投稿を読んで下さり、評価していただいた事に感謝申し上げます。
前回の投稿の冒頭にお礼を添えておらず、申し訳ありませんでした。
季節は流れて受験シーズン。
海夢(まりん)さんも高校受験を控えているそうで、いよいよ卒業が近付いてきたんだなと実感してきました。
ボク「卒業しても……ボクと会ってくれるかな…」
淡い期待を胸に、学校での日々を過ごしました。
パソコン室では、知郁(ちふみ)さんと会っています。
彼女はボクとエッチするようになってから、眼鏡はそのままですが分厚い髪を薄くしたりして……一気に美少女になりました。
知郁「髪がスッキリするっていいね。キミもイメチェンしたんだから分かるでしょ?」
ボク「そうですね。知郁さんは綺麗な顔してる人だから、似合ってますよ」
知郁「ありがとう。分厚いのはお尻だけでいいよね。キミがいっぱい叩いてくれるからね♡」
ジャージを脱いで、パンツも下ろして生のお尻を露わにしてくれます。
垂れ気味のお尻をパシッ!と叩くと、身体を震わせて喘いでくれるのがたまりません。
知郁「今日も気持ちよくしてね?」
ボク「頑張ります」
知郁さんとのエッチを楽しんだ後に、海夢さんの事について聞かれました。
知郁「ねぇ、海夢さんはどこの高校受けるの?」
ボク「いや……知らないです……教えてくれなくて……」
知郁「そうなの?卒業したら学校では会えなくなるんだし……ちゃんと聞いておいたら?今後どうするのかとか」
ボク「そう……ですね……」
それからしばらく経ち、海夢さんが久しぶりにボクに会いに来てくれました。
海夢「ねぇ、今日部活ないよね?」
ボク「はい。ないですよ」
海夢「大事な話したいからさ……私の家に行こうよ」
ボク「分かりました。ボクも、海夢さんに聞きたい事がありますから」
いつもはぐらかされてばかりだったので、ちゃんと聞くチャンスはここしか無かったですし……大事な話というのも気になりました。
冬なので自転車は使えず、バス通学していたボク達は海夢さんの家の方向のバスに乗ります。
バスを降りた後は歩くのですが、やはり寒いです。
海夢「寒いねー。着いたら温かいの出してあげるからね」
ボク「ありがとうございます」
少し歩いたら到着し、ダイニングに案内してもらいました。
海夢「ココアで良い?寒さにはココアが1番だよ」
ボク「ありがとうございます。ココア好きです」
海夢さんの家にお邪魔するのは2回目で、最初に来た時もここだったな……なんて耽っていました。
海夢「フフフッ。”ここで海夢お姉さんとエッチしたなぁ〜”って顔してるねwww」
ボク「”最初にお邪魔した時も、ここだったな”とは考えてましたけど……」
海夢「マジメか!wwwそういう時は嘘でもいいから、”そうですね。海夢お姉さんとのエッチを思い出して勃起しちゃいました”って言わなきゃwww」
ボク「何か……海夢さんのそういう感じ……久しぶりな気がしますね」
海夢「受験の事で色々あったからだねー。キミともあまり会えてなかったし」
ボク「受験って大事な事ですから……仕方ないですよ」
中1のボクには、受験の悩みや苦労は想像もつきません。
海夢「はぁ〜。ココアあったかいねぇ」
ボク「美味しいですね」
和やかな雰囲気になりますが、心の中はまだモヤモヤしています。
ある程度飲んだら、ボクはついに切り出しました。
ボク「海夢さん。どこの高校に行くんですか?」
海夢「そうだね……私もそれを言うつもりだったよ」
大事な話は受験の事だったようです。
海夢「じゃあ、私の部屋に行こうか」
ボク「えっ?」
海夢「私の部屋、初めてだよね?そこで話すよ」
2階に上がり、海夢さんの部屋に入りました。
ボク「意外とシンプルなんですね」
ソファー、ベッド、テーブル、棚があるだけの部屋でした。
海夢「ピンクで、芸能人のポスター貼ってるだけが女子の部屋じゃないよwww」
お互い制服でソファーに座ります。
今から大事な話をしようというのに、短いスカートからのぞく美脚が眩しいです。
海夢「私ね…………東京の高校受けるんだよ」
ボク「東京………」
てっきり地元の高校を受けるのだと思っていましたし、それならまだ会うチャンスはあるだろうと期待していましたが……まさかの展開でした。
海夢「驚かせてごめんね……。キミと出会うずっと前から決めてたんだ。将来はお母さんの店を継ぐ為に美容師にって……自分でも考えてたし、言われてもいたからさ」
ボク「東京じゃなきゃいけない理由とか……あるんですか?」
海夢「お母さんは東京の専門学校出てるのね。私もそこに行くつもりで……だから早めに東京行くって決めてたんだよ。親戚が住んでるから……そこでお世話になる約束もしてて」
ボク「そうなんですか………どうして……早く言ってくれなかったんですか……」
海夢「言えなかったよ……キミには」
まさかの言葉に、”東京に行く”という言葉がかすんでしまいました。
ボク「えっ!?」
海夢「私ね……昔からヤリマンだったし……友達も居なかったからさ。”卒業したら何の未練も無く東京行ける”はずだったけど……キミと出会って、キミのかわいい顔とデカチンに夢中になって……その内ね、キミと離れたくないけど、東京行きは変えられなくて……悩んだんだ」
ボク「海夢さん………」
海夢「キミは……私から離れていくと思ってた……その内彼女が出来て……私を必要としなくなると思ってた……でも、キミは……私を求めてくれてたよね。パソコン部の先輩も……身体だけの関係になったみたいだし……」
ボクは、海夢さんがそんな風に考えていたのがショックでした。
ボク「そんな事………言わないで下さいよ………」
海夢「えっ?」
ボク「ボクは………海夢さんが居てくれたから、こうして生きてるんです!海夢さんに救ってもらったから、海夢さんに相応しい男になりたくて!」
立ち上がって思わず叫んでしまいました。
海夢「………………」
ボク「ボクは…………ボクは………海夢さんの事が好きなんです!」
海夢「えっ……」
ボク「すみません………こんな時に………ボクは……」
ボクの手を取り、再びソファーに座らせてくれます。
海夢「私の事……好きなの?……こんなヤリマンの私を?」
ボク「前はどうだったか知りませんけど……ボクが知ってる海夢さんは、誰よりも綺麗で、優しくて、強くて……本当に素敵な女性です。こんなボクを助けてくれて……沢山の事を教えてくれて……ボクは……ボクは………」
言葉がうまくまとまらなくて、涙が溢れてしまいました。
海夢さんはそんなボクを抱きしめて、優しくキスしてくれました。
海夢「ありがとう………キミの気持ちも分かってなくて……離れるだろうなんて、ごめんね」
ボク「海夢さん………」
海夢「ねぇ………私が東京に行く事……やめられなくてもいい?」
ボク「それは……海夢さんの将来を……邪魔したくないです。……だから……嫌だなんて……言いません」
海夢「ありがとう。ねぇ……辛かったね……私がキミを傷付けちゃって………ごめんね……」
優しい微笑みと、優しい口調で語りかけてくれるので……すごく安心しました。
海夢「他の子とエッチしてもいいよ。って言ったのはさ、経験積んで、私を更に気持ちよくしてくれる!って思ってたんだけど……まさか1人としかしないなんて思わないじゃんwwwしかも向こうもエッチだけだしwww」
電車で出会ってお泊まりした、朱楓さんの事は内緒です。
ボク「そんな………」
海夢「私はヤリ過ぎたからさwwwキミには経験積んでる内にって考えたんだけど……私の事をそんなに想ってくれてたんだね♡」
段々落ち着いてきました。
ボク「すみません………他の人とも………」
海夢「気にしなくていいよwwwキミはその子を救ったんだし、セフレ状態なんでしょ?」
ボク「まぁ……そうなるんでしょうか……」
海夢「ありがとう♡キミの気持ち、本当に嬉しいよ!私を本気で好きになってくれたんだもん」
ボク「海夢さん………」
海夢「その気持ちに対する返事は……今じゃなくてもいい?」
ボク「もちろんです。すみません……大変な時なのに……」
海夢「いいよ。大事な想いは伝えなきゃね!私は言うのが遅かったから後悔してるけどwww」
空気が和んできたら、何だか暑くなってきました。
海夢「ねぇ、エッチしよ?」
ボク「えっ……いいんですか?」
海夢「何それwwwしない予定だったの?www」
ボク「いや………大事な話をって事だったんで……その事は考えてなかったです」
海夢「ダメだなぁ〜www私とキミが会うのにエッチしないとかありえないから!www」
ボク「そうかもしれませんね……」
お互い制服を脱ぎ、あっという間に全裸になっていました。
海夢「ごめんね……あんまり時間無いからさ」
ボク「夕方ですしね。お母さんも帰って来るんでしょうし」
海夢さんはボクをベッドの傍に引っ張り、そのままキスしてくれました。
海夢「チュッ……チュッ………ンッ……ンッ……チュッ……チュッ……」
ボク「海夢さん………」
ボクは、柔らかくて大きな胸と、丸みを帯びたムッチリお尻に触れました。
海夢さんは、身体を震わせながらチンコを優しく触ってくれます。
海夢「フフフッ。本当はしたかったよね?ソファー座る時、お姉さんの太腿見てたもんねwww」
ボク「はい………見ちゃいました………」
海夢「ちんちんもこんなにして……興奮しちゃうじゃん♡」
ボク「海夢さんが綺麗で……エッチな身体ですから……胸もお尻も……気持ちいいです」
ずっと触っていたい位に、気持ちよすぎる身体を堪能させてもらいます。
海夢「ねぇ………お姉さんのマンコ………どうなってる?」
胸から手を離して、マンコに手を伸ばしたら……ピチャッとしました。
ボク「濡れてます……」
海夢「だよねwww私もキミと居ると、すぐ濡れちゃうんだ………」
手で優しくチンコを扱かれて、ボクも膣穴に指を挿れて刺激します。
海夢「アッ!……ンッ……上手………どんどん上手くなってる………アンッ!……ンッ…ンッ!…ンッ!…アンッ!」
ボク「海夢さん……嬉しいです……」
海夢「ねぇ……我慢出来ない……ちんちん欲しい……」
ボクは海夢さんをベッドに押し倒して、そのまま挿入しました。
海夢「アァンッ!イイッ!デカチン好きぃぃぃ!」
揺れる胸を押さえながら、乳首を舐めます。
ボク「ハァァ………美味しい………気持ちイイ……ハァ……ハァ……ハァ……」
海夢「ハァァン!イイよ!もっと舐めて!もっと突きまくって!!」
海夢さんのマンコの絡みつきに興奮して、乳首もボクの唾液でビチャビチャになります。
ベッドがギシギシと音を立てて揺れていますが、気にしないようにしています。
海夢「アァァ!ヤバい!イッちゃう!イッちゃう!デカチンがヤバァァァイ!!」
奥の壁を突き破る位に突いていると、海夢さんは何度もイッてくれてビクビクしています。
ボク「海夢さん!イキそうです!」
海夢「イイよ!いっぱい中に出して!!」
ボク「アァァァ!イクッ!!」
溜まりに溜まった精子が全て発射され、急にグッタリしてしまいました。
海夢「だいぶ溜めてたね?wwwいつもより量ハンパないんだけどwww」
ボク「そうですね………」
知郁さんとは部活以外で会いませんし、オナニーもしていませんでした。
チンコを抜いたら、ベッドに寝そべります。
海夢「早くてごめんね」
ボク「いいんです。そんな事は……」
海夢「ありがとう………」
余韻に浸りたい所でしたが、バスの時間もありますし、海夢さんのお母さんが帰ってくる事情もあるので、帰る事にしました。
海夢「ごめんね……大した事出来なくて」
ボク「いいんですよ。大事な話してましたから」
海夢「キミの気持ち嬉しいよ♡ちゃんと考えて……答えを出すから」
ボク「はい。待ってます」
海夢さんの家を出てから、ボクは少し後悔しました。
ボク「何かあれじゃあ……勢いで告白しちゃったよな……断れない状況にしたみたいで……嫌だな」
次の日からは海夢さんは、ボクの所に来なくなりましたし……家に電話も来ませんでした。
ボク「その方が良い。色々忙しいだろうし……次に会うのは……答えをもらう時なんだろうから」
そして、ついに会わないまま卒業式の日になりました。
ボク「結局………会わないままか………」
卒業証書を受け取る海夢さんの姿は見ましたが、ボクは”見る”のではなく”会いたかった”のです。
式が終わると、外では卒業生に在校生が群がり、談笑したり泣いていたりしていました。
ボク「海夢さん………会いたいです………」
探しましたが見当たらず、学校内に戻りました。
海夢「居たー!探してたんだよー!」
ボク「海夢さん!」
嬉しくて大声を出してしまいましたが、誰も彼もが外に居るので、校内はボク達だけだと思われます。
海夢「ねぇ、屋上行こっか!私達が出会った場所へ!」
キラキラした笑顔の海夢さんに手を引かれ、屋上に向かいました。
屋上のドアを開き、横にある梯子を昇って更に高くまで来たボク達。
3月後半とはいえ、やはり屋上は寒いです。
海夢「寒ーい!wwwでも、今日で最後だから我慢するー!www」
風でスカートが捲れて、あの時と同じ真っ赤なTバックのお尻が露わになります。
ボク「海夢さん、パンツ見えてますよ」
海夢「もう目は逸らさないんだもんねwww」
ボク「あの時よりは……成長しましたから」
海夢さんはボクをジッと見つめてくれます。
海夢「あのね……私……東京の高校受かったから。来週出発するんだ」
ボク「おめでとうございます」
海夢「ありがとう。………キミへの返事なんだけど……」
ボクはどんな結果であれ、きちんと受け止めようと覚悟はしてきたつもりです。
海夢「キミの気持ちは本当に嬉しい。でも、私は東京に行くし……しばらくは会えなくなるから……でも……私達はきっと……運命で繋がってると思うんだ」
ボク「はい………」
海夢「いつかきっとまた会える。その時に、お互いどうなってるか分からないから………会えた時に……決めたいんだ」
YESともNOとも言えない答えに戸惑いました。
海夢「キミも私も、色々変わってるかもしれない。お互いに素敵な人が現れて、お互い忘れてるかもしれない……そんな可能性もあるじゃない?だから、その時はその時の気持ちに従うべきなんじゃないかと思うんだ。だから……今はまだ……ごめんね……答えになってなくて……」
ボク「いいんです。これから東京で頑張ろう!っていう海夢さんに……答えを出してくれなんて言いませんから。でも……また会えるはずっていうのは、すごく嬉しいです」
海夢「そう?」
ボク「だって……ボクは希望が見えましたから。海夢さんに相応しい男になる為に頑張ろう!って思えましたから!」
海夢「キミは………本当に成長したね……海夢お姉さんは嬉しいよ!」
そのままボクに抱きついてくれたので、ボクも抱きしめました。
ボク「海夢さん………さよならなんて言いませんよ」
海夢「うん。さよならじゃないから……」
ボク「海夢さん。本当に……ありがとうございました」
海夢「うん………ありがとう………」
ボク達は抱きしめ合いながら、キスをしました。
ボク「海夢さん………」
下に降りた時には、海夢さんのお母さんが待っていたらしいので、そこでお別れになりました。
それから数日経ち、春休み中のボクに一通の手紙が来ました。
「この手紙を読んでいる頃は、私は東京に居るでしょう。キミと出会えて、私も本当に変わる事が出来たよ。今までの自分を変える事が出来たのは、キミだけじゃないって事を覚えておいてね」
「キミはこれから先、沢山の出会いがあると思う。私の事は気にしないで……自分の青春を過ごしてね。いつかまた会えたら……もう一度キミの気持ちを聞かせて下さい」
「私に対しての気持ちが変わっていても、いなくても……私達は必ず会えるから。それまでは、お互い色々あるだろうけど、頑張ろうね!」
ボク「海夢さん………ん?もう1枚……」
「キミは”みにくいアヒルの子”でもなく、”実は白鳥だった子”でもなく、キミは誰よりも高く、とんでもない場所まで翔んでいける!私はそれを信じているよ。それではお元気で。天翼(つばさ)君へ」
ボク「海夢さん………ありがとう………本当に……ありがとうございます………ボク……絶対に……海夢さんに相応しい男になって……必ず伝えます……ボクの気持ちを………」
ボクは天翼(つばさ)という名前が嫌いでした。
何の才能も持たず、努力しても報われず、周りとの差が開くばかりなのに……名前だけは大層な雰囲気で……完全に名前負けしていたのを自覚していました。
でも、海夢さんが最初に褒めてくれて……好きになった名前でもあります。
彼女との再会の為、ボクはまだまだ努力を続けると誓いました。
息巻くボクは、ひたすらに勉強、筋トレに打ち込みました。
今は詳しくは省きますが、両親が離婚して、母は浮気相手だったママさんバレーのコーチと付き合い始めました。
チームが諸事情で解散し、離婚した事をきっかけに母から告白したそうです。
弟は父親が引き取ったので、ボクと姉は母に着いて行き、マンションに引っ越しました。
勉強は姉に教わり、筋トレや運動はコーチに教わっています。
姉「ねぇ、アンタを救ったっていう子。卒業したんだよね?」
ボク「うん……だからしばらく会えないんだ。次会った時にガッカリされたくなくて……だから頑張りたいんだ」
姉「へぇ〜。その子、私知ってるかな?名前何て言うの?」
ボク「………………○○海夢さんだよ」
ヤリマンで有名だったらしいので……正直言わない方がいいかな?と悩みましたが、言ってしまいました。
姉「あぁ……聞いた事あるわ。タメの男子とか夢中になってたし……」
2歳違いなので姉が中3の時に、海夢さんは中1です。
ボク「ボク………あの時の担任に追い詰められて……家でも嫌われ者だと思ってたから……自殺しようとしたんだ………」
姉「そんなに悩んでたんだ………」
ボク「結局自殺出来なくて……そんなボクに声かけてくれて……ボクを助けてくれたんだ……だから、あの人は……周りが言うような人じゃないんだ」
姉「悪いけどさ、私とはタイプ違うから関わり無かったし……別に好きでも嫌いでもなかったから、何も思ってなかったよwwwただ……”天翼を救ってくれた子”っていうなら……好感度上がったかなwww」
ボク「ありがとう……姉さん……」
姉「じゃあさ、カッコ良くなったのは見た目だけじゃない!って言えるように、勉強頑張ろ!」
ボク「うん。もちろんだよ」
そんな日々が続いた春休みが終わり、ボクは中2に進級しました。
クラス替えがあったのですが、ボクは海夢さんとの事が有名になっていたらしく……避けられてる状況でした。
「まぁ、いいよ。ボクは海夢さんの事を…」
そんな中、ボクの隣の席が空いてる事に気付きました。
「ボクの隣には座りたくないんだな」
そんな卑屈な事を考えていたら、担任と共に女子が1人入ってきました。
ボクは誰だか知りませんが、周りも知らない顔のようです。
「転校生か?」「つーかかわいくね?」
「背、高っ!バレー部かなぁ」
転校生が来た時特有のザワザワ感が教室を包みますが、担任が断ち切りました。
担任「はい、静かに。進級と同時に転校してきた○○さんです。じゃあ、自己紹介を」
女子「初めまして。○○蒼空(そら)です。よろしくお願いします」
外見は「肉付きのいい吉岡里帆」といった感じで、確かに背は高めです。
担任と並んだのを比較したら、ボクより高いというのは分かりました。
担任「○○さんの席は、あの空いてる所ね」
つまりボクの隣は、転校生の席だったのです。
ボクには関係ない……と思っていたら、座った時に肩をちょんちょんと突かれ、振り向かざるを得ませんでした。
蒼空「よろしくね」
ボク「は…はい………」
大人っぽくて綺麗な海夢さんとは違った、清楚なかわいらしい女の子で……何だかドキドキしてしまいました。
担任がHRを始めましたが、隣からコソコソ声をかけられました。
蒼空「ねぇ、キミの名前……何て読むの?」
ボク「つばさ……です……」
蒼空「へぇ〜。天が付いてるのにつばさ君か〜。”そら”と”つばさ”なんて、運命感じちゃうね♡」
ボク「えっ……い…いや………」
蒼空「フフフッ。天翼君かわいい♡」
思ってもみなかった展開に、更にドキドキしてしまいました。
HRが終わると、彼女の元に人が殺到したので……ボクはトイレに避難しました。
ボク「やっぱりかわいいからだな……すぐ人気者になって……ボクには話しかけてこなくなるよ」
そんな1日が終わって帰ろうとすると、彼女が声をかけてきました。
蒼空「ねぇ、天翼君。屋上連れてってよ」
ボク「えっ?………ボクに言ってるの?」
蒼空「そうだよ。キミは天翼君でしょ?それとも、他に居るの?」
遠くから男子の視線が刺さります、
ボク「いや……ボクじゃなくても……他に人は居るし……」
面倒な事になりそうだと察知して、何とか避けようとしました。
蒼空「あたしはキミと行きたいの!」
声の大きさと、清楚な顔には似つかない目力の強さに圧倒され、周りも同じく圧倒されていました。
ボク「じゃあ……案内するよ………」
蒼空「そうこなくっちゃ!」
いきなりボクの手を取り、小走りで移動しました。
ボク「屋上は……あっちだよ」
蒼空「よし!じゃあレッツゴー!!」
ボクが指差した方向に走って連れて行かれて、階段を駆け上がって、着きました。
蒼空「ねぇ!あの上行ける!?」
それは、屋上に出るドアの上であり、ボクと海夢さんの思い出の場所でもあります。
ボク「うん……行けるよ」
蒼空「あ!これ登るんだ!」
梯子を登り出す彼女は、途中で振り向きました。
蒼空「天翼君もおいでよ!」
ボク「いや……今は………」
彼女は制服のスカート(膝上10センチ位)ですし、中身はジャージかどうかも怪しかったので遠慮しました。
蒼空「パンツ見てもいいから早くー!www」
ボク「えっ!……いや……そんな………」
蒼空「ほらー!早くーーー!!」
すごく急かされるので、仕方なく梯子に手をかけました。
ボク「自由だな………海夢さんと同じだ……」
結局スカートの中を見ないように登り、辿り着きました。
蒼空「ウーーーーン!はぁ〜〜〜。気持ちイイねーーー!!」
腕と身体をを伸ばして、太陽光を浴びて、ショートカットを風に靡かせている彼女は……とても綺麗でした。
蒼空「ん?どうしたの?じっと見ちゃって」
ボク「えっ!?……あぁ……ご…ごめん……」
蒼空「さては、”風でスカートめくれないかな〜”とか考えてたんでしょ〜www」
ニヤニヤ笑われました。
ボク「えっ!い…いや……そんなんじゃ……」
海夢さん達との経験で慣れたつもりでしたが、やっぱりまだまだ変われてはいないようです。
蒼空「ふ〜ん。ま、いっか!www」
遠くを見つめる彼女の横に立ち、ボクも同じ方向を見つめます。
蒼空「あたしね、高い所から空を眺めるのが好きなんだ。”蒼い空”だからかな?wwwキミもそうなんじゃない?”天を翔ぶ翼”だもんね!」
純粋な目のキラキラした笑顔にも、ドキドキしてしまいます。
ボク「ボクは……あまり意識した事無かったかな……」
蒼空「カッコいい名前してるのに勿体ない!www高い所から眺めるのも楽しいよ!壮大な景色だもん」
チラッと横を見ると、太陽に照らされている笑顔に、神々しさすら覚えました。
ボク「あの………1つ……聞いてもいいかな……」
蒼空「ん〜?何〜?」
ボク「何で………ボクなの?………何か…罰ゲームとか?」
蒼空「プッ…アッハハハハハッ!!天翼君おもしろ〜い!アッハハハハハッ!!」
何で爆笑されたのか、理解出来ませんでした。
ボク「あっ…あの………えっと……」
蒼空「だって”罰ゲーム”ってwww全然そんなんじゃないし〜wwwただ単に”キミと仲良くなれたらいいな”って思っただけだし」
今日沢山話しかけられていた中で、誰かとボクをからかう為のゲームでも始めたのか?と思ったのです。
蒼空「あたしさ〜、そういうの大嫌い。あれでしょ?”目立たない相手に告白する罰ゲーム”とか、”相手が本気になるか賭ける”みたいなヤツ。そんなマネしないしwwwただのいじめじゃん!ダサイよね!」
真剣な表情に心打たれ、疑っていた自分が恥ずかしくなりました。
ボク「ご…ごめんなさい………疑って……」
蒼空「いいよ〜。ていうか、天翼君ってかわいい顔してるのに、そんな事考えるの?意外だねwww」
ボク「いや……ボクは……そんな………」
蒼空「いやいや、全然かわいい顔してる♡クラスの男子も、他のクラスの男子も声かけてきたりしたけど……天翼君が1番かわいい。話をしたかったのに休み時間になったらすぐ逃げちゃうしwwwだからゆっくり話したくて呼んだんだよね」
ボク「ボクは……モテないし……友達も居ないし……」
蒼空「そうなの!?魅力分からないのかなぁ〜」
ボク「ボクはいいんだよ……そういうのは……」
蒼空「ふ〜ん。じゃあ、あたしの事も迷惑って思ってる?」
ボク「いや!全然……そんな………」
蒼空「”そんな……”じゃ分かんない!www」
ボク「迷惑だなんて……思ってないよ……話しかけてくれて……嬉しい………」
彼女のマイペースさに海夢さんを重ねたのか、ただ単に美少女に話しかけられたのが嬉しいのか、ハッキリはしませんが……嬉しいというのは本音です。
蒼空「ありがとう!正直キミが隣の席で良かったよ!だから声かけたんだし。おまけに名前もさ、天が付くのに”つばさ”、蒼が付くのに”そら”で似た者同士だなってwww」
ボク「そ、そうだね………」
蒼空「ねぇ、あたしの名前呼んでよ?」
ボク「えっ?」
蒼空「えっ?じゃない!www運命感じたから仲良くなりたいのに、全然名前呼んでくれないじゃん!」
同い年の女子と会話するなんて皆無だったので、接し方が分かりません。
ボク「あの……蒼空……ちゃん………」
蒼空「やっと呼んでくれたね!これであたしらは仲良くなる一歩を踏み出したわけだ!wwwこれからよろしくね!天翼君!」
至近距離まで詰められて、柔らかい手で握手してくれました。
ボク「よ……よろしく………」
蒼空「じゃあ、戻ろっか!」
蒼空ちゃんが手を離し、梯子に向かって歩く際に風が吹き、スカートが思いっきり捲れました。
そこにあったのは、水色のパンツと……包みきれない大きめなお尻でした。
ボク「!!」
蒼空「見たな〜?www」
ボク「ご…ごめんなさい………」
蒼空「いや、本気じゃないしwwwお尻大きいのバレて恥ずかしいしwww」
ボク「あの……ボクは……いいと思う……」
自分でも”何言ってんだ?”と思いましたが、本音が漏れていました。
蒼空「アッハハハッ!正直だなぁ〜www天翼君がそう言ってくれる人で良かったよ!」
梯子を降りた蒼空ちゃんに続き、ボクも降りました。
蒼空「今日はありがとね!楽しかったよ!」
ボク「あ…ありがとう………ボクもだよ……」
蒼空「また明日からも、いっぱい話そうね!」
蒼空ちゃんの眩しい笑顔にドキドキしながら、ボクは頷きました。
海夢さんが居なくなり、穴が開いた心に入ってきたのは……まさに澄んだ青空のような女の子でした。
彼女との出会いが、またボクの人生を変える事になるのは……この時点では知る由もありませんでした。