手をガムテープで拘束されたカヨちゃんのトロンとした眼差しに、興奮してしまった私。
こうしたプレイに興味がまるでなかったわけではないが、もちろん実際にプレイしたことは無かった。
SMの緊縛プレイの雑誌を買って見たり、AVなんかも観たこともあった。
「カヨちゃん痛くない?」
「大丈夫、山本さん気持ちいいです」
「気持ちいいんだ、僕は興奮したゃったよ」
「山本さんがカヨで興奮してくれたのはうれしい」
でもこの興奮のまま、流されていく勇気は私には無かった。
「とりあえず会社内は良くないから、ご飯を食べながら話をしよう」
「わかりました、ご飯行きましょう」
いつものカヨちゃんの笑顔に戻ったので、私はちょっと安心した。
会社を出たのは8時を過ぎていた。
私のクルマで駐車場を出たのだが、コロナ禍の規制でどこの店も閉まっている。
仕方なく持ち帰りの牛丼屋でご飯を買って食べることにした。
でも私もカヨちゃんも実家暮らし。
二人でクルマの中で食べることになってしまった。
「ごめんね、牛丼になっちゃって」
「牛丼大好きだから」
気持ち良く牛丼を食べるカヨちゃんは可愛かった。
人気の無い駐車場で私はこう切り出した。
「カヨちゃんはあんな趣味があるの?」
「実際に人にされたのは、今日が初めてです」
良かったというか、その道の達人じゃなくて安心した。
「でも興味はあるんだ?」
「あります、Aᐯも観たりしてます」
恥ずかしそうにポツリと答えた。
「してみたい?」
「はい、してみたいです」
前向きのカヨちゃんの返事に、少し戸惑うが叶えたい気持ちと、大きなスケベ心で
「やってみようか」
と答えてしまった。
「山本さん、カヨをいじめてください」
私はブルッと武者震いとツーン脳内物質が弾ける感じがした。
プレイの実行日は来週の金曜日の夜。
1番肝心なプレイする場所。
二人とも実家暮らしなので、ラブホテルで実行することを考えたが、ちょっと趣きが足りない気がする。
うちのお婆ちゃんの家を借りることにした。
お婆ちゃんは病気で入院中で、離れの部屋を借りることに。
「あとは用意する物はある」
「私もオモチャは持ってますけど、知らないオモチャのほうが楽しそうですよね」
「わかったよ、ボーナスも入ったから僕が揃えるよ」
「やったあ!」
プレイ内容とカヨちゃんの陽気なキャラのギャップが、一層興奮度を高めていく。
「僕からカヨちゃんにリクエストしてもいい」
「良いですよ、何ですか?」
カヨちゃんは身を乗り出してくる。
「カヨちゃんには思いっきり可愛い格好で来てほしい」
「ロリロリの感じですね、山本さんも変態ですね」
こちらの考えはお見通しというように、ニコッと笑うカヨちゃんは可愛かった。
「下着も可愛い感じが良いですよね」
「そうだね、可愛い感じのやつはある?」
「大丈夫!たくさん持ってます」
「着替えも持ってこないとね」
着替えというフレーズに、興奮が押し寄せてきたが、今日はそのまま別れることにした。
カヨちゃんを駅まで送り、私はお婆ちゃんの家を下見に行ってみた。
離れは10畳くらいの広さで、ちょっと前まで学生さんに貸していたこともあるので、簡単なキッチンとシャワールームもある。
親に言って鍵を手に入れないと。
家に戻り、ネットで大人のオモチャの検索をしてみる。
ローターとバイブは買っておかないといけないし、ローターも何個か買わないといけないしとあれやこれやと購入していった。
気がつくとカートにはすごい数の商品が並んでいた。
購入のクリックを押したあと、興奮を抑えるためにオナニーをして寝た。
約束の日まであと1週間。