【続編のご希望、ありがとうございます。
おまけ作品をお届け致します。】
私の名前は、劉拳秀。華僑一族である劉家に名を連ねるものである。
今日は、私の宝物の話をしよう。
そう、私の宝物である妹の秀世の話だ
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、、優くん、そんなに嫌そうな顔をするな!
たまには義兄になる男の話に付き合っても良いだろう?
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秀世と私の年齢差は5歳だ。
これくらい離れると妹の生まれた頃のことはハッキリ覚えている。
突然現れた妹という生き物。無垢で無力なもの。
確かに三月さんの言う通りだ。私も秀世のオムツを代えたことがある。一緒に寝たいとおねだりしてくる彼女をベッドに呼び入れたらオネショでびっしょりとか日常茶飯事だった。少なくとも小学生低学年までは、秀世は可愛いけれども手の掛かる子供でしかなかった。
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恥ずかしながら妹に曲がりなりにも、性的興奮を覚えたのは、秀世が小学4年生の頃だったと思う。私はちょうど高校受験の頃だ。
秀世はこの頃から、他の小学生とはまるで違う容姿の輝きを身に纏い出していた。
ただ、私も断じてロリコンではなかったので、それだけでは妹に転ばない。
本当だよ?
この頃からだ。妹の憎っくき彼氏の君によると今も続いていると言う秀世の困った癖が現れたのは。
すなわち、
「添い寝をしていて、寝ぼけると隣に寝ている男性のベニスを握り締めてしまう」
パジャマの上からではない。器用に社会の窓から出したり時にはパジャマの中に手を入れてくることもある。
優くん「何でその時、矯正しようと思わなかったんすか!」と言われても良く考えてくれ、本当に矯正するか!?男として。
やれるなら今からでもやってみたまえ。
何?恋人同士ならありだと?やっぱり殺す!
、、、おっと失礼!!
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しかし、小学生の頃はまだまだ可愛いなあってくらいの感覚で済んだのだ。
こちらも困ってきたのは、秀世が中学校に上がったあたりからだ。
秀世は、もう目に見えて美少女になっていってた。
もうそこらのアイドルなんか目じゃないくらいだ。対するこちらは高校生なのだが、あの容姿の輝きに対抗出来る女性は近くにいなかったな。
優くんはジト目でこちらを見てくるが、そういう君だって、近くの姉弟みたいな美幸くんに転んできたじゃないか?似たようなものだろう?
「一緒にするな!」と怒られても、、君、少し気が短くていかんな。
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言っておくが、私だって、恋人が何人かはいた。
そんなに驚くことではないだろう?
でなければ、これから話すことを秀世に教え込むことは出来ないではないか。
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と言っても私が秀世に教え込んだことは2つしかない。
一つは、いかに私が気持ち良くなれるかを突き詰めたフェラチオ。
いわゆるバキュームフェラだ。
中学生から仕込んだが、最初は飲み込めなかったりして秀世も苦労していた。
こちらも根気よく教えたのだ。
、、、優くん?何をそんなにカリカリしておるのだ?
君だって、さんざん秀世のフェラチオの恩恵にはあずかっているだろうが。
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もう一つは、秀世をいかに気持ち良くさせられるかを追及したクリトリスなぶりだ。
この成果だけは、優くん、君にだけは教えない。
何?誰にも教えるなって?そうだな、三月さんには詳しく教えてくれと言われて、、痛い、痛い、分かった、誰にも教えないと誓うよ。あの私の指加減で潮を吹きながら逝きまくる秀世の思い出も私の大切な宝物だからな。優くん、その目本当に怖いからやめて。
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しかし、その宝物も今は大学一年生にまで美しく成長し、、成長、、くうっ!!あいつ突然、優くんと籍を入れたいなどと言ってきくさった!!
、、、いかん、いかん、私としたことが、薄汚い言葉を。
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優くん、君のことは、私も良く知っているつもりだ。
一言で言えば真面目で正義感が強くて一本義な好青年。
若くて経験こそ不足してはいるが、極めて信頼に足りる男だと思う。
いや、そんなに照れられても。
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まあ、ここ数ヵ月の秀世は、優くんの大学に入ることに文字通り命を掛けて勉学に励んでいたよ。
実のところ、我が家には、優くんと秀世のお付き合いを否定するものなど、そもそもおらず、それゆえ「あまり無理をせず、優くんに連絡を取ったらどうか?」とは勧めていたのだよ。
でも、秀世は頑として聞かず、文字通り寝食を忘れて勉学に取り組んでいた。
その努力が報われたことは兄として素直に嬉しい。
あの日の朝、秀世は輝かんばかりの顔で少しはにかみながら聞いてきたのだ。
「お兄さま!今日は優さまとの再会の日なのです。私の格好はおかしくありませんか?」
可愛い、、、お前は何を着ても可愛いよ。
優くんだって心待ちにしているはず、お前はお前のままで大丈夫だよ!と送り出したのだが、、、。
優くん?その夜は秀世を帰さなかったね!!
三月さんから、母様に「秀世ちゃんは桂木家で貰ったよん!」とか言うふざけたメールが来ていたようで大変だったんだ!
おじいさまが「三月くんのところの坊主はやっぱり殺す!」とか言って対戦車用のRPGを持ち出そうとするのを周さんと二人で必死に止めてやったのだよ。感謝したまえ。
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それが、翌朝、寝不足でふらふらしている秀世を送ってきた君は、おじいさまに思いっ切りぶちまけたな。
「秀世さんと、籍を入れさせてください」と。
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「ワシはいやじゃ~」
「そうです!早すぎます!!」
おじいさまと私の悲痛な叫びが屋敷に響き渡っていたのだ。秀美母様は呆れていたが。
繰り返すが、秀世と優くんのお付き合い自体を反対するものは劉家にはいないのだ。
それでも、秀世が18歳で結婚してしまうのは辛いのだ(涙)。
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「私と三月先輩のように、ちょっとしたボタンの掛け違えで、好き同士でも結婚出来ない時があるのだから、この際良いんじゃない?」
一見、母様が良いことを言っているように聞こえるが、誰も聞いちゃいない。何故なら母様は、三月さんの言うことなら何でも聞いちゃう三月さんの手先だ。
「これからの老後はお互い自由に~」
とか言って、なんと母様は父様と円満離婚してしまったのだ。
まあ、父様は、昔も今も劉家の重要な仕事のパートナー会社の社長。母様はこれからも仕事のかけがえのないパートナーとして父様とお付き合いは続けるらしいが。
その上、何をどうやったかは知らないが、君のお母様の沙織さんとうまく話をつけたらしく、週一日は三月さんと熱い一夜を過ごしているらしい。
いわば、うちの女性陣はみんな三月さんと君に取られてしまったわけだ。
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「拳秀さん。俺は拳秀さんとの約束は守ります。結婚するまで秀世ちゃんの純潔には手を出さない!」
うん、立派だよ優くん!
んじゃ、再会の夜は何してたの?何で秀世はあの日、寝不足でふらふらしていたの?それからも毎日、秀世が君のアパートにお邪魔して何をやってるの?週末は秀世が君のアパートにお泊まりして何やってるんだよ!
文字通り、貫通行為以外はみんなやっちゃってるんじゃないの!?
図星って顔をするな!殺したくなるんだよ!
、、、ごほんごほん。今年の花粉症は厳しいな。
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この間の日曜日の顛末は知っているね。
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数日前に秀世が嬉しそうに尋ねてきたよ。
「お兄さま、今週末の日曜日はご自宅にいらっしゃいますか?」
可愛い秀世が、いてと言うなら私は何があってもいるだろう。きっとおじいさまも同じだよ?と言ってやった。
「良かった」
秀世が最近、バストアップした胸を撫で下ろろしたんだ。
カップBがCになったくらいの変化だが、優くん、君、身に覚えは?ぶち殺すぞこら!
、、、おっと、ごほんごほん。
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「日曜日、三月おとうさまがご挨拶に伺いたいとおっしゃってます」
いや!ワシはその日はやっぱりいないんじゃー、と大人げなく叫ぶおじいさまの首を母様が締め上げていたよ。
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日曜日、ものすごいどや顔の三月さんが、呆れ顔の沙織さんと一緒にいらっしゃった。
三月さん、、その笑顔、、ぶち殺したいと本気で思ったね。
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「こんにちは~何をしに来たか分かるよね~」
「三月くん!簡単にここを通れると思ったら大間違いじゃ、秀世が欲しければ、ワシを倒していくが良い」
まあ、年寄り同士、別に肉弾戦が行われた訳でもない。
勝負方法決めの三回勝負のじゃんけんの結果、劉家二大怪獣の対決は将棋に委ねられることになり、事実上勝負ありとなった。囲碁ならともかく、将棋じゃおじいさまは三月さんの敵ではない。都合98手目を持っておじいさまは三月さんに投了し、おじいさまはあっさり倒されたよ。
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どや顔の三月さんをどやしつけて沙織さんが言ったんだ。
「パパ、いくら身内だからってふざけないで!ちゃんと礼を尽くしなさい!秀美さん、秀世ちゃんはうちに来ても、不安を相談していました。今の幸せがこのまま続くのか心配だと。彼女がそんな不安を抱えてしまったのは私たち周りの大人の責任です。二人の新生活を認めてあげましょう」
沙織さんは凄い!これで勝負有りだった。
君と秀世の婚姻届提出が決まった瞬間だったよ。
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ああ、秀世、幸せにな。
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君は秀世と連れ添って、美幸さんに婚姻の報告に行くらしいな?
生真面目な君らしいよ。
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君たちが帰ってきたら、劉家に新しい家族が増える。
たくさんの人たちの想いを受け止めて、幸せなってくれ。
心から心からそう思うよ。
これからもよろしくな、優くん!