お茶の水に行ったその日はよく晴れて、風が気持ち良い天気の一日だった。
月曜の朝は、金環日食だ。
このまま晴れてくれるといいなぁ。
得意先の人達と打ち合せをして、その後みんなでハシゴして、俺の馴染みのママのクラブでカラオケ会になった。
楽しく飲んで、気がついたら終電まであまり余裕が無くなってしまった。
東京駅から東海道の下り電車に乗り込む。
席はそこそこ空いていて、2人掛けの席に座れた。
O駅で降りるまで小一時間はかかるが、寝ないようにしよう。
寝過ごしたら、上りは終わっている時間だ。
スマホでネットを見たりメールのチェックをした後、文庫本の小説を読み始めた。
ぼちぼち発車かな、と思っていたところ、女子◯生が乗り込んできた。
席はまだあちらこちら空いていたのに、俺の隣に座った。
前をよぎる時にチラッと見ると、背は150あるかないか。
デブではないが、コロコロした体型。
髪は、肩まで届かないくらいのショート。
若干茶色っぽい。
染めてるのかな?
俺の趣味ではないなぁ。
女子◯生なんて、30前の俺には今さら縁は無いけど。
出来れば1人で座っていたかったが、女の子だったらまあいいか・・・こんな遅い時間に、遊んでたのかな。
危なくないのかなと思ったが、そんな子は多いだろうし・・・まあいいか。
ん?・・・ちょっと臭い。
なんなんだぁ?
女の子なのに。
胸元の辺りからモワッと汗のような垢臭いような臭いが漂って来る感じ。
セーターの袖口が薄汚れている。
髪からも頭皮臭さが・・・ヤダなぁ。
これからどれくらい耐えなきゃいけないんだよ。
早く降りてくれぇ・・・女の子は爆睡したようだ。
頭が俺の肩にのしかかって来る。
やだなぁ、臭いし。
肩と肘でそっと押し返したが、また直ぐにもたれかかって来る。
俺は諦めて読書に集中した。
彼女の右手が、俺の左の太ももにパタリと降ってきた。
そのまま、太ももに手を置く。
こういうのって、男が女子◯生にやったら完全に痴漢だよなぁ・・・。
その姿勢から右前に上体が崩れて、俺の膝枕で寝る形になった。
車内で立っている人はいない。
向かい側の席のおじさんは完全に寝ている。
周りに気にする人はいなさそうだが、俺は居心地が悪い、が、ちょっと嬉しい。
しかし臭い・・・手の甲で、女の子の肩をさすった。
なかなか起きない。
「ねぇねぇ、ちょっと。大丈夫?」
手の甲でコンコンと叩いてみる。
「はぁ?」
女の子が気の抜けたような声で返事をした。
「乗り過ごしは大丈夫?どこで降りるの?降りる駅が近づいたら教えるよ」
「だいじょう・・・ぶ・・・」
と言って座り直したが、しばらくすると、またもたれかかってきた。
俺の降りるO駅が近づいた。
途中、ウトウトする時もあったが、乗り過ごさなくて良かった。
女の子は、まだもたれかかって寝ていた。
「ねえ、乗り過ごしてないかい?俺はここで降りるよ」
女の子が急にパッと目を覚ました
「ここ、どこ?」
「O駅」
「あたし、降りる」
なんだ、同じ駅かい。
ホームに降りて歩き出した。
北側の階段は昇らず、南側まで歩いた。
女の子も同じ方向のようだ。
少し歩く速度を速めても、足音がついてくるような感じ。
変だなぁ。
改札で一日フリーパス券を出して抜けた。
振り返ると、女の子が改札の前で立ち止まっている。
なんか困っている感じ。
改札機の外れの冊に手招きして呼び寄せた。
「どうしたの?」
「出られない・・・」
「お金・・・財布は?」
「無い・・・多分駅のベンチで眠ってる時に盗られた。かばんごと全部。ポケットに入れてた携帯だけ助かった・・・」
「駅員とか警察に言わなかったの?」
女の子は眉をしかめて無言。
しょうがないなぁ。
払っておこうか。
得意先との打ち合せでは、もうひとつ良い仕事の契約も取れたしで、少し太っ腹な気分だった。
「最後に切符を買って入った駅はどこ?」
「上野・・・」
駅員に切符を無くしたと言って、上野からO駅までの料金を清算した。
駅の階段を降りる。
女の子も同じ方向か。
「ほんと、家はO駅で良いのかい?」
「うん・・・」
ずっとついて来る。
「家、どっち?夜道は危ないから、家の前まで送るよ」
それまで、俺の斜め後ろを歩いていた女の子の足が止まった。
「・・・あたしじゃダメなの?」
あーやっぱり、そういう事か・・・
「援交?」
これ以上グダグダになるのは嫌だし、ほろ酔いの勢いに任せて直球で聞いてみた。
ふてくされたような顔。
しかし否定しないから、やっぱりそういう事か。
援交なんて、俺には別世界の事だけど、俺みたいなヤツに女子◯生がくっついてくるくらいだから、やる気になれば、今時は援交とか出会い系とかは簡単なんだろうなぁ。
でも、俺はそういう世界はやめとくわ。
「あたしの家、ここじゃないし」
ふてくされた表情。
え〜!?なんなんだよ。
「今晩はどこで寝るんだ?お金無いだろ。電車は終わったし、俺、飲んでるから、車では送って行けないよ」
女の子が睨む。
「タクシー代、出そうか?」
少し間を置いて、女の子は
「いらない・・・」
と呟いた。
しょうがない・・・。
「援交はかんべんだけど、俺のとこに泊まるか?」
二人で夜道を歩く。
見ず知らずの得体の知れない子だ。
自宅には上げたくない。
自宅から少し離れたところに借りてある仕事場のワンルームマンションへと向かった。
道を覚えられたら後で面倒かもしれないので、道を右に左に曲がり、遠回りして歩いた。
仕事場に着いた。
ちょっと散らかってるけど、まぁいいかぁ。
女の子が靴を脱いだら、モワッと悪臭が漂ってきた。
このまま寝せるのはなぁ・・・身体も下着も汚れてるんだろうなぁ。
「なぁ、風呂を沸かすけど、入る?」
上目遣いにジーッと俺を睨み、それから、黙ったまま頷いた。
水を抜いて、湯船を洗って、お湯を入れて・・・横の洗い場で、靴下とセーターを洗わせる。
女の子を先に風呂に入らせた。
その間に、俺は自分の財布やスマホ、貴重品などを、仕事机の鍵のかかる引き出しに入れて、鍵は冷蔵庫の野菜の下に隠した。
家出して援交をやってる子だから、お金は欲しいだろう・・・信用するわけにはいかない。
彼女が、Tシャツとパンツ姿で出てきた。
風呂に入る時に、俺の未開封のパンツとTシャツを渡しておいた。
「悪いな。男物のトランクスで」
「だいじょうぶ」
顔を横にプルプル振って、つぶれたような表情で笑う。
臭いパンツとブラは、ビニール袋に入れさせた。
「持って帰るか?」
「いらない。捨てて」
「じゃあ、捨てるよ」
ビニールの口をしばってゴミ箱へ。
「明日の朝、西友に代わりの下着を買いに行こう。結構早くから開いてるから」
彼女の家出生活の支援をする気はサラサラ無いが、頭ごなしに小言を言ったところで、若い子が大人の忠告など聞くはずがない。
反発して、かえって悪い状況に追い込むだけだろう。
俺の出来る範囲で、安全と衛生面の足しになってやる。
その場しのぎに過ぎないけれど。
そして、彼女の気持ちが少しでも変わるのを願うだけだ。
次に俺が風呂に入った。
今日は楽しい飲み会だったのに、とんでもない事になってしまったなぁ、と一日を振り返りつつシャンプーをしていると、ドアが開いた。
目の前の鏡に女の子の脚が映っている。
入ってきた!
股間の毛がチラッと見えた。
全裸じゃないか・・・どうしたもんか困って、気づかない振りをしてシャンプーを続けた。
彼女は、俺の後ろにしゃがみ、背中に張り付いてきた。
おっぱいが背中に当たり、プルプルと滑る。
そして、ぬちゃっとした密着感。
うわぁ〜っ!
・・・何て言って、対応しようか・・・
「あ、背中洗ってくれるの?」
エロっぽい状況から、なるべく健全な方向に向かうよう努力する。
「え?うん・・・」
垢擦りに石鹸をつけて、
「ほい、お願い」
と手渡した。
背中をゴシゴシやってもらった。
不器用だけど、馬鹿丁寧な仕事っぷり。
「前は自分でやるから」
「なぁ・・・さっき、風呂早かったな。次にゆっくり入れるチャンスは、いつあるか分からんだろうから、しっかり洗っとけよ」
俺の身体を洗い終わった垢擦りを、シャワーで綺麗に洗い、石鹸をたっぷりつけて、
「じゃ、場所チェンジ。お礼に背中を洗うぞ〜。前は自分でちゃんと洗いな」
さすがに10代半ばの子の肌は綺麗だ。
滑らかに輝いている。
ツルツル柔らかい。
不覚にもチンコがムズムズと膨張してきた。
おっぱいは、見た感じ、柔らかそうな硬そうな。
若い子特有の張りなんだろうなぁ。
そこそこ肉付きの良い体型の割には巨乳ではなくて、せいぜいBかCカップくらい。
乳首は小さい。
ひょっとして高1くらいか?
下っ腹はポッコリと丸っこい。
股間の毛は薄めだな。
彼女がシャンプーしてる間に、俺は湯船に入った。
女の子の肌は、上気して薄桃色。
綺麗だ。
身体中舐め回したい!
でも、なんとか理性を保つ。
洗い終わった彼女が湯船のへりをまたいで入って来た!
なんか、見えたゾ・・・そして、俺の脚の上に座る格好で湯船に浸かった。
なんで、俺なんかについて来たのかと聞いたら、
「お金無くて・・・今日、寝る場所が無かった。優しそう・・・安全そうだな・・・と思った」
ふ〜ん、そんなもんかねぇ。
しかしよくもまぁ、他人の男を頼れるもんだなぁ。
女の子って、いざとなると度胸があるのかな・・・
「ねぇ・・・お尻に当たるよ」
「あ、ごめん・・・」
チンコが・・・なんとか離れようとずらしてみるが、狭い湯船の中なので難しい。
それに、彼女のお尻が追いかけてくる。
「やってくれた方が気が楽だよ・・・」
女の子が、ため息を吐くような口調で言った。
「・・・んー、俺の気が変わったらな。今はいいよ・・・」
女の子は、俺に身体をあずけて、もたれかかった。
俺は、小柄な彼女を優しく包むリクライニングシートになった。
チンコだけが逆らいたがっていたけれど・・・。
風呂を上がって、二人で身体を拭いた。
髪をバスタオルでクシャクシャと拭いてやったら、声をひっくり返して
「やーだ—!自分で出来るようっ!」
と文句を言ったが、結構嬉しそうだった。
「お腹空かない?」
「空いた・・・」
「テレビでも観てな。疲れたらベッドで寝てていいよ」
大急ぎで、料理を作る事にした。