■マッサージ
平日、急な休みが取れることになったので、近所のショッピングモールで買い物をすることにした。
だが秋も半ばのこの時期に、夏場も長袖が常態のナオの薄着を見ることになるとは思わなかった。
家を出るときはカーディガンを羽織っていたが、モールに入るとそれを脱いでデコルテが開いた半袖膝丈のワンピース姿になった。
「今日はひと少な目だね」
辺りを見回してナオが言う。
「まぁ平日だしね。どこも並ぶような感じもないし、見やすくていいかな」
「だね」
あちこち見て回り疲れてきたので、緑色の女神のロゴを讃えるカフェでひと息つくことにした。
「ラテでも飲んでく?」
「いいね。私はアイスのモカで」
「寒くないの?」
「室内で何言ってるのさ。とりあえず、席とっとくから注文ヨロ」
店内はガラガラだが、そう言って席を取りにいった。カウンターで飲み物を受け取り彼女を探すと、モール側のソファ席で小さく手をふっていた。
「おまたせ」
冷たいモカを渡すとストローで吸い出す。
「うまいわ」
「寒そう」
「じじくさいなぁ」
そう言いながら、ナオは足を組んだ。深めのソファーに膝丈ワンピースで座ってるからだろう、ナオの白い下着が見えているのに気がついた。
もしかすると、モールを行き交う人からも見えているかもしれない。そんなことは気にしない様子でナオは話をしている。
「ところでさ、また例の撮影があるんだけど、いいかな」
「おぉ、いいんじゃないかな」
「ありがとう」
「なんだかんだで、結構続いてるね」
「そうね。いったいどんな物好きが、私なんかを喜んで撮ってるんだろね」
「センスあるよね」
「うるさいわ」
そう言いながら脚を組み換える。布地の少ないショーツが丸見えだった。
「まぁ、いつまで出来るか分からないから、声がかかる限りは頑張ってみようかな」
「いいんじゃない。世の男性を虜にしよう」
「そんな力あったらもっと良いもの食べてるよ」
「確かに」
お互い笑い、飲み物も尽きたところで店を後にした。
「ちょっとお手洗い」
彼女が用を済ませている間、モールをぶらぶらする。今日は人がまばらで、年配の夫婦が多いように見えた。
「お待たせ」
ナオのほほが少し上気しているようにも見えたが、気のせいだろうか。最後に、輸入食料雑貨の店を見て帰ることにした。
背の高い棚で迷路のようになった店内は、上から下までびっしりと商品が並んでいる。
「ちょっと香辛料がほしいんだよね」
そういって、ナオは店の奥に消えた。後からついて店に入るが、そう広くない店のはずなのだが既に迷子だ。
どこに行ったかなと思ってナオを探していると、いま目の前にある棚の反対側で、棚の一番下をヤンキー座りで見ているのを見つけた。
(ん?)
ナオを見て様子がおかしいことに気が付いた。
下着をはいていない。先ほどカフェで白いショーツを見たはずのそこには何もなく、彼女の大事な部分が丸出しになっている。
いったい、何をしているんだ。さきほど、トイレに行ったときに何かアクシデントがあって、こうなっているのか。
いや、それなら気をつけてこんな態勢はとらないだろう。
ナオは、分かってやっているのだ。
「うーん、どうしようかなぁ」
といいながら棚を検分しているが、本当なのだろうか。この態勢が取りたいだけなのではないか。
どぎまぎしてしまった私はぐるっと棚の向こう側に回り、後ろからナオに声をかけた。
「いいのあった?」
「うーん、まぁ、今日はいいかな」
そういって、ショッピングはお開きになった。
あのナオの行動は何だったのだろうか。私に、なにを見せたかったのだ。
たしかに、ナオは私が知っていることを知らないだろう。
だから、私に伝えたいのだろうか。だがまだ分からない。もうしばらく、様子を見ることにしよう。
その週末、予定通りナオの撮影会が入り、また山本さんから動画が送られてきた。
―――
そこは狭いホテルのような部屋だった。部屋の真ん中には細長い大きめのベッドが用意されていた。ベッドには布団はなく、まっ平らで整骨院にあるもののようだ。
そこに白いローブ姿のナオが入ってきた。マスクは着けていない。ベッドにちょこっと腰掛けると、すぐに男が入ってきた。映像制作会社の遠藤という男だ。今日は個人撮影会ではないのだろう。
「ナオさん、今日もご協力ありがとうございます。先日のは準備が整いましたので、近々リリースになると思います」
「そうなんですね。なんだか恥ずかしいです」
「いえいえ、ナオさんにあれだけ頑張っていただきましたので、多少調整を入れてます。きっと気に入っていただけるかと」
「そんな、気をつかっていただかなくても良かったのに」
「いえいえ。まぁそれはさておき、事前にお伝えしていますが今回はマッサージです。基本的には施術されるがままにしていただければ大丈夫です」
「はい、伺っております」
「後ほど、施術者役の女優が入りますが、ちょっとリアリティをということで、施術の際に初めて対面とさせてもらいます」
「なんだか緊張しますね。私のほうが素人なので、ご挨拶もなしにというのは、、」
「ま、そういう企画ですのでお気になさらず。それでは、さっそくお願いしますね。そのまま座ってお待ちください」
そういうと遠藤が部屋から消えた。残されたナオはぽつんとベッドに座ったまま待っている。
しばらくすると「失礼します」といって女性が入ってきた。ピンク色の看護師のような服装に身を包む、グラマラスな女性だ。そして、手に持った箱を脇のスツールの上においた。
「よろしくお願いします」
そういってナオは座ったままあいさつする。
「施術を担当します長井レイコです。よろしくお願いします。それではまず、ローブを脱いでからベッドにうつ伏せに寝てください」
促されるまま、ナオはローブを脱ぐ。中には下着はつけておらず、裸の彼女が映し出される。女優と比べると全体的にスリムだが、艶があって男好きのする体だと思う。
そして、ナオはベッドの上にうつ伏せになる。手は顎の下に置いて顔を横に向けていた。
レイコと名乗った女性はベッドの横側に立った。そして、スツールに置いた箱からオイルを取り出し手に取り、良くのばしてからナオの背中に塗り付けた。そして、背中を撫でまわすようにして伸ばしていく。それから、徐々にお尻の方へと移動していく。
「ふぅー」
本当にマッサージが気持ち良いのだろう、ナオの緩んだ声が漏れる。
そして、お尻の横から、ヒップの肉を持ち上げるようにオイルを塗りつける。そのまま太もも、ふくらはぎと順にオイルを馴染ませていく。あっという間に全体にオイルがいきわたった。
「それでは、あおむけになってください」
いわれるがまま、ナオはゴロっとあおむけになる。手は体の両サイドで脱力している。股間には毛がなくまっさらだった。
そして女優はまたオイルを手に取り、腹のあたりから円を描くように塗りはじめた。それが終わると、乳房の周りから乳首に向かって絞るようにオイルをなじませていく。
「んぅ、」
ナオが小さな嬌声を漏らす。先ほどの、マッサージを味わっていた時とは少し声質が違ってきている。女優の手技と自分のすべてを見られている恥ずかしさからだろうか。
そして、女優は執拗に乳輪から乳首にかけて、オイルをつけた指で何度も挟むように刺激する。
「んふぅ、ん、、」
それをしばらく続けてから、今度は膝のあたりから太ももにオイルを塗る。そしてひととおり太ももにオイルを塗り終わると、女優がベッドに上がった。
ナオの股の間、ふくらはぎのあたりに割り込むように膝立ちで正対して、手にオイルをなじませる。それから、また膝のあたりから太ももへと徐々にマッサージをする。
そして、ナオの足の付け根あたりを両手で撫でるようにしていく。その手が、少しずつナオの股間へと近づいていく。
「んっ、んっ、、」
時折、女優の両手の親指がナオの股間をかすめる。
「あっ、、」
いつのまにか、女優のオイルまみれの手が明らかにナオのヒダのあたりを集中的に撫でまわしている。彼女は女性に触られたことはあるのだろうか。見ていると、初めての快感に溺れそうになっているように見えた。
「あっ、、あっ、、」
「いかがですか?どこか、こっている場所などございますか」
「あ、、こって、無い、、です、、」
「あら、そうですか。でもこちら少し、こってらっしゃるように見えますね」
そういいながら、ナオのヒダの先にある突起部分を親指で何度も擦る。
「ああっ!そこ、こ、こって、ないです」
「あらら、そうなんですね。どうしてなんでしょう、少しかたくなってらっしゃいますよ」
「いや、、そ、それ、、ちがう、」
言葉では嫌がっているようにも聞こえるが、ナオは女優の手の動きが生み出す快感に身をゆだねている。
ナオの言葉を無視するように、女優はナオの股間に顔を持っていく。そして、ヒダに顔をうずめる。
「あああっ!」
女優の舌が慣れた動きでナオのヒダから突起にかけて舐る。最初はそうやってぺろぺろとやっていたが、頃合いを見て、突起に唇をつけて吸い付くようにした。
「ひいぃぃ!」
ジュルジュルと突起を吸う音と、ナオの嬌声が混じって妖艶な空気を作る。そうして彼女突起を口に含む。口のなかで、舌で刺激しているのだろう。ナオが背中をのけ反らせるようにして耐える。
ナオの突起を堪能した女優は、自分の口で指をジュブジュブと舐る。
「ちょっと、中のほうもほぐしていきますね」
それから、ゆっくりとナオのヒダ奥の肉穴に二本指を入れていく。
「あぅ、、あっ、あっ、、いい、、」
最初はゆっくりと出し入れしていた指の動きが徐々に速くなり、激しくなっていく。同時に、突起も擦る。その動きが、次第に荒くなっていく。
「いい、、いいです、、きもちいいです!」
「かなり、ほぐれてきてますね。もう少し」
「もうだめ、、、いく、いっちゃう!いっちゃうよぅ!」
ビクッビクッと痙攣して、ナオは達した。達したあとも目を閉じてぐったりしたまま、残った快感で小刻みに震えている。
「まだ指だけですと、奥のほうがほぐれてませんね。マッサージ器を使いますね」
女優は自分も服を脱いで裸になった。女優のグラマラスな裸体が露になる。そして、スツールの上の箱からベルトがついた大きな双頭ディルドを取り出す。
そのディルドにオイルを塗り全体に馴染ませると、片側を自分の股間に持っていき、ろくに準備もせずにズブズブと強引に押し込んだ。
「んっ、、入った」
そしてベルトを腰に巻く。ちょうど、女優の股間からディルドが生えているようになった。
女優は正常位で自分の股間に刺さったままのディルドの反対がわの頭を手で持ち、オイルと粘液でぐちゃぐちゃのナオのヒダにあてがう。
「ちょっと、、サイズ的に、キツいかもしれません。力、抜いてくださいね」
そういうと、ナオの肉穴より少し大きなディルドの先っぽをおしこんだ。
「あぐぅぅ!」
ぐにゅっと肉にめりこむ。だが、さほどの抵抗もなくナオの中に入っていく。
「あら、、い、以外と、、ふぅ、、入っちゃいますね」
そのまま、ギュッギュッとおしこむ。
「あぅっ」
女優も声をあげる。ナオの中がキツいからか、女優にも反動がくるのだろう。ナオの奥まで届いたからか、女優の攻めが止まる。
「んっ、、どう、ですか?」
「いいよう!きもぢいい、、いいよう!」
目から涙を流しながら、ナオは快感で腰を浮かせるように上下させ始める。「あ、、ち、ちょっと、いけません、おきゃくさま、、ああ!いい!」
女優にナオの動きが伝わり、女優を刺激する。
「あぐぐぅぅぎぃい!いぐぅぅ!」
「だめ、、だめ、いっちゃう、、」
寝ながら腰を振ってよがりまくるナオと、膝立で我慢する女優の嬌声が重なり、興奮が頂点に達する。
『いくううぅぅぅ!』
そして、二人は同時に達した。
そこで撮影は終わった。二人はお互いにひと息ついてから挨拶を交わした。
「おつかれさまでした。ナオさん、素人さんなんですか?」
「はい、、私、こんなですし、、」
ナオは女優の体を見て自分と比べているようだった。
「そんな、ナオさんとっても、おキレいですよ。それに、とってもエッチですし。人気でそう」
そういって女優は笑い、ナオは恥ずかしそうにうつむいていたが、嬉しそうでもあった。そんな和やかな空気で、動画はおわった。
ナオは、AV女優に双頭ディルドで犯されて嬌声を上げていた。
このまま撮影が続けば、いつかはもっと進んだことが起きるだろう。
でも、これは本人が望んだことだ。
これが、ナオのありのままの姿なのだ。