土曜の昼下がり、新宿での所用を済ませてタクシーを拾い代々木上原のマリのマンションへと向かった。
あの夏の暑かったハーレムの日……女たち3人の尻を並べた日……忘れられぬ経験だった。
渋谷にも近くマリのヨガスタジオへ行くにも便利だと選んだマンション、部屋の鍵はキーケースに繋げてある。
部屋に入るとリビングにマリの姿がない。来ることは先程伝えてある。
ベッドルームに向かうと女同士の話し声が聞こえてきた。誰か来ている。
ドアを開けると、すぐに青臭い甘い匂いが鼻についた。
「あ、来た来た、オチンチンがきた」
ミズキが下着姿でベッドで笑っている。テンションがおかしい。
「久しぶり、一週間ぶりだよ」
マリも下着姿で水パイプを手にしていた。
—-コイツら、キメていやがる。
「マリィ!なにしてんだよ、そんなものやって」
「これ?これはねぇ、ミズキのおみやげ、みんなで楽しもうって、持って来てくれたの」
マリはしどけない様子でオレの言葉を意に介さず、水パイプを咥えた。唇がすぼまってガラスの中の水が泡吹いた。
目を閉じて息を止めていたマリが、ぷはぁーと大きく煙を吐きながらオレと目が合う。
トロンした目つき、久しぶりに会うのでそれだけで疼かせてくれる。もうだいぶキマっているようだ。
経験はあるのだろう、マリの吸い方が手慣れている。
しかし、オレと会ってからは一度もしていない。
こうなったら、仲間になって追いつくしかない。シラフでは到底付き合えたものでない。
「オレにもくれ」
マリが紅茶の丸い缶を渡してくれた。蓋を開けると懐かしい匂いが広がった。
「しばらく、そこで見ててね、あたしがいいっていうまでこっちに来ちゃダメだから。ねえ~マリ」
マリはミズキにしなだれていく、ふたりは唇を合わせていた。
いろいろ長くなりそうだな……オレは冷蔵庫に飲み物を取りに行く。
アップルサイダーの大瓶と水、グラスは邪魔になる。
これをすると喉が乾く。
昔もアルコールと一緒にしなかった。
ヤンチャな頃はよくクラブでゴーゴー踊る姉ちゃんと楽しんだ。
ダンサーはよく筋肉が発達してて、アナルするには最高の相手だ。
括約筋をキュキュと締めつけてくる、踊った後の汗にまみれ蒸れた臭い肛門、お互い大汗かいて腰を動かしていた。
ベッドルームに戻ると、ふたりの女は全裸で絡まっていた。
マリは性に奔放な女だが、レズっ気まであったのは知らない。
ミズキはなんでも来いのタイプなのは言わずもがなである。
ミズキは外車ディーラーに勤めながら夜たまに六本木の店に出ていたが、そのどちらでもこの缶の中味を仕入れるチャンスはあるだろう。
数年ぶりの悪くない味だった。安物の粗悪品ではない。昔嗜んだ国産オーガニックにも引けを取らない上モノだ。
「あ、そこにオチンチンいます、まだ服着てまぁ~す」
ミズキがパイプくれと手招きで要求する。
マリがミズキの乳首を口に含んでいる。
「なかなかイケる……これ」
と火が残っているものを渡す。
「でしょ、さすが、違いわかるね~これはね~特別のコネのルートあるの」
どんなコネなのか、察するにたやすい。
やがてミズキも大きく吸った呼吸を胸にため込み、ワンテンポ置いてスーッと煙を吐いた。
女のキメている、この顔……昔からセクシーで好きだった。
欲望に満ちた、これからまさに快楽を得ようとするメスの顔……
感覚が正常なうちに環境を整えよう。
より楽しむための豊かな生活環境。
ネットワークプレイヤーのリストを選んで女性のソウルナンバーから曲を流した。あとは勝手にやってくれる。
ベッドの対面の壁のモニターにはX系のサイトのお気に入りにある80年代のイタリアのポルノを映し出しておく。
長尺で今見ても興奮させられることが多い。海外の往年のポルノ女優は魅力的で尻を実にうまく活用している。
マリがミズキのプッシーと肛門を舐めている。
その尻を上げたマリの肛門にはミズキの中指が刺さっている。
エロ過ぎてたまらない。このふたりのビジュアルとスタイル、そしてエロの濃度ならその辺のAVなんておよびもつかない。
ふたりともタイプの違いはあるが、黙っていれば可愛いお姉ちゃん達だ。
お互いのケツの穴に指挿れてる仲だなんて誰も思わないだろう。
そうだ、ムービー撮っていいかな?と喉まで出掛けたが、やめておく。女たちは承諾するだろうが、オレの目に焼き付けておこう、キイテきたのか、もう面倒なことをする気を失せている。
ふたりはベッドの上で膝立ちで抱き合いキスをして、手がお互いの肛門をとらえていた。
ミズキはマリが尻が敏感なのをわかっている、そしてマリは相手を気持ちよくしてあげたいと思っている。
オレが立ったままキスしてよくやるプレイ、抱きながら相手の尻を指で抉る行為、マリは声を上げてよがっている。キマっているからレスポンスがいい。
オレもホンワリといい気分になってきた。
ネタがいいとコイツは間違いなく上機嫌にさせてくれる。
「どう?エッチでしょう~」
マリとのキスから顔を離してミズキがオレを見つめる。
「ああ、たまんねーよ」
「うーむ、やっぱ変態に見えないド変態だよね~」
ミズキがしげしげとオレを見て笑った。
オレは服を全て脱ぎ捨てた。
「あら、なにもしてないのにオチンチンおっきくしてるぅ」
オレのペニスもそそり立っている。
マリはひとりでクリトリスやプッシーに唾を擦りつけて、オナっている。
「ふーん、これはトリコになる匂いだわ」
とミズキは中指をすんすん匂っていた。
「ほら、大好きなマリのお尻の匂いよ」
と中指をファックサインのように見せつけた。
「かわいいマリちゃんはエッチなお尻の匂いしてますよー」
やだ~とマリはミズキの指先を取って自分も確認すべく鼻先に持っていく。
「あ~あたしの匂い………」
マリはさっきまでミズキの肛門に入れていた自分の指先も嗅いでミズキのもエッチだよと、クリトリスを擦っている。
そのマリの指先をミズキが嗅いで自分の匂いを確かめている。
コイツら変態エロメスになりきってる。
本来なら誰にも知られたくないはずの秘密の恥ずかしい匂い。
いい女たちが、お互いの尻の匂いを嗅ぎ合っている。
本能的に女の方が男よりスケベだと思う。
そのスイッチのONとOFFは、ほんの小さなキッカケだったりする。
ミズキが手招きする。
すっかりタガは外れ、理性と羞恥心など微塵しかない女たち。
このメスたちの匂い嗅いで、舐めて、ケツの穴引っ掻き回してやろう。
いろいろ見せつけてくれミズキの手を掴む。
ミズキは素直に中指だけを立ててくれた。
「あたし……マリみたいな女の子のカワイイお尻、ダ~イ好きなの、見るとイジメたくなっちゃう」
それはイイ趣味だ、ミズキの決してノーマルではない性嗜好が垣間見える。
バイセクシュアルのアナル好き女、そんな定義付けは、AVのタイトルにでも付けておけばいいさ。何の意味もない。
オレは、マリの尻の匂いをミズキの指先に探した。
さっきまでミズキの中指はマリの尻の穴を捉えていた。
貴重なメスの尻の匂いは、旬を過ぎるとすぐに消えてしまう。
ミズキの指先は色んなものが混じっていて、求める匂いは、ほとんどしない。
そのまま、ミズキの足を抱えてマングリ返しにする。
プッシーはツヤツヤと濡れて肛門まで光ってる、そこに顔を埋めて過呼吸をしながら、鼻先をプッシーに埋め舌を肛門に埋める。
この気位高そうに見えるミズキが臭っせー肛門パクパクさせてるのが舌に伝わる。
あの夏、彼女たちを伴って旅したおかげでいい思いができる。
鼻先が肛門にのめり込むまで擦り付け、舌で舐め回す。
色んなものがブレンドされた、ほろ苦い味がした。
「あ~んっ、ダメぇダメぇお尻、中まで嗅いだらぁ」
ダメダメと言いつつ、ミズキは腰を動かし、もっとしろといってる。
マリがオレの背後に回り、ペニスをやさしく扱き首筋を舐め回してきた。
オレはミズキの肛門に親指を入れ、プッシーに人差し指を入れて中で両指を擦り合わせた。
この界壁の膜一枚で感じる女もいる。ミズキはどうだろう。
モニターにはブルーネットの美女が尻を突かれて顔を顰めている。セクシーな顔……。
「全部ミズキの匂いする………」
マリはオレの鼻から口の周りを舐め回して言った。
そりゃそうだろ、丁度ミズキのケツを舐めていた。
それがジェラシーによるのか、ミズキを舐めとろうとしたのかはわからないが、オレの顔はマリの粘る唾液にまみれた。
ミズキはこれいい……これいいよ~と喜んでいる。
女性器と肛門の界壁にエロ神経が通ってるタイプだ。
オレの指を気に入ってくれたらしい。
いいなら、もっとしてやる、ミズキ、オレは肛門の親指を深くねじ入れて、プッシーの人差し指とグルグル合わせこすってやる。
2本の指先は鶏皮一枚くらいの襞で腸壁と膣壁を仕分けてる。
もう一服やるとするか。ずっと勃起しっぱなしだ。
ミズキの肛門から抜いた親指を嗅ぐ。
濃厚なチーズのような匂い、少しの刺激臭も加わり、もっと香ばしく熟成されたメスの匂い。爪に少しだけ茶色の残滓が付いてる。
「キレーなヒト……お尻キモチ良さそう」
マリがモニターを見て言った。
オトコの上に乗り肛門でペニスを咥え、腰を激しく動かしている美しいイタリア女がいた。
「あたしにも頂戴」
マリに水パイプを回してやり、親指を鼻先にかざした。
クッサァ~と言うが満更でもないようだ。
その証拠にオレの手を離さないで自分の肛門の匂いをいつまでもクンクンしている。
この匂いをエッチだと認識する女はいい。その匂いがスケベ心をチクチクさせるのを知っている。
「臭くてもエロいよな、この匂い…ほら、オマケ付いてるよ」とよく見せる。
親指の甘爪の茶色の残滓を見つけて、やだ~と手を伸ばしてきた。
さっとオレは親指を口に含んで舐め回した。
味はしない。ミズキは笑ってる。
「マリ!アタシのウンチ舐められちゃった」
女の尻好きだが、スカ趣味はない。だが、ミズキくらいの美人だと汚いと思わない。もちろんマリでも。
「ナニふたりでやってんのさ~」
マリはオレのを咥えてきた。オレはベッドに横たわる。
「んじゃ、あたしのお尻舐めて」
ミズキはオレの顔に跨がってきた。
「舐めてもらいたいんだろ?そのくっせーケツを」
「……舐めてほしいぃ……ケツの穴舐めてほしいよ」
求めるミズキの肛門に舌入れながら、マリのおしゃぶりを受けていた。
舌をねじ込むと腸液の苦味が広がったが、オレの唾液に希釈されていく、ミズキのケツの穴をお掃除させられていた。
腫れ上がった勃起をマリが欲してる。
マリはオレの勃起を掴んで位置を確かめ肛門にあてがい、腰を沈めた。
「あ~ん、硬~い、いつもより硬いよ~」
オレの身体の上でマリとミズキが相対している。
「マリ…お尻いいの?気持ちいい?」
肛門にオレの舌を埋め込ませてるミズキが聞いてる。
「いいよ~、硬くていい~よ」
ふたりがキスをしている音がする。ぴちゃぴちゃと。
「いいね~、マリ気持ちいいね~」
ミズキの声が聞こえるが、その尻に塞がれて何も見えない。
マリが勃起を味わおうと尻を上下にしてくる。
オレは動ける範囲で最大に頭を動かしてミズキの肛門を舐ってやりながら、マリの尻の咥えこみにイキそうな気配がフツフツと込み上げてくるのを感じた
まだ出したらもったいない、射精してもいくらでも回復しそうだが。
あのまま、マリの尻に咥えられていたら間違いなく射精していただろう。
紅茶の缶から中身を取り出して水パイプの真鍮の口に詰める。
ライターの火をかざすと同時に吸い込む。
ポコポコと泡が立ち青くさい気体を吸い込み、息を止めた。肺から吸収されたエキスがじんわり身体を巡っていく。
スローな曲の男女ボーカルの息づかいがクリアになって聴こえてきた。
聴覚のレベルが数段階アップした。久しぶりのこの感覚。
股を拡げたマリは、ミズキからプッシーをハグハグと舐められ眉を顰めている。
こちらに向けてるミズキの尻が見えた、形のいい尻。その尻が動いて時折、その狭間の薄茶色の肛門が見え隠れしている。
さっきそこの匂いを嗅いだ。あんないいケツしてるのに臭いケツしやがって。
また嗅ぎたい、そのケツを。そしてその臭い穴に勃起突っ込んでやる。
かっとミズキの尻たぶを割る。肛門がグイと拡げられて、ピンクの腸壁まで外気に晒される。
「あんっ」
ミズキが振り返るが、マリのプッシーに意識は向けられる。
オレは拡げられて引っ張られ形を崩した肛門の真芯のピンクに鼻を寄せた。いい匂いさせてやがる。ミズキの中の匂い、腸汁がつくる独特の熟成臭。その中心を舌で突いた。
「ひっ……」
尻が揺れて、舌がずれる。逃げようとはしていない、すぐ舌を探すように定位置にピンクの窄まりがリターンしてきた。
今度は指を挿れ、その腸壁を指先でグイグイ揉んでやる。
さっき親指を飲み込んでいた肛門は、みっちりほぐれている。
膣と子宮のある内側に向かって腸壁から刺激を与えた。
「あーん、……いーよぉ」
マリへの愛撫が中断してミズキは自分の尻を優先して感じようとしている。
もう仕上がってる肛門、ワセリンはいらない。
ミズキから抜きたての指先を嗅ぐ。勃起に力がみなぎる。
マリがオレを見ている。またお尻の匂い嗅いでるし、そう目が言っている。だが嫌悪してはいない、その匂いでオレが硬くなることをマリは知っている。
ミズキの尻に腫れ上がった勃起を押し込む。
R&Bの曲に合わせて腰を動かしてやる。
スローなファックのダンス。
ゆっくりと、テンポに合わせて、途切れることなく抜き差しして角度を変えてミズキの尻を掘っていく。
マリがにじり寄り、ミズキの顎をつかまえてキスをしてる。
「どう?ミズキ……いい?」
「………いい………」
それだけ聞くとマリは、ミズキの頭上を跨いで立ち上がり、壁に手をついて尻を向けてきた。
舐めてほしいんだ……マリも……そのリクエストに応えてマリの尻に顔を埋める。
ミズキもダンスしているのをわかってくれている。
オレの動きにぴったり尻を付けて動きに合わせてくれている。
ちゃんとスローナンバーばかり流れている。
速い曲ならミズキが壊れる、オレも持たない。
ミズキの尻はオレの勃起と一体になって踊ってくれた。
ほんの一部だけの結合なのに。
オレのペニス、それとミズキの肛門の腸壁、容積にしても、大した大きさではない繋がり。
それでもミズキはオレを感じ、オレもまたミズキの温もりを感じている。
マリとの結合部はもっと小さい。オレの舌のほんの先っぽだけが、肛門に触れている。でもマリは、それを小さいとは思っていない。
なにも言葉にしてないのに、オレの舌を逃がさないよう尻を回してくれてる。スローダンスしているのをマリも理解している。
スローナンバーの曲が数曲続いた。途中何度か、ミズキはダンスをやめて嗚咽してシーツを掴んでいた。オレはダンスを続ける。
曲調変わったので、ダンスのフォーメーションも変える。
ミズキを横向きにして尻を拡げて挿れる。
このフォーメーションではミズキは踊れない。
モニターをミズキが「ウゎ」と見た。
振り返ると美しいブルーネットふたりが、お互いのプッシーと肛門を激しく指でファックし合っている。
彼女の性欲琴線に触れたのだろう、ミズキはこっちきて、とマリを引き寄せ沿うように抱いた。
マリはミズキがしたいことができるように角度を変えて脚を開いた。
ミズキがモニターと同じことをして、マリを虐めている。
ミズキの肛門をオレは虐めてやる。
曲のテンポが丁度いい、シュンシュンと勃起を押し込める。
ミズキの肛門が受け止める。ミズキがマリの肛門に同じ速さで指を沈める。
ふたりともイっちゃう~イっちゃう~と声を上げた。
マリは宙を掴もうとした。
それに構わずオレはミズキの尻を勃起で揺する。
ミズキがうんうん呻いて苦しそうに見上げる。
「また……イッちゃうよ……イッちゃうよ」
イケイケ、気持ちよくなればいいさ、オレは目でこたえた。
しばらくしてマリから手を離したミズキは、腰の向きを変えた。
自分のいいところ、好きなフォーメーションにしたいのだろう。
オレは敢えて腰を押し込み勃起を抜かせまいとミズキの動きに付いていく。
うまく足を抜いて正常位になり、尻を浮かせる。
掌にちょうどおさまるミズキの乳房を両手で包み、両手の親指で乳首を捏ねる。
身体を倒してミズキの唇を吸う、舌を絡めてくるのが愛しい。
ミズキの緩くウェーブのかかった頭を抱いて勃起を何度も何度も押し込む。
唇にしっかり吸いつき、ミズキの口に舌を入れたまま。
ふむ……ふんがァ~とミズキが何かを伝えたがった。
可愛いからチンポ動かしてあげる。
オレはミズキの肛門に入っているチンコが内臓を蛇のように辿って口から顔を出せばいいのに、と思った。
そしたらオレは、オレのチンコを咥えてやれる。コンニチワと言ってやろう。
舌先でミズキの喉や歯茎の隅々を舐めていたが、いくら待ってもチンコは顔を出して来なかった。
速めのソウルのテンポに合わせたダンスは途切れない。勃起はミズキの直腸壁をいいように掻き回していた。
「ラメぇー…オウイグゥー」
またミズキが何か言ってる。
口を吸ったままだが、呼吸が乱れて、鼻から吸ってばかりいるミズキ。
酸素欲しいんだ。口を解放してやる。
ミズキが一瞬、安堵の顔してオレを見て、すぐに目を閉じた。
目を開けろ、と勃起で突いて起こしてみる。
突くと、あんと返事をしてくれる。でも動かない。目を開けたくないようだ。
マリがオレとミズキを見ていた。
「イっちゃったよミズキ~あたしにもね……」
予約をされた。でも喉がカラカラだ。
ミズキから抜いてマリへにじり寄る。
しなやかな勃起は健在。
「凄~い、元気ぃ」
マリが喜んでる。
オレは喉が渇いた。唾をくれ、マリ。唇を合わせてマリの唾液を吸い込む。
マリがオレの勃起をやさしく握る。手探りで形を確かめながら握ってくる。
抱き合ったまま、オレはマリの尻に手を這わせた。
ミゾに指を沿わせ肛門にたどり着く。
マリの可愛い肛門、オレの指の腹を察知してキュと窄んだのがわかった。
「これ欲しい……」マリが勃起を揺する。
そうだ、さっき予約されたんだ。
マリから唇を外して、唾を飲み込んだ。癒えてない渇き。
水を飲もう、マリの手を取ってベッドを降りた。
2リッターのボトル、たっぷりまだある。
その傍らに水パイプがある。
ペットボトルをラッパ飲む。水が爽快に流れていった。
マリにも渡すと喉が鎖骨の辺りまで、ゴクゴク動いていた。
マリも渇いていた。
水パイプの中の水にうっすら不純物がある。
キャップを外して鉢植えに撒けてやる。ウンベラータ、覚えやすい名前の木。土が乾いていた。
大きくなってきたから鉢を大きくしてほしい、この前マリから言われていた。
ペットボトルの水をパイプに注ぐ。アルプスの水と書いてある。少しはパイプの味も変わるかな。
一連のオレの所作をマリは見つめてる。待ってろマリ、もう少しだけ。紅茶の缶を開けて詰める。まだ当分楽しめる量が残ってる。
ライターで炙り吸い込む、やはりフレッシュな水にしただけに味が良くなった。
息を止めたままパイプとライターをマリに渡す。
オレがはぁーと息を吐くと、マリはパイプを吸い込んだ。
もうずっとこうしてる気がする。
メロウな曲、たぶん黒人女のバラードが沁みる。
マリがすっーと煙を吐いて目を細めている。
彼女はタバコを吸わない。煙を吐く姿が眩しい。
抱きたくなってきたが、もう少しだけこうしてマリを見ていよう。マリが余韻を楽しんでいるあいだ。
「いこぅ」
マリが先に立ってベッドに伴われた。
ミズキはまだ寝たままだ。
ぐちゃぐちゃになってるブランケットをミズキの腹に掛けてやる。
ベッドの上が広くなった。
マリはお好きなように、と大の字に横たわっている。毛先を短くカットして手入れされた陰毛が卑猥に見える。
メロウなバラードがタイミングよくラブシーンの演出を高めてくれてる。
マリをうつ伏せにした。
足を伸ばしたまま、尻たぶだけ開いて谷間の肛門を目指す。
ヌルヌルと谷を滑った真っ赤な肉棒は愛着のある肛門へスルスルとめり込んだ。
この体勢は尻が閉じているからペニスへの摩擦が強い。
亀頭だけ肛門に咥えさせ、残りは両方の尻たぶで挟み込む、素股の感覚。
こちらが気持ち良ければ、マリもまた気持ち良い。
愛着のあるマリの尻……今まで何度ここに欲望を吐き出してきただろう……勃起を挟んでいる尻たぶを両手で寄せる。
勃起が動きづらくなるが、その分刺激は大きくなる。
尻たぶを開いて深く突き、閉じては浅く突く。
マリのヒップマッサージをしながら尻で交わっている。
真っ赤に腫れた先端は、マリの肛門の中でエロ臭をまといながら、狭い世界を往復してるだろう。
「ダメ…ダメ……イクぅ……」
ほどなく、気持ちよくなってしまったマリの背中にオレも身体を重ねた。勃起はおとろえぬまま、マリの尻に挟まれたままだ。
女ふたりがベッドにうつ伏せていた。オレはベッドの脇に腰をかけそれを眺める。
ミズキが先に手を付いて頭をあげ、喉かわいたァと起き上がる。
ローテーブルの脇にあぐらをかいて座り込み、ペットボトルを口にして逆さまにする。
ゴキュン、ゴキュンと豪快な音を立ててミズキが水を飲んだ。
「あ~生き返ったよ、マジ、ヤバイね、お尻エッチも…これも」
ミズキは水パイプをつまみあげて、振ってみせた。
「モノが良いんだよ、それ、どうしたの?なかなか手に入りにくいヤツだよ」
「お店のお客サンでね、何してるヒトかわからないけど、羽振りいいヒトでさぁ、半年くらい通ってたのよ、そうそう、ウチの車も買ってくれた、Gクラス、店来て5分で決めてキャッシュでポンと、マネージャーも驚いてた。で、たまに遊んだりしてたけど……ある時、これ預かっててっさぁ渡されたの……」
「それじゃ、使ったらマズイだろ?」
「ううん、そのヒト、それからいきなり店来なくなって……しばらくして連絡あって、今タイにいるから、よろしくって……で、これも好きにしていいって」
それから半年くらい経つという。そのままパイプごと冷凍庫に入れて保管していたというが、ミズキは多分使っていない。紅茶の缶にギッシリ詰まったままだ。
なるほど、察していたストーリーとは違った。ミズキが自分で楽しむために手に入れたと思っていたが、フタを開けたら六本木らしい話だ。
ミズキはそのタイに消えた男とは楽しんでいたのだろう、吸い方も知っている。
そのミズキは水パイプを咥えていた。ひと休みできたので、チャージしたいのだろう。
マリが起きていた。ベッドで身体の位置を変え会話を聞いていたのだろう。
「ヤバイね~たしかにキメてするの、全然違う……ハマっちゃうかも……」
オレもヤバイと思った。10年ぶりになるだろう、このセックス、五感が鋭敏に増幅されてしまう、あの感覚……しかしマリはいつ、これを覚えたのだろう。
「マリ、こっちおいで~、ここに」
煙を吐きながらミズキが手招きをした。
マリはアップルサイダーの瓶を飲み干した。とにかく喉が渇く。
オレは全裸のままベッドルームを出てトイレで用を足した。
散々に女たちの肛門に入れられても我慢を強いられて、萎んでしまったペニスを振って小便を払った。
冷蔵庫を物色した。アップルサイダーと紙パックの豆乳をみとめる。マリが常備している、それらを持って戻る。
ふたりは座り込んで、恋人同士のように抱き合っていた。
ミズキがマリを好いている。マリは女から好まれるのか、マリもミズキを受けとめている。
そういえば会社の同僚のフランス人が、マリを気に入り、東洋的でいい、と言っていた。
毎回顔を合わせるたびにマリのことを聞いてくる。
ローテーブルに飲み物を置くと、マリが見た。
「あ、その豆乳はグラスないと飲みづらい」
そうか、と取りに行こうとしたら、あたし行く、トイレもするし、とマリが立った。
「マリってさ、気が利いてすぐ動くし、そのくせエロいしょ、見た目もああだし、あたしの友達のレズの子、マリ見てすんげぇ、ムラついてたよ、なんかそそるんだって」
ミズキが男みたいなことを言う。
「おまえもそそられるんだろ?」
「うん……なんだろね……夏にマリん家見たでしょ、あ、お嬢さまなんだ、って思ったのよ、そのお嬢さまがすごいエロいなんて……可愛いくてたまんない……」
夏、マリを実家まで送った。たしかに、その家は旧家然たる風情があった。その辺のことはマリに聞いてはいない。
「そうだ、キメて忘れてた、これ持って来たのよ」
ミズキが黒のバーキンと一緒にまとめていた、どこかのブランドのショッピングバックを手にとって、中から黒い箱を出した。
「あの時、指だけだったから、今日は、やろうと思って楽しみしてたの」
箱の蓋を開けると、黒の装着型ペニバンが出てきた。
夏の日、オレはミズキから肛門をいじり回された。指だけなのが納得出来なかったのか。
「マジかよ!どうしたん?これ?」
「パーティのビンゴの景品、使う時がやっと来たよ」
ミズキは本気だ。マリもグラスを持って戻る。
「ナニそれ?エッロ!やろ!やろ!」
このモノの使い方もわかっているようだ。
ミズキは色んなものをもたらしてくれる。定義に付け加えなければならない、バイでアナル好きな女王様と。
尻は掘るのも掘られるのもいいものだ。ミズキに掘られてみよう、オレも水パイプを手にしてチャージする。
みんな、もうスッカリ覚めている、いやいや、そんなことはない、ガッツリキマってる。
ミズキがペニバンのベルトを調整していた、黒いペニスを股間に生やして腰を振ってしごいてる。それをマリが咥えたがっていた。
やっぱブラした方がいいよね~。サマになるよね。ミズキが赤いレースのブラを身につける。
美しい女王様が完成した。その黒いペニスをむさぼる美しい奴隷がいる。
窓を開けて外の空気を吸いたい。
レースカーテンを開けると夕闇迫る遠くの新宿のビルの光がさんざめいていた。
完璧にキマってる。
こんなに街の灯りが眩いのか、久しく忘れてた感覚だ。
「ほら見てみ、夜景がすごい」
ふたりに教える。
ミズキは黒いペニスをそそり立たせたせたまま寄ってきた。
うわぁーキレー、キレー過ぎるわ、しばらく外を眺めて、マリとミズキのふたりが唇を合わせてる。
黒いペニスをつけた女と全裸の男と女の3人がキスしている。
それがスタートの合図になった。
マリとミズキの舌の絡め合いにオレは横はいりした。ふたりの尻を揉んでやる。
もう勃起は復活していた。これから起こることへの期待に亀頭はパンパンに腫れている。
身体を倒すように女王様から命じられ、ベッドの端で四つん這いになる。
ミズキがいいね~いい眺め……すっかり女王様口調になってる。
尻を拡げるよう命じられ従う。
肛門に何か塗られて、ミズキの指が入ってきた。唾液だと困るな、と思い、ワセリン渡して、とマリに頼む。サイドテーブルの引き立しを開けてマリが動いてくれた。
背後が見えないまま、ナニか準備されてる。
今度はスムーズに指が入ってきた。
はじめは恐る恐るに蠢いていたが、すぐに遠慮なくほじられている。
ケツの穴を右、左とモゾモゾ指が探っている。
その動きがしばらく続いて指が抜かれた。
ミズキがベッドにのぼってきて、すぐに人差し指を鼻先にくっ付けられた。
「ほぉら、嗅ぎなさい………これ」
オレのケツの匂い、ミズキとマリのと大した違いはない気がする。自分の匂いでも何かはしたないエロい匂いに思えた。
「いい匂いじゃない………スケベな匂いで」
ミズキはその指を嗅いでいる。
マリもどれどれと、たしかめて、いつもの匂いね、と言いのけた。
女王様がふたりになった気がする。
「Fuckyouass!」
ミズキが「トンッ」と舌を鳴らした。
ミズキは外人からこの言葉を言われて尻を掘られたことがあるのか。
すぐにペニスを押し込んできた。ウッと声が出た。
ダイレクトに突いてくる。
不器用に突いてくるのがまたいい。
「うわーズッポリ入ってる、入ってる」
マリが、面白がっていたが、ベッドに上がってオレの顔の前に座った。
「いい?……お尻、いい?」
ああ、としかこたえないと、かわいい、とキスしてきた。
マリの手はオレの乳首にあてがわれチョンチョンと擦られている。
気持ちいい場所を女たちに制覇された。
縮んでるチンコにマリが気がついた。
ほかが快感を享受しているのに自分だけ居場所がない、と寂しく萎縮してるのかもしれない。
それだけケツが極楽なのかも。
マリに身体を起こされる。
どしたのと言わんばかりにオレのを咥えてきた。やさしい女。
ひととおり咥えて乳首を舐めながら手でしごいてくれてる。
ムクムクと起き上がる勃起。
それを見てマリが尻を向けて四つん這いになった。
挿れろというのか、ミズキに待ってもらい、脇にあったワセリンを勃起に塗る。
居場所ができた喜びに腫れた亀頭をマリの尻に押し入れた。
「もっと下がってくれなきゃ、あたし入れられない」
ミズキの指示にしたがい、マリの肛門に入れたまま、少しずつ後じさった。
エッチな運動会のムカデ競争。マリはナニこれ、ナニこれと喜んでいた。
少しオレが身体を倒し気味にしてミズキを受け入れて3両連結が完成した。
いい具合にミズキが突いてくれる。
ミズキが突くと振動はマリにも伝わる。
ケツ気持ちいい~オレが言うと、あたしも~……とマリが言う。
ほら、イケイケ!と、ミズキが押し込んでくる。結果、マリへも押し込む。
ミズキが後ろから手を回してオレの乳首を捏ねくりだした。
首筋をベットリ舐められてもいる。
いい………なんか………気持ちいいとこ………全部………いい………
あ~出したい、出したい、出したいよ~、沸々込み上げてくる。
ミズキのひと突きがポイントに刺さった気がした。それはマリの肛門にも伝わる。
イグ、イグ、イグとオレは声に出して呪文を唱え、マリの尻を抱え込んだ。
その刹那、ビュウビュウビュウビュウと確かに音だして樹液が走った。
「あ、あ」
マリも腸壁に叩き付けられた、オレのほとばしりを感じていた。
ミズキはオレの肛門の少しでも奥へと届けとばかりにペニバンを押し混んで止まっていた。
「イッたーぁぁ……」
そのままマリに重なる。尻のペニバンをスルッと抜いてくれた。
誰かが何かを飲んで喉をならしている音がする。ぼんやり目を開ける。
「大丈夫?……完全にイってたね……チョー気持ち良さそうだったけど」
ミズキが言うが、ああ、としかこたえられない。
今日のセックス言葉にならない。
キメて掘るだけなら何度もしたが、キメて掘って掘られるのは初めてだった。
「何時いま?」マリが虚ろげに聞いてきた。
「8時過ぎ……ってヤバっ、あたしたち4時間もエッチしてたのぉ?」
オレは時間の間隔さえない。
どれだけ横になっていたのか、ほんの数分にも思えるし、それ以上寝た気もする。
女の子のオーガズムと男の射精、タイミングがベストで、エンドルフィンのシャワーを嫌というほど浴びせられた。
それをさらにキメの効果が増幅していた。
起き上がり、ペットボトルを持っているミズキにオレにもくれとジェスチャーで水を欲した。
ペニバンは外されている。全裸でミズキは持って来てくれた。
あたしも飲みたい、とマリも起き上がる。
「あ~ヤバかった……こんなのはじめて……なんか最後のお尻に出されたのがね、中でずっと動いてるの」
「そりゃ精子は生きてるから、動くだろ」
「バカ……」
マリもミズキも笑った。
「お腹すいた」
「あたしも、外出るのめんどいからウーバしよ」
このイカれたビッチどもを連れて外に出るのはさぞかし面白いだろう、なにをしでかすか知れない。
マリはスマホを見てる。
たしかにかなりのエクササイズをした。
性欲の次は食欲、それにキメが空腹を助長させている。
壁のモニターでは黒人の美形女ふたりがレズっていた。電源を切る。
「え、見てたのに……黒人のフェムってそそられるのに」
ミズキが言う、やはりコイツはレズ気強い。
それにしても女の性欲は際限がない。
ネットワークプレーヤーから、ジャニス・ジョプリンの「サマータイム」が流れている。
サマータイム……ね、あの夏の日がなかったら、今の時間はなかったな。
ふと、タバコが無性に吸いたくなった。
やめて10年近いのに。
水パイプも同じくらいご無沙汰していた。
ミズキが持ってきたお土産、ペニバンでのファック。
ミズキはなかなかの悪い女だ、いや、快楽をもたらす最高のいい女だ、極上のセックスを与えてくれたのは間違いない。
マリがいたからこそ、それも実現した。
明日を考えても仕方ない。
「ね、何食べる?」
マリが聞いてきた。オレはシャワーに向かいながらこたえた。
「ふたりに任せるよ」(この先、この関係が終わるまで……)
そう心の中で呟いた。