【三月と沙織 総集編】出会いからプロポーズまで(改訂版)

Hatch コメントはまだありません

あの頃、俺は荒れていた。

俺の名は、三月(みつき)。社会人3年目。平日休み・土日仕事てんこ盛りの、セールスマンに近いサラリーマン。

会社ではじめて出来た同僚(年下だけど一年先輩)の田中美佐子似の彼女との恋は、彼女の不倫発覚で壮絶に終わりを告げた。

まあ、壮絶にしたのは俺だけど。

運命の神様は居るって、俺は今でも思っているんだけど、あの時は本当に偶然に、彼女が俺のとても仲の良い先輩と並んで歩いているのを見つけてしまった。

で、つけるように追いかけたのが運のつき、二人はラブホに入ろうとして、今なら(いや、後ほんの数年人生経験があったなら)絶対やらなかっただろう、ホテル前告発行動に出ちゃった。

不倫は駄目だ!って言うのがあの時の行動原理。

今なら分らない話じゃないんだけど、俺、先輩の奥さん(とっても清楚な人、学生結婚とか言っていたな)や子供とも仲良くて(何度泥酔して泊めてもらったことか)、当時小4の葉菜ちゃんなんかちょっと澄ましていて本当に可愛くてさ。

「あんたら何やってんだよ!!」

ってね。

そこまでやっちゃうと、ぐっちゃぐちゃ確定だよね。

こんな話のほうが需要あるのかもしれないけど、今回はその後の話、もう少し付き合ってください。

正直、女はもういいや~、ってのがあの頃の俺の本音だった。

クリスマスイブに、A男(社外の友達で、俺の仕事の相棒兼親友兼悪友後に妻=沙織の紹介者)や他の彼女無し野郎どもと、新宿のサウナで夜通し大貧民に勤しむくらいは、そう思っていた。

あの頃、なんかきっかけがあったら、俺、ホモになって、

無いな、言っててぞっとしたわ。

まあ、そんな傷心の俺に、例によってA男が悪~い相談を持ちかけてきた。

「乱交パーティー」

当時、そういう言葉は、少なくとも表だっては無かったと思う。

俺の書いてきた話は全て、webはおろか携帯電話さえ無かった時代のこと。

男五人女六人の見知らぬ男女がホテルのスィートルームに集まって1日交わる、そんな説明だったと思う。

今の商業ベースのパーティーじゃない。

素性は明かせないが、全員、ほぼ初めての素人なんだと。

軽く合コン行こうぜみたいなノリで「たまには、恋愛ってのを忘れて、楽しんでみようぜ!」とA男が、悪~い顔をした。

でもさ、根底で俺のバカ修羅場を気遣ってくれてることは伝わってきてさ、少し嬉しかったのは覚えてる。

こんな話、よほどの伝手がないと舞い込んで来ない時代なんだけど、あいつがそんな話を持ってこれるのは当たり前って思えるくらいには、俺たちは表にも裏にも微妙な仕事をしていた。

言っておくけど、当時はコンプライアンスなんて言葉、コの字もなかったんだから。

会社には交際費なんていうワケわかんない経費とかタクシー券なんてのもあって、それをゲットするためだけに「早く役職につきたい!」とか思っていたんだ。

、、もっとも、本当に役職に就いた頃には、何にも無くなっていたんだけどさ。

⚪万円という、当時なら吉原でもA級のオニキとやれんな~という金額をA男に預けてから、しばらく時間がたっての呼び出しで、俺とA男は会場である渋谷の某高級ホテルを目指していた。

「女六人だっけ?今さらだけど、俺多分二回が限度だぜ?お前と違ってさ。よく分かってると思うけど。」

まとも恋愛以外のそっち系で、こいつが俺のことで知らない話はほぼ無い。

まあ、俺もだけど。

A男「ああ、実は、今回は、お前には言ってなかったが、俺たちにはその場での重要任務がある。」

「今回もだろ!バカタレ!!」

そんなことだろうと思った。

そうやって、持ちつ持たれつお互いを利用し合うのが俺たちの真骨頂。

話を聞くと、要は、合コンの盛り上げ役みたいなものだな。

A男曰く「合コンと違って、みんなやる気満々でいるはずだから、まだまし。ただ始まる前が長いと白けるから効率的に。」と、しれっと俺メインA男サポートの役割分担を指示してきた。

「てめえ!」

A男「いつものことだろ?アクター。」

アクター=役者

こいつは合コン場や商談での俺のスタイルをそう呼んで重宝する。

いつもの合コンとは違うだろう!とは思ったが、実際のところ、このパーティーは、本来、俺らみたいな若造が、⚪万円くらいのはした金では参加出来るようなものではないらしい。

「なんだよ、結構、ヤバい橋なんじゃん。」

A男「スリルだろ?それとな、お前にはもう一つ任務があるんだ。」

男側で俺たちが盛り上げ役を承っているように、女側でも盛り上げ役が一人いるとのこと。

初期の盛り上げの仕上げとして、その女と口火を切ってセックス部屋に行ってくれと。

A男「で、ここからが本題」

「まだあんのかよ!」

その女とセックスを続けて、女を出来るだけ他の男と交わらないようにして欲しいと。

A男「連戦するより、そのほうが得意だろ?遅漏アクター。」

どうもその女、主催者筋の女らしく、主催者としては、本当は参加させたくはなかったらしい。

本人はどう思っているか分からんが。

「重要な質問がある。その女の容姿を教えろ!!」

A男「スレンダーなスーパー美女、40歳。」

スレンダーは良い。

こいつは、俺の趣味は良く知ってる。

、、な、はずなんだけど、40歳!?。

俺、ロリ系好き。

「てめえ、騙したな!!」

A男「おっと!多分、騙されて良かったと言うと思うな~。(笑)」

⚪万円の投資だぞ~。(涙)

俺はなんとしても後日、こいつから回収することを心に誓って、会場に向かった。

会場には天女が降臨していた。

正直、ガン見して、気づかれてあわてて目を反らした。

ふっと漏れた微笑で、俺のはガン立ち。

そりゃ今ならね、40歳で美しい人なんて、当たり前にいると思う。

でもさ、古い時代のあの頃はね、ほんのわずかな例外を除けば40歳はおばさん。

おばさんは、やっぱりおばさん!だったんだけど。

彼女はさ、なんと言うかさ。

みんな芸能人とか直接見たことあるかな?

あの、男をすうっと引き込むような魅力。

目だよね。

あと独特な雰囲気。

そこにはさ、まさに魂吸いとられそうな目を持った女性がいたんだ。

他の女性も、綺麗な人ばっかだったんだけど。

なんなら、本当にあの人が40歳ならは、多分、年齢的には一番上になるんだろうな~という感じなんだけど、あの人の別格感は凄かった。

この女を俺のもとに、一夜、引き留めるの?

無理ゲーじゃね?とA男を見た。

な?騙されて良かっただろって感じで、A男が笑う。

これはお金の回収は出来ないなあ、と思わざるを得なかった。

いざパーティーが始まっちゃうと、この女性=ミキさんと言っていた偽名かも知れないけど、の機転、頭の回転は凄かった。

最初の自己紹介イベントから、女性側のサポートに回ったミキさんは、個人情報がさらせない中でのギリギリのリアル感と魅力的な性癖情報を各女性に上手に話させていく。

男側からすると、どの女もむしゃぶりつきたいような背景の出来上がりだ。

ちなみに男側のサポートはA男。こいつ、あい変わらずこういうこと天才。

簡単なゲームなんかで場をサポートして、いよいよの口火。

俺がミキさんを連れて、寝室の一つに行くときの、野郎どもの殺気だったこと。

「早く終われ!」

「死ね!」

とか思われてんだろうなあ。

無駄だよん。

お前らにチャンスは渡さない。

多分ね。

(A男は小さくサムズアップしていた。)

ミキ「来て、、」

と言われてしまえば、若造の俺に逆らう術はない。

せめてもの抵抗でむしゃぶりつかないよう唇をついばみなから、片手をうなじから耳のうら、片手を鎖骨まわりに。

ゆっくりと口を開かせていき、ミキさんの舌に取りついていく。

長いDEEPキスのさなか、ふっと離れた唇から、甘い吐息がこぼれる。

なんかこっちも一撃で昇天しそう。

非現実感も半端ない。

ガウンの中に指を忍ばせると、形の良さそうな乳房に取りついた乳首が、すでに固くなっていて気持ちの良さを主張している。

太ももをすっと撫で上げなから蜜壺にたどり着くと、そこは既に蕩けきっていて。

ミキ「挿れてくださる?」

俺は、前戯もそこそこにゆっくりと腰を沈める。

俺にとって実はこの瞬間はトラウマでね。

『痛いから挿し込まないで!』俺を裏切った彼女の声が頭に響く。

だけどさ、深々と貫く俺の怒号に、ミキさんの身体が一気に硬直したんだ。

ミキ「ああぁ~!」

反りかえった彼女の体が大きく痙攣する。

手応えを感じた俺は抽挿を開始する。

最初は一定のリズムで俺のを馴染ませるように。

何かに耐えるような仕草のミキさん。

ミキ「う、、う、、ああぁ」

キスから漏れた甘い吐息とは違う、どこか余裕の無い吐息。

俺はそのまま腰をふる。

初めて見せるミキさんの美しい苦悶の表情。

長い髪を汗で顔に体にまとわりつかせた彼女。

いやいやと首を振りながら、俺の体を弱々しく押し退けようとしてくる。

「舌を出して。」

彼女の唇が開いていく。

俺は彼女の舌を絡めとった。

そして、その密着した腰を一気にグラインドする。

ミキ「ー!ー!」

一気に硬直した彼女がガクガクと震えはじめた瞬間、俺は唇を離した。

ミキ「ああ~~~逝っくぅ~」

世の男どもをまとめて昇天させそうな天女の嬌声が彼女からほとばしった。

さすがの俺も陥落寸前、抜いて腹に出そうとした俺の腰を彼女のしなやかな足が絡めとる。

ミキ「お願い、中で出して、、、」

甘い、甘過ぎる懇願。

俺に抵抗する術はなかった。

ミキ「あぁ~!!だめぇ、、、」

俺の爆発を子宮で受けとめきった彼女の膣が俺の怒号を締め付ける。

彼女の意識が混濁していくのを感じながら、俺の怒号は縮まない。

ミキ「あぁ、凶悪なものをお持ちなのね、、、」

彼女の意識が戻ってくるのを、俺は抜かずに待っていた。

彼女が話しの出来る、それでいて決して現実には戻さない、ゆっくりとした甘い抽挿。

ミキ「ああぁ、あぁ」

「奥が感じるんですね」

ミキ「あぁ、そう、奥が良いんです。あなた。」

「じゃあ」俺は未だ硬い怒号を一旦抜いた。

ミキ「うぅっ」切なげな表情の彼女。

俺は、何の変哲も無いローターにコンドームを被せて、彼女の蜜壺に忍ばせる。

そして、子宮口が充分に下がって来ているのを確認して、中くらいの大きさのバイブで彼女を貫いた。

ミキ「あ、あうぅ、な、何が?」

ローターとバイブのスイッチを同時に入れる。

ミキ「ああっ!!」

彼女の中で2つの異物がぶつかり合い、不規則な衝撃を発している。

跳ね回って逃げそうな彼女の太ももを、俺の足で縛り付けるように押さえつけ、形の良い乳房から、天に届きそうに反り立った乳首に取りつき、甘い嬌声を紬ぎ続ける彼女の唇をふさいだ瞬間、俺はローターとバイブの振動を最大にした。

華奢な彼女の体が、俺の手の足の中でのたうちまわる。

でも離さない。

全身を震わせ続ける彼女が再び混濁の海に落ちるまで。

ミキ「あ、、、あ、、、?」

混濁から戻りつつある彼女に優しくキスをする。

舌を絡めた彼女が俺に腕を回してくる。

一通り甘いキスを楽しんで、俺は再び、ローターとバイブのスイッチを入れる。

ミキ「あぁっ!いやぁー。」

彼女の嬌声は麻薬のように男の股間を刺激する。

俺はもう唇をふさがない。

ミキ「許して~助けて~」

逝き続ける彼女が意識を失う。

そして目覚めた彼女を再び追い込む。

何度も何度も。

俺の今日への依頼は、彼女を俺のもとから離さないこと。

俺は依頼を忠実に実行した。

ミキ「身体がばらばら。ひどいひとね。」

何度かの逢瀬の後、俺は、彼女から、ローターとバイブを外した。

完全に動けなくなったような彼女の体を抱きしめ、俺の手の中に拘束する。

ミキ「若いうちから、こんなセックスを覚えたらいけないわね。あなたの奥さん、過労で死んじゃうわよ(笑)」

「俺なんか、結婚出来るかも微妙ですよ。この間も彼女に振られたばかりですしね。」

ミキ「あなたが?」

俺は、不倫した彼女の話しをした。

何故か俺の抽挿を苦痛に思う女性も存在する。

それも結構いるんだと。

多分、俺は彼女から、セックスを嫌がられて寝取られたんだと。

でも、今日はあなたが感じてくれて嬉しかったと。

ミキ「あなた、自分のベニスが大きいことを分かってないの?」

そんなこと考えたことも無かった俺に彼女は言う。

彼女はとてもとても奥が感じるのだと。

だから今日は幸せなセックスだったと。

でも世の中には奥がそれほど感じない女性もいて、そんな女性にはあなたのベニスは苦痛かも知れないと。

ミキ「初めて若い女性とセックスするときは、ベニスの根元に指二本分、余裕を持たせなさい。それでその子には、普通のセックスになるはず。」

ミキ「そして、折を見てベニスを奥まで差し込んでみるの。それで感じる子があなたのベストパートナーになるはずよ。それとね、、、。」

彼女は前戯のノウハウも教えてくれた。

俺は彼女に一つ一つそれを試したんだ。

彼女は苦悶の表情と甘い吐息を漏らしながら付き合ってくれた。

俺は彼女を逝かしてしまうよりも、ギリギリまで追い込むことに注力し始め、彼女は「ひどいひと!」と俺を罵りながら付き合ってくれた。

気がつけば、長い時間が流れていたと思う。

「他のかたに抱かれなくて良かったのですか?」

ミキ「どの口が言うの?(笑)」

彼女がいたずらっぽく微笑む。

「中に出してしまいました。すみません。」

ミキ「今さらね。でも内緒よ?」

「、、、、」

ミキ「大丈夫よ。私は子どもが出来ないから。」

「、、、そうなんですか?」

ミキ「私の夫はね?きっとあなたに感謝する。でもそれ以上に殺したいほどあなたを憎むわ。」

ミキ「こんな情事は久しぶり。」

ミキ「あなたはね、それだけのものを私たちにあたえてくれたの。だからね?私もあの人も、きっとあなたを忘れないわ。」

「ミキさん?」

ミキ「そんな捨て犬のような顔をしないの!変な人ね(笑)。ベッドの上ではあんなに王様なのに。」

「良く分かりません。」

ミキ「じゃあ、年上のお姉さんの最後のアドバイスよ。」

ミキ」忘れないで。あなたは、、、あなたは(いい男)なのよ!」#オレンジ

彼女は泣き笑いのような表情を浮かべて、それっきり言葉をつぐんだ。

「ミキさん」

ミキ「、、、最後くらいは、年上のお姉さんらしいところをみせましょうか!」

「、、え?み、ミキさん!?何を!」

突然、彼女が俺の怒号を口に含んだ。

その瞬間、後頭部に白い衝撃が走って、意識が混濁していく。

「あぁっ、あぁっ」

俺は先ほどまでの彼女のようによがった。

彼女の片手が俺の精子袋に、片手が乳首に取りつく。

反り還る俺の身体。

ゾクゾク感がピークになって、一気に射精感が来る。

「もう駄目だ、出ます!」

俺はミキさんに言った。

するとミキさんは舌をあらん限り出して・・・まるで犬がご主人様のほっぺを一生懸命に舐めるように根元から亀頭まで頭を小刻みに縦に振ってべロンべロン舐めだして、、。

最初の放出感が来た瞬間、彼女は俺を一気に吸い上げた。

魂の一滴まで吸いとられる感覚。

この射精感はやばい。

俺はあまりの気持ち良さに腰がビクンビクン跳ねて、全身ガクガク震えながら意識が飛んだ。

もう動けなかった。

頭をバッチんバッチん叩かれて、俺は乱暴にA男に起こされた。

「ミキさんは?」

A男「あぁ、彼女は主催者さんが連れて帰った。」

「じゃあ」

A男「あぁ、お前は依頼を完遂したよ。ただな、彼女を抱けなかった野郎どもが不穏なんでな。俺たちはここいらで逃げたほうが良さそうだ。」

電車の止まった深夜、俺はタクシーでの帰宅途中(いつものようにA男の寮に泊めてもらった)、このパーティーの真の意図をA男に聞いた。

主催者さんとミキさんが子どものいない夫婦であること。

主催者さんがED気味で、でもミキさんが他の男に抱かれているのを見ると興奮して復活するんだと。

夫はそれで乱交パーティーを企画して、ミキさんはそんな夫のために乱交パーティーに参加するんだけど、

ミキさんがメチャクチャにされるのを防ぎたい主催者さんが、A男に頼み込んできたのだと。

「自分でやれよ~」

A男「バッカ!俺は自慢じゃないが早いんだよ。早漏なの!お前みたいに出来るか~!」

「回数は凄い出来るのにな!」

ひとしきり笑った後、俺は言ったんだ。

「夫婦もいろいろあるんだな。その形と言うか愛しかたと言うか。」

A男「ミキさんのところだけじゃないぜ。今回の参加メンバーの中には、刺激を求めて夫婦で参加してたり、夫公認で奥さんだけ参加してるのもいるのよ。」

A男「お前には言ってないけどな、あの部屋にはところどころビデオカメラが仕込まれていてな、参加者が希望したらテープのダビングが貰えるんだよ。ま、お前はミキさんが相手だったからテープは貰えないけどな。でも主催者さんはお前に感謝するだろうな。」

夫婦のいろいろな形、、、。

俺の中で、俺を裏切った先輩の、昔見た幸せそうな親子の朝食風景が浮かんで消えていった。

どうも主催者さんから見込まれたのか、たまにA男を通して訳あり奥さんのお相手仕事が入るようになった。

ミキさんの教えを忠実に守り、俺は彼女達を追い込んでいく。

大体は、とっても綺麗な奥さんがお相手なんだけど、ミキさんほどの鮮烈さは無くてさ。

まあ、結局のところ、俺レベルの男なんて掃いて捨てるくらいいるんだろうから、だんだん依頼の頻度は減っていったけどね。

俺、一晩二回が限度だし(笑)。

その後、ミキさんには、二度と会えなかったよ。

俺もA男も表の仕事が増えちゃって、バカの機会は激減してきてさ。

それでも表の仕事でもあいつとの接点は凄いから。

忙しいよ~、ってたまにお酒飲んで愚痴りあって。

なんかちょっと穏やかだな~とか笑い合ってた。

「相互保険会社の社員総会?」

A男「そう、総代として参加してくれや。」

なんか久しぶりにA男から、固そうな依頼が舞い込んできた。

何でも相互会社の株主総会みたいなものらしい。

契約者も社員扱いされるんだって。

俺、一応、こいつの会社の保険契約者。

「で、俺はともかくぼけっと寝てれば良いのか?」

A男「ばっか、お前にそんな楽させるか。総代の中には代表者質問を行うやつが要るんだよ。」

「それが俺?めんどくせ~。」

A男が言うには、あらかじめ質問原稿も作るし当日のサポートスタッフも配置する。

終わったら、会社の経費で、綺麗なね~ちゃんのいる店でたらふく飲み食いさせてやる、と。

本当は、お前が経費で行きたいだけなんじゃないの?

「お前の依頼ならやるけどさ。俺がキャバクラとかホステスとか苦手なの知ってるだろ?終わったら、お前と上手いもの食べに行くほうが良いなあ~。」

A男「それは友達がいのあるセリフだなあ。う~ん。まあ、後のことは俺にまかせろ!」

なんやかんやの当日、まあ、一番良い背広を着こんで、俺は会場に向かった。

受付で名前を告げてしばらくすると、若い女性社員が、スラッと着こなした紺のスーツ姿でにこやかに近づいてきた。

「〇〇〇三月(みつき)様ですね。いらっしゃいませ。本日のサポートをさせていただきます早見(はやみ)と申します。」

アナウンサー声?いやもう少しトーンが高いかな?心地よい声が話しかけて来る。

女性にしては、やや高めの身長、その上手足が長くて小顔とくるから、スーツ姿がやけに似合う。ただ、胸はちょっと小さいかな(笑)。

彼女はセミロングの黒髪をローポニテに束ねていて、立ち振る舞いも髪をかき上げるような仕草も不思議な艶やかさなんだけど、ちょっとたれ目なところとかが、若干の子供っぽさみたいなのも醸し出していて。中性的というか不思議な雰囲気の女性だった。

控え室まで同行しながら、彼女は、地頭が良いんだろうな~という勘の良さを存分に発揮しながら、本日のスケジュールや原稿、発言タイミングのバックアップなどを、てきぱきと教えくれた。

「じゃあ、総代終了までよろしくね。早見さん。」

早見「こちらこそです。、、、その後もですが。」

「え?」

彼女が言うには、終わったら俺の接待の名目で飲み食いするからお前も付き合えと、A男から宣われていると。

早見「先輩強引なんだから。私はホステスじゃない!って言ったんですけどね。」

A男先輩に逆らえる社員は課にはいないんですよとちょっと困ったように話す彼女に、

「じゃあ、あいつが経費切るときに目を剥いちゃうくらい高いやつ飲み食いしちゃおうぜ。」

早見「あ、それ良いかも!」

ひとしきり二人で笑った後、少し涙を拭くような仕草をした彼女が言った。

早見「本当ですね。」

「え、なにが?」

早見「先輩が言っていたんです。あいつは人の心が分かるやつだから、決して不快な思いはしないよ、保証するって。」

「、、、、お名前、、、」

早見「はい?」

俺は彼女の名前を聞いた。

これから数時間のパートナーのフルネームが分からないのは味気ないから教えてください。これは総代の権限です、って。

彼女は、「まあ!」って声をあげた。

お若いのにお上手ですね、とか言うんだけどさ、いや君のそのロリ顔、君こそ幾つなんだよと(笑)。聞けないけどさ(笑)。

こほん、と彼女は姿勢を正した。

沙織「では、改めまして、早見沙織(はやみさおり)と申します。本日は、よろしくお願いいたします。」

その笑顔を俺は一生忘れないだろう。

【沙織サイト】

「あはは~、振られちゃいましたよ~」

この表現で正解だと思う。

だって初めて会ってから、2ヶ月以上、あの人からは連絡が無いんだもん。

私は早見沙織。

とある生保本社の総合職で、忙しい毎日を送っている。

あの人(三月(みつき)さん、後の旦那様=みっちゃん)と初めてあったのは、今年、夏の社員総代(相互会社の株主総会みたいなものです)のとき。

今、思うと、この出会いは、目の前のA男先輩の策略だったのだろうと思う。

あの頃は、二回目の社内恋愛に失敗(ひっぱたいて別れた。別にこの年でかまととぶるつもりもないけど、何であんなにがっつくのだろう)して、

「も~仕事が恋人で良いや~」

とか思っていた時期だったから。

A男先輩。同じ課の三年上の先輩社員。

課長には悪いけど、実質的な課の中心。

私たち仲間のこと、本当に良く見ている。

柔道二段だったかな?一見細いんだけど。

飄々としたしゃべりかたにちょっと悪~いウィットを忍ばせる。

女性受けは半々かな?顔は悪くないんだけど。

正直、特定の彼女がいないらしいのは本当に不思議。

私?私含めて周りの女性でA男先輩の彼女になろうって人は、いないだろう。

だって!知れば知るほど、えぐい本質が見えるんだもん!

だから、あの、社員総代の夜のお酒の席での、あの人にはびっくりした。

だって、あの先輩と対等以上に渡り合っているんだもん。

あんな人もいるんだ!って。

あの夜は、本当に楽しかった。

大体は、あの人が、よくそんなことに頭回るな~っていう、強烈なツッコミを入れて、先輩が笑いながら飄々と躱わしていく感じ。

後で先輩に聞いたら、二人とも私に気を使って、下ネタ封印していたらしいけど。

どうも、あの人は純粋に私に気を使って、先輩は私が平気で下ネタについてきて、初日から私の印象が崩れるのを気にしたらしい。

本当、大きなお世話よ!

別れ際に、お互いの連絡先を交換して、「またよろしく」とか言い合って、ちょっと期待して連絡を待って、早2か月以上が経過して。

まあ、私も忙しくて電話していないからお互い様なんだけど。

私の「振られた」話に、先輩の悪~い表情がどす黒くなって、怖いくらいになってきた。

A男「あのボケ!!」

先輩、先輩!落ち着いて。本当、見たことが無いような凶悪な雰囲気ですよ!!

A男「お前、まだ付き合っているやつ、いないな?」

「はあ、いませんが。」

A男「後、二週間、彼氏作るな」

「はあ!?」

A男「いいな!先輩命令だ!!」

出たよ、必殺先輩命令。それは逆らえない。

仕事でも人間関係でも、先輩がそのフレーズを使った場合、ほぼ例外無く物事が好転してきたのを見てきているから。

でも、今回は、振られていると思うんだけどな~、ちょっとだけ残念な気もするんだけど。

「何かすみません。ご迷惑をお掛けして。」

A男「正直、お前のことは、これっぽっちも心配していない。お前は放っておいても、勝手に男でも何でも作るだろう。」

「ひど、、私の扱い雑、、、じゃあ何なんですか~?」

A男「あいつのためだ!」

先輩は、苦虫を噛み潰したような顔で呻くように呟く。

A男「この機会逃したら、多分あいつは一生彼女なんか諦めちまう、!」

「何それ。私って、そんなに敷居低く見えるんですか~!?」

そうじゃない、って、先輩はことさら悪~い笑いを浮かべた。

A男「本当にここだけの話だけどな、お前はあいつのドストライクなんだよ。」

はあ?、全く信用出来ないんだけど!?

先輩が何か怒っているような顔で離れていく。

その後ろ姿を見ながら、実はA男先輩ってホモなんじゃ?などと不埒なことを考えていた。

あの人の貞操、ピンチなの!?

その後、すぐ。

会社に回覧していた、私が所属するアマチュアオーケストラの発表会の入場券を二枚貰いたいと先輩からオファーが来た。

先輩ったら、誰と来るんだろうと興味津々だったから、照明配置的に分かりやすい指定席を用意してやった。

「もしかして、あの人と?」

直前のあのやり取りから、万が一あの人と並んで鑑賞していたら、、、この人達、ホモ達確定だわ、とか思ってた。

発表会当日、私が用意した席にはあの人がいた。

フォーマルなドレスを着た、とっても綺麗な女性を連れて。

なんだこいつ!

何かあたしバカみたいじゃないか。

悔しくて、悔しくて、でも何か心に火が点いて、演奏自体は会心の出来だった。

放心しながら戻った楽屋には、花束とカードが届いていた。

「三月さん!!」

あわてて飛び込んだ観客席には、既にあの人の姿は無かった。

本当に

何なのあいつ!!

不覚にも涙が溢れてくる。

何で?

私は観客席の暗さを利用して泣き続けた。

A男「三月からの伝言。この間のオケのお礼にお前に奢りたいってよ。」

「何で、先輩通して来るんですか~」

うちの電話番号は初めて会ったときに渡してある。

本当、何なんだ。

A男「そりゃ、3ヶ月音沙汰無しじゃ電話もしずらいんだろ?あいつ、そこそこ給料良いから良いもんおごって貰いな(笑)」

「はあ、でも、今さら過ぎて」

A男「何だ何だ、早見先輩はご機嫌斜めか?まあ、今までほったらかした、あいつが悪いな!じゃあ、俺が責任持って断って」

「!行かないなんて、言ってないじゃないですか~!!」

A男「こわっ(笑)」

もう!その見透かしたような態度、先輩もてませんよ!!

「先輩、あの人、実はプレイボーイなんじゃないですか?」

あの日、あの人の隣にいたのは、本当に本当に綺麗な人、、。

A男「まず、大前提として、あいつは実は意外ともてる。ま、俺ほどじゃないが、、睨むな!」

いや、先輩以下のもてなさなら、それはもてないって言うんじゃゴニョゴニョ。

A男「だけど、あいつはプレイボーイとは対極にいるやつだと思うぞ?」

先輩は、あの人の悲恋話、不倫で別れた彼女の話、壮絶な修羅場の話を教えてくれた。

A男「あいつは恋愛に臆病なんだよ。俺は、不倫話とかとは対極に位置する女性と見込んでお前を親友に紹介したつもりなんだけどなあ。」

「悪友の間違いですよね?」

違いないと笑う先輩。

ちょっと心にズキンと来る。

そう、確かに私は、もう二度と不倫なんかしない。

二度とやらない。

何か先輩は、すべてを分かって言ってそうで、本当に不気味。

そんなんじや絶対、彼女なんか出来ないと思う。

あの人がチョイスした渋谷のイタリアンレストラン、素敵だった。

この穏やかな雰囲気、本当に安心出来る。

あの人は、3ヶ月の不実を謝ってきた。

三月「ごめん、外せない仕事があって(汗)」

私は、ちょっと怒って拗ねたふりをしながら、軽く躱した。

多分、仕事のことだけではないのだろう。

この人が、穏やかで優しいだけの人ではないのだろうというのは、私のような小娘でもなんとなく判る。

じゃないと、あのA男先輩とは付き合っていられないわよね!

私は俄然、この人の人となりに興味が沸いた。

うん、付き合ってみればきっと分かるよね!

ちなみに前回の綺麗な人は職場の同僚で、オケに一人で来るのが恥ずかしくて頼み込んで来て貰ったらしい(本当かな?)。

私がちょっと拗ねたふりをしたら、アワアワとして可愛い。

帰り際に、次のお休みに一緒に、富士急ハイランドに行く約束をした。

「何で、富士急ハイランド?」

三月「あそこって、絶叫マシンとかお化け屋敷が有名でしょ?吊り橋効果って知ってる?」

「バカですか!?」

思わず素で突っ込んじゃった私にあの人は楽しそうに笑って見せた。

あの人は、本来、土日は仕事なんだけど、この頃は結構、お休みを合わせてくれて、私たちはいろんなところに行った。

木金曜日を中心に飲みに行ったりもして。

楽しかったんだけど、だんだん気になることが(汗)。

私、全然、手を出して貰えない!?

前回の社内恋愛は、飲み会の後にホテルに連れ込まれそうになって、ひっぱたいて終わってたから、穏やかな三月さん、やっぱり紳士的~とか思っていたんだけど、それでも半年も手を出されないと(汗)。

「私って男の人からは、そんなに手を出しにくく見えるのでしょうか!?」

課の飲み会。

私は酔った勢いで、A男先輩に絡んだ。

A男「そりゃお前、うちの課や近くの課で、好き好んでお前に手を出そうってやつはいないと思うぞ。」

「何でですか~!」

A男「そりゃ、仕事中の鬼気迫るお前見ちゃったらなあ。」

周り中が、うんうんそうだそうだとうるさい。

「ああ!この際、近くの有象無象のことはどうでも良いんです!!」

A男「ひどっ(笑)」

まあ、支社の男性とのひっぱたき恋愛終了事件も結構広まっているみたいだから、社内で今さら、私に手を出そうって男性はいないかもしれない。

A男「言いたいことは分かったけどな。前にも言っただろ?あいつは臆病なんだよ、恋愛ってやつにはさ。」

「恋愛にはって?」

A男「まあ、いずれ分かるだろうけど、あいつは女には強いぞ。ベッドの上ではな。」

そうなんだ、、意外、、全然想像していなかった。

でもさ、それ以前というか根本的な話!!

「だって相手にして貰えないんだもん(涙)」

A男「それだけあいつはお前のことを大事に思ってるんだと思うけどな(笑)」

A男先輩は、笑って謀略を授けてくれた。

A男「あいつは土壇場に強い。そういう営業だからな。開き直ると本当に頭が回るんだよ。逆に言えばまずは開き直らざるを得ない状況を作っちゃえば良い。あいつは最適解に向かわざるを得なくなる。」

A男「後な、女の涙には滅法弱い。基本、お人好しだからな。」

だから、涙浮かべてベッドに押し倒しちゃえば良いのさ!ってA男先輩は笑った。

A男「但しな。マジな話をしちゃうと。あいつのセックスについては、はまる人はまらない人が分かれるとは思うんだが。」

「どうして、分かれるんですか?」

A男「それは、自分で確かめてもらうとして。ただな、もしあいつのセックスがはまったなら、多分お前の世界が変わると思う。」

「、、、、」

A男「お前は、はまるタイプと見ているんだがな。(笑)」

意味わかんない。

世界が変わるセックスって何!?

と言うか、私がはまるタイプってどういうこと!?

と言うか、何でA男先輩、あの人のことそんなに分かってるの?

私の中で、A男先輩&あの人の、ホモ達疑惑が、再び浮上した。

それはさておき、後日、私は、べただけど、あの人に酔っぱらっているふり作戦を実行した。

【三月サイト】

国道246号から環状7号線を左折して甲州街道へ。

深夜のタクシーの中、何度目かの自問。

「なんでこんなことに??」

タクシーの後部座席。

俺の左肩に無防備なかわいい顔を寄せて、沙織ちゃんは幸せそうに眠っている。

普段だと少しロリっぽい印象を醸し出す彼女のやや垂れた瞳は閉じられて、長いまつげが揺れて、別人のように大人びて見える。

さっきまで嗜んでいたワインの酒精が混ざる軽い寝息が艶かしい。

沙織「う、、、ん、、」

主張の少ない、彼女の小さな桜色の唇が、呼吸に合わせて開いたり閉じたりを繰り返していて、見ていると吸い込まれそうで、俺は、あわてて目を反らす。

少し汗ばんで、長い髪を顔にうなじに張りつけた彼女の身体からは、汗の匂いに混じって、彼女本来の甘い薫りが立ち上ってくる。

その甘い薫りは、彼女のスーツの下、ピンクのブラウスの会わせ目から時折見え隠れする、薄紫のブラジャーに隠されたやや小ぶりの形の良い乳房を思い起こさせて落ち着かない。

初めて会ってから9ヶ月、真面目に腹をくくって付き合おうと決めてから6ヶ月、俺たちはプラトニックな付き合いを続けている。

沙織「ちょっと聞いてくださいよ!」

たまに入ってくる彼女のお酒のお誘い。

今日は木曜日、土日休みの彼女なら、1日待てば次の日がお休みだろうに。

土日が商い佳境の俺に気を使っているのか、それともよっぽど嫌な事があったのか?

残った仕事はズバリと捨ててきたと笑う彼女と9時くらいに待ち合わせ。

いつもの彼女、お気に入りの渋谷のイタリアンレストランからショットバーへのコンポ。

心配していた割には彼女の話は明るく、ここ数日の出来事を身振り手振りを交えて語り掛けてくる。

彼女はとっても頭が良いのだけれど、商談や修羅場では臨機応変がモットーの俺と違って、コツコツと準備を進めて対応するタイプ。

だから、ちょっと変化球的な、からかい話を向けると、ちょっとわたわたアワアワしたりするのが凄く可愛い。

まあ、負けず嫌いなんで、あんまりやると、拗ねちゃうんだけれど。

もっとも、そんなふうに拗ねちゃっても、彼女の雰囲気の良さは変わらない。

最初に会った時から思っていたのだけれど、立ち振る舞いとか髪をかき上げる仕草とか、とっても艶やかなんだよね。

清楚が服着て歩いているって言ったら言い過ぎなのかもしれないけど、基本的には、茶道みたいな教育も行き届いた本当のお嬢様なんだろうなあ。

何か今日はお酒のペースが早いな~とは思ってはいたのだけれど、彼女の見掛けによらない酒豪っぷりも知っていたつもりだったので。

そんな彼女が宴の終盤に前後不覚に陥ったのには心底びっくりした。

渋谷の近くのホテル避難も一瞬頭をよぎったが、明日、彼女に同じ服装で会社に行かせる訳にはいかないな~と、送っていくことにした。

西調布の彼女のアパートに送ってから帰ると、俺の家に着くのは3時過ぎかな~明日の午前中はサボりを入れるべくやや酔った頭を働かせる。

何度か車デートのお迎えで訪れているので、勝手知ったる彼女のアパート。

沙織ちゃんは、タクシーの中での睡眠で、少しは酔いが覚めたのか、おんぶをするほどのことは無く、肩を貸すと「ごめんなさ~い」と聞こえなくもないゴニョゴニョ言葉を発しながらよたよたと歩く。

部屋に入るとベッドにへたりこんでしまったので、スーツがシワにならないように脱がしたところで、ピンクのブラウスの第二ボタンが外れて、可愛いブラジャーが姿を表していることに気がついてしまった。

思わず伸びそうになる手をペシャリと叩いて、タオルケットをかけてやる。

明日起きた彼女が困らないように、一通り彼女のカバンなどを分かりやすいところに整理してやって。

帰る前に役得でフレンチキスくらいなら貰ってもバチはあたらないかなと軽く彼女の顔を覗き込みに行って。

その瞬間彼女に頭を抱きすくめられた。

「え?、、、、」

沙織「帰っちゃうの?」

長いまつ毛を震わせて、少し涙目になった彼女が俺を見ている。

沙織「あたしって、そんなに魅力が無いのかな、、、(涙)」

「沙織ちゃん」

バカ言っちゃいけない。欲望押さえつけるのに、こっちも必死なんだよ。

沙織「これで帰っちゃうなんて酷いよ!あたしって、あたしってあなたのなんなの?(涙)」

大切な大切な人、失いたくない人。

「沙織を壊しちゃう、壊したくないんだよ。」

沙織「何それ、、!壊して良いんだよ?壊してよ!」

知らないぞ。本当に知らないぞ!!

沙織「みっちゃんとのファーストキス、ちゃんと欲しいな、、、お願い。」

みっちゃんって(笑)、なんか初めて呼ばれたな。

切ないような潤んだ目、ちょっと困ったような表情、そんな目で至近距離で見つめられていたらさ。

俺は磁石が吸いつくように沙織にキスをした。

真面目なフレンチキスはすぐ終わって。

俺は舌を沙織の唇の中に侵入させて、沙織の舌や歯茎を絡めとる。

チロチロと舌先を絡めて、俺が沙織の口から舌を出すと、それを追うように沙織の舌が俺の唇を舐めて舌を入れてくる。

お互いの舌の動きを感じるたびに身体がゾクゾクと震えてしまう。

沙織もビクンビクンと体を震わせている。

沙織「みっちゃん、気持ち良い!気持ち良いよ」

貪るような、長いキスの後、沙織が幸せそうに微笑む。

黙ってもう一度、沙織の口中を蹂躙する。

沙織の舌が答える。

俺たちはキスだけで長く長く。

どろどろに融けていくような感覚の中、「きて、お願い」と沙織がささやく。

「もう止まらないよ」と俺が答える。

「止めないで良いんだよ?」と沙織が返した瞬間、すべてが始まる。

俺の指が、沙織の全てをはいまわる。

沙織の全てを知りたい。

沙織の口から甘い吐息が漏れ始める。

俺に耳たぶを軽く噛まれたり、うなじを責められ身をよじりだし、可愛い呻き声をあげる沙織。

沙織の端正な顔立ちが苦悶の表情を帯びていく。

「沙織が見たいな」

沙織「はあ、はあ、私もみっちゃんが見たい」

俺は服を下着を脱ぎ捨てていく。

俺の怒号が飛び出す。

沙織「、、、大きいね、、、」

「これで沙織を貫く。」

その瞬間、沙織の身体がビクッと跳ねた。

再び沙織の舌を絡めとりながら、沙織を剥いていく。

想像した通りの少し小ぶりの形の良い乳房には、ピンクの小さな乳輪。そして乳首は既に、天に向かってそそり立っている。

蜜壺のあたりの薄いあれは綺麗に揃えられている。

そこは既に蕩けきっているように、うす明かりの下で、飛沫が光る。

沙織「入れて欲しいな、欲しいよ、、みっちゃん!」

「まだ駄目だよ」

俺は今一度、沙織の口に取りつく。

沙織「、、、ん、」

沙織の口を離さず、ディープキスは続いて。

どれくらいたったか、身体中をはいまわる俺の指に、

それまで気持ちよさそうにビクンビクンと痙攣していた沙織が突然苦しげに悶えて身をよじりはじめた。

でも許してあげない。

焦らしに焦らして、可哀相なほどに焦らして。

沙織を俺の手と舌で翻弄する。

乳房を鷲掴みに揉みしだく。

俺に乳首をいいように弄てあそばれて、沙織は髪の毛をかき乱す。

腰のくびれ、ヒップライン等肢体中を撫でまわしてやる。

真っ赤に充血し露わになった「クリトリス」

をそっとなぞる。

俺は沙織を堪能しつくす。

沙織は、焦らされ嬲られまくって。

肢体全体は快楽の痙攣をおこし、でも常にイク寸前で止められて。

沙織は、身体を大きくくねらせ、何度も挿入を懇願する。

沙織の肢体のあちこちがビクンビクン痙攣を起こす。

沙織は、喘ぎ、うめき、悶え、泣き叫び続ける。

何度目かの懇願を受けて、俺は愛撫を止めて、沙織を見る。

沙織が肩を震わせて大きく呼吸をしている。

長いまつげに涙を溜めて、切なげに俺を見ている。

俺は、沙織を貫いた、、、半分だけ挿入して。

沙織「あぁ、みっちゃんが入ってる。嬉しい。」

浅いストロークをゆっくりと優しく、沙織に快感を与え続ける。

先ほどの狂おしい愛撫から一転、穏やかな快感で沙織を包む。

沙織の腕が絡みついてくる。ここまでは思った通りだったんだ。今日はこれで終われば良い、そう思ってたんだ。

突然、沙織の足が俺の腰に絡みついてきて、その予期せぬ動きを受けて、俺の怒号は、一気に沙織の奥深くに突き刺さった。

沙織「ああ~~~っ!!」

沙織が一気に硬直して思いっきり反りかえる。

沙織の蜜壺の中がびくびくと痙攣する。

あぁ、その反応は、ミキさんと同じ!

沙織「あぁ!あぁ~っ!!」

最初の痙攣が収まりつつある沙織は、俺に俺深く貫ぬかれたまま、身体をくねらせはじめた。

それは俺の怒号から、少しでも快感を搾り取ろうとしているようで。

「沙織、やっぱりお前を壊す。」

沙織「うわぁ!」

俺は長いストロークを開始した。

一回ごとに、沙織を深く深く貫く。

沙織が半狂乱に悶えまくる。

沙織「あぁ~、みっちゃ、、ん。だめ、、おかしく、、」

沙織「こんな、、のしらな、、い。とけちゃ、、」

沙織「あ、あ、ゆるし、、、」

駄目だよ、もう許さない。最後までやる。

俺は、直接的だったピストンを奥深くねじりこむように変化させた。

沙織が大きく顔を振り、ビックんビックん痙攣しながら絶叫する。

沙織「あ~~!あ!許して~!許して~!許して~!」

沙織が大きく腰を浮かせ、大きく仰け反っている。

大きく両手を広げ、顔も大きく反らして、口を大きく開けて、快楽すぎて苦悶の表情を浮かべている。

俺の肉棒が更に奥を一突きするたび、沙織の息も絶え絶えの喘ぎ声が迸る。

沙織の表情は、ピンク色に上気し、苦悶している。

肢体は、大きな痙攣で全体が伸びきり、きれいな鎖骨が浮き出してきている。

すらりと長い手足も痙攣し、めいっぱいに伸びきっている。

沙織が両手を、何か掴もうと必死に伸ばしている。

腕、手の指が小刻みに動いて痙攣している。

乳首も快感で天にのぼるほどいきり立っている。

沙織のかわいい可憐な表情が悦楽すぎて苦悶で歪んでいる。

男をそそる妖艶な苦悶の表情で悶え泣き叫んでいる。

俺は息も絶え絶えの喘ぎ声を紡ぐ沙織の唇に取りつく。

沙織の舌が絡みついてくる。

その瞬間、俺は腰のグラインドを一気に加速した。

沙織「んーー!ー!ー!」

沙織の蜜壺が、強烈に締め付けてくる瞬間、俺は唇を離した。

沙織「あ~!逝っちゃうよ~、たかしさん、ごめんなさい!沙織逝ってしまいます。いっくぅ~!」

「!?」

これ以上無いほど、身体を痙攣させた沙織は、痙攣の収まりとともにがっくりと。

ピクピク身体を震わせて、沙織は失神した。

呆気に取られた俺は賢者になれなかった(笑)

さすがにこのシチュエーションでの沙織の他人呼びは強烈だった。

うん、凄く精神的に来た。

沙織「、、う、、、ん、、」

沙織が俺の手のなかで、穏やかな寝息をたてている。

先ほどまでの妖艶さを少しだけ残して、でも穏やかなその顔には、いつもの艶やかな清楚さが戻ってきて。

本当を言えば、賢者になってない俺からすれば、そのまま犯し尽くしたいくらい色っぽい。

だが、それは次の機会まで取っておくとして。

「やっぱり沙織には聞きにくいな~。たかしさんとやらのこと、、、」

こいつは紹介者(A男)に責任取って貰うしかないなあ~と俺は心に決めて、沙織の額にキスをして。

今度こそ俺は眠りについた。

【沙織サイト】

次の日の朝、私は、みっちゃんの腕の中で目覚めた。みっちゃんは未だ夢の中。

幸せに浸っていた私だったんだけど、みっちゃんの朝立ちしたベニスを見た瞬間、一気に欲情のスイッチが入った。

ふらふらと騎乗位でみっちゃんの上に跨りそうになった瞬間、はっと気が付いた。

私、何してるの?

そういえば、私、昨日の情事の記憶が途中から無い。

はじまりは、人が変わってしまったんじゃないかってほどの快感の暴力みたいな前戯。

その後、みっちゃんを受け入れて幸せに浸っていた私の奥深くに突然、経験したことの無い衝撃が打ち込まれて。

まるで快感の麻薬をあそこに注ぎ込まれたような、それが一気に脳まで到達しちゃって、何も抵抗出来ない!みたいな。

本当は、あの場では何も分からず失神しちゃったんだと思う。

思い返して言ってるだけなんだ。

A男先輩、おっしゃる通りでした。

本当に世界が変わりました。

びっくりです。

本当に壊されたのだと思う。

少なくとも、今までのセックス経験の記憶は、すべて上書きされて、綺麗さっぱり思い出に変わった。

心の片隅に燻って私を惑わせていた、あのイヤらしい不倫セックスの感触さえ、本当に欠片も残さずに。

衝撃の初体験の朝、みっちゃんは何故か微妙な顔をしていて?

私の身体には、どこにもみっちゃんに出された痕跡が無くって、聞いてみたら出さなかったんだと、物凄く不思議な微笑を浮かべていて不安になった。

私、昨日の夜、何をしたのかしら?

そう言えば、その後のA男先輩も何か変だった。

A男「フェロモンの薫りがするな~」

とか、口では言ってはいるんだけど(どこまで知っているんだ?と言うか情報伝達早すぎ!?)。

何故か、お前、元彼達とは今でも連絡取り合ったりしてるのか?とか、何を聞いてるのこの人って感じ。

壮絶に別れてるから、連絡なんて取りませんよって言ったら、何故か安堵の表情を見せたりして。

あれからすぐ、みっちゃんから、GWの旅行のお誘いが来た。

四泊五日で北海道に行きましょう、ずっと一緒にいたいですって。

嬉しくて「はい!」って即答しちゃったんだけど、電話を切ったあと考えちゃった。

旅行中、あの訳の分からないセックスを毎晩受けるの!?私。

快感の麻薬中毒決定としか思えなかった。

【三月サイト】

「なあ、たかしって誰だ?お前の会社のやつか?」

A男「多分、早見の元の婚約者じゃないかな。あいつ、入社直前に破局してるんだ。もう少し調べて報告するよ。」

A男「ただな、あいつお嬢様然とした佇まいだけど、決して幸せな恋愛をしてきた感じじゃないんだ。何か見てて危なっかしくてな。お前なら分かるだろ?」

「、、、、」

A男「早見を頼むよ、、、、三月」

【沙織サイト】

「来れて良かったです!うれしいな、みっちゃん」

三月「その、中途半端な丁寧語、やめない?タメで良くない?」

本州と違って、まだ、冬の色を濃く纏う北海道で、微妙なツッコミを入れるこの人は、、みっちゃん

(=後の旦那様)。

ちゃん付けで呼んじゃってるけど、私の三学年上の大先輩。

とっても安心出来る穏やかさの中に、子供っぽさと激しさを併せ持つ不思議な人。

油断すると、蜘蛛の糸みたいに絡まられて離れられなくなりそうで怖い。

三月「沙織ちゃん、今日は特別綺麗だね!」

「沙織と呼んでください。あの夜は呼んでくれたじゃないですか。」

「それと、どうせ普段は子供っぽいですよ~だ。」

三月「そんなことないけど、取り敢えずその敬語も辞めてよ~。それこそあの夜はタメ口だったじゃない。」

「あ、あの夜は、本当に余裕が無くて(汗)」

実は、かなり悩んだ末に、今日の旅行は髪を下ろしてきた。

多分、私が一番大人っぽく見えるはずの髪型。

初めてこの人に抱かれたときの髪を下ろした姿に似せて。

あの、本当に私の世界が変わってしまったような初夜から、約1ヶ月。

実はあれから一度も抱かれてない(汗)。

まあ、GWまるまる旅行と言う大計画の実現の為にお互い仕事優先やむを得ないと割り切った私達は、デートを思い切ってランチデートに変えた。

旅行の打ち合わせを兼ねたランチデートはとても楽しかったのだけと、私は正直、みっちゃんの顔を見るたびに体が疼いて切なかった。

ランチデートのたびに、何でこの人、こんな平気そうな顔してるの?って、ちょっと憎らしくなったくらい。

でも!仕事頑張ったかいがあった!この旅行は二人きりを満喫出来るはず!

羽田から旭川空港にアクセスした私達は、明日の目的地の富良野入りの前に、旭川で宿を取り、地元の寿司屋で夕食を楽しんでいた。

もっとも私は、夜これからのことを考えるとドキドキして自分で「10代の小娘かい!」ってツッコミを入れたくなる。

三月「痛くなかった?」

「え?」

三月「いや、、あの日の俺の、、」

何で?、、、何でそんなに苦しそうに聞いてくるの?まるで捨てられるのを恐れている子犬みたいな顔で。

みっちゃん、ベッドではあんなに王様なのに。

「すみません。実は覚えてません。」

三月「へ!?」

「私、途中から、記憶が飛んじゃったので、よく分かりません。物凄く気持ち良かったような気がするんですけどね。」

三月「記憶が?飛んじゃってたの?」

「ですから今日はリベンジなんです。今日こそ記憶にとどめなきゃ!」

三月「ぷぷっ」

「な、、何ですか~」

三月「そうか!そう言えば強烈な寝言も言ってたしな~」

「ななな何ですか!私、何言ったんですか!」

三月「内緒!」

それとね、とイタズラっぽく、みっちゃんは耳元でささやく。

三月「記憶を残すのは、多分無理だと思うな~。沙織の弱点は前回で把握したからね、今夜も狂っちゃうよ沙織は。」

「な!」

ここで沙織呼び~?

体の中心が熱を帯びてくる。

三月「そろそろホテルに戻ろうか?」

「、、は、はい、、」

ふらふらとみっちゃんにしがみつきながら、行き際に私はみっちゃんにお願いした。

優しくしてください、気持ち良すぎるの怖いです、って。

みっちゃんは、一瞬目を見開いたあと、破願してうなずいた。

三月「今夜は優しくするよ。約束する。」

、、、みっちゃんは大嘘つきでした。

私の弱点は本当に把握されていたみたい。

長い長いディープキスのあと、みっちゃんは、前回と違って、正確に私の急所をなぶってくる。

乳首、クリトリス、蜜壺。体中が、どんどん白い快感に塗り替えられていく。

本当に怖いほどの快感に、私は泣き叫びながら、

「早く!早く挿れて~」と懇願し続ける。

みっちゃんは、決して逝かせてくれない。

逝く寸前のところで焦らされて、私は狂い続けて。

長い長い時間、蹂ぶられ続けて。

気がつくと私はみっちゃんの腕の中で荒い息をしていた。

「あ~ん、優しくするって言ったじゃないですか~。」

「駄目です!駄目です!駄目駄目!あ~ん!」

さっきまでは話す余裕さえなかった。今は、打って変わった優しい指使いで、みっちゃんが私の乳首を転がす。

私は過敏に反応してしまう。

涙目でいやいやと体をくねらせる私の唇を唇でふさいで、とうとうみっちゃん二度目の挿入を体に受けて。

「あ~~~~~」

私は一瞬で気をやりそうになって。

「あん、あん、あん、あん」

ゆっくりとした優しい抽挿。

「あん、あん、みっちゃん、、大好き~」

三月「沙織」

「あ、あ、あ、あ!」

三月「沙織、愛してる。また壊しちゃうけどごめんね。」

快感で塗りつぶされて回らない頭に初めての夜のあの麻薬のような快感が思い出されて。

「壊して!お願い!」

強烈な何かに串刺しにされて、私はまたそこからの記憶が無い。

やっぱり麻薬のような快感に蹂躙される身体。

その離れられない快感だけを身体に残して。私は今日も白い闇に飲み込まれた。

翌朝、布団で身を隠して罵倒する私がいた。

「みっちゃんのばか~。」

三月「ちょっと待って、俺のせいかよ!」

朝、みっちゃんの腕の中で目覚めた私。

みっちゃんはまだ夢の中。でも、私はみっちゃんの朝立ちしたベニスを見てまた狂った。

今度は止めることもできず、ふらふらと騎乗位で挿入して腰を振ったところまでは覚えている。

腰を落とした瞬間、ずん、と貫かれる強烈な感触が走って、気がつくと、私はみっちゃんに貫かれたまま、みっちゃんの胸の中で優しく髪を撫でられていた。

私とみっちゃんの下腹部は、私の潮でびしょびしょだった。

みっちゃんにベニスを抜いて貰って我に返った私は布団に包まって、恥ずかしくて恥ずかしくて、みっちゃんに八つ当たりをぶつける。

「みっちゃんのベニスがいけないの!もう私に見せないで!!」

三月「これのこと?」

「あ、、、う、、、」

三月「咥えてごらん?」

ふらふらと咥えにいってしまう私、頭が体がおかしいよ~。

みっちゃんのベニスが愛しい。

私は優しく咥え込み、そして、、。

ガリ!

三月「痛って~!!」

「!!?、、、あれ?」

百年の夢が今度こそ覚めた。

「みっちゃん、ごめ~ん。」

三月「いや、無理にフェラさせた俺が悪かった。」

私達は、旭川動物園に向かっている。

みっちゃんの歩き方がちょっとおかしい。

三月「こりゃ、今日は使い物にならないかも」

「え~!?」

三月「大丈夫、沙織は今日もちゃんと気持ち良くさせてあげるからね。しっかり焦らしてあげる。(笑)」

「みっちゃん、それ、もう、いじめだよね!(涙)」

昨夜の成果か、私からは全く敬語が出でこない。

みっちゃんは、ナチュラルに私のこと、沙織呼びしてるし。

少しだけ、昨日より仲良くなれたのかな?

でもさ、私、何で毎回気絶しちゃうんだろう?

「コッコッコッコ~。」

私は、ふれあい動物園で、鶏に話しかけた。

三月「楽しい?」

ニコニコ笑うみっちゃんに顔がほてってしまう。

「、、、どうせ子供っぽいもん!」

拗ねる私をドゥドゥと慰めなから、みっちゃんは私に軽いハグをする。

その瞬間、下腹部ううん私の子宮が、ビックんとはね上がって逝きそうになった。

私、全身が性感帯になっちゃってる!?

私、これからどうなっちゃうの?。

その日の夜、みっちゃんは挿入して来なかった。

その代わり、みっちゃんの指は、私の乳首とクリトリスと蜜壺の中のクリトリスの裏のざらざらしたところに取り憑いて、私をさんざんに弄んだ。

もう何を叫んだのかわからないほど狂わされて、やっぱり私は気を失った。

翌日、抱き合って寝ていた私達だけど、私のガウンはしっかり整えられていて、みっちゃんは持参のパジャマ姿。

かろうじて理性を保てた私はもぞもぞとみっちゃんの懐に潜りこむ。

みっちゃんはまだ夢の中。

「大好きだよ、みっちゃん。好きすぎて怖い位。出来るなら、ずっと一緒にいたいな(涙)」

「うわぁ~、綺麗~!」

霧の摩周湖への到着は、夕方になっちゃったんだけど、良かったのかもしれない。

湖は、夕日を受けて一面の茜色。

「奇跡のように綺麗だね~」

三月「沙織」

「みっちゃん?」

みっちゃんがゆっくりと私を抱き締めてくる。

三月「沙織に会えて良かった、、」

みっちゃんにしては珍しい、くぐもった声。

「私もだよ、みっちゃん、、」

三月「神様に感謝だな」

「その神様が、A男先輩の姿をしてるのが、なんだかな~だけど。」

違いないと二人でひとしきり笑って。

みっちゃんが唇を合わせてきて、私が答えて、長い長い時間が流れて、夕景も終わりに近づいてきて。

三月「沙織、、、」

「、、ん?」

三月「結婚しよう」

「、、、あ」

三月「ずっと一緒にいてください!」

「、、、あ、ああっ!」

それは今日の朝、私がみっちゃんの胸で呟いた願い。

「駄目かな」

「、、、、」

三月「、、、、」

「!駄目なわけ無いじゃないですか~!!(涙)」

摩周湖近くのお宿で、寝物語に私は聞いた。

どうして私なんですか?と。

三月「動物園で無邪気に鶏に話しかける沙織を見て、この人しかいないと思った。」

「な、何ですか~それ!」

三月「今までも、きっと色んなことがあっただろうに、純真な心を失わない、君が好きだ。」

「、、、、」

ありがとう、みっちゃん、私も大好きですよ。

三月「沙織は?」

「、、え?」

三月「沙織は俺のどこが良かったの?」

「そんなの!そんなのいっぱい有りすぎて答えられない。」

みっちゃんは、それを聞いて子供のように笑って

三月「じゃあ、今夜は寸止めエッチで沙織の本音を聞き出しちゃうね~。」

「待って待って待って!!、話すから、ちゃんと話すからあ!!」

Categories
未分類
Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です