卑猥極まりないBGMが響き渡る。
誰かに見られているかもしれないというスリルと恐怖、せっちゃんの拙いながらも一生懸命なフェラチオ、そして切なげな上目遣いに、早々に射精感が込み上げてくる。
「だ、駄目だせっちゃん…で、出る!」
情けない事に、俺は観覧車のゴンドラが最高点に達する前に、痛痒い感覚と共にせっちゃんの口内に発射してしまった。
そしてせっちゃんは、口内に発射された精液を、全くためらい無くゴックン。
「せっちゃん…我慢出来なくてゴメンね…」
「んー…誠人さん、早過ぎだよぉ…でも、誠人さんの皮被りおちんちんと精液、美味しかったから許してあ・げ・る♡」
と言うと、何事も無かったかの様に顔を赤らめて、ニッコリ微笑むせっちゃん。
その笑顔に、申し訳ない気持ちになった俺は。
「次は…俺が、せっちゃんをイカせるね」
と宣言すると、今度は俺がせっちゃんの前にしゃがみ込む。
俺は無言でせっちゃんのスカートをまくり上げると、真っ白なパンティーは微かに湿っている。
せっちゃん自身も、始めてのフェラチオに興奮していた紛れもない証だ。
俺はパンティーをずらすと、人差し指をせっちゃんのキレイな割れ目にゆっくり挿入。
「ま、誠人さんっ…」
挿れてみると、せっちゃんの膣内の指への締め付けは、俺には衝撃的だった。
まるで、指が弾き出されるんじゃないかと思える位の圧倒的な膣圧。
そして、フェラチオの時の、口内に勝るとも劣らない温もり。
その膣圧に抗って人差し指をゆっくり丁寧にピストンさせながら、せっちゃんの感じる箇所を探る。
「あ…」
「せっちゃんのアソコ…凄えキツイ…」
せっちゃんのかすかな喘ぎ声に俺は、指を人差し指と中指の二本に増やす。
せっちゃんの膣圧に対抗するのと、感じるところをより確実に刺激する為に。
するとせっちゃんの膣内からは、ガソリンエンジンの潤滑油の様な愛液がじわじわと溢れ始める。
俺にはまるで、せっちゃんの膣自身が、更なる刺激と快感を要求している様にも感じられた。
「どう…かな?」
「そっ…そこ…」
「ここ?」
「うん…そこ…」
「どう?」
「い、いい…」
俺はせっちゃんの所謂❝Gスポット❞と思われる箇所をしつこく指マン。
それと同時に、せっちゃんの膣内もうねうねと、俺の指を刺激してくる。
(凄え…コレが、せっちゃんのオマンコ…今、俺の仮性包茎の愚息挿入したら、挿れた瞬間に発射しちまうぞ、こりゃあ…)
「き…気持ち良い…」
「せっちゃん…さっきはゴメンね…その分、せっちゃんを気持ち良くしてあげるから…」
「ん…節、き…気持ち良い…よぉ…っ…」
俺は、自分達が乗るゴンドラが終点に着く前にせっちゃんをイカせるべく、指マンのスピードを早めた。
それと同時に、せっちゃんの膣も俺の指に愛液を更に分泌して、更なる快感を要求してくる。
「だ…駄目…そんなに早く擦られたら…せ…節…お…おかしくなっちゃうよっ!」
「せっちゃん…せっちゃん…」
俺はせっちゃんのスカートを左手でもう一度たくし上げて見ると、白いパンティーは愛液で濡れ透け状態。
且つ、せっちゃんは足がガクガクし始めている。
「ま、誠人さぁん…せ、せ、節、なんだか、駄目っぽい…よぉ…っ…」
俺はせっちゃんにとどめを刺すべく、割れ目に指を突っ込んだまま、クリトリスを舌でペロペロと舐め始めた。
「駄目、誠人さぁん!節のそこ、汚いから駄目ぇぇぇっ!」
と、ゴンドラ内でなかったら公然わいせつ
罪で逮捕されそうな大声で喘ぎまくる。
それはあたかもF1マシンの、エキゾーストノートの様だ。
俺は慌てて思わず、
「せっちゃん!声、大き過ぎだよっ!」
と警告するも。
「駄目!…節、もう駄目っ…!」
とせっちゃんは、大きな瞳から、涙をポロポロ流しながら大声で喘ぎ続けている。
俺はせっちゃんのクリトリスから舌を離し、指を割れ目から引き抜くと、割れ目を直接舌でクンニし始めた。
「き…気持ち良過ぎる…は、ああっ、駄目、い、イキっ…!節、イキそお…っ!」
「本当に?…ってゲッ、もう終点だ!」
俺は慌てて身なりを整えて、係員さんと気まずいご対面。
「そこの仲の良いお二人さん?申し訳無いですけれど、終点ですよー。って…どうされたんですか、お嬢さん?大丈夫ですか!?」
せっちゃんはイク一歩手前の状態で、ぐったりとゴンドラの座席に座り込んでいる。
「いや、その…乗り物酔いしちゃったみたいで…本当に、御免なさい…」
と俺は真相を誤魔化し、せっちゃんをおんぶして観覧車から降りると。
一目散に、空いているベンチに向かい、せっちゃんを寝かせる。
俺は、せっちゃんを絶頂までイカせられなかった事に未熟さ、そして自分への怒りと失望を抱いていた。
それから、どれくらい時間が経っただろうか?
「ん…ううん…」
と呻きながら、せっちゃんが目を覚ますと、既にお日様はだいぶ西に傾いている。
俺は、せっちゃんと目を合わせられなかった。
「誠人さん…」
「せっちゃん…俺…情けない男だよ…」
「誠人さん!落ち込まないで…」
と言いながら、起き上がったせっちゃんは俺を抱き寄せる。
「だって俺…せっちゃんを…イカせられなかった…だけじゃなく…フェラでアッサリイッちゃった…俺、もう、せっちゃんの彼氏失格だよ…」
「もうっ、誠人さん!フェラでイッちゃったのは兎も角として、一回節をイカせられなかった位で、何落ち込んでいるんですか?アレは誠人さんじゃなくて、観覧車でエッチな事を要求した、節がいけないんだから!」
「せっちゃん…ゴメンなさい…」
「誠人さん…もう、謝らないで!あの観覧車の中で…節が快感を感じていたのは、紛れもない、事実なんだから…アレはたまたま…時間切れで仕方が無かったんですよ…」
「・・・」
「誠人さん。正直、節をイカせられなかったのは、ちょっぴり、不満だけど…でもそれ以上に、節をイカせようとした努力は、評価に値しますよ?」
「で…でも…」
「もう!そんな後ろ向きな女々しい誠人さんなんて…嫌いに…なっちゃうから…」
「せっちゃん…」
と二人は、しばしの沈黙。
「・・・」
「・・・」
いつまで続くか分からぬ沈黙を、先に破ったのは俺だった。
「…せっちゃん。まだ…怒ってる?」
「最初から、怒ってなんて、いませんよ?」
「せっちゃん…」
「誠人さん。新しい事に挑戦する時には、失敗は付き物!最初から全て上手く行くなんて、絶対有り得ませんから!誠人さん…今度は今日の失敗を糧に、節を確実にイカせて下さいね♡」
と言いながら、せっちゃんは、俺のほっぺにチューしてくれた。
「せっちゃん、こんな俺を励ましてくれて、本当に有難う…」
「だって、誠人さん…節がおっぱいちっちゃい事で悩んでいる時に、❝ちっちゃいおっぱいが好き❞って、言ってくれましたよね…?そんな事言ってくれた男の人、誠人さんが始めてだったんです…。節、それが滅茶苦茶嬉しくて…」
「せっちゃん…アレはその場しのぎや口からでまかせじゃないから。俺は本当に、せっちゃんの可愛いちっぱいが大好きなんだ…」
と言いながら俺は、せっちゃんの膨らみの目立たないちっぱいについ、目を向けてしまう。
「もう…誠人さんったら!」
と言いながら、せっちゃんは恥ずかしそうに両腕でちっぱいを覆い隠す仕草をする。
「さっきの話の続きですけど…節…その時、自分にこう誓ったんです。❝誠人さんが節を好きでいてくれる限り、節は誠人さんの味方でいよう❞って。誠人さんが節をいっぱい励ましてくれた様に、誠人さんが落ち込んだり、失敗した時は、今度は節が誠人さんを励ましてあげよう、って…」
(な…なんて良い娘なんだ、せっちゃんって…俺には勿体ない位の、素敵な彼女だよ…)
俺は思わず、せっちゃんに抱き寄せると、耳元でこう囁いた。
「せっちゃん…有難う。俺にとって、素敵な彼女のせっちゃんを…ずっと好きでい続ける為に、いっぱい努力するから…」
「誠人さん…」
そして俺達は人目もはばからず、ベンチでハグしあった。
…と、そこで。
場の空気を読まない、せっちゃんの携帯電話が着信音を鳴らし始めた。
せっちゃんは露骨に頬を膨らませると、二つ折りの携帯を広げて通話し始める。
「ハイもしもし、節です。…うん、わかってる。…うん、それじゃあね。バイバイ」
「…どなた?」
と、恐る恐るせっちゃんに聞いてみる。
「お母さん。早く帰って来なさいって…」
「せっちゃん相当疲れてるし、もう、帰ろうか?」
「節、もうちょっと遊びたい…けど、もう体力の限界かも…」
「ほら、肩貸してあげるから。帰りの電車は、思いっ切り寝て良いよ」
「誠人さん、有難う。やっぱり誠人さん、節の自慢の彼氏…だよ…」
・・・
「アレ?ココ…ドコ?」
と、せっちゃんは、半ば寝ぼけ気味。
「ほら、駅に着いたから。せっちゃん、電車の中で席を譲られた途端に、ぐっすり熟睡しちゃったんだよね」
「それじゃあ誠人さん…節の寝顔…」
「うん。せっちゃんの寝顔、すっげー可愛かったよ(笑)」
「やだ!節、恥ずかしい…」
と、せっちゃんは赤らめた頬に両手を当てて恥ずかしがる。
二人揃って駅の改札を出て歩いていると、小学校の体育館から、幼い歌声が聞こえてくる。
多分、卒業式に向けて、最後の仕上げにかかっているのだろう。
「あ、この歌って…」
「中島みゆきの❝ヘッドライト・テールライト❞だね。しかし凄いな、あの歌をここまで歌いこなすなんて…」
「節もお父さんも、この歌、大好きなんですよ。特にサビのところの❝旅はまだ終らない❞って歌詞が、お父さん凄くお気に入りみたい…」
「俺とせっちゃんの旅も、まだ始まったばっかりだよね。せっちゃん…」
「そうですね…」
・・・
俺達バカップルは。
二人して歩きながら、その歌声を深く心に刻みつけていた…。
「ヘッドライト・テールライト旅はまだ終らない」