(登場人物)
・美月…セラピストとして働く女子大生。顔/声(が山下〇月)/巨乳/スレンダー/ドS痴女が揃った☆5なSSR美女。
・仮名…20代。社畜。名前は思いつかなかった。
(※実話が基ですが、虚実ない混ぜです。現実のメンズエステで同様の行為はお控えください。)
1.
夏の暮れのことだった。
「ドンッ…!ドンッ…!」
「え…」
突然、大きな音が腹の底に響く。夜空から小さな光が一瞬差して、消えた。
「今のって、花火?」
コップを手に持ったまま、美月がフラフラと窓の外を伺う。
「…もう見えないのかな」
「花火大会じゃなさそうだからなぁ…」
「たしか、毎年この時期にやってたんじゃないかな…。隣の駅の夏祭り」
「お祭り…」
夏ももう終わりに近づき、少しずつ秋の風を感じはじめる頃。
はじめてのメンズエステから1ヶ月ほど経ち、また美月を指名して会いに来ていた。
マンションの個室の玄関先で、美月は微笑みと、大胆にもハグで出迎えてくれた。
「また来てくれたんですね、嬉しい♡」
美月に触れると、身体の芯が震える。
山下〇月に似た、少し舌っ足らずで尾を引く甘いキャンディボイスと、Gカップまで膨らんだ豊かな乳房。
切れ込みの深いシャツの襟元から深い谷間がくっきりと主張し、視線と性欲を捉えて離してくれない。
一見、お嬢様のように上品で利発な美人女子大生。しかし、男を狂わす魔性は相変わらず健在だった。
美月がもし恋人だったら。
毎晩玄関先で犯す欲望に駆られるだろう…と、良からぬ妄想を働かせていると、
「あ…すみません、暑苦しいですよね(笑)」
美月は手を取って奥の部屋へと案内してくれる。
「外暑かったですよね。お疲れ様です♡」
よく冷えたお茶を淹れてくれ、ソファの上で密着しながら談笑する。
その束の間、花火の音が遠く響いたのだった。
「そういえば今日は人が多かったかも…」
と、独り言つ美月。
「お祭りとかよく行かれるんですか?」
別に詳しいわけではない。このあたりは学生の頃に所用で頻繁に訪れていたから、たまたま知っていただけだった。
「うーん…最後に行ったのは大学生とか…」
言ってから、苦い思い出が蘇る。
当時の彼女と行った最後のデートが夏祭りだった。その彼女は、夏休みが終わると共に姿を消した。
何の連絡も音沙汰もなかった。何か月も経ってから、地元の大学へ編入したらしいと彼女の友人に聞かされたっきりだ。
高校最後の県大会で敗退が決まってからも抱かなかった無気力感は、あの頃からはじまっている気がする。
以来、人生や恋愛の本質に深く踏み込めないまま、ここまで来てしまったような…
(…まずいまずい)
「…いやーあんまり人混みとか基本得意じゃないん…ですよねぇー」
ひとり勝手に沈みそうになったので、無理やり話を切り替えた。
美月も何かを察したのか、
「私もです(笑)こうやって…」
腕を絡め、上目遣いで見つめる。
「…2人っきりが、好き♡」
(いやスケベ過ぎだろ…これはもう優勝…!)
一瞬で篭絡された。話の流れも何もかも主導権は美月にあるのだ、という学びを得る。
…語彙力がバグを起こしたところで、シャワーを浴びることにした。
・
・・
・・・
シャワーを浴びながら、あの夏祭りの彼女と美月は似ているかもしれないと考えていた。
美人ではあったがタイプは違う。胸は…控え目な方だったと思う。
性格だって、美月はよく笑うが、彼女はむしろ感情を表にあまり出さない人だった。
記憶の中の彼女は、いつだって不貞腐れたように澄ましている。
そんな2人を似ていると思うなんて、理由はひとつしかなかった。
しかし、その気持ちを確定とする自信は、今はまだない。
「――あなた――――から――――ないわ」
…考えていたら、彼女との最後の会話が思い出されてくる。
忘れたくても忘れられない過去が浮かび上がるなら、新しい記憶で上書きして沈めてしまえばいいのだ。ともかく、今はただ美月との時間を楽しむことにした。
漠然と気持ちを整理して、バスルームを出る。そして何も守ってくれない紙パンツを履く。
・
・・
・・・
今回もまた、背中のマッサージから施術ははじまった。
うつ伏せになった横で、美月が指圧で凝りをほぐしてくれる。
通常のエステの経験を活かした力加減が心地良い。加えて、今でも講習を定期的に受けているらしい。
「それは整体の資格とかに繋がる、みたいな…」
「えーと…それよりお客さんをドキドキさせる、みたいな感じが多いですね(笑)」
「メンズエステとしての講習なので…講師の方にマッサージされる側になったりもして」
AVのようなシチュエーションを想像してしまうが、実際の講師はメンエス経験者…女性が圧倒的に多いそうだ。
中には現役のセラピストもいるとのこと。つまり、若い女性が半裸で絡み合う…いや、やっぱりAVなのでは…?
「…そういえば、パンツちゃんと履いてくれたんですね」
腰回りをマッサージしながら、美月が言う。
「なんか慣れてる人?とかだと、堂々と決まりを破ってきたりして…」
「あぁ…」
自分も到底理想的な客ではないのだろうが…あからさまに迷惑な客もいるだろうなと容易に想像がつく。
「さすがにそれはできないですね。…一応、俺も恥ずかしいし」
「(笑)そうですよね。安心しました」
(……ん…?)
マッサージの手を止め、美月は指先で紙パンツの紐をクッとつまむ。
「仮名さんの場合、履いていても意味なくなっちゃいますけど(笑)」
なんだか、前回よりも美月のギアの入りが随分早いような…。
果たして最後まで堪えられるのだろうか、と不安と期待が膨らむ。
「…あ、教わったばっかりなんですけど。腕もマッサージしますね?」
と、美月が座る位置に近い左腕を取ると、
「ポヨン♡」
「あ…っ」
美月の身体で腕を固定し、優しげに腕をほぐす。自然、手の甲が美月の胸に触れるかたちとなる。
(や、柔らかい…!)
胸が密着することはあったが、手に触れてはじめてその弾力を実感する。若々しく張りのある見た目よりもずっと柔らかい。
「……どうですか?」
「…すごいです…」
「……(笑)」
その柔らかさに惑わされ、こすい手を使ってしまった。
(悟られない程度に…も、もうちょっと……!)
こういう類の欲求に勝てる理性などない。
階段の下でミニスカJKのパンチラを期待するようなみっともなさで……ほんの少し、僅かに手を美月の胸に近づけた。
「ムニュ…♡」
(お、おお…!!)
少し近づけただけで、より柔らかさが伝わってくる。
吸いつくような感触。触れているだけで動悸が早まる。下半身に一気に血がたぎるのがわかった。
「ドキドキ…しますか?」
「…とても」
「ふふ……私も…恥ずかしい、かも(笑)」
いくつになっても男はラッキースケベなシチュエーションに弱いのだと思う。心の中の童貞が呼び覚まされるようだった。
とはいえ、これはまだほんの序の口だった。
美月に講習を授けた講師には頭が上がらない。美月の新しい、素晴らしい一面を引き出してくれたのだから。
2.
今度は美月が背中に跨り、密着度の増した体勢に。
前回は余裕がなかったが、前屈みで跨る美月の、鏡に映る胸元ばかり目が追ってしまう。
「…肩もすごい凝ってますね」
体重をかけて指圧してくれる美月。
ブラで覆いきれない谷間が、ちょっとした動きひとつでプルプルッと弾む。
「やっぱり美月ちゃんも…」
「え?」
「肩凝りとか…」
「…もう、どこ見て言ってるんですか(笑)」
巨乳の女性は肩が凝るとよく聞く。
細身なのにこれだけの大きさとなると、若くてもなかなか大変そうだ。
バツが悪そうに自身の胸元に手を当て、俯く美月。
「まあ…ほかの子よりはあるかも…」
と、美月は腰を上げ、ゆっくりと背中に覆いかぶさると、
「ムニュ…♡」
(おぉ…!?)
首筋に胸を押し当てて、
「ほら…重たいのわかります…?」
「…はい…柔ら…!わ、わかります…」
重たさよりも柔らかい質感の方がずっと感じられる。
まるでグラビアアイドルがおっぱいを強調するようなポージングを、男の上で実演してみせる美月。
「大きくなってから男の人にジロジロ見られてばっかりで…コンプレックスだったんです…」
重心が傾くと、「ムニュウ…♡」と柔らかく形を変える乳房。こんなの、見るなと言う方が無理な話だ。
「でも…仮名さんは好き、なんですか…?」
「私の………おっぱい…」
「……は、はい…」
「……えっち」
歳下の女の子に、しかも美月の甘い声で。
優しく罵倒されて、早くも脳がトロけはじめる。
美月は、胸を押し当てたままの体勢で手を重ねた。
「あの、今は何を…」
「…て、手のマッサージです…」
火照った顔を逸らしながら答える美月。
マッサージと言いつつ、細い指を絡めたまま、動く様子はない。
…どうやら本当に胸を見られるのが恥ずかしいらしかった。
前回あんなことを嬉々としておいて、美月の中の判断基準がいよいよわからなくなる。
今日は白いシャツを着ているのも原因のひとつなのだろうか。オイルで濡れたシャツは、デコルテからくびれまでスケスケだった。
シャツとは対照的な黒いブラがはっきりと見える。そして、テカテカと艶めくおっぱい。
アザやシミひとつない。本当に綺麗だった。見ているだけで満たされた気持ちになる。
「…恥ずかしいからもう、だめっ」
あまりに下心が見え透いていたのか、美月は上体を起こして胸を手で隠してしまう。
ところが、スリムな身体にそぐわない膨らみは隠しきれない。これはこれで、いやさっきよりエロいかもしれない…。
自分の武器を十二分に理解しながら羞恥心で照れが出てしまう…それがより男をそそるということを、美月はわかっているのだろうか。
「仮名さんのえっち…ヘンタイ」
どれだけ罵られても、その手のワードはご褒美でしかない。
とはいえ、視姦まがいなほどに見てしまったのはさすがにやりすぎたと反省した。
「すみません…」
「……だめです」
「傷つきました」
(ど、どうすれば…)
性愛の対象としてしか見ていなかったはずが、急にわがままな妹のようにも思えてきた。
男を責めるサディストな一面も大きなギャップだったが、そこからの妹属性もなかなかの落差だ。一体この娘はどれだけ人を魅了すれば気が済むのか。
「お詫びに…」
と、美月はこちらの腕を引っ張って起き上がらせる。
「……ハグしてください」
(何だこの可愛い生き物)
言われた通り、美月を優しく抱きしめる。
さっきより熱を感じるのは気のせいだろうか。
華奢な身体にほどよい肉付き。抱き心地は最高だ。こんなことで許されるならいつでもしてあげたい。
「う〜…」
と喚く美月。可愛い。
「仮名さん…ドMじゃないんですね」
「ど、どういうことですか…」
「だってさっきの目つき…ヘンタイだったけど…イジワルでした」
正直、相当M寄りな自覚はある。
ただ、美月ほどの身体を目の前にしたら責めてみたくもなるのが普通だろう。
「可愛くてつい…」
「…褒めたら良いと思って……」
「いっ…!」
調子に乗りすぎたようだ。美月に思いっきり背中をつままれた。
顔を突き合わせ、ジト目でふくれる美月。不機嫌な顔も可愛い。
「……今日はいっぱいいじめますから」
「は、はい…喜んで……」
…まあ、嫌われてはいないようなのでホッとした。
報復してスイッチが入ったのか、いつもの声色で後ろを向くように指示される。
美月は背後に座り、脇の下から腕を伸ばして、
「んっ…!!」
乳首をサワサワと優しげに責めはじめた。
「乳首、弱いですね…」
「……っ」
くすぐったさと気持ちよさで答えられずにいると、刺激を強めてくる美月。
責める側に回った途端、先ほどまでのいじらしさが生き生きと声が弾んでいた。
「……立ってきちゃいましたね…♡」
「もっと、いじめてほしいですか…?」
「は、はい…」
「……ちゃんとお願い…して?」
「っ…!!」
「いじめてくださいって……ちゃーんと…♡」
「っ……も、もっと…いじててください…っ」
「……はーい♡」
甘い声でコーティングした大胆な言葉責め。
言い回しの端々からバカにされて…マゾッ気をしっかり刺激され、興奮する。
クニクニと乳首をこねくり回され、更に、背中には密着して「ムニュウ♡」とつぶれる胸の感触。
「まだ触ってないのに…すごいですね?」
「こんなになっちゃって…」
責めに責められて。触れられずとも、紙パンツがテントを張ってしまっていた。
「待ちきれないんですね…」
「いいですよ?四つん這いになっても…」
「っ…!」
まるで、こちらがしたくてたまらないかのように誘導され、四つん這いのポーズをとらされる。自尊心を失わせる甘い毒が思考を蝕んでいく。
ドプドプ…と熱いオイルが上から足された。
潤滑になった肌の上を執拗に、それでいて丁寧に美月の腕がヌルヌルとキワに入ってくる。
「ん…!」
「…つらくなったら言ってくださいね?」
「…はい」
「…言われても」
「止められるかどうかはわからないですけど♡」
「……っ」
「あ♡…今ピクッてした(笑)」
美月の言った通り、紙パンツは早々に意味をなくしていた。
「こんな風に言われて…おっきくなっちゃうんだ」
「恥ずかしいね…♡」
「っ…!!」
砕けてきたとはいえ、美月は基本敬語で接してくれる。
しかし、言葉責めが興に乗ってくると、タメ口で子どもをあやすような口調になるようだった。
理性を持った大人である自分と、性欲丸出しでどうしようもない自分。
矛盾する2つの面をそのままで受け止め、躊躇することなく快楽へとエスコートしてくれる感覚。
…我ながら気色悪い考察だが、そういった包容力によって許されている自分がいるのはたしかだった。
「グチュ、グチュッ…!」
言葉だけではなく、施術もまた大胆になっていく。
使い物にならなかった紙パンツをずるっと下ろされ、勃起したモノを、音を立ててしごかれる。
「あぅ…!!あ、あっ…!」
「ふふ…♡気持ちいい?」
四つん這いで乳搾りのようにしごかれて、情けなく喘ぐしかなくなる。
性感マッサージに舵を切った美月は、露骨にち○こを責めるのを止めない。
(ちょっ…や、ヤバい…!)
いきなり責められて、いきなり射精感が高められる。
「だめ…だ…っ!」
「……なら…やめちゃう?」
美月は許可なく果てようとするのを咎めるように、
「ギュウッ…!」
きつく、玉を握られる。
「くっ…あ…!!」
「……(笑)」
鏡越しに見た美月は、痛みに苦悶する様を涼し気に微笑んでいた。
優しげなようにも、関心がないようにも見える目つき。
「っ…!!」
なぜだろうか。その他人事のような目つきに一番興奮させられるのは。
ビク、ビクとより大きくなったち〇こを、美月は優しく握る。
「ふふ…♡続けますねー…」
シコシコ、シコシコと根元から亀頭まで、美月の手が満遍なく愛撫する。
ゆっくりかと思ったら早くなり、イきそうになったら寸止めされる。
抑えようとしても、身体全体がブルブルと震える。…射精を管理されているような状況に、喜びを感じていてしまっている自分がいた。
「…ここもおっきいのが丸見え(笑)」
しごく手はそのままに、空いている方の手で――さきほどのお咎めを慰めるように、玉をサワサワと撫でつける。
のみならず、
「……んちゅ…♡」
美月は、玉に優しく唇を寄せる。
「チュッ、チュウ♡」
わざとらしくリップ音を立てながら。
「んぁ…ぁーん…♡」
「ジュポ…♡ジュルルッ…♡」
「あぁっ…!」
ゆっくり、ゆっくりと玉に吸いつく美月。
下品な音と強すぎる刺激。
美月の唾液で濡れて暖かいはずなのに、冷たい快感の波で腰がゾクゾクと激しく震えた。
おまけに、口内で激しく舌で責めてくる。こんな、こんなの…
(き、気持ち良すぎる…っ!!)
「チュウゥ……チュポッ…♡」
「ど、どこでこんな…!」
「レロ…♡チュ…レロ…♡」
玉から口を離すも、今度はねっとりと舐めまわす。
「…えーういで…みまひたぁ…♡」
「ほーやっえぇ…おちんほも……ぁむっ…♡」
ち○こを口元に寄せられ、パクッと口内に導かれる。
唾液を溜めた美月の口内は、「ジュポ♡ジュポ♡」と亀頭を締めつけ、一気に絶頂へと高めていく。
「ジュル…♡ジュポッ♡ジュポ♡チュルル…♡」
「はっあ…!んうぅ…!!」
何度もイきかけて、必死に堪えながら。
つい、音につられて目を向けてしまった。
「んっ…♡ん、ちゅ…♡ふふ……んんっ♡」
我慢汁で薄くにごった液体で口元を汚し。
ボタボタと唾液を谷間に垂らしながら。
硬く反り返ったち○こをさも美味しそうに、高揚した表情で頬張る美月。
「……♡」
こちらの視線に気がついた美月は、フェラに夢中になって止まっていた手で、激しくしごいた。
「っ…!!だっ…め……!」
「も、もう……!!イ……く!イくっ……!!」
堪えきれず。
美月の口の中に、激しく吐精した。
「ビュクッ!ビュルル…!」
「……!んっ…!んぅっ…」
勢いよく発射された子種にえずく美月。
しかし、射精でビクンビクンと震えるモノを咥えたまま、精液を最後まで搾り取るように、
「ジュルッ…ジュルッ♡」
「っ…!!くぅっ…!」
美月は絶頂が果てるまで、フェラし続けた…。
「……んっ…♡」
口内に広がる、ムダ撃ちされた遺伝子の苦味に耐えながら。
果てて、だらしなく顔を歪めている男を見て。涙を溜めたまなじりを愛おしそうに細めてみせた。
・
・・
・・・
「……ぅ~…」
お茶で洗い流したものの、まだ違和感が残っているようだった。
されるがままだったとはいえ、歳下の美月の唇を汚してしまった罪悪感が凄まじい。
「マジですみませんでしたっ…」
「謝らないでください(笑)…その、私も……楽しくなっちゃってつい…」
「それに、飲んであげると喜んでくれるって……友だちが…」
(……友だちに感謝、なのか?これは…)
恋人がいなかった…とはさすがに思わない。
ただ、美月は本当に大切に育てられたんだろう。
その反動で、こんなにも性的な方面に爆発してしまったのではないか。
行為が終わって、気の抜けた美月の案外ウブそうな反応を見ていると、そんなことを思った。
…しかし、それもまた都合の良い想像なのかもしれない、とも思う。
「でも…仮名さんって意外と…」
「早漏……♡なんですか…(笑)?」
「うっ…いや……あれでも、めっちゃガマンしてました…」
「ふふ♡そんなに気持ち良かったんだ〜(笑)」
本当に、どこまで自分のエロさに自覚的なのかわからない。
暴発したせいで、20分は2人で横になっていただろうか。もうそろそろ、終わりの時間が近づいていた。
にも関わらず、手持ち無沙汰になったのか、美月はだらしなくもたげた息子に手を伸ばし、
「あんなにおっきくなるのにー…よわよわなんだぁ…♡」
「っ…!」
AVだけじゃなく、エロ漫画も読み漁っているんじゃないか。
ち○こを握った美月は、またトロンとしたいやらしい目つきで微笑んだ。
「あ、あの…もう…」
「だめです…♡」
「今日はたくさんいじめるって♡」
「言いましたよね…?」
「いや、でも…もう時間が…」
と、言った矢先、美月がセットしていたタイマーが「ピピッピピッ」と静かな室内につんざく。
が、美月は時間表示を見ようともせず、淡々と音を止めてしまう。
「…この後、予約入ってないんです」
クスッ、と悪戯っぽい笑みを浮かべる美月。
たしかに中途半端な時間に予約したのは申し訳なかったが…
「まだ一緒にいたいなー…♡」
「……えーと…」
(俺だって一緒にいたいけど……)
前日が給料日だったこともあり、振り落とし未対応の支払い分が、まだ財布に残っていた。
延長料金は払える。でも、こうまで流されていいのか?
何故かつまらないところでプライドが邪魔をして決めかねていると、
「……あっ…♡」
…美月は、手元で膨らむ男の本音にめざとく気づいてしまう。
「いっぱい、いじめてあげますね…♡」
明日また銀行で下ろせばいい…あっさりと流されている自分がいた。
3.
アロマの匂いと、美月の女の子らしい匂い。
馨しい室内に、さっき吐き出した子種の匂いが微かに残っていた。
性懲りもなく性欲を煽られて。見境なく勃起したモノを見つめ、美月は微笑みで応える。
「あんなに出したのに…元気なんですね♡」
(あなたのせいなんですけどね…)
心の中で責任を押しつける。まあ、実際半分は美月のせいだ…多分。
新しいホットオイルとタオルを美月が用意してくれるのを、横になって待っている間。
淫靡な空気が充満するのとは対象的に、部屋の外からにわかに往来の声が聞こえてくる。
「お祭りも、もうすぐ終わりみたいですね…」
戻ってきた美月は、遠い目で窓の外を見つめる。
カーテンをかすかに開けて外を眺める視線は、なんだか物憂い。その目つきのままこちらを向くと、
「私、夏祭りは初恋の思い出なんです」
部屋の中に入ってきた街灯が逆光をつくる中、美月が打ち明けた。
「初恋…」
こちらを見つめながら、それでもその目は遠い初恋に向けられているのだろうか。
施術の準備を進めながら、美月は、滔々と思い出話を聞かせてくれた。
「小学校の頃…友だちと行った夏祭りで、鼻緒で足を痛めてしまって」
「しょうがないからひとりで境内に座って…悲しくて泣き出しそうでした。……いかにも子どもっぽいですよね(笑)」
「そうやって沈んでいたら、若い男の人が声をかけてくれたんです。最初は怖かったけど、なんだか優しい声で…」
「私が怪我してるのに気づいて、自分のハンカチを濡らしてきてくれて…。私、すごい嬉しくて。なんだか、はじめて本当の意味で人に優しくしてもらえた気がして」
「…結局、そのお兄さんとはそれっきりで。名前も…正直、顔も朧げなんですけど」
「考えたら、それが初恋だったなぁって」
「……」
話し終えると、美月はまたこちらを見つめる。過去を見つめていた焦点が、目の前の現在に定まる。
「仮名さんは…ちょっとその人に似てます」
「え…」
「……えーと、多分(笑)」
「ええ…?」
(オチがついたかと思ったのに…)
まぁ、よくある子どもの頃の麗しい話だった。
自分と似ているというのは…リップサービスのようなものだろう。
「だから…つい色んなことしたくなっちゃうんです」
「……特別、ですからね♡」
(な、なんだかむず痒い…)
当たり前だがそんな記憶はないし、年齢からいっても間違いなく自分ではない。
そんな、赤の他人である初恋のお兄さんの代わりにここまでしてもらうのは…なんだか虫が良すぎる話で落ち着かない。
だから、つい水を差してしまった。
「……そうやって皆に言ってるんじゃ…」
「え〜、ひどい(笑)誰にでもやってるわけじゃないんですからっ」
(そういう中で俺だけ…っていうのは…それこそ虫が良すぎるよな…)
他にもそういう客がいるのか?…と、そこまで聞くのはさすがに躊躇した。
あっさり、
「そうですよ?」
…なんて言われたら、大変なことになりそうだ。自分の心が。
美月の言ってくれる”特別”という言葉を信用するほど、彼女と関係を築けている自信はまだない。
だから今は表面上の好意に甘えて…初恋のおこぼれに預かることにした。我ながらなかなか最低だ。
「えっと…じゃあ、これもまた講習で教わったばっかりで…顔のリンパを流すマッサージなんですけど…」
きまりが悪いように、美月はもじもじと切り出した。
「……ホントに、仮名さんだけですからね」
「え?」
「ホントに…………から…」
だんだんと小さくなる声になる美月。ほとんど聞き取れなかったが、頬の火照りから恥ずかしがっていることだけはよくわかった。
美月が受けた講習は本当にまともなものだったのだろうか…とにわかに疑ってしまうが、とりあえず美月の言う通りの体勢…仰向けで彼女に膝枕される。
その状態で、首筋から鎖骨にかけてのリンパを流してくれる。マッサージはもともなのだろうが、その光景がすごかった。
(絶景…!っていうかでか過ぎる…!)
仰向けの視界は、ほとんど美月のおっぱいで埋まっていた。
彼女の顔は微かに前髪と鼻先が見えるくらいで、あとはおっぱい。
美月が手を動かすたびに、下乳がユラユラと揺れるのがわかる。
なるほど、これは美月が恥ずかしがるわけだ。
目を瞑らない限り胸を見ざるを得ない上、自分の巨乳のせいでその視線を美月は咎めることもできない。
(絶対、巨乳専用の施術ばかり教え込まれんだろうな…)
「この眺め最高です…」
「…わ、わざわざ言わないでください…」
責めている時は痴女になる美月が、恥ずかしさからたじたじな反応を見せてくれるのも、また最高だった。
前回の施術でも不満はなかった。むしろそれ以上の満足をもらったと思う。
だけど、おっぱいによる奉仕をしてもらいたいという欲求は、思っていたよりもフラストレーションになっていたらしい。
羞恥でできた隙を、ついつい強気に攻めてしまう…本当に最低だ。
「んー……」
「うぐっ…!」
美月は腹いせに、ゴリゴリとリンパを指圧する。
痛みを与えられるより怒った可愛い顔が見たいが…こればかりはしょうがない。おっぱいが大きすぎるんだから。
「……ねぇ、見すぎ…」
「……そ、そんなに見てるわけじゃ…」
咄嗟に嘘を並べるも、
「…鏡で、見えてますから……もう…」
「うっ…」
あっさりバレていた。よっぽど間抜けな顔を晒していたことだろう。
しかし、そんな恥も、美月の下乳を舐めまわすように眺められる幸福と比べたら些事に過ぎない。
「むぅ…」
「わっ…」
突然、膝枕を崩される。
調子に乗り過ぎたか…と焦る間もなく、
「ムニュ♡」
「…!!」
美月はこちらに覆いかぶさり…おっぱいに顔面が埋まる。
「っ…!むぐ……!」
息苦しさすら心地よい。
その息苦しさの中で、必死に美月の胸の匂いを嗅ぐ。もう変態そのものだった。
(このまま…死んでもいいかも…)
「……っ」
美月は羞恥で、何も言えなくなっているようだった。その顔は真っ赤に蒸気していることだろう。
「!…っ…!むっ…!!」
「チュ♡チュパ…♡チュ、チュ…♡」
思わず昇天しそうになっていると、美月は無言でこちらの乳首を唇と舌で責めてきた。
指で愛撫されるよりも柔らかな口撃が気持ちいい。
胸板に垂れる美月の細い髪もくすぐったく、感度を上げていた。
「っ…」
「チュ…♡チュ、レロ…♡」
言葉こそ聞こえてこないものの、恥ずかしさのせいで荒くなった吐息が色っぽかった。
「…!……!んくっ……!」
「ん……!」
こちらも漏れ出る声を抑えられないでいると、美月が身を起こした。
「……はぁっ…!」
新鮮な空気が入ってくる。
幸福感はとてつもなかったが、ずっと続けられたら本当に酸欠になっていたかもしれなかった。
「もう、はぁはぁしすぎ(笑)くすっぐたいですよ…(笑)」
「す、すみません…」
「……そんなに好きなんですか?」
「え…」
雲行きが見えない問いかけに、自分も身体を起こした。
「仮名さんって…おっぱい星人ですよね」
「うっ…!」
図星をつかれる。男なんてほとんどそんなモンだが…否定はできなかった。
「普段だったらこんなに恥ずかしくないんですからね?でも、すっごい見てくるから…」
「そ、そこまで…?っていうか俺のせいだったんですか…?」
「あんまり視線が熱っぽくて…すごいんですもん(笑)」
生活態度を省みる必要を感じた。…いや、こういう場だからだと思うが……気をつけよう。
「だから……」
美月はこちらの足を開かせ、鼠径部を目の前にして、再び覆いかぶさると、
「ムニュウ…♡」
「うっ!あ…!」
…ちょうど股間の中心を、おっぱいが包み込む。
「……♡びくびくってすごい…♡」
「恥ずかしいけど…おっぱいで、いじめてあげます…」
「ムニュ♡ムニュウ…♡」
「っ……!」
美月が身体ごと前後に動き、おっぱいでしごいてくれる。
ちょっとしたマットプレイのようだ。責められてるとはいえ、奉仕されてる感がすごい。
「はぁ…っ!あ…!」
「…すごい熱い♡ホントに好きなんだ…おっぱい(笑)」
と、美月は半ば呆れながらも、シャツをまくり上げた。
「……ホック、外して?」
「え……」
突然、願ってもない提案をされて戸惑う。
頼み込む度胸はなかったが、諭吉を叩いても見たかった、美月の裸の胸。
「……は…早くして」
「あ…ああ……」
ブラの前部のホックに手を導かれ、震える指で外す…。
「ん……♡」
「すごい……」
ブラを外して、驚いた。
全く垂れていない、丸いおわん型のかたち。
おまけに乳輪も小さく、アニメか3Dキャラのような、まさに美巨乳だった。
「ムニュ♡」
「あっ…♡」
思わず手を伸ばし、生のおっぱいを揉む。
指が沈むように柔らかく、弾力もある。最高の揉み心地。
「…お願い…優しくして…?」
目尻まで赤くなって、いじらしく囁く美月。
(…な、なんだか…すごくイケないことをしているような台詞だ…)
まあ、イケないことには違いないのだが。
「モニュ…♡ムニュッ♡」
「……ゃ…♡…や、やだ……触り方やら、し……んっ♡」
加えて、この感度の良さ。
これから先、美月以上の巨乳に出会えることはおそらくないだろう。
「モニュ♡モニュ…♡」
「んっ♡あっ…♡あんっ♡」
大袈裟に喘ぐので、最初は演技かと疑った。
しかし、掌から伝わってくる心臓の高鳴りは偽りない本当だった。
見られて恥ずかしいというのも嘘ではないのだろうが、どうも極度に性感帯であるというのも理由の大部を占めているようだ。
(っていうか…)
細身にそぐわないとは思っていたが、脱がせてみて確信した。
正直、美月の胸は…大きすぎる。個人差はあるのだろうが、
「…これ…G以上ない?」
「…まだ…んっ♡大きくなってる、から……わかん、ない…♡」
余裕がないのか、幼稚な口調になる美月が可愛い。
今でも手の中からこぼれそうなほどなのに…。美月には申し訳ないが、男たちのいやらしい目から逃れることは叶いそうにもなかった。
「……ん…ちょっと腰、上げて…」
「う、うん…」
美月の言う通りにすると、腰の下に太ももを入れてくれ、
「これで……パイズリ、してあげるね…?」
(……!!)
「…んっ♡」
美月の、巨乳というより爆乳といっていい大きさのおっぱいで。
「ムニュウウ…♡」
「うあっ…!!」
谷間の中に、ち〇こをすっかり包み込んだ。
おっぱい星人であれば誰もが夢見るであろう、パイズリ。
それを、こんな美人な美月にしてもらえるとは…。もうこれで、これからの人生どころか来世の徳まで使い果たしてしまったのかもしれない。
「ムニュ♡ムニュウ♡」
「んっ…♡おちん〇ん、おっきすぎ…逃げちゃいそ…♡」
「はっ…んう…!」
不思議な感覚だった。
両の乳房はふわふわとした感触で、なんだか雲に包まれているように感じる。
しっかりホールドされていないとオイルの滑りですぐにも逃げ出してしまいそうなはずなのに、圧迫感を感じさせない。
むしろ、おっぱいにち〇こを完全に沈められる幸福感が勝っていた。
しかし、美月が上下に動かしたり、ぎゅっと寄せると、
「ヌプヌプ…♡」
「あっあぁ…!き、気持ちいい…!!」
亀頭から根元まで、きめ細かい肌が吸いつき、柔らかい圧迫と摩擦で刺激してくれる。
美月のように大きく、かつ柔らかいおっぱいでなければ、これほどの気持ち良さは生まれないだろう。
この快感は手や口よりも断然ま〇こに、しかも名器のそれに最も近かった。
「ヌプヌプ♡ヌプッ♡ムニュウウウゥ…ッ♡」
「っ…!くっ…!!」
何より、見ているだけで勃起するほどのおっぱいでち〇こを奉仕してくれている視覚のエロさ。パチュパチュとおっぱいが跳ねるいやらしい音。
「んっ♡先っぽ…出たり入ったり…やらしー…♡」
すべてにおいて、すさまじい快楽。谷間の先からハミ出る亀頭は真っ赤に充血し、パンパンに膨れ上がっていた。
今にも射精しそうなのに、直接の刺激が柔らかい分、イきそうでイけないドライオーガズムの感覚がずっと続く。ち〇こがおっぱいの中で溶けてしまいそうだった。
「んっ…くちゅ…ちゅ…♡んぁ…」
ぬめりを足す唾液を唇から零す美月。
何もかもがエロすぎる。パイズリってこんなにすごいものだったのか…。
「やば、いっ…!気持ち、良すぎる…っ!!」
「あっ♡すごい、おちん〇ん…硬い…♡んっ♡」
美月のおっぱいま〇こを突き上げて…それでもイけない生き地獄に、いっそう激しく腰が動く。
「ヌプッ♡ヌプッ♡ムニュ、ムニュウ♡」
「いいよ…♡…イっていいよ…?」
「はっ、はぁ、はぁっ…!!イく…、イくっ…!」
「出して……いいよ…?んっ♡おっぱいに…出して…♡」
「イ…くっ…!!うっ…!っ……!!」
これ以上ない、という勢いで。
「ドピュ!ドピュルルッ!!」
「あっ♡……んっ…♡」
「はぁ…はぁ…っ!!」
美月の口元まで飛ばす、二回目とは思えない量の射精。
それでも、豊かな谷間はいつまでも吸いついて離れない。玉が空っぽになるまで搾り取られた。
「ん…」
吐精しきった後、美月はゆっくりと胸を開く。
白濁液で汚れた美月の谷間…女性の身体の部位に精液をかける趣味はなかったが、独りよがりな征服欲が満たされるのを感じてしまう。
ドロリ…とこぼれそうなそれを美月はまた指で掬い、口に運ぶ。
「ちゅぅっ…♡……んっ………苦い…♡」
まるで男の性を搾り取るサキュバスだ。
その魔性によって沈められる快楽の沼。もう完全にハマってしまっていた。
これが淫夢であるなら、どうか醒めないでほしいと思った。
4.
…二回目も早々に美月にイかされ、シャワーを済ませた後、余った時間で一服いただくことにした。
「あっ」
冷蔵庫を開けて戻ってきた美月が手にしていたのはお茶…ではなく、缶チューハイと缶ビールだった。
「前のお客さんがくれたんですけど、飲む時間なくて(笑)よかったら一緒に飲みませんか?」
「え…良いんですか?」
「私こっちしか飲めないのでビールになっちゃいますけど…」
普段あまり飲むことはないが、美月と飲むなら大歓迎だった。
まるでキャバクラだが…向こうと比べたら何倍も安上がりだ。
「私、こっちしか飲めないので…。ビールになっちゃいますけど」
普段あまり酒を飲むことはないが、美月と飲むなら大歓迎だった。
ぷしゅっ、と缶を開けた後、乾杯をして一口流し込む。
ビールののど越しがいやに心地良い。身も心も放心状態で、酔いの回りが早そうだ…翌日が休みの日に会いに来て、本当に良かった。
「…んっ…ちょっと苦いかも(笑)」
「え?チューハイが?」
「実は…あんまりお酒飲んだことなくて…」
「……あれ?美月ちゃんって20歳は…超えてるよね…?」
いきなり不安がるのを美月はクスっと笑う。
こういう仕事でサバを読むことはあっても逆サバはそうない、とのこと。
「超えてるっていうか…今大学2年って言いませんでしたっけ」
「ああ…そういえば」
ということは20歳…になりたてということか。
「まあ…ご想像にお任せします♡」
「そ、そこをぼかされると困っちゃう…なー」
「ふふ♡冗談ですよ(笑)」
人間誰しも二面性を持っている。美月もそうだ。
案外子どもっぽい面を見せてくれるようになったのは、甘えてくれているのだろうか。
「…そういえば、夏祭りでも飲んでたな。ビール」
独り言のようにつぶやく。
はしゃぐようなデートではなかったはずだが、若気の至りだろうか。
…別に美月をディスるわけではないが、成人したての頃は、自分も周りも無駄にアルコールを飲みたがっていた気がする。
(そういえば…)
彼女はあの時、珍しく笑っていた。
苦い思い出とセットになっていたせいで記憶が曇っていたのだろうか。
悪いことばかりではなかったのだ…と、遠い目をしていると美月が言った。
「…来年は、夏祭り」
「連れて行ってくれませんか?」
「え?」
これもまた冗談のつもりなのだろうか。
どちらにせよ、デートのお誘い(の誘い)には遠い話だった。
「それは…約束ですか」
「……約束です(笑)」
「浴衣、着てあげますから♡」
(それはまた、似合うだろうな…胸が大変そうだけど)
最後にふくれられても困るので、余計な言葉は口を噤んだ。
小指を差し出され、指きりをする。
連絡先も知らない。本名も知らない。
そんな女の子との不確かな未来へほのかな期待を置き去りにして、夏は終わった。