最初は騙されているんじゃないかとさえ思っていました。
会社帰りにコンビニに立ち寄ったとき、たまたまその娘が打っているレジに並びました。
染めていない黒髪を後ろに束ね、丸いメガネを掛けていたその娘は、まだアルバイトの高◯生のようでしたが、要領が良く、出来るバイトといった感じで仕事に励んでいました。
ポイントカードの有無を最初に確認してくれたあとで、カウンターに置いた籠の中の商品を手早くバーコードに読み込ませていきます。
それから、手際よく白いビニール袋に詰め終えて、ニッコリと笑顔のサービスまでつけて手渡してくれました。
『コンタクトにすれば、きっともっと可愛いのになぁ』
そんなことを思いながら店を後にして、歩き出した時のことでした。
「お客さま!」
振り向くと、くだんのレジの女の子が少し息を切らせながら立っており、ゆっくりと近づいてくると私にポイントカードを差し出しました。
「お返しするのを忘れてしまって・・・」
頭の中で女の子のことを想像しているときに、その人物が突然目の前に現れた驚きで、私は気の効いた反応もできずに首だけで会釈をしながらカードを受け取りました。
すると、女の子はいたずらでも見つかった子供のように少し照れ臭そうに下をペロッと出すと踵を返し、店へと戻って行きました。
その時は、それ以上のことは何も思っていなかったのです。
独身とは言え、私も四十を超えたいい大人ですし、コンビニでちょっと可愛らしい女の子を見かけたからといって、いちいち恋をしていたのでは身が持ちません。
それに相手は自分の娘であってもおかしくはない年齢のお嬢さんです。
まったく次元の違う世界に住む二人に、偶然の出会いがあるなどということは、漫画の世界でもない限り、あり得ないと思っていたのです。
あの日は、いつもよりも早く出勤すべく、一時間ほど早い電車に乗り込もうとしていました。
朝のラッシュアワーを避けるため、普段の私は少し遅めに出勤し、退勤時間も遅らせることによって、夕方のラッシュも避けるようにしていたのです。
けれども、その日は本社から技術関係のお偉いさんが来るということで、四十にもなってうだつの上がらない私は、センター長から出迎えを仰せつかっていたのでした。
いつもと違って電車は激混みで、一本列車を見送っても駅員に押されてやっと乗り込みました。
乗車率が百パーセントを優に超えているであろうことは、ラッシュに慣れていない私でも容易に想像がつきました。
不快指数もマックスで、もうこれ以上は乗れないだろうというほど、列車の中はギュウギュウの寿司詰め状態でした。
前には若い女性が背中を向けて立っていて、私は要らぬ誤解を受けないように両手でしっかりと頭上のつり革を掴みました。
列車が動き出し、乗客が踏ん張っていた足の緊張を解きかけたとき、列車はガタンと音を立ててブレーキをかけると、大きく揺れました。
遠い昔に物理で習った慣性の法則にしたがって、乗客の身体は強く前に押し出されると、車内のあちこちで小さな悲鳴のような声が上がりました。
その時のことでした。
私の前に立っていた女性の身体がくるりと反転し、私と向かい合わせになりました。
振り返った女性がコンビニの女の子であることに気づいた次の瞬間、人の波がどっと押し寄せてきて、私と女の子は胸と胸が密着するような状態となって、それっきり身動きがとれなくなってしまいました。
若い女性と密着して嬉しい反面、それは非常に危険な状態でもあります。
リーマン生活二十年近くの私ですので、通勤ラッシュが久しぶりであっても、そのような状況の時の対処法は心得ています。
幸いにも両手は頭上にありますので、誤解を受けるリスクは限定的で、斯かる事態に遭遇した場合には、無理に動こうとしないのが賢明であると即時に判断しました。
徐行していた列車は、そのままゆっくりと加速を再開し、女性と向かい合わせの状態が続きました。
私は目を閉じて、立ったまま居眠りをしているように装いましたが、自分の鼻の真下には女の子の黒髪が触れそうなほど接近しており、シャンプーのいい香りが鼻腔に漂ってきていました。
私は神さまの与えたもうた僥倖に手を合わせ、ひそかに若い女性との近い距離を心の中だけで楽しみました。
ところが、暫くすると女の子がモゾモゾし始めたのでした。
女の子が私と密着しているのを嫌い、間を空けようとしているのだと私は思って、少し後ろにさがろうと力を入れてみました。
ほんの少し、女の子との間に隙間が空いてホッとしていると、女の子が丸メガネの奥から訴え掛けるような目をして、私を見上げてきていることに気づきました。
私は慌てて、女の子から視線を逸らし、窓の外を見ようとしましたが、乗客の頭に阻まれてしまいました。
それで、横目で女の子の方を盗み見すると、顔を真っ赤にして今にも泣き出しそうな表情になっていました。
『痴漢?』
どこかの不届きものが、女の子に悪さをしているのだと、その時になってようやく察するにいたりました。
しかし、車内は依然として身動きが取れる状態ではなく、女の子をどこかへ避難させてやれるような空間もありませんでした。
咄嗟に、私はコンビニの制服の胸についていたネームプレートの名前を思い出そうとしました。
『いし・・・くら?そうだ、いしくらみさって書いてあった!』
このような無駄な情報に対してだけ発揮される自分の記憶力が、このときだけは役立ちました。
「ミサ、どうかしたのか?」
咄嗟に父親を装って、周りにわざと聞こえるように声を掛けてみました。
女の子は一瞬驚いた表情をして見せましたが、察しのいい娘で、何も言いませんでした。
女の子の後ろに立っていたサラリーマン風の男性が一瞬、ギョッとした表情をしてみせましたが、何事もなかったかのように平静を装うと、無理に身体を捻って女の子に背中を向けました。
それを感じとった女の子は、ほっとした表情を見せた後、クスリと笑って俯くと、私にだけ聞こえるように小声で言いました。
「もう、大丈夫みたい・・・です」
私は調子に乗って、女の子を保護するように自分の方に引き寄せようともしてみましたが、車内はあまりにも込みすぎていて、身動きひとつ取れない状況だったのでした。
そうこうするうちに、列車はスルスルと駅のホームに到着し、私たちは人の流れに押されてもみくちゃになりながら、外へと出ました。
小芝居をしたのがなんだか照れくさくなって、私はホームに降り立つと、女の子を置いて足早にその場を立ち去ろうとしました。
「お父さん、待って」
後ろからコンビニで聞いた声がしたかと思うと、女の子が私の肘に掴まって来ました。
振り向くと、女の子は再び怯え、私の腕に抱きつくようにしてきていたので、私の上腕の裏側に柔らかい感触が押し付けられていました。
女の子の背後にいたくだんのリーマン風の男性がすました顔で、何事もなかったかのように私たちを追い越して先を歩いていきました。
「ありがとうございました!」
列車から吐き出された人の波から抜け出たとき、女の子は私から半歩下がって距離をとると頭を下げてきました。
「朝から災難だったね。もう、大丈夫みたいだね」
私は女の子にそれだけを告げると足早にその場を離れ、会社への道を急ぎました。
『名乗りもせずに立ち去るなんて、ちょっと格好良かったかな』
そんなことを思いながら、気分良く一日を過ごし、本社の技術部長さんのアテンドも滞りなく済ませることができました。
会社帰りのその日の晩、女の子が働くコンビニに立ち寄ってみました。
しかしながら、女の子の姿はありませんでした。
『何を期待していたんだ?』
女の子が居なかったことに、思ったよりも気落ちしている自分に気づき、コンビニの店主と思しき男性にレジを売ってもらいながら、ひとりごちました。
『自分の年を考えろ』
自分で自分を嗜めると、その日のことは忘れることにしました。
それからは、コンビニで女の子を見かけても順番の関係で女の子にレジを打ってもらう機会はなく、数週間が過ぎていきました。
「次のお客さまぁ」
呼ばれてレジのカウンターの前に立つと、例の女の子でした。
一瞬にして腕の後ろに押し付けられていた胸の膨らみの感触が蘇ってきましたが、理性を働かせで頭から追い払いました。
女の子は数週間前の列車の中での出来事など何もなかったかのように表情も変えず、普段と同じようにレジを打つと袋詰めをしていました。
『当然だよな』
自分に言い聞かせるようにして袋を受け取ると、その場を離れようとしたその時でした。
「お客さま、レシートです」
顔を上げると女の子がレシートを差し出していました。
普段だと受け取らない私ですが、その時の女の子の声には何か抗えないものがありました。
よく見ると、レシートの下にはメモ用紙のようなものが重ねてあって、レシートの紙と一緒にそれを手渡されました。
私は黙ってそれを受け取ると店を出て、少し歩いたところでレシートと一緒に握り締めたメモ用紙を開きました。
忘れよう、意識するまいと心に誓っていたのに、私の手はなぜだか汗ばんでいました。
『先日のお礼がしたいので、ご連絡をいただけませんか』
メモ用紙には、その一言と、携帯の番号らしき数字が綺麗な文字で並んでいました。
こんなことがあればいいな、と夢想し続けていたシチュエーションが現実に起こっていました。
かと言って、俄かには信じられませんでした。
可愛らしい顔をして、美人局ではないかと考えたり、親父狩りのターゲットにされているのではないかといった想像が膨らんで、迂闊に電話など掛けられずにいました。
何日かコンビニへの足も遠のいて、どうしたものかと悩み、悶々とした日々が続きました。
けれども、あの可愛らしくて顔立ちの綺麗な女の子とどうしても話がしてみたい誘惑には勝てず、その週末の土曜日に、私はとうとう自分から電話をしてしまったのでした。
番号を非通知にして掛けたので、呼び出し音が何度か続きましたが、やがて電話の向こうで女性の声がしました。
「もしもし?」
相手の声は少し警戒気味でしたが、コンビニの女の子の声に間違いはなさそうでした。
「もしもし、馬場です。コンビニで、メモをもらった・・・」
そう言うと、女性の声のトーンが一気に上がりました。
「やっと、お電話いただけましたね!」
本当に私の電話を待っていてくれたようだったので、そこからは私の方が舞い上がってしまいました。
どんな話をしたのかはよく覚えていませんが、私の自宅の最寄り駅であり、コンビニからも近い駅で待ち合わせることになりました。
「その節はお世話になりました」
女の子は会うなり、痴漢撃退のときのお礼を述べてきました。
「いや、どうも」
私は気の効いた一言も言えずに、またもや首だけの会釈を返していました。
「ご存知だと思いますけど、石倉美沙です」
ミサはそう言うと、いつだったか駅のホームでそうしてきたように、私の肘を取ると、腕を絡ませてきました。
「少し早いですけど、お昼にしませんか?」
そう言われて、私は頷くことしかできませんでした。
ミサに腕をとられたまま、辿り着いたのは、駅ビルの中に入っているファミリーレストランでした。
「こんなところでしか、ご馳走できないんで、ごめんなさい」
どうやら、四十男を捕まえて、このお嬢さんは先日のお礼にランチを奢ってくれようとしているようでした。
私はミサの律儀な性格に好感を持ち、黙って後に続くことにしました。
「おタバコは吸われますか?」
入り口で聞かれたミサは、私が何かを言う前に、即答でハイと答えていました。
どうやら、私がいつもコンビニでタバコを買って帰っているのを覚えていたようです。
二人がけの席に案内されて、向かい合わせに座ると、ミサはセラミックの灰皿を私の方に押しやりながら、メニューをひとつ手にとって私たちの間に広げました。
「何にします?」
「石倉さん、ここはせめて割り勘で・・・」
アルバイトをしている若い女性に、大の大人が奢ってもらうわけにもいかないので、そう言うとミサは笑って答えました。
「大丈夫ですよ、一番高いのを注文してもらっても。それと、ミサって呼んでもらっていいですよ」
周りから見れば、どうせ親子で食事に来ているようにしか見えないと思ったので、ミサと呼び捨てにした方が自然に見える気がしましたが、一応”ちゃん”付けで呼ぶことにしました。
「ミサちゃん・・・、じゃぁ、和風スパゲッティを・・・」
そう言うと、ミサはテーブルの上においてある呼び鈴のボタンを押し、やってきたお姉さんに二人分のパスタセット注文すると私の方に向きなおりました。
眼鏡の奥のつぶらなアーモンドアイの視線を向けられると、私の方が何だか照れてしまいました。
それでもミサは、人懐っこい感じで私のようなおじさんに気さくに話しをしてくれて、私が恐れていた沈黙は一度として訪れませんでした。
会話の八割方をミサが話していたので、ミサのことが随分とわかってきました。
春に高◯を卒業し、エスカレーター式にそのまま女子大に通っていること。
高◯三年から続けているバイト先のコンビニは、将にミサの通う学校の最寄り駅、即ち、私のうちの最寄り駅近くにあること。
中◯からずっと女子校なので、身近な男性というと学校の先生ぐらいしかいないこと。
それと、ちょっと心躍ったのは、カレシいない暦、十八年であること。
綺麗なお嬢さんなのに、環境によってはそんなこともあるのだと、話を聞いていた私は何だか親御さんの気分になってしまいました。
口下手な私は、若い女の子を楽しませるような話はできませんでしたが、ミサが楽しく話を盛り上げてくれて、気がつくとバスタセットを食べ終えてから、一時間くらいが経っていました。
「ねぇ、馬場さん、時々電話してもいいですか?」
私は、出会いの少ない女子大生の暇つぶしにでもなれればと思い快く頷くと、お会計をミサに任せて、その日は分かれました。
翌週の日曜日、早くもミサからの電話がありました。
「馬場さん、遊びに行きませんか」
変わった娘だと思うと同時に、戸惑いもしましたが、電話の向こうから屈託のない声でミサに誘われると、私は不審に思いながらも言われるがままに出かけていってしまうのでした。
それからというもの、ミサからは毎週末のように電話がかかってきて、映画、カラオケ、遊園地と普通の人がデートに出かけるであろうあらゆる所へ出かけて行きました。
いつの間にか、私の呼び名はカズオミの下半分を取って、オミくんになっていました。
買い物に行きたいと言われたときは、流石に何かをねだられるのではないかと思って警戒しましたが、ミサが何かを欲しいと私に告げてくることはありませんでした。
腕を組んでべたべたして来る点を除けば、おそらく私たちは若いお父さんと娘のように、傍からは見えていたに違いありません。
年甲斐もなく、いつしか私はミサからの電話を心待ちにするようになっていました。
そして、気がついたらミサのことばかりを考えるようになっていたのでした。
そのようにして、娘ほども年の違うミサとデートをするようになってから半年あまり、私はとうとう意を決してミサに告白したのでした。
冷静になって考えてみると、常軌を逸した行動だと思い返されるのですが、その時は熱病のようにミサのことしか頭にありませんでした。
「ミサちゃん、好きなんだけど・・・、お付き合いしてくれるかな」
観覧車の中という場所の選択をしつつ、断られても冗談で済ませられるようにできるだけ軽いトーンで言ってみようと考えていたのに、出てきた言葉は不器用なほどにストレートで、ありのままの気持ちをそのまま言ってしまいました。
ミサは少しはにかんで、上の歯で唇を軽く噛むようにすると私の目をまっすぐに見て答えました。
「知ってるよ。それに、オミくん、私たち、もう付き合ってるじゃん」
そう言いながら私の頬に唇を寄せてくると、ほっぺたにチュウをしてくれました。
ミサが向かい側から私のいる側に移動してきたので、観覧車の籠が少しだけ揺れました。
それだけで、私はもう舞い上がっていました。
「今日は、うちに来る?」
調子に乗って、言ってしまってから、早急すぎると後悔しましたが、ミサは嬉しそうに黙って頷いてくれました。
そうやって、私は初めてミサを自分の部屋に招き入れたのでした。
「オミくん、本当に独り暮らしなの?」
ミサは私の家に上がると目をキョロキョロとさせながら訊いてきました。
「そうだけど、どうして?」
「だって、家の中、散らかっていないんだもん」
「綺麗好きとは思ってもらえないの?」
そう言うと、ミサは少しホッとした表情を見せると胸の内を打ち明けてくれました。
「女の人の匂いがしたら、どうしようかと思っていたの」
若くてもやはり女性です。
私は、ミサを抱き寄せるとそっと唇を重ねました。
「オミくん、タバコの匂いがする」
唇を放すと、ミサは少し照れくさそうにそんな感想を漏らしました。
男女の関係になるときはそのまま直ぐにやってきました。
「これ、使って」
シャワーを浴びたいというミサに、洗い立てのバスタオルを手渡しました。
気持ちを鎮めようとベッドでタバコを吹かしながら待っていると、ミサはバスタオルを身体に巻いてベッドルームに入ってきました。
二十歳前の女の子とは思えないほど色っぽくて、メガネを外した顔は、テレビのコマーシャルに出てきてもおかしくないほど、狂おしく麗しかったのでした。
少し恥ずかしそうにベッドの脇に立ったミサの細い身体を抱きしめてから、バスタオルをゆっくりと開くようにすると、ビーナスのように白い、若い裸体が目の前に現れました。
ミサは、腕でおっぱいを隠すようにして、目を伏せていましたが、気がつくと私の足は興奮のあまりガクガクと震えていました。
抱き合って倒れこむようにベッドに入り、横たわったミサの胸に手を置くと、薄っすらと膨らんだ胸から温もりを感じました。
そっと唇を重ねて薄い唇を吸った後、小さなおっぱいを揉んでいると、乳房の先にある乳首が少しずつ硬くなって勃ってきました。
「あふ」
私がコリコリになった乳首を口に含むと、ミサの口から小さな喘ぎ声が漏れました。
ミサの股間へと手を移動させて、盛り上がった丘に手を被せ、手のひらでその肉付きを確かめるようにしていると、ミサの割れ目から少しずつ愛液が滲み出してきているのがわかりました。
「ミサちゃん、オナニーしてる?」
処女であることは、ミサとの会話でわかっていましたが、どれだけの刺激を与えていいのか確かめたくて訊いてみました。
「知らない!」
ミサは顔を真っ赤にして、顔を背けてしまいました。
どうやら、自分で自分を慰めることは知っているようでした。
ミサがいくら女子校育ちで奥手だとは言っても、普通の健康な女の子です。
性欲を持て余すことだって、自然にあるはずで、当然、自分で自分を慰めることを知っていてもおかしくないと思っていました。
「膝を立てて」
ミサに仰向けのままベッドで膝を立てさせると、私はミサの脚の間に身体を移動させ、まだ誰にも侵入を許したことのない草むらに顔を近づけていきました。
「恥ずかしい・・・」
ミサは顔を横に向けて膝を閉じようとしましたが、私はミサの膝を広げるように軽く押すとそれまでぴったりと合わさっていた貝のような襞が開いて、薄いピンク色の粘膜が現れました。
そうです。
ミサは処女でしたが、大学生になった股間は既に愛液を蓄えることを知っていたのでした。
「濡れてるよ」
そう言うと、ミサは顔を真っ赤にして言い訳をしようとしました。
「ち、違うの・・・、これは、違うの・・・」
そんなミサのことが可愛らしくて、私は一気に顔を敏感な蕾に近づけると、ペロッと舐めたのでした。
「ひやぁ!」
ビックリしたのか、ミサは奇声を上げ、腰を引いて逃げようとしましたが、私はガッチリと腕で腰を動けなくすると、舌先の圧力を強めて動かし始めました。
「あぅ!」
ミサの身体がピクリと跳ねるような動きをしましたが、あとは私に身を任せてきました。
「あ、あ、あ、あ」
「気持ちいい?」
「・・・」
喘ぎ声が止まって、ゴクリと唾を飲むようにしましたが、ミサは何も言いませんでした。
そこで私はクンニを続け、ミサの喘ぎ声が再び大きくなってきたところで、舌の動きを止めて聞きました。
「気持ちいい?」
「知らない!」
「どうすれば、気持ちいいのか、言ってくれないと、ミサちゃんを気持ちよくしてあげられないよ」
そう言いましたが、ミサの反応は実はわかりやすくて、ちょっと意地悪をしたくなりました。
そうです。
絶頂を迎えないように、何度も高まらせていっては、寸前で愛撫をやめてみたのでした。
所謂、寸止めというヤツです。
オナニーしか知らない女の子に寸止めの効果があるのか、実は初めての体験でしたが、ミサの快楽が徐々に強まっていくのがわかりました。
「気持ちいい?」
何度目かに同じ事を聞いたとき、ミサは観念したように私の問いに答えました。
「気持ちいい・・・」
私は畳み掛けるように、次の質問を繰り出しました。
「イッたことは、ある?」
すると、ミサは顔を背けながらも、恥ずかしそうに小さく頷いたのでした。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
「気持ちいい?」
「き、気持ちいい!」
「もっと、続ける?」
「イジワル・・・」
「やめる?」
「やめないで!」
「どうして欲しいの?」
「もっと・・・、気持ちよくして・・・」
「イキそうなの?」
「ん、あと、少し・・・、もう少しでイキそう・・・」
私は舌を離して、指の腹で小さくも膨らみきった突起を、最初は撫でるように、やがて、捏ねるようにしながら聞きました。
「勝手にイッたらダメだよ。イキたくなったら、言うんだよ」
ミサは、苦しそうに眉間に皺を寄せながら、押し寄せる快感に耐えていましたが、やがて胸を反らし始めると、我を忘れたように私に告げました。
「あああ!あぁっ!イキそう!」
「イキたい?」
「・・・イキたい・・・、もう、イキたい・・・。もう少しだから、このままイカせて!」
「こう?こうすると気持ちいいの?」
「あぁ、それ・・・、それ、そのまま!あー、イっ」
そこで私が手マンの力加減を緩めると、ミサは慌てたように懇願の眼差しを向けるとはっきりとこう言ったのです。
「いやっ!やめちゃ、いや!イキたいの!イキたいの!」
私は、フィニッシュにかかり、指の動きをマックスに切り替えました。
「あーっ、それ!」
「きもちいい!」
「あー、イクっ、イクっ・・・、イカせてぇーっ!」
「あ゛ーっ、イク、イク、イク、イク、イクぅ!!!」
ミサの華奢な身体がビクビクと痙攣し、絶頂に達したのがわかりました。
それから虚ろな目をしたミサはベッドの上で大の字になったまま、身動きが取れないようでした。
若い女性のあられもない姿にちょっと興奮しましたが、私はシーツをかけてやってミサの隣で横になると、添い寝をしてやりました。
気が付くと、ミサが私に抱きついてきていました。
ミサは私の耳元に口を近づけて一言囁きました。
「すごかった・・・」
そう言うと、ちょっと恥ずかしそうに枕に顔を押し付けていました。
私はミサを抱き寄せて、唇を重ねました。
先ほどの興奮からまだ醒めていないのか、ミサの方からヌルっと舌を差し込んできて、私たちはいつまでもディープキスをしていました。
気が付くと、ミサは私の股間に手を伸ばし、柔らかくも細い指で私を握ってきました。
一瞬、この娘は本当に処女なのかという思いが脳裏をかすめましたが、ミサに覆い被さって挿入を果たそうとしたときに、ミサの純潔が嘘ではないことを思い知らされました。
「痛い、痛い、痛い、痛い!」
ミサは涙目になって私に訴えかけてきました。
私はまだ、半分も挿入を果たしていませんでしたが、ミサがあまりにも痛がるので、結局は退却を余儀なくされました。
正直なところ、こんなに痛がる女性は初めてだったので、怯んだと言った方がいいでしょう。
「無理はしないでおこうね」
そう言って、ミサの隣に横になると、ミサは小さく頷いたのでした。
私はトイレに入り、収まりのつかない股間を扱いて静まらせ、ミサの待つベッドへと戻りました。
「オミくん、ごめん・・・」
ミサは半べそを掻いていました。
「いいんだよ。いいんだよ」
私はその細い肩を抱きしめながら安心させてやり、抱き合って眠りました。
どれだけ時間が経ったのかわかりませんでしたが、目を覚ますとミサは私に自分の身体を密着させながら、私の腰の辺りをそっと撫でていました。
私は寝ぼけたふりをして、ミサに抱きつきながら、再び熱く固くなったイチモツをミサの脚の当たり押し付けました。
ミサは手を引っ込めてしまいましたが、そんなことを何度か繰り返すうちに、ミサの手がするすると伸びてきて、私の股間の周りに戻ってきました。
ミサはどうやら私が目を覚ましているとは思っていないようでした。
最初は遠慮がちに、然し、やがてだんだん大胆になってきて、私の硬さを確かめるようにそっと掌で握ると”はぁー”と熱い吐息を漏らしました。
それから、ミサは私を起こさないように身体の向きを変えて私に背を向けると、小刻みに身体を動かし始めました。
ミサは自分の手で自分を慰めようとしていたのでした。
声が漏れるのを堪えながら、それでも昇り詰めていく瞬間を見計らって、私はミサの背後からそっと抱きつきました。
ミサの身体が凍りつき、動きが止まりました。
「ミサちゃん、一人ですることないよ」
「なに?」
とぼけてみせていましたが、声は上ずっていました。
私は背後からミサの胸に手を伸ばすと、乳首を探しあてました。
思ったとおり、硬くピンと勃っていました。
「ミサちゃん、恥ずかしがらずに、触っていいよ」
ミサが息を呑んだのがわかりましたが、何も言いませんでした。
そこで、私はミサを仰向けにさせてそっと口づけをすると囁きました。
「女の子が男性の身体に興味を持つのは自然なことだよ」
「・・・」
「だから触ってたんだよね」
そう言って考える隙を与えずに、ミサの手を取ると怒張した私の肉棒を手に握らせたのでした。
「熱いね」
ミサはストレートな感想を漏らした後で、意を決したように私に告げました。
「もう、痛いって言わないから・・・、もう一度して」
私は嬉しくてたまりませんでした。
再びミサに泉を溢れさせ、準備が整ったところで私は再び挿入を試みました。
ミサはしっかりと目を閉じて、自分の手で口を覆うと声が漏れないように必死に堪えていました。
私も痛みが長く続かないように、熱く滾った男根を今度は一気に奥まで挿入しました。
「んーっ!!!」
ミサの顔が痛みでゆがむと私の背中に腕を回して抱きついてきました。
ミサの中は狭くて、はち切れそうな肉棒はギュウギュウ締め付けられました。
女子大生の純潔を捧げてもらった喜びと、締め付ける気持ち良さから来る興奮に酔いしれて、私は激しく腰を動かすと最後はミサの平らなお腹に熱い精子を放出しました。
ミサの出血と私のスペルマとが入り混じった液体がミサお腹を汚し、私たちは抱き合ったまま、再びまどろみました。
それからは、週末を迎えるたびに、ミサは私のうちに入り浸るようになってきたのでした。
どこかへ出かけようかと言っても、私にべたべたしてきて家を出たがらないのでした。
私はミサの青い性の虜になっていきました
ミサの気持ちが離れていく恐怖と戦いながら、ミサの身体を抱くたびに、愛の言葉を囁き、必ず心と身体を満足させるよう努めたのでした。
二人は秘密の関係を持ち続け、私がミサの身体にどんどんハマっていくのと同時に、ミサも私の愛撫に応えてくれるようになりました。
「ねぇ、ミサちゃん、お口でして」
初めてフェラをお願いしたときも、ミサは少し躊躇った様子を見せましたが、すぐに応じてくれました。
私たちはキスをして、お互いの目を覗き込むとミサは軽く頷いて、ゆっくりと唇を私の股間に近づけていきました。
女子大生の唇が近づいてきていると思っただけで、私の分身は痛いほどに屹立していました。
しばらく躊躇った後、ミサがペロッと私を舐めると私の先からあふれ出た粘液が糸を引いて、ミサの舌先と繋がりました。
それを見たミサは、指でその糸状のものを切ると、今度は恐る恐る先だけを口に含みました。
「こう?」
ぎこちないフェラだでしたが、初めてミサの唇と喉を蹂躙した時の喜びは格別で、私はすぐに放出してしまいました。
「ごめん、出る!」
ドピュッという感じで私が果てると、ミサは私の出したものを口の中に溜めたままでした。
私はミサの顎をそっと持ち上げて言いました。
「そのまま飲んで」
ミサは頷くと、ゆっくりと目を閉じて、ごくりとそれを飲み干しました。
「ミサちゃん、ありがとう。お口の中がネバネバするだろうから、濯いでおいでよ」
そう言うと、ミサは素直にバスルームに向かうと軽くうがいをする音が聞こえてきました。
ミサが戻ってくるとディープキスをして、硬くなった乳首を甘噛みすると”んっ”と小さく喘いだのが愛おしくて、私はそのままミサの足の付け根に顔を埋めました。
軽く割れ目を舌でなぞったり、息を吹きかけたりしながら、ミサが自分から腰をもぞもぞさせるのを待ちました。
「オミくん、お願い」
「どうしたの?」
「意地悪しないで」
「どうして欲しいの?」
「舐めて」
「こう?」
私はさっきよりも強く舌を押し当てて、ミサの亀裂をなぞりました。
「あん、もっと・・・」
「もっと、なに?」
「もっと、強くして」
「ここ?」
私は舌をクリに押し当てて、高速で舌を動かしました。
途端にミサは腰を上下に動かし始め、あっと言う間に昇天したのでした。
私は身体を動かして足を開かせたまま、ミサの身体に覆いかぶさりました。
ミサの頬を両手で包むようにした後で、唇をそっと近づけるとそこからは激しく舌をねじ込みました。
ミサが苦しくならないように加減しながら、胸でミサの乳首が擦れるようにしたり、ペニスの先がミサの入り口を滑るように動かしました。
「どうして欲しい?」
ミサの目を覗きながら囁きました。
「オミくんのイジワル・・・」
そう言ってミサは顔を背けました。
「ミサちゃん、欲しいものは欲しいって言わなきゃ」
ミサは少し押し黙ったままでしたが、やがて観念したのか、蚊の鳴くような小さな声で言いました。
「欲しい・・・」
「何が?」
ミサは今度は私から視線を外さずに、私の屹立したものを両手で包んで見せると自分の入り口に引き寄せました。
「これ・・・」
「これが欲しいの?」
ミサがせがむような目をして頷きました。
「どうして欲しい?」
「・・・」
「ミサ?」
「・・・イレて・・・」
それを聞いた私は、一気にミサの中へ突き入れると、ミサは”ひい”と声を出してしがみついてきました。
緩急をつけて突きまくる度に、ミサは歓喜の声を上げ、最後に腰を強く押し付けて恥骨を擦り合わせるようにしてやると、ミサは固く目を閉じて、息を止めると声も出さずに絶頂を迎えるのでした。
初めてのときは、あれほど痛がっていたのに、ミサは自分から私を求めるようになっていました。
シックスナインが私たちのいつもの前戯になって、お互いの菊門に舌先を這わすようになったころには、ミサはすっかり開発されて、大人の妖艶なまなざしで私を見るようになっていました。
ミサの二十歳の誕生日に、私は求婚しました。
「ねぇ、男の人って、私みたいな女でもいいの?」
「私みたいなって?」
「こんなにエッチで、オミくんを平気で咥えるような女」
そう言うと、いつものようにミサは私を喉の奥深くまで呑み込むとディープスロートで私を楽しませてくれるのでした。
「エッチなのは最初からわかっていたよ」
「最初からじゃあ、り、ま、せ、ん」
そう入ってニッコリ天使のような笑顔を見せてくれたのです。
「私はずっとこのままでもいいよ」
そんな話をしながら体位を入れ替えて、ミサにワンワンスタイルのポーズをとらせると、背後に回って挿入を果たしました。
馬の手綱を引くように、ミサの両手首を持って、後ろから突き続けました。
「オミくん、すごい!」
「あああ!あぁっ!」
「すごい!すごい!すごい!イッちゃうっ!」
そう言って昇天すると、ミサは股間から愛液を迸らせ、枕に顔を埋めました。
私はミサの身体をベッドの上で仰向けにさせ、放心状態のミサに膝を立てさせて挿入を果たすと、ゆっくりとゆっくりと浅く突いたり深く突いたりを繰り返しました。
「オミくん、続けてはダメだよぅ・・・」
弱々しい声でミサは訴えかけてきますが、私はその行為を続けました。
「あん、剥いちゃ、いや」
私がクリの包皮を指で押し上げるとピンクの豆が顔を出し、愛液で光っていました。
指の腹で敏感な蕾を刺激しながらのピストンを続けると、ミサはどんどん高まっていきました。
突然、ミサの身体が諤々と震えると、エクスタシーがミサの身体を襲ったのがわかりました。
それでもゆっくりとミサの膣内を前後に動き、相変わらず狭い空間を味わい続けると、呻くようにミサが声を発しました。
「また、来るっ!」
そう言ってしがみ付いてくると、胸を反らして絶頂し、短い間隔でのオルガが何度も何度も続きました。
「もう・・・、許して・・・」
ミサが十分に快楽を堪能したのを見届けると、私はミサの身体を脇が下になるように横向きに寝かせると、片足を担ぐようにして後ろから乾くことのない蜜壺に挿入しました。
「あぁ、もう、だめぇぇ・・・」
それでも力強くピストンを続けると、やがてミサは再び上り詰め、掠れた声で絶頂の声を上げるとぐったりとベッドの上で動かなくなりました。
ミサが失神の瞬間を迎えると同時に、私はミサの膣内で弾けました。
将にドピュっという感じで果てると倦怠感が一気に襲ってきて、ミサの足を下ろし、背後から抱きつきました。
興奮の高まりが徐々に収まって、精液に塗れたミサの局部をティッシュで拭ってやっていると、ミサは目を覚まし、ノロノロと私の股間で萎えたモノを口に含むと綺麗にお掃除をしてくれました。
「私をこんな風にしたのは、オミくんなんだから、責任を取るのは当然よね」
契りの前の殊勝さとは打って変わり、ミサはそんなことを言ってきましたが、私の胸に猫のように頭をこすり付けるようにして、甘えてきました。
「ミサこそ、こんなオジサンでいいの?」
「オミくん、ぜんぜん、オジサンじゃないよ」
「でも、普通、ミサの年頃の女の子はこんな年上の男性を選ばないよ」
「そうかな?でも、高◯を卒業すると同時に先生と結婚した子、うちの学校にいたよ」
「いくつぐらいの先生?」
「んー、オミくんと同じくらい」
学校の教師が教え子とそんなことになって良いものかとも思いましたが、少し羨ましい気もしました。
「あ、オミくん、今、羨ましいって思ったでしょ?」
「そんなことないよ」
図星にされた私は少し慌て、話題を変えようとミサに尋ねました。
「誕生日のプレゼント、何が欲しい?」
私はミサの後頭部と背中に手を添えて、そっと抱き締めながら聞きました。
「わかってるくせに・・・」
ミサは、呟くような小さな声で応えました。
「オミくんの赤ちゃん」
そうです。
ですからのその日、私は避妊具も着けずにミサの膣内に侵入するとまだ熟しきっていない子宮に精液を放ったのでした。
「できたと思う?」
尋ねると、ミサは首を少し反らすようにして私の胸から頭を持ち上げると、ふふっと小さく笑って言いました。
「ナイショ」
私はその時、自分の子供が二十歳になった時の自分の年齢を頭の中で計算していました。
ミサと一緒になる覚悟を決めてから、ミサのうちの話を真剣に聞き始めると、驚いたことがありました。
何とミサの父親の勤める会社は、私がこれまでリーマン生活を続けてきた会社そのものだったのです。
しかも、私には社内で石倉という名前の人物に、ひとり、心当たりがありました。
「お父さんは、技術系の人?」
頷くミサの姿を見て、私は観念しました。
ミサの父親は、嘗て、私が痴漢を追い払った日に営業所で出迎えた技術部長その人だったのです。
『あの人をお義父さんと呼ぶのかぁ・・・』
私は気が重くなりました。
相手は、見た目こそ、禿げ上がった小太りのオジサンですが、本社の部長さんです。
私の素性を知った父親が、私とミサとの結婚を快く承知してくれるとは到底思えませんでした。
「ねぇ、ミサちゃん・・・」
「なに?」
「ちょっと、拙いと思うんだけど・・・」
「何が?」
「お父さんと娘婿が同じ会社っていうのは、ちょっと・・・」
「どうして?お義兄さんも、一緒だよ」
「どういうこと!?」
「お姉ちゃんのカレ、今は旦那さんだけど、同じ会社だよ」
「お姉ちゃんが、金髪でブイブイ言わせてた頃に電車の中で捕まえたっていうカレ?」
「そうだよ」
「そのカレが、お父さんと同じ職場なの?」
「部署は違うって言っていたよ」
「何ていう人?」
「部署は忘れちゃったけど、山田太郎って人」
山田太郎くんのことは知っていました。
何といっても名前が特徴的で、書類の記入例みたいな名前のヤツなどと言われています。
それでいて、仕事は優秀で、営業のエースに田中という伝説的な男がいるのですが、その男と同期で、部署は違えどお互いに切磋琢磨をしている好敵手だと社内で専らの噂になっていました。
『お義父さんが部長で、社内で評判の年下のお義兄さんかぁ・・・』
二人とも部署が違うのがせめてもの救いでしたが、私は途端にブルーになってしまいました。
『なんだか、あかん気がする・・・』
テレビで流れていたコマーシャルのフレーズが頭の中をよぎりました。
「オミくん、どうかしたの?」
ミサが怪訝そうな顔をして私に尋ねました。
「いや、娘婿が二人とも同じ会社っていうのもね・・・」
「そんなのわかっていたことでしょう?」
「いや、わかってないよ」
「そうだっけ?」
「そうだよぉ」
「どうして、訊かないのよ」
「そんなこと、想像の域を超えているから、訊きようがないよ」
ミサは、私とのそんな遣り取りを楽しんでいるかのようでした。
私の気持ちが気持ちが挫けそうになっていると思ったのか、ミサは最後の詰みの一手を出してきました。
「オミくん、プレゼント、ありがとね」
「え?」
ミサは悪戯っぽい目をしてみせると、芝居がかった様子で大げさに頭を下げてきて見せました。
「誕生日のプレゼント、確かにいただきました」
何だか照れくさそうにそう告げると、私に抱きついてきたのです。
「えっ!?できてた・・・?」
頷くミサを私も抱きしめ返していました。
『完全に外堀は埋められちゃったなぁ・・・』
そう思いながら、私はその時、同じ会社に義父と義兄を持つ覚悟を決めたのでした。
■続き[2016.04.10_21:49追記]
ミサがボクに純潔を捧げてくれてしばらく経ってから、ボクにはどうしても聞きたかったことを聞いてしまいました。
ラブホのベッドで抱き合いながら、ボクはミサに尋ねました。
「ねぇ、どうしてボクなんかに興味を持ったの?」
「どうしてだと思う?」
「痴漢を撃退してあげたから?」
「あれって、『撃退』って言うの?」
ミサはそう言うと茶化すような目をして笑いました。
「少なくとも追い払っただろ?」
「『追い払った』ねぇ・・・」
ミサは面白そうにボクの言葉を繰り返して見せました。
「その時の機転に感心したとか」
「『機転に感心』ねぇ・・・」
完全に言葉にじゃれて楽しんでいます。
「違うの?」
「うーん、ちょっと・・・、んー、大分違うかなぁ・・・」
「元々、枯れ好みだとか・・・」
「なに、それぇ?オミくん、全然枯れてないし」
そう言うとミサは手のひらでポンポンとボクの股間に触れて見せました。
「でも、他に思いつかないよ。ボクがミサの関心を引けるようなことなんてなかったし」
「そんなことないよ。オミくん、どストライクだったもん」
「何かあったかなぁ・・・」
「あったよ」
「うーん、降参!思いつかないや」
「知りたい?」
「うん、知りたい」
そう言うと、ミサは少し居住まいを正すと、思い出すように目の玉を少し上に向けて話し出したのでした。
「オミくん、三丁目のコーヒーショップに行ったことあるでしょう?」
「三丁目って・・・、消防署の向こうの?」
「うん」
「あるけど・・・」
「私もバイトの前とか後によく行ってたの」
ボクは、黙って頷くとミサに先を促しました。
「私たちが付き合い始める半年ぐらい前に、そこでオミくんを見かけたの」
「うん」
「見かけたって言うか、レジに並ぶ列でオミくんの直ぐ後ろに並んでいたの」
ミサにそう言われても、一体いつのことか見当もつきませんでした。
「その時、オミくんの前に外人さんが並んでいてね。言葉が通じなくてレジの人が困っているのをオミくんが、助けてあげたの」
薄ぼんやりとそのときの光景がボクの頭の中に甦ってきました。
そんなことを言いながら、ミサはガクガクと一番激しく身体を震わせて、ベッドに突っ伏すと昇天しました。
ボクたちの結合部分から、ミサの愛液が大量に溢れ出て、一部はベッドに大きな染みを作り、一部はボクの竿からタマタマを伝うと滴となって落ちました。
この間、男の人を知ったばかりだと言うのに、ミサは早くも中イキまで覚えていて、頭の中が真っ白になった後は、雲の上をフワフワ漂う感じがしながら、身体の痙攣が止まらないのだそうです。
ヘトヘトになりながらも、ボクが再び腰を突き出すと、ミサはピクンとなって
「もう、だめ・・・、もう、ダメ・・・」
と掠れた声で言いながらも、直ぐに
「あ、あ、あ、あ」
と気持ちよさそうな喘ぎ声に変わるのです。
潮を吹いた後の女性の身体はどうやら歯止めが利かなくなるらしく、動かなくても挿入したまま舌を吸ったり、おっぱいを吸うだけで、エクスタシーに到達します。
所謂、連続絶頂というやつらしく、それを迎えたあとのミサは、暫く死んだように眠りますが、目を覚ました後は、子猫のようにジャレついてきて、ボクに甘えてくるのです。
こんな可愛らしい女性をボクは知りません。
絶頂に達してひとしきり汗をかいた後のミサは、汗臭いどころかとても良い匂いがするのです。
その香りを嗅ぎながら、ボクはミサをベッドに仰向けにさせると細くて長い脚を両脇に抱え、一気に奥まで挿入を果たすと、ミサの中で暴れまわるのです。
「オミくん、私の身も心も全部オミくんものだよ」
朦朧とした意識にありながらも、ボクの耳元で囁いてくれるミサの声を聞いた瞬間、ボクのジュニアは一気に弾け、熱い滾りをミサの中に放出してしまうのです。
結婚して、子供も生まれましたが、ボクたちはいつまでも飽きることなく、子供を寝かしつけた後は、大人の時間を楽しんでいるのです。
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